「ありがとう、助かったわ」  
そう言いながら彼女はお茶を差し出す。  
少年はそれを一礼と共に受け取った。  
ナナシマの4のしまに彼は居る。とはいっても物見遊山の旅・・・というわけでもない。  
華奢な姿をしているがこれでもカントー地方ポケモンリーグのチャンピオン。トレーナーとしてもバトルの腕も一級の腕前を持っている。  
だがそれは目の前の女性も同じ。ポケモンリーグ四天王であり透き通った氷のような美貌と抜群のプロポーションの持ち主・・・カンナ。  
その女性が少年にお茶を差し出し、礼を述べている。それは何故か・・・  
 
 
話は数時間前にさかのぼる。  
「パルシェン!!とげキャノン!!」  
カンナの指示によって太く鋭利なとげが弾丸となって黒ずくめの男たちに飛来する。  
その威力がもたらす衝撃と噴煙に男たち、その配下のポケモンも次々と倒れていく。  
だがカンナは内心焦ってもいた。  
生まれ故郷である4のしま  
カンナは故郷に対して人一倍に敏感だ。なにしろ遠く離れている上に年老いた老人か子供ばかり。有事の対応がほとんどできない。  
そのために四天王であるカンナはあらゆるときに故郷の情報を入手して、何かあればすぐに帰れるようになっている。  
そして今回、怪しい男たちが4のしまに出入りしていると情報が入り、すぐに駆けつけた。  
折りしも新チャンピオン誕生の数日後だったので式典などでポケモンリーグに挑戦者もいない。ワタルに事情を説明し、式典を欠席して帰ってきたのだ。  
だが、その焦りが命取りだった。  
激戦を繰り広げたのでポケモンの体力も回復させていない。そのうえきずぐすりも使い切っている。  
一人一人は大したことは無いが数が多いとなると話は別。手持ちのパルシェンもラプラスも疲れが溜まっており、ジュゴンは相手のゴルバットから毒を受けボールの中。ルージュラとヤドランも体力が尽きて戦えない。  
(くっ・・・急ぎすぎたのが仇になったわ・・・)  
壁が氷でできた洞窟に居るのに汗が頬を伝う。  
「そろそろ疲れてきたんじゃないのかい?」  
ニヤニヤ笑いながら相手が歩み寄る。他の男たちも下卑た笑みを浮かべていた。  
「・・・誰が!」  
精一杯の気力を振り絞って反撃する。パルシェンの甲殻から猛烈な吹雪が相手を襲う。  
「ゴルバット、エアカッター!」  
その吹雪の中を切り裂いて飛来する真空の刃。狙いは・・・パルシェンのコアともいえる黒い球体。  
(しまった!!)  
反射的に体が動く。  
 
反射的に体が動く。  
途端、右腕に灼熱の痛みが疾る。  
「つぅ・・・っ!」  
パルシェンを庇い、右腕を負傷してしまった。血はあまり出ていないが、痛みが指示に影響をきたす。  
(パルシェンは・・・)  
黒い顔が心配そうにこちらを見ている。  
「・・・大丈夫よ」  
心配をかけないためににこりと微笑みかける・・・  
「ぐっ・・・」  
だがそれすらも許さぬ痛み。  
「さて・・・そろそろ終わりにするか」  
男たちがにじり寄ってきた。理由は一つ、カンナの肉体。  
肉欲に彩られた瞳が写すのは、カンナにとっては絶望の未来。  
「くっ・・・」  
男たちを心の底から侮蔑するカンナの目。だがそれは何の意味ももたない。  
「そら、終わりだ」  
男の一人が手を伸ばしたところで・・・  
 
