〜最終章 "正鵠"〜  
 
「あっ、あふぅ・・・あぁン・・あううぅん・・・」  
一通り浣腸で後ろを清めてから、シャワーを浴びた二人は今、接吻の齎す快楽を享受している。  
「よし、もうここは準備OKだな」  
ジュンがナタネの肛門に指を突き入れ、出し抜きする。そのたびに、はぁっ、はぁっ、と荒い息がナタネの口から漏れる。  
「入れるぜ」  
「・・・うん・・・」  
ナタネが少し躊躇しつつ、返事をする。  
その躊躇いに隠された期待に、手の中の丸いお尻が、ぷるぷるとおののいている。ジュンは、ゆっくりと腰を進めた。  
にゅるっ、にゅぶ、にゅにゅにゅにゅにゅにゅにゅ・・・・・。  
「ふわっ、はわぁあああああああっ・・・!」  
括約筋の強い締め付けを感じながら、ナタネの中へと肉幹を挿入する。  
「すごいっ・・・・ああぁ・・は、入ってくる・・・・入ってくるぅ・・・!」  
ごつごつした肉竿が直腸粘膜を擦る快感に、ナタネは、がくがくと体を震わせた。  
恐らく、排泄の時の一瞬の快感を、無限に引き伸ばしたような、そんな気持ち良さを感じているのだろう。  
きゅううんっ、と、きつい力が、ジュンの肉棒を締め上げる。  
「ああっ・・・・はぁ、はぁ、はあぁ・・・」  
「ナタネ・・・全部、入ったよ」  
そう告げるジュンにナタネが色っぽい流し目をよこす。  
突然、ジュンがナタネの予想しない台詞を吐く。  
「そろそろ、いいかな・・・・」  
「えっ・・・?」  
聞き返すナタネに構わず、ジュンが窓に向かって手招きする。  
そして、思わぬ人物がナタネの部屋に押しかけてくる。  
 
「ナタネさん・・・・」  
「こ、コウキくん・・・!」  
そう。その人物とは、先日、ナタネが胸襟を開いて悩みを打ち明けた相手、コウキだったのだ。  
「そろそろ来る頃だと思ったぜ・・・」  
「別れの挨拶に来ただけ・・だよ・・・」  
「まぁ、せっかく穴がまだ二つもあるんだから、楽しんでいけよ」  
心なしか自信無さ気に言うコウキに、ジュンが快楽に溢れる行為に招聘する。  
「ただ、こっちはまだやってないけどな」  
「ふあっ、いやあぁっ・・・あくうぅぅん・・ああァン・・・」  
そう言って、ジュンはナタネの秘唇に中指を突っ込み、ぐちょぐちょと卑猥な音を立ててかき回す。  
羞恥と、挿入への期待が募ったのか、ナタネが膝の辺りまで愛液で濡らしてしまう。  
「どうする?このままおさらばと来ちゃ、ナタネさん泣いちゃうぜ」  
「・・・・・」  
「ナタネもおねだりしてみろよ。このままじゃ、コウキ帰っちゃうよ」  
主導権を我が物顔にして振舞うジュン。彼はとっさにナタネに耳打ちした。  
「えっ・・・!そんな、恥ずかし、過ぎるよぉ・・・」  
相当恥ずかしいと感じているのか、耳まで真っ赤にして俯くナタネ。  
その証拠に、どぷっ、とナタネのワレメから新たな汁が迸る。  
「コウキ、どうやらナタネは今日はパスみたいだ。帰っていいぜ」  
ジュンの残酷な宣言に、コウキとジュンは言葉で表しきれないほどの冷徹さをジュンから感じ取っていた。  
「ちょっと、待って・・待ってよぉ・・・! コウキくん・・・。言うから・・・言えば、いいんでしょ・・?」  
口で返事をする代わりに、こっくりと頷くジュン。ナタネの顔が、更に紅潮する。  
「お願い、コウキくんの・・・・おっ、オチンチンを、あたしの・・・・いやらしい・・・・オ、オマ×コに、入れて・・・・下さい・・・」  
あまりにも淫らな懇願をしてしまったナタネは、消え入りたいほどの羞恥心により俯きながら涙をぽろぽろ流す。  
それが、コウキの性欲を最大限に活性化させる。  
コウキは、無意識のうちに、ナタネの元に歩み寄り、ズボンとブリーフを自らずり下ろしていた。  
 
