あの日から一ヶ月・・・
コウキはバトルタワーにいた。
「後一匹・・・!!」
コウキはクロツグと戦っていた。
この日のために育てたラティアス。一方クロツグはカイリュー一匹のみとなっていた。
ラティアスはHPは黄色だったがポケモンは一匹も瀕死になっていない。
いわゆる「余裕」と言うやつだろうか。コウキは余裕の表情で
「終わりだ!冷凍ビーム!!」
カイリューは一撃で倒れた。
そしてバトルポイントを貰い足早に退散しようとすると隣に目が行った。
「マルチバトル・・・?何だそれ?」
とりあえず暇だったのでマルチバトルルームへ。
説明によると二匹しか連れて行けない。有り得ない。
どんなのかも知らずに行ってみる。
バトルサロンへと案内されたコウキ。
そこには懐かしい光景が。
燃えるような赤い髪をして今にも連れて行けといいそうなあいつ。
リボンと冷静な性格が印象的なあの人。
青い帽子をかぶってて渋い印象がありそう。そして貴重な卵を貰ったあのお方。
ピンクで長い髪をして、少し小さいのが目立つあの子。
そして、肩に緑の三つ編みをかけていて、一緒に肉体で分かち合えたあの人。
しかしそのことなどコウキは忘れている。
「あのう・・・コウキ君?」
コウキに声をかけた女が一人。
モミだった。
一ヶ月前、絶頂に追い込ませ、肉体で分かち合ったあのモミだ。
コウキは迷わず、モミを選んだ。
理由は元気がよかった。それだけだ。
だが、モミは本気だった。
本気の意味は、本気で彼のことを意識していたのだ。
そして手続きも終わり、ついに二人での戦闘が始まる・・・
コウキのポケモンは相棒のゴウカザルとさっきのラティアスだった。
モミのポケモンはあのラッキーが進化したハピナスと持久戦が得意なブラッキーだ。
そんなことはどうでもいい。
だが、コウキはバトル中、ようやくあのことを少しずつ思い出した。
そして全員を倒しバトルポイント入手後・・・
「ありがとう。やっぱあたしは貴方が一番のようですわ。」
そういってモミはコウキの手を掴む。
コウキは次第にあのことを思い出し、あの日、一ヶ月前、彼女を犯したことを次第に思い出して行った・・・
・・・一週間後・・・
「ハクタイの森だな・・・一ヶ月前は・・・いや。思い出すのは止めよう。今日はこのイーブイをリーフィアにさせるために来てるんだからな。」
そういってハクタイの森へ。
「まさかモミさん・・・まさかそんなわけ無いか・・・」
独り言を言って一人でごまかす。非常に悲しい・・・・・・・・・はずだが。
「あたしのことを呼んだ?」
「へっ?」
この聞き覚えのある声。肩に緑の三つ編み。
まさしくモミの声。容姿だった。
「あたし、今日は恐ろしく甘い蜜を探しにここに来たの。おじいちゃんから頼まれてね。」
「恐ろしく甘い蜜って・・・トレジャーハンターですか?」
「はい。あたしの副業ですもの。」
「初めて知った。そういえば今日はこのイーブイをリーフィアにさせるために来たんです。付き合ってくれませんか?」
「ええ。もちろんいいわよ。」
徒歩2,3分。苔の付近にたどり着いた。
「ここだ・・・ゆけっ!!イーブイ!!」
イーブイはレベル2に上がった。
当然リーフィアになる。
「ありがとう。おかげでリーフィアになったよ。」
「どういたしまして。そろそろいいかな?恐ろしく甘い蜜探し。」
「もちろんついていくよ。」
お互い楽しいおしゃべりをしながら森の中を進む。
「地図とガーメイルによるとここみたいよ。あたし一人で行くから・・・そうそう。あのことじゃないからね。」
凄い顔を赤らめいうモミ。
コウキは一旦モミと別れる。
モミは洋館前でスカートのような物とズボンのような物(アニメでなぜか曖昧になりました。)を下ろし、ゆっくりと細く白い指で自分の秘部にあてがう。