 
「ブースター!!かえんほうしゃ!!」  
猛烈な勢いと熱を持つ火炎が男たちに向けて放射される。  
「ぐおぁっ!?」  
あまりにも急の出来事に反応が遅れたのか、数匹のポケモンはそれをまともに受けて地面へと落ちた。  
「ダグトリオ!!がんせきふうじ!!」  
その落ちたポケモンを封じるように岩石が降り注ぐ。羽や足を封じられ動きを止められる。それは男たちも例外ではなかった。  
「とどめのフシギバナ、ハードプラントッ!!」  
岩石が降り注いだ地面の急激な隆起、そしてそこから龍の如く突き出る大木の根。  
今まで苦戦していた男たちが木の葉のように吹き飛んでいく。  
その様をカンナは呆然と見ていた。いや、見るしかなかった。  
土煙が収まって彼女の瞳に映ったのは、痛みにうめく男たちと、その真ん中に立った一人の少年。  
「まったく・・・初めての場所に来たらこれだもんなぁ・・・参っちゃうね、みんな」  
三匹のポケモンに優しく微笑みかける少年。ポケモンも甘えたそうに擦り寄っている。  
その顔にカンナは痛みを忘れて気を取られていた。  
忘れるはずも無い。  
つい先日にセキエイで戦い、敗北を喫した相手。  
「あなた・・・」  
そう呟くことしかできなかった。  
少年もこちらに気づいたのだろうか、こちらに歩み寄り、柔和な表情を浮かべた。  
「あ、カンナさん。お久しぶりです」  
 
「式典はどうしたの?」  
「あ、抜け出してきました」  
あはは、と少年は屈託無く笑う。だがカンナはなおも質問を続ける。  
「どうして、ジムも無いこの場所にあなたは来たの?」  
助けてもらった礼もそこそこに、己の疑問を率直に言い放つカンナ。  
ここナナシマはカントーの自然と文明が溶け合った場所ではない。自然のままの姿を残した七つ島。観光目的であるならともかく、ジムも無いここに彼が式典をほったらかしにしてまで用事があるとは彼女には思えない。  
その疑問に少年はパタパタと右手を横に振る。人懐っこい笑顔を浮かべながら。  
「いや、チャンピオンになったとはいえもともとの目的はポケモン図鑑の完成ですから。見たことの無いポケモンを探してすぐにここへ来たんですよ。そのおかげで図鑑もだいぶ揃いました」  
そう楽しそうに言う少年。心の底から楽しんでいるように見える。  
いや、事実楽しいのだろう。その笑顔にカンナも一瞬だが、見惚れていた。  
ハッと我に返り、顔を反らす。「そ、そう・・・」と聞こえないように呟くのが今の彼女には精一杯だった。  
 
「カンナさんはどうしてここに?ワタルさんに聞いたらいないって言うし、シゲルも知らないって言うし、どうしたのかと思っちゃいました」  
今度は逆に質問を返される。  
カンナは少し天井を見上げ、考えを巡らせ、  
「・・・故郷だからよ」  
少しの間をおいて、カンナはそう答えた。  
少年もカンナの言葉に「そうですか」と短く言ったのみ。  
それ以上、何も言わなかった。  
沈黙。  
気まずい。  
カンナはそう思い、なんとなく、窓の外を見る。  
すでに空は暗く沈み、日が沈んでいる。  
「・・・今日はどこかへ泊まるの?」  
湯気が立ち上るお茶を飲みながら、なんとなく、そう、なんとなく質問を投げかける。少年は少し考えを巡らせ・・・  
「そういや泊まる場所ないですね。ははは」  
けたけた笑いながら答える。そして。  
「カンナさんの家に泊めてくれませんか?」  
「…!!」  
お茶を噴出しコホコホとむせる。寝耳に水とはこのことを言うのだろうか?  
「あ、あなた、それがどういうことか分かってるの!?男と女が一つ屋根の下で寝るのよ!?」  
顔を紅潮させながらまくし立てる。  
なぜだか知らないが気が動転している。  
「え?寝るだけじゃないですか。布団引いて中に潜って寝て・・・」  
何の疑問も無い純粋な瞳。カンナの頭にある考えがよぎった。  
「・・・赤ちゃんはどこからくるの?」  
「え?コウノトリが運んでくるんですよ」  
即答。何の迷いも無い。  
普通のこの歳ぐらいの子なら顔を真っ赤にして口をもごもごさせるだろう。普通は。  
思わず頭を抱えるカンナ。コウノトリじゃなくてベリッパーだとかそんなチャチなレベルでは断じてない。もっと恐ろしいものの片鱗を味わった気がした。  
「え?だってそうですよね?」  
その言葉に対しカンナは  
「・・・これがゆとり教育の弊害かしら・・・」  
そう呟くことしかできなかった。  
 