「ンあああああァァっ!」  
「うぐっ・・・!」  
何の前触れもなしにナタネを貫くコウキ。それにより不意にぎゅっ、と締まる括約筋に、ジュンが声をあげる。  
コウキは無我夢中で、遮二無二ピストン運動を続ける。まるで何かに取り憑かれたかのように。  
ジュンも負けじと、前後運動を始める。  
前後から剛直によって貫かれ、ナタネは苦しげな声をあげた。しかしその響きの中には、確かに快感の色がある。  
「んあァ! あぅ、うッ、うぅッ! んうぅ〜ッ!」  
直腸と膣の間の薄い肉の壁が、二本のペニスによって揉みつぶされ、擦り上げられた。  
その感触をより楽しもうとするかのように、ジュンは殊更腰の動きを細かく、速くする。  
「はひぃいッ!」  
とうとう、ナタネの中で、括約筋を押し広げられる苦痛に、前後からの圧倒的な快美感が勝った。  
「イイっ! スゴいィ! あうぅゥッ! ・・・こんな、こんなの・・あたし、はじめてッ・・・!」  
もはや、快感のために自ら腰を動かすこともできず、声だけを出す人形のように、二本のペニスの動きに翻弄される。  
「お、おかしくなるゥ・・・奥で、ぐりぐりして・・・ッ! あたし、おかしくなる、おかしくなっちゃうゥーッ!」  
半開きにした可憐な口から涎までこぼし、ナタネは言葉通り半狂乱になって悶えていた。  
「ナタネ・・・お前、結局、誰のチンポでもいいんだろ?」  
興奮により息を荒くしながら、ジュンがナタネの耳元で囁く。  
「そっ、そんなァ・・・ああぁッ・・・あたし、そんなんじゃない・・・もん・・・」  
「言えよ。自分が誰のチンポでもいい淫乱女だってことを」  
ナタネの抗議に、ジュンは彼女の腰を汗と体液にまみれた手で撫で回す。  
「きゃうううぅゥン・・・あひいいぃぃっ! も、もうっ・・・ダメえっ・・・ダメなのぉっ・・・!」  
そして、遂に、ナタネの頭の中に残っていた幽かな理性の灯火も、消えた。  
「スゴいのォ! あたしのアソコとお尻、オチンチンでいっぱいィ! いっぱいぃッ!」  
そして、嘗てジュンにしこまれた淫語を、狂ったように喚き散らす。  
「イク、あたし、両方で、両方でイっちゃうーッ」  
ナタネが、絶頂に全身を細かく痙攣させた。  
 
「イ・・・イっちゃった、イっちゃったのにまだ・・・ふあああああ! お尻とオマ×コとおヘソ、スゴいのォ!」  
ナタネが両穴責めによって絶頂を迎えても、ジュンの腰の動きと、ナタネの腰への蹂躙は止まらない。  
さらには、コウキの腰まで、何かに取り憑かれたかのように激しく上下し、ナタネの下半身を責めたてる。  
「きもちイイよォ! あたし、オチンチン大好き! オチンチン大好きなのォ!」  
「ようやく白状したな・・・そろそろ、俺も・・・イ、クッ・・・!」  
ナタネの狂乱が感染したかのように、ジュンとコウキも最後の時を迎えた。  
「あぅッ! あつい、あついィいいいいいいいいッ!」  
敏感な直腸粘膜に、次々と熱い精液の弾丸を撃ち込まれ、ナタネもかつてないほどの絶頂に押し上げられる。  
そして、激しく収縮する膣内の微細な蠢動が、コウキをも絶頂に追い込んだ。  
「んぁッ!」  
短いが決定的な敗北の声をあげ、コウキが下から大量の白濁液を、ナタネの中に注ぎこむ。  
「ぅああアッ! あアッ! うあああああああああアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァーッ!」  
体内でなんどもしゃくりあげ、精液を放出するコウキのペニスの動きに、ナタネは最後の絶叫を上げた。  
びくびくと、まるで熱病患者のように、ナタネの小さな体が痙攣する。  
そして、ジュンとナタネの意識は、暗く優しい闇の中に、どこまでも堕ちていった。  
「ふうーーーっ・・・」  
辛うじて意識を失わずに済んだコウキは残滓をティッシュで拭き取る。  
コウキは、ベッドにあった掛け布団を幸せそうな寝顔で眠っている二人に掛けてやる。  
そして、ナタネの部屋を後にする。  
 
「全く、あの二人は世話が焼けるぜ・・・・」  
そんなことを言いながら、サイクリングロードでクロガネジムに向かうコウキ。  
さわやかな風が、コウキの短髪を靡かせる。  
「じゃあ、次のジム・・・あっ、やべっ! まだ、勝ってなかったんだ・・・・」  
そう。コウキはまだナタネにジム戦で勝っていなかったのだ。  
「まあ、また会えるってことかな・・・・」  
ナタネとの再会を期待して、コウキはその顔に莞爾とした表情を浮かべ、そのままクロガネシティに向かっていくのであった。  
 
〜最終章 "正鵠" 完〜  
 

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