そしてもう片方の手には、自分の胸に当てる。
はじめは結構ゆっくりなペースだった。
だが次第に加速していき、甘い声まで漏らす。
「んんっ・・・あああん・・・コ・・・コウキ君・・・」
モミはついに、自分の愛する少年の名前を呼んでしまった。
「・・・何か凄い大事な用事を忘れているような・・・」
しばらく悩んだ。
「あっ!!!森の洋館でテレビの亡霊のポケモンを捕まえることだ!!」
急いでコウキは森の洋館へ。
「何のためにパチリスを連れてきたんだか・・・」
パチリスの居合い切りで洋館前の木を切る。
何か目まぐるしい光景が・・・
なんと、洋館前で自慰行為をしていたモミを見てしまったのだ。
「な・・・何してるの?」
「えっ・・・ま・・・」
いつからいたのは分からないが、とりあえずいたことには仕方が無い。
「その・・・僕はもうひとつの仕事、森の洋館で亡霊のポケモンがいると聞いてそれを捕まえろといわれたことを思い出したのでここに来たんですが・・・まさか貴方がそんな下品な・・・」
その瞬間、コウキは全てが弾けたように性欲が開放される。
そしてあの日の再現みたいなことを・・・
「ちょっと触らせてください。」
コウキはモミの秘部へ手をやる。
「やっぱり暖かい・・・絶頂寸前だったんですね・・・」
「あっ・・・それは・・・」
「僕は恐ろしく甘い蜜がどこあるか分かりますよ。」
「えっ?どこ?」
「それは・・・あなたの中です!!」
「あたし?あたしの中って・・・?」
ふとモミは、自分の秘部へと目をやる。
「そんな嘘・・・」
「一突きで出そうなんですよね・・・」
少し冷淡な口調で言う。しかし間を空けて
「でも僕はそんなせっかちじゃないからね。もう少し刺激させるよ。」
そう言うとコウキはいきなりモミの背中をなぞり始める。
「そういえば前回は後ろの部分触ってなかったからね・・・」
背中からどんどん下へ行き、尻に手をやる。
「おお・・・柔らかいですね・・・女性ならではの弾力が・・・」
今にも彼女は止めてといいたさそうな表情だった。
だがそれは表情だけで彼女は今されていることを受け入れ、やってもらえて嬉しいと言う心の中だ。
「そしてそこもね。忘れてないよ。」
淡々と言いつつ、モミの首に片手を添え、胸の突起を弄り始める。
「どうですか?この刺激。女性しか味わうことが出来ないから残念ですね・・・」
「あ・・・そ・・・そこは・・・い・・・痛い!!」
そして唇を奪いながら押し倒す。
モミは、自分の愛する少年が自分から唇を奪ってくれたことに顔を赤らめる。
だがそんな暇もなくコウキはモミの突起に貪りつくようにすする。
「少し赤ちゃんが飲む物があるじゃないですか・・・その味、10年ぶりですよ・・・」
少しは成長してるな。とコウキは思った。
「そろそろ濡れる頃かな。」
コウキはモミの秘部を確認する。
本当に絶頂寸前なのだが、まだ濡れてない。
「そろそろ行かなきゃな・・・」
コウキはついに、秘部へと口をやった。
一心不乱に舐める。
本当の絶頂寸前・・・
「あっ・・・あーーーー・・・」
コウキは舐めるのを止め、空のビンを取り出す。ビンを、モミの秘部にあてがう。
秘部をビンを使い、上下にスライドさせる。
そして・・・
ついにモミは愛液を出した。
「これが恐ろしく甘い蜜・・・」
そのまま、その恐ろしく甘い蜜(愛液)をビンへ入れた。
「あのう・・・コウキ君、この恐ろしく甘い蜜、口にしていただけないかしら?」
「はい。もちろんですよ。」
コウキは愛液を取り出し、飲んだ。
「コウキくん、もういいわ。早くこの場から立ち去ってちょうだい・・・」
モミは服を着替え、そう言う。
「えっ・・・何を・・・」
「来ないで!ガーメイル!!サイコキネシス!!」
コウキは吹き飛ばされた。
