〜序章 ”謦咳”〜  
 
ヒカリは今、四天王の先鋒リョウとの勝負に勝った。  
「やったあ・・・・」  
「僕の負けだ・・・次の部屋にどうぞ!後3人僕よりも強いトレーナーが待ってますから!」  
突如、ヒカリは後ろのドアに駆け寄った。そして、  
「エンペルト!なみのりよ!」  
そのまま、ヒカリはリョウにかまわず四天王の部屋から抜け出してしまった。  
 
数分後・・・・  
 
「あれっ?ここどこ?ひょっとして、迷っちゃった?」  
周りを見渡してみるが、ただただ広く暗闇が無限に続くだけである。  
「そんなぁ・・・戻れないの?」  
思わず泣きそうになるヒカリ。エンペルトはどうすればよいのかと悩むばかり。  
ふと、絶望という名のどす黒い空間に、一つの闇が舞い降りた。  
その闇の主は、先ほど戦ったリョウだった!  
しかし、リョウは軽々と浮きながらヒカリの周りを這い回る。  
「ダメじゃない。イカサマはご法度だよ。ちゃんと、先に進んでもらわないと」  
「ごめんなさい・・・あたし、シェイミっていうポケモンを見てみたくて・・・・」  
物凄く申し訳なさそうに、ヒカリが詫びる。  
ヒカリの陳謝に対し、リョウは冷淡な笑みを浮かべながら、後ろに回りこむ。  
そして、あろうことかヒカリの胸を揉み始めた!  
 
〜序章 ”謦咳” 完〜  
 
 

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