〜第二章 "擡頭"〜  
 
コウキは、先ほど乱行の後始末をしていた。  
ティッシュで自分の精液の残滓と、ナタネの腰にかかった粗相を拭き取る。  
「ナタネさん、どうして、僕を、誘ったんですか・・・?」  
コウキが、今になって、ありきたりな質問をする。  
「それはね・・・」  
ナタネが初体験を回想する。強姦と調教によって失われた貞操。そのつらい過去を。  
 
それは、ハクタイの森でのこと。  
「やぁ!あなたもここの噂、気になってるんだ?」  
「うん」  
「森の洋館のお化けポケモン・・・怪しい人影も見るって 話も耳にするしね・・・」  
「そうなんだ・・・」  
「あたしが調べればいいんだけど、中に入るのはちょっと・・・」  
「怖いんだろ?」  
少年が意地悪そうに私に聞く。  
「えっ、違うもん・・・ほら、あたし、ジムリーダーで色々あるからね!ねっ、色々あるから・・お化けが怖いとかじゃなくてね!」  
「じゃあ、ナタネさんが行ってよ!お化け怖くないんでしょ?俺、怖いからさ・・・」  
「しょうがないな・・・じゃ、じゃあさ、二人で行きましょう?それなら怖くないでしょ?」  
「・・・うん、それなら大丈夫だけど、ナタネさん色々あるんでしょ?」  
少年が微笑しながら訊く。  
「大丈夫、今日はもう店じまいだから」  
「何だってんだよー、ナタネさん、都合よすぎだよ!」  
「はいはい、じゃあ行きましょう」  
乗り気で言ってみた。実はあの時、互いに平静を装ってはいたが、心底恐怖によって動揺していたことを覚えている。  
そして、私たちは森の洋館に入って行く。  
 
「このテレビが怪しげだね・・・」  
「うん・・何かポケモンっぽくない?」  
やっとの思いで不気味な画面のテレビが置いてある部屋に辿り着いた。  
私は胡乱気にテレビを何度か覗いてみた。  
「ちょっと叩いてみるかな、とんとん・・・」  
「ナタネさん、危ないっ!」  
テレビの中の「ポケモンっぽ」いものがテレビから飛び出す。  
「うわぁッ!」  
「きゃあッ!」  
私と少年はびっくりしてそのいきものを見る。  
「何あれ・・・?」  
「待てよ、あれは・・?」  
そういって少年は図鑑を取り出す。  
「ロトム、プラズマポケモン。主に電化製品に乗り移り悪さをする。」  
「これが事件の黒幕か・・・必ずゲットしてやる」  
そうして、少年は見事にロトムをゲットした。私たちは、一通り、館内を巡り、外に出た。  
「はああぁっっ・・・・」  
互いに安堵の溜息を漏らす。  
「怖かったぁ・・・やっぱ・・あたし、こういうのダメみたい・・・」  
「ふふっ、ナタネさん、やっぱ怖かったんだ・・・?」  
少年に指摘され、ちょっと赤ら顔になるのを感じた。心なしか顔が火照っているような気もする。  
「だって、おヘソがひくひく動いてるよ・・・」  
「きゃうっ」  
そう言って少年は私の体を押し倒す。そして、私の腰を卑猥に撫でたり、もみもみし始める。それが些かくすぐったい。  
「女の人の肌って、こんな柔らかいんだね・・・」  
「・・・や、やめてよぉ・・・くすぐったいからぁ・・・」  
声に力が入らない。そうしているうちに、少年は、私の胸を弄り始めた!  
 
「ちょ、ちょっとぉ!ジュンくん、どこ触ってるのッ!?」  
「どこって、おっぱいだよ。ナタネさんっておっぱい意外とあるんだね・・・」  
「ダメ、やめてぇ、やめてよぉ・・・」  
服の上から胸を揉まれ、息が次第に荒くなっていく。  
私はモンスターボールを取り出そうとしたが、ジュンが唐突に刃渡り10センチ辺りのナイフを私の目の前に突きつけた。  
「ひっ・・・!」  
「ダメだろ。助けを呼んだら、その腰をずたずたに切り刻むぜ」  
私は恐怖のあまり、手足が全く動かせなくなってしまった。今でも鮮明にその少年の鋭い眼光を覚えている。  
そして、ジュンは私のズボンの中に手を入れ、指で秘唇を撫で上げる。  
「ぃやあッ、やめてぇ、そんなとこ・・・ああぁっ、お願い、やめてってば、あうぅっ、ああぁン・・・」  
無意識のうちに、喘いでしまう私。この子ったら、何故ここまでコツを得ているのかいら・・・  
「やめてじゃないだろ?ホントは気持ちいいんでしょ?アソコがすっごく濡れてるよ」  
「い、言わないでぇ・・・はあぁん、恥ずかし・・過ぎるよぉ・・・あうううン・・」  
くちゅっ、にちゅっと淫靡な音と私の嬌声がハクタイの森にこだまする。そんな中、ジュンが指の動きを早めていく。  
「あっ、ああっ、あああぁん、もう、ダメぇ、許してぇ・・・」  
「何がダメなの?」  
突然、ジュンが指を抜いてしまった。  
「いやああン・・・ぬ、抜かないでよぉ・・・」  
もじもじしながら太股を動かして身悶える私にかまわず、ジュンは耳打ちをした。  
「そんなっ、あたしに、そんなこと言えって、いうの・・・?」  
「言えないなら言わなくていいよ。俺は帰るぜ」  
「待って!・・・言う、言うから帰らないで・・・」  
そう言って、私はジュンをどうにかして引き止めた。  
「お願いです。あたしを・・・お臍と腰を、触られるだけで、感じちゃう、いやらしい・・・・メス奴隷に、して・・下さい・・・・」  
遂に、言ってしまった。この上ない羞恥心に思わず耳まで紅潮させてしまうような体の滾りを感じた。  
「よく言ったな、ご褒美にナタネさんの処女を貰ってやるぜ」  
「えっ、そんな・・・約束が違うじゃない・・・!」  
最早、聞く耳を持たないジュンは獣の如く私のズボンと下着をずり下ろし、肉棒を遠慮なく挿入する。  
「い、いったああああああああああぁぁぁぁぁぁぁっっっっっ!!」  
処女膜が破れる痛みに不覚にも絶叫してしまった。今の声が聞かれたら人が駆けつけてくるかもしれないのに・・・  
 