 
結局、少年はカンナの家へ泊まることになった。  
ぬいぐるみを片隅に寄せ、ギリギリ二人入るスペースを作る。  
一人用の家だから寝るスペースは一人分しかないし、まさか客人を台所や玄関に寝せるわけにはいかない。つまり、必然的に一つの布団に二人が入ることになる。  
「・・・」  
眠れない。  
隣には彼が居る。耳を澄ますとスースーと寝息が聞こえる。  
別に襲われるわけでもない。いや、襲うという選択肢も彼の頭の中にはないと確信できる。でも・・・  
(・・・どうして、眠れないのかしら)  
ずっと彼の首筋を眺めていた。  
「うーん・・・」  
ごろりと、彼が寝返りを打つ。  
(!!!!!!!)  
彼の顔が真正面にくる。目こそ閉じているが、やや幼さの残る顔に端整な顔立ち。  
また顔が真っ赤になる。その理由もわからない。  
男の顔を間近で見たことが無いわけではない。今まで戦ってきたトレーナーの中には少年もいたし、戦った後に握手するために近づいたこともある。  
だが、今回は違う。  
自分を倒し、助けてくれた少年が今目の前にいる。  
わからない。  
このもやもやした気持ちは何だろう。  
(あ・・・)  
思い当たることが一つだけあった。  
(その年になって浮いた話の一つも無いのかい?フェフェフェ!!)  
キクコの顔が頭に浮かぶ。  
(これが、人を好きになるということ・・・?)  
そう思ったした刹那、  
「ムニャムニャ・・・」  
ぎゅっ  
「うぇっ!?」  
変な声をあげてしまった。慌てて口をふさぐ。  
それはそうだ。  
唐突にカンナの胸にもぐりこんでくる少年。  
豊満な胸の谷間に顔を埋める。無論、無意識のうちにだ。  
「ちょっと・・・離れな・・・んっ!」  
顔をすりすりと谷間で動かす。急な感覚に声を上げてしまった。  
さすがにこれ以上は危ない。引き剥がそうと左手に力をこめた。  
 
「…ぁさん」  
カンナの耳に、か細い声が耳に伝わる。  
(え?)  
耳を澄ます。  
「お母さん・・・」  
はっきりと聞き取れた。  
「お母さん・・・会いたい・・・」  
少年の寝言だった。この部屋には自分と彼しか居ない。カンナが喋っていないなら彼が喋った事になる。  
顔を見る。  
肩が震え、指に力がぎゅっとこもっている。まるで大切な何かを離さないかのように。  
彼の目尻に涙が溜まり、嗚咽を上げてすらいた。  
 
『すぐにここに来たんですよ』  
 
(そうよね・・・)  
いくらチャンピオンとはいえ十歳、それも少年の一人旅。ポケモンというパートナーが居るとしても、彼女の想像を絶するような過酷な旅だっただろう。ジムリーダー、ロケット団、自分たち四天王との戦い、山を越え、海を越えいろんな場所を歩いてきた。  
そしてチャンピオンという一つの終着点に着いても、家に帰ることすらせずに、母に会うことも無く、彼はポケモン図鑑の完成という使命を己に課してここまで歩いている。  
たぶん、自分なら無理だろう。きっとどこかで挫折する。それを乗り越えて来た彼。  
チャンピオンという重圧。ポケモン図鑑の完成という重圧。それをこの小さい体が一身に背負っている。  
耐えられるわけが無い。耐えられたとしても、きっとどこかでその糸が切れれば、たちまち崩れて崩壊してしまう。  
儚い。笑顔も何もかも、彼の全てが儚く思える。  
彼の背中に手を回し、ぎゅっと抱きしめる。  
「大丈夫、大丈夫だから・・・」  
背中をさすり、聖母のような優しい声で彼を慰める。  
「私が、そばにいてあげる。ずっと離れないわ」  
その声に少年の嗚咽も次第に収まり、涙が流れるのも止まった。  
その様子に、不思議と自分の心も安らいでいった。  
 
