地下通路のおべんきょう  
 
「そうそう、化石が見えてきたらピッケルに持ち換えて…」  
ここはシンオウの地下通路。  
初めてここに来たヒカリは、何の因果か偶然出くわしたヒョウタに化石の掘り方を教わっているところであった。  
「おっと、危ない。」  
壁が崩れ始めた瞬間、ヒョウタがヒカリの手首をグイと掴んで壁から引き離す。  
「壁が崩れ始めたら、化石は諦めて離れないと危険だからね。  
手元だけじゃなくて広い範囲をしっかり見ておかなくちゃいけないよ。…ケガは無いかい?」  
師であるヒョウタは穏やかな口調で化石発掘のイロハを教えながらも、  
ケガはないかと心配そうな視線を走らせヒカリに降りかかった砂ぼこりを払ってやる。  
「はい、ヒョウタさんのお陰で大丈夫でした。…でも壁が崩れそうなのにも気付けなかったなんて、悔しいなぁー…」  
ピッケルを握ったままシュンと肩を落とすヒカリ。  
ヒョウタはそんな彼女にくすりと微笑すると、視線が同じくなるようにやや膝を屈めてヒカリの頭を撫でてやる。  
「初めから上手く掘れる人なんていないさ。ヒカリちゃんは飲み込みも早いし、すぐに上達するよ。」  
「…ありがとうございます、……うんっ!なんだか自信出てきたっ!」  
先程までとは一転、表情に光を取り戻したヒカリの様子にヒョウタも安心したような柔らかい笑みを零す。  
「はは、…とりあえずここで一回休憩にしようか?一度掘り出した化石やタマの整理もあるしね。」  
ヒョウタが荷物から温かいお茶と美味しそうなチョコレートを取り出すのを見て、ヒカリは瞳を輝かせた。  
 
「ヒョウタさんって本当に優しくていい人ですよねー!私のお兄ちゃんかお父さんだったら良かったのになー。」  
チョコレートを嬉しそうに頬張りながら本気で残念そうにヒカリが言う。  
彼女に悪気は無いのだが、ヒョウタはどうやら過去にもこのようなセリフに関する苦い思い出があるらしく  
女の子はみんな同じ事を言うものなんだなぁ…と思い返して一人苦笑した。  
「なんか同じ布団で寝てても絶対何も起きなそうな安心感がありますよねー。」  
子供らしく歯に衣着せぬ発言ではあるが、その発言の内容はとても10歳そこらとは思えない。  
最近の子は妙にマセているんだな…と、ヒョウタは他人事のようにぼんやりと考えた。  
「あはは…、そんなことないかもしれないよ?  
男なんてみんな心の底では何考えてるか分からないんだから、ヒカリちゃんもあんまり隙を見せちゃダメだからね。」  
ぴし、と人差し指を立てて忠告するように言葉を返すと、確かにこれじゃ父親か過保護な兄かもしれない、と思った。  
「大丈夫、大丈夫!それじゃあ、さっきの続き掘り始めますねっ!」  
振り返りざまに短いスカートをヒラつかせながらにっこりと見上げる無防備な笑顔に、  
全然自覚してないじゃないか…とヒョウタは人知れず心の中でツッコミを入れて苦笑した。  
 