このままハクタイに戻り・・・
「はぁ・・・」
ポケモンセンターに戻り、ため息をついていた。
「ごめんね・・・コウキ君・・・でも今のあたしじゃ・・・当分貴方に見合わないから・・・」
モミは一人で涙を流し、泣き崩していた。
しばらく、二人の気持ちはすれ違ったままだった。
だが2日後・・・
モミはついにひとつの決心をした。
「泣いてても仕方が無い・・・!このままでもいいから、自爆してこよう・・・!」
女性としての、勇気ある決意だった。
2日前にためた愛液を持って、キッサキへと向かった。
バトルタワーへと戻るのだ。
「いるはずも無いけどまあいいか・・・」
だがポケモンセンターで・・・
「もうすぐ出航か・・・」
「レジギガスか・・・どんなポケモンなんだろう・・・スズナさんによると岩、氷、鋼のポケモンを束ねたときに起動すると聞いたんだけどな・・・」
なぜか聞いたことのある声。
「気のせいよね・・・」
だが赤いマフラーに抽象的な帽子、まさしくコウキそのものだった。
勇気を出して聞いてみる。
「あのう・・・コウキ君ですか・・・?」
「え?僕はコウキだけど・・・ってモミさん!?」
「コウキ君!?」
お互い驚きあっていた。
「あ・・・その・・・あたし・・・おとといはごめんね・・・」
うつむきながら、涙目であやまるモミ。
「えっ・・・で・・・」
「その・・・恐ろしく甘い蜜は・・・好きな人に飲ませろという言い伝えがあったの・・・」
「それでわざわざ僕に!?」
「そういうこと。でもね・・・そのまま飲んでも意味が無いの・・・」
「どういう意味?」
「何かを混ぜ合わせるの。」
「で・・・何が必要なの?」
「男の人の蜜。」
コウキは何の事だかすぐに理解できた。
答えは・・・「精液」だ。
「あたしはもう時間が無いわ。蜜を上げるから、頼むわね。じゃ。」
モミはこの場から消えた。
とりあえず、フタバの実家に帰ることに。
「言いたいことはわかるがどうすればいいんだ・・・?」
そのとき、自分の股間が熱く火照る。
「まさか・・・」
コウキはズボンを脱ぎ、自分の肉棒を弄る。
次第におととい、先月やったモミとの思い出も妄想しだす。
一緒にさしあい、中に出したこと、おととい、自分の手で愛液を出させたこと・・・
最初はやはり、ゆっくりで慎重なペース。
だがやってるうちにだんだん火照り、スピードが速くなる。
「んっ・・・でる・・・」
ドクドクッと精液がたくさん出る。
その精液をすぐにビンの中に入れる。そして混ぜる。
「これで完成・・・か・・・」
翌日、バトルタワーへ。
そしてモミを呼び出す。
本当に完成した恐ろしく甘い蜜を差し出す。
「まあっ・・・すぐに完成させてしまうなんて・・・さすがよね。」
顔を赤らめながら言う。
「そうそう・・・コウキくん・・・ちょっと話があるんだけど・・・」
そういってモミはタワーの裏口にコウキを呼び出した。
「あのねコウキ君・・・」
「な・・・なに?」
いるのは二人きり。普通なら告白するために呼ぶのだが・・・
「やっぱり貴方はあたしのことが好きなのね・・・」
「えっ?何で?」
「だってこの恐ろしく甘い蜜・・・のみ干しちゃってるんだもの・・・」
「それは・・・そ・・」
モミは最後までコウキに言葉を言わせなかった。
「あたし!コウキ君、貴方のことが好きなんです!あたしを、貴方に任せます!!」
「えっ・・・は・・・はい・・・」
「一生あたしを・・・守れる?」
「・・・はい。」
そして二人は深いキスをした。
年の差は、7,8つほどは違うものの、二人の絆は絶えることはなかった・・・
そしてコウキは童貞卒業よりも大きい大人の道を歩んでいったのである・・・
二人の物語はまだまだ始まったばかりである・・・
――――――――――――――完―――――――――――――――