「・・・あ?」  
「起きたかしら」  
胸元の少年が目を覚ます。  
「ここは・・・」  
「大丈夫よ。まだ朝じゃないからゆっくり寝てくれていいわ」  
そういったものの、彼はどうも落ち着かない。  
「・・・?どうしたの?」  
不審な行動が気になったカンナが話し掛ける。  
「いや・・・こんな風に誰かと一緒に寝るのって久しぶりだな・・・って」  
顔を赤らめながら少年が言う。  
(か、かわいい・・・)  
少々理性が飛びそうになった。それを抑える。  
(大丈夫、大丈夫よカンナ・・・私にそんな趣味は)  
「お母さ・・・あ、カンナさん」  
言い間違えた少年。(そんな趣味に今この瞬間目覚めたわ!!)  
プツン、と自分の頭で何かが切れた。  
 
少年の口を塞ぐ。  
己の唇を重ね合わせ、少年とキス。  
急の出来事に少年は目を大きく見開くばかりで何も対応できない。  
鳥が餌をついばむようなくちづけ。ぎこちない、だがカンナにはそれで十分。  
「ちゅ・・・ん・・・」  
「ふ・・・はぁ・・・」  
少年の体は脱力しきっており、横に寝た姿からカンナを見つめて動かない。  
まるで許しを求める子羊のよう。その姿にカンナは欲望をかきたてられる。  
「ッ!?」  
再度のキス。だが唇ではない。  
赤くなりかけている少年の顔に舌を這わせる。  
暖かいカンナの舌が少年の頬を這って、少年は背筋を震わせた。  
「くぁ、カ・・・ンナさ・・・」  
言葉に構わずにぺろぺろとねちっこく舐める。  
唇から頬、そして鼻まで。  
いったん舌を離し、硬直した彼へと笑みを向ける。  
いつもの氷のような冷たい笑みではなく、むしろ太陽のような暖かい微笑。  
こんな状況にもかかわらず、彼は軽い安堵感を覚えてしまう。  
 
「美味しい・・・」  
ぺろりと舌を舐め上げる。淫靡な光景。  
「カンナさん・・・」  
「私ね・・・あなたに恋しちゃったの」  
ゆっくりと、言葉をつむぐ。  
「強くて、純粋で、でも小さくて、脆くて・・・とても不安定なあなたが」  
ただただ少年は聞くのみだ。  
「だから、だからね?」  
意を決し、彼の瞳を真正面から見つめる。やっぱり顔が赤くなる。でももう構わない。  
「私と・・・結ばれてほしいの」  
たまらず顔をそらす。顔がとても熱い。  
「好きです・・・」  
(え・・・?)  
耳を疑った。  
「僕も、カンナさんのことが、好きです」  
 
たどたどしい口調。だが思いがたくさんこもった言葉。  
「最初に戦ったときから、ずっと好きでした。でもなかなか言い出せな・・・むぅっ!!」  
「いいの・・・何も言わなくていいの・・・」  
涙があふれる。ぽろぽろと。  
ぎゅっと抱きしめて、思いを伝える。  
少年も、カンナも、互いの暖かさを感じ取っていた。  
 
少年のぎこちない口付けを今度はカンナが受け入れる。  
「む・・・んんぅ・・・」  
少年のたどたどしい舌使い。一方カンナは舌を絡ませ、歯の裏側まで舐め上げる。  
柔らかくくちゅくちゅと口内を嬲りあう。互いの唾液を交換し、糸を引きながら情熱のこもったキスが続く。  
やっと唇が離れると、カンナは少年ににこりと微笑んだ。  
 