「いた、い・・・抜いて・・・・抜いてよォ・・・ッ!」  
ジュンが、激痛による叫びを掻き消そうと、私の唇を奪う。  
「んんっ・・・んん! んん、ん、んんんん〜ン・・・」  
ディープキスによって口腔を嬲られながら、私は快感による声を漏らす。ジュンが、互いの唾液に濡れた唇を離す。  
(されちゃった・・・ジュンくんに・・・あたしの、はじめてが・・・)  
そんな感傷的な思考も、すぐに頭の外に弾き飛ばされた。  
ジュンが、血をにじませている私のそこに、抽送を始めたのだ。  
「あ・・んあ・・・あッ・・あ・・・」  
断続的に襲ってくる、体の最奥部からの痛みに、動くことどころか呼吸さえままならない。  
「やめ・・・て・・・・うご、か・・ない、でェ・・」  
やっとの思いで、それだけを言う。だが、ジュンは動きを止めようとはしなかった。ゆっくりと、先ほどまで処女だった私の体内に送り込む。  
「あァ・・・ぁ・・・ア・・アァ・・・あつい・・・あついの・・あついよォ・・・」  
私は、まるで童女のような口調で、そう繰り返していた。  
「ナタネさん・・ナタネさん・・・」  
ジュンも、荒い呼吸の合間に、囁くような声で、そう繰り返している。その腰の動きは、少しずつ速くなっているようだった。  
「あァ・・・あつい・・アソコが、すごくあついの・・・・ンあああぁ・・はァああぁ・・・」  
今やジュンは、何かに取り憑かれたかのように、腰を激しく動かしていた。痛々しく引き伸ばされた私の膣口から、血と愛液が溢れ散っている。  
「ああぁ・・・あたし・・もう、だめぇ・・・ああッ・・・あああっっ・・・だめぇぇっ・・イッちゃう・・・!」  
「ナタネさん・・・俺も、もう・・・イクッ・・・!」  
一瞬、中出しは子を孕む危険性があることを思い出たのか、どうにか、ジュンはペニスを引き抜いた。  
そして、自分の一物を扱き上げ、激しく射精する。  
白濁液が、私の臍をぴちゃぴちゃと叩く。その刺激のせいもあるのか、私も、絶頂に、達してしまっていた。  
「ああッ! あッ! あッ! あああああああぁアーッ!」  
私の体が、ぴくぴくと立て続けに痙攣する。そして、意識が暗い闇の底に沈んでいく。  
 
意識が――戻った。  
ジュンは私の顔を窺いながら、臍を舐め上げている。  
「いやぁ・・・あああぁん・・・また、感じちゃう・・・」  
「どう?おヘソと腰、気持ちいいだろ?」  
「うん・・・」  
「これから、ナタネさんはおヘソと腰を触られるだけで感じる、変態さんとして生きるんだ」  
「いやぁぁ・・あたし・・・そんな・・変態さんなんかじゃ、ない・・もん・・・!」  
「今更気取るなよ、腰がかくかく動いてるぜ」  
「それはぁ・・・」  
「ナタネさんなら、ヘソと腰だけでイけるぜ」  
そう言って、執拗に臍の辺りも舐め回す。それと同時に腰も淫らに撫でる。  
「あああぁん・・・んあ、あああ・・・ふあッ、ふぁあ〜ン・・んあああァ・・・だめぇ、また、イッちゃう・・・!」  
「イけ、何度でも・・・イクんだ・・・ナタネさん・・・」  
「あいっ! ひいいッ! だ、めえ・・・ッ! ああーッ! こ、こんな・・・こんなの・・・! ああああああアアアァァァァッ!」  
 
臍と腰への愛撫は何日も続いた。  
気が向いたときにジュンは私をかどわかし、度々絶頂に追いやる。  
しかし、突然、その調教と開発は幕を閉じてしまった。  
それが、私の欲求不満を駆り立て、ジムに来る男の子への破廉恥な行為を引き起こすきっかけとなったのである。  
 
「そういうことなの・・・だから、寂しいの」  
哀愁の表情が漂うナタネの目には涙が浮かんでいるように見える。それが、コウキにとって、無性に辛かった。  
(ともかく、救ってあげたいけど、どうするべきなのかな・・・)  
コウキが思い悩む。まだそのあどけない思考では、うまく対処しきれない。  
「とりあえず、今日は、もう、寝よう・・・?」  
そう言われて、無言のまま、コウキは床に就く。  
 
〜第二章 "擡頭" 完〜  
 
 

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