〜序章 ”代打”〜
ここは、ハクタイの森。
今、ナタネとコウキは、森の洋館のずっと手前にいる。
「やぁ!あなたもここの噂、気になってたんだ?」
「あ、はい。何か、ある種のポケモンがこの事件の黒幕だとか?」
コウキが大体物事の粗筋を掴んでいるように言う。
「そうなの。あたしが行ってもいいんだけど、色々忙しいから・・ねッ!」
ナタネが聊か慌てた口調で弁解する。コウキは、訝しげにナタネを見る。
「だからだからッ、忙しいから・・・調査のほう、よろしくね!」
そういって、彼女はあっという間にハクタイの森を後にしてしまう。
(本当は、怖いんじゃないのかな・・・まあいいや。行こう)
そうして、コウキは森の洋館に足を運んだ。
そして、めでたく、事件の黒幕である、ロトムをゲットした。
コウキは今、森の洋館を出ようとしている。
しかし、その瞬間-------
ゴーストのシャドーボールがコウキの後頭部に命中した。
「ぐっ・・・・ッ!」
コウキはそのまま倒れこんでしまった。
〜序章 ”代打” 完〜