何も言わずにカンナは上着を脱ぎ始める。形のよく、大きな乳房。  
それを割れ物を扱うかのようにゆっくりと少年がなで始める  
「ん・・・」  
ぴくんと反応し始める身体。  
乳房の形は崩れず、先端はピンと立っている。  
「やぁっ・・・は・・・んっ・・・はっァ・・・・・・んぁ!」  
感じている。  
何も知らないのだろう。だが感じる。  
本能、それが彼を駆り立てている。  
勃起した乳首を甘噛みし顔を埋めて吸い、あらゆる方向から揉み・・・  
「うぁあああっ・・・いんっ・・・はっああっ・・・!」  
優しく、ねちっこい愛撫にカンナは何度も嬌声を上げる。  
たまらずに身体を密着させると、臀部に何かが当たる。  
大きくそそり立った、少年自身。  
(お、大きい・・・)  
この歳にして、大人くらいはあるのではないだろうか。  
屹立はカンナを押し上げんばかりに猛っている。  
「・・・えいっ」  
瞬時に体勢を変える。陰茎を眼前に。  
「カンナさん!?」  
「私に任せて・・・」  
雪のように白く細い指を、少年の陰茎に絡める・  
「う・・・あ」  
触れただけでたまらず声が出る。  
ゆっくり上下にしごき上げる。それだけで少年に何かせり上がってくるものを感じる。  
自然に硬さを得ていく陰茎。その刹那、  
「くぁっ!?」  
下に暖かさを感じる。  
カンナは舌先でチロチロと先を味わっていた。丹念に汚れを取るように。  
気持ちいい。でも物足りない。  
そうやっているうちに次へと進むカンナ。  
乳房で陰茎を挟み込む。そして陰茎を口でくわえ込む。  
「カンナさ・・・うぁぁ・・・ッ!」  
亀頭の先からカリ、そして竿の部分までじゅぼじゅぼと音を立てながら往復させる。先から出る透明な液体を舐めとり、乳房の間に唾液をためながらの愛撫。あまりにも強力すぎる快楽に、少年はそう長く絶えられない。  
「で、出る・・・うぁぁぁぁ!」  
欲望がカンナの口の中に流れ込む。  
「ん・・・んん・・・こくん」  
零すことなく全て飲み込む。恍惚の表情を見せるカンナ。  
「おいしかったわ・・・」  
 
 
「こ、ここですか?」  
高まってすっかり濡れた秘部に、陰茎をあてがう。  
「そう、ゆっくり・・・ああああぁぁっ!!」  
ずぶずぶと少年を飲み込んでいく肉壷。  
「いっ・・・痛ぅ・・・」  
処女の証を突き破り、最奥まで到達する。  
声を上げないように必死に歯を食いしばる。不安を与えないように。  
「だ、大丈夫ですか?」  
結合部からは赤い液体がつぅっと流れ出し苦しみの表情を向ける。  
「大丈夫よ、動いて・・・」  
その言葉にゆっくりと腰を引き、突き始める。  
「ああん・・・あん、はぁ」  
喘ぎ声が上がっていくカンナ。それに少年は満足感を覚えつつ、より激しいピストン運動をおこなう。  
この快感は尋常ではない。  
肉襞が絡みつくように吸い付き、千切れるかのような錯覚すら覚える。  
だが歯を食いしばり、さらにスピードを上げて腰を上下させた。  
「っあはぁ・・・あっぃいっ・・・ひゃっ、あっあっあっ」  
動きに合わせて上下する豊満な胸。  
それに手を伸ばす。  
「!?いっあっああああっ・・・ああっ!ああああああああぁぁぁ・・・!!」  
ふいうちにいっそう強く快感を享受し、絶頂を迎えるカンナ。少年自身を締め上げ、射精を迎える。  
「あ・・・うぁ・・・くぅ・・・」  
ドクドクと白濁液を何度も吐き出し、胎内から溢れ、結合部から流れ出す。  
「・・・ふぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・んっ」  
萎えきった陰茎を秘部から抜き取る。  
「ん・・・出てる・・・」  
ドロリと、白い液体が流れ出た。  
 
「じゃあ、お世話になりました」  
少年がぺこりと礼をし、歩いて行く。  
それを黙って見送るカンナ。何も言葉は交わさない。  
 
 
 
また会うのだから。  
 

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