低い位置の化石を前屈みになって掘っているヒカリ。  
本人は気付いていないようだが、スカートが短すぎるせいで下着が見えてしまっている。  
ヒョウタはやれやれ…と小さく溜め息を吐く。やはり先程言った事を分かってもらえていないようだ。  
注意しようと口を開きかけた瞬間、彼の頭に面白い案が浮かんだ。  
「…ヒカリちゃん。」  
背後から唐突に抱き締める。髪からふわりとシャンプーの甘い香りがした。  
「わぁっ!いきなりどうしたんですか?ヒョウタさんっ」  
あまりにも急すぎるヒョウタの行動に驚いてヒカリはピッケルを取り落としてしまう。  
「君は、少し油断しすぎだよ?」  
普段とは違う、甘く低い声で囁きながら、ヒョウタは鼻先でヒカリの髪を掻き分けて白い耳たぶに軽く口付ける。  
「えぇえ…っ、ごめんなさい…!?」  
ヒカリは本能的な恐怖を感じながらもヒョウタに抱きすくめられいて動くことが出来ない。  
ひくん、と背筋を震わせるのが精一杯だった。  
「さっき、あまり隙を見せるなって言ったばかりだよね。大人の忠告は素直に聞かないといけないよ?」  
くすり…と、いつもなら決して見せないであろう意地悪い微笑と共に、  
ヒョウタの大きくてゴツゴツした掌が服の上からヒカリの膨らみ始めたばかりの胸をゆっくりと揉み始める。  
「や、やだぁっ!ごめんなさい、分かったから…分かったから離してくださいよぉ!」  
耳まで赤くなりながら、ヒカリは振り返って必死に声をあげる。  
しかしそんなヒカリに対してヒョウタは何も言わずににっこりと微笑んだだけだった。  
 
「っ…、もぉ……離してくださ、…ひぁ…!」  
執拗にヒカリの胸を揉んでいたヒョウタの指が胸の先端を重点的に弄くり始めると、  
時折我慢しきれなかったらしい甲高い声が漏れる。  
「…ダメだよ。ヒカリちゃんはあまり人の話を聞かないところがあるからね。  
カラダに叩き込んでおかないといつかもっと危険な目に遭うかもしれないよ?」  
言い終わるとたっぷりと唾液を纏わせた舌でヒカリの首筋から耳の裏までをねっとりと舐め上げ、  
ワンピースの胸元から手を差し込んで直に胸に触れる。  
「ん…っ、ヒョウタさん………いたい、です…!」  
軍手をしたままだとその感触が敏感になっている胸には少し痛いのか、ヒカリの体が強張った。  
胸を揉んでいるヒョウタの、細身ではあるが意外と筋肉質な腕にぎゅうっとしがみつく。  
「あ、ごめんね…。」  
さっき化石を掘っていた時のように優しく頭を撫でられ、普段どおりの柔らかい微笑を向けられる。  
ヒカリはようやくこの行為が終わるのでは…と淡い期待を抱いて微笑み返した。  
しかしヒョウタは軍手の指先を軽く噛んで手から引っ張り外すと、再びヒカリの胸を弄くり始めるのだった。  
 
「ひょうたさ、ん…ッ……!…もぉ、っ…いいでしょ…?」  
先程からずっと、胸の先端を強弱をつけて弄んだり耳たぶに歯を軽く立てたり…と、ねちっこい責めが続いている。  
その所為であろう、ヒカリの呼吸は荒く不規則になっていた。  
その吐息も溜息交じりで、静かな地下通路に響き渡るようだ。もしも人が来たらすぐにバレてしまうであろう。  
「あはは、まだまだ良くないよ。だいぶヒカリちゃんも感じてるみたいだし、こっちはどうなってるのかな?」  
ヒョウタが片手では相変わらずヒカリの胸を揉みながらも、もう片方の手で太腿をいやらしく撫で上げて笑う。  
そっとスカートの中にその手を侵入させて秘裂に触れてみると、ショーツの上からでも分かるほどに湿っていた。  
「わぁ、すごい濡れてる。」  
時折ショーツの脇から指を差し入れてはわざと水音をたて、焦らすようにゆっくりと何度も指を往復させた。  
「だめ、だめぇ…!……こんなの…恥ずかしいよぉ…」  
イヤイヤと首を何度も横に振っては力の入らない手で必死にヒョウタの手を握り、押さえようとする。  
その仕草が何だかとても可愛らしくて、ヒョウタはちょっとしたイタズラのつもりでクリトリスを抓んでみる。  
「ん、やぁあ…ッ………!」  
ヒカリの体がビクンと跳ねる。  
「今の、そんなに良かった?ヒカリちゃんはココが好きなのかー…」  
耳元に低く囁きかけながら、意地悪くクリトリスの周辺だけをゆっくりと指で撫で回す。  
「や、ぁ…っ……もう、っ…許してください……っ」  
「うん、もう少ししたらね。」  
ちゅ、と頬に軽い口付けを落として微笑すると、ショーツの脇から指を侵入させ  
濡れそぼった秘裂に指をそっと差込んで愛液を掬い取る。  
「ほら見て見て。すごいトロトロだよ?」  
「…やだぁっ、そんなの……っ」  
楽しそうに言いながらヒョウタは見せ付けるようにヒカリの目の前に指を差し出す。  
可哀想に、ヒカリは恥ずかしさのあまり真っ赤になったまま固く目を瞑ってしまう。  
しかしヒョウタは柔らかい唇の隙間から無理矢理濡れた指を侵入させ、  
口内を犯すようにして舌に絡め、歯茎の裏までも丹念にくすぐる。  
「ね、すごいトロトロだったでしょ?」  
くすくすと楽しそうな笑みを零しながらようやく指を引き抜くと、その間につぅっと糸が引いた。  
そしてその唾液と愛液で濡れた指で、今度は再び秘裂をそっと撫でる。  
「ひゃぁっ、やだぁ…もぉ終わりだってさっき…!」  
ヒカリが呂律の回らない口調で叫ぶようにして声を上げる。  
「うん。だからもう少ししたら、だってば。」  
下着の中に濡れた指を差し入れ、クリトリスに押し付けるようにして何度も何度も擦り付け始める。  
「やぁ、…んっ…!だめ、…だめだめぇ…!そんなにされたら、私…ッ…!」  
ガクガクとヒカリの腰が痙攣し始める。  
「うん、いいよ。大丈夫大丈夫…、もう終わるよ。」  
ヒョウタは安心させようとしているかのように優しくヒカリの耳元に囁きかけた。  
しかし指は時折秘裂から愛液を掬い取りながら、クリトリスに塗りこむようにしてなおも激しく擦り付ける。  
「ひぁ!…っ、やぁあーー…ッ!!」  
ヒカリはヒョウタの腕にしがみ付いたまま体を弓なりに反らし、甲高い嬌声をあげて絶頂を迎えた。  
 
「ふぅ…お疲れ様、ヒカリちゃん。」  
ヒョウタはタオルでヒカリの額に浮かんだ汗を拭ってやりながら、  
先程の事など憶えていないかのような爽やかな笑みを向けた。  
「………あのう。何であんなコト、したんですか…?」  
言いながらヒョウタの囁く声や自分を弄ぶ指の感触を思い出したのか、僅かに頬を赤く染める。  
「え?…やだなぁ、最初に言ったじゃないか。  
『ヒカリちゃんは人の話をあんまり聞かない所があるから直した方がいいよ』って。  
どうだい?これで、少しは直す気になっただろう?」  
全く悪びれた様子もなく、ヒョウタは優しそうな笑顔のままでさらりと言い放つ。  
「ほ、本当にその事だけのためにあんな…!?」  
思わず絶句するヒカリ。  
「そうだよ。これに懲りたら、これからは男の人の前では油断しないように気を付け…」  
言いながらヒカリを見ると、何故かニンマリと笑みを浮かべている。  
「とにかく、気をつけるんだよ。いいかい…?」  
ヒョウタは不思議そうに首を傾げるも、とにかく最後まで言葉を続け終わると目を閉じて溜息を吐いた。  
 
その瞬間。  
 
ヒカリはヒョウタに飛びつくようにして首に腕を絡め、精一杯背伸びをしながら少しずつ顔を近付ける。  
ヒョウタはその唐突すぎる行動に驚くあまり、全く動くことが出来なかった。  
………ちゅ。  
「…えへへ、びっくりしたでしょ?仕返しですっ!!」  
してやったり、とばかりにパチンとウインクすると、楽しそうな笑顔で走り去るヒカリ。  
どうやら一足先にこの地下から地上へと戻ってしまったようだ。  
「………………あの子、ぜんぜん反省してないんじゃ…」  
しばらくは何が起こったのか理解できなかったらしく呆然とするも、  
顔がだんだんと火照っていくのを感じながら、ヒョウタはようやくポツリと呟くのが精一杯だった。  
 

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