「うふふ……おにいちゃんのおちんちん……あたしのおちんちん……いただきまぁす。」
熱病に浮かされた人間の様なうわ言を繰り返しながら、ミーはぷくっとした唇の間から小さな舌を出し、ヴァルの肉棒を丁寧に舐め上げる。
その動きは年端もいかない少女に淫猥な事をされているというぞくりとする感覚を演出するには十分すぎるものだった。
亀頭の裏を、その先を、玉袋の表面を、肉棒の付け根を……
大方その方面の調教を受けている母親から教わったのだろうが、とてもではないが5歳児が知っている術ではないものだ。
何より小刻みでリズミカルな調子で直に口から吹きかけられる生暖かい吐息が反則に近いものがあった。
だが、ヴァルとてされてばかりでいるわけにはいかない。
「こ……コラッ!子供がこんな事しちゃダメでしょ!!そっ……それに!君みたいな子は今の時間はもうお休みの時間でしょうが!!」
「んっんっむっ……っぷ……おにいちゃん……」
「何?」
それまで心此処にあらずといった雰囲気で、楽しそうにしていたミーは急につまらないといった感じの顔になる。
自分の可愛さのアピール込みなのか頬も膨れ具合が普通の三割り増しになっていた。
「くうきがよめてないっていわれたことない?」
「なっ……?!」
ヴァルにとって地味にショックを受ける一言だった。
今までに一度も言われた事は無かったがこんな小さな子供にそんな事を指摘されるなど夢にも思っていなかったからだ。
というか、この子は既にそういった事についてああだこうだと考えられるお頭でも持っているとでも?
そんなヴァルを他所にミーは人差し指をピッと立てて、ちっちっちっという風に左右に振りながら甘ったるい声で言う。
「だめだよ、おにいちゃん。こういうことはよおくしってるほうにあわせなくちゃ。……ほら……」
言うが速いかミーは再び肉棒を舐めまわす動きに戻る。
しかもそれだけではない。
間間に先の方を人差し指で弄くってみたり、爪で根元から先までを螺旋を描く様になぞってみたりと色々なきつい刺激を繰り返す。
また時折口の中で唾を溜め込み、タイミングを図って肉棒の上にたらたらとそれを垂れ流しもした。
そして……萎えていた肉棒はかなりあっさりと活気を取り戻す。
それを見た瞬間のミーの悦び様といったらない。
「あはっ!おにいちゃんやっとげんきになってくれたんだぁ……みぃ、うれしいな。」
心底情けないものだとヴァルは内心で低く毒吐いた。
幼女に欲情するなどそんな趣味は自分には無い筈なのに、歳に不相応な卓越した術に体ばかり正直だから余計に質が悪い。
しかしそんな葛藤はお構い無しとばかりにミーは更に大胆な動きに移る。
「あっ、いただきまぁすっていったのになめるだけでこれやってなかった!……はぁむっっ!!」
「んっ、くうぅっ!!」
ミーの小さな口が目一杯大きく広げられ、ヴァルの肉棒を包み込む。
とはいえその収容能力には勿論大きさ的な限界が存在する。
鼻で息をするにしても口では半分までが精一杯だった。
それ以上口の中に入れようものならミー自身が窒息してしまう。
しかしその限られたスペースの中でミーは柔らかくぬるりとした感触のする舌をうねらせ、離しはしないとばかりに剛直に纏わりつく。
それにヴァルの分身が反応しない訳が無い。
あっという間に肉棒はいきり立ち、更に硬さも暖かさ(と言うよりは熱さ)も大分増える。
その反応振りにミーは一瞬ぎょっとした表情を浮かべるが、直ぐにまたとろんとした顔に戻った。
「じゅるっ……つぷっ、ちゅぷっ……ちゅばっ……ぺちゅ、ぺちゃあぁっ……ふぁ、おちんちんおおきくなったぁ……これならあとすこしで……うふふっ!」
何を期待しているのかヴァルには言わずとも分かる。
しかしそれをこんないたいけな少女の口の中にぶちまけるわけにはいかない。
何とかしてその瞬間の直前辺りに引き抜いてどこか差し支えの無さそうな所にそれを飛ばさなければ、この子には色々ときつすぎる経験を……
そこでヴァルの思考は完全に停止した。
ミーが最後の仕上げと言わんばかりのテク、吸い上げに取り掛かり始めたからだ。
「ちょっ……ミーちゃ……うあっ、んあっ……くぅぉっ!」
「くちゅぅ……ぴちゃぴちゃ……れるれる……じゅうっっ、ぷちゅっ!……ねえぇ、おにいちゃんってばぁ、はやくらしてよぉ、おちんちんのみゆくぅぅ……がまんなんれしちゃあらめぇ……」
いたいけな少女に手玉に取られているという背徳感、舌っ足らずの声、甘えるような言葉の応酬、股間に流れ落ちる唾液、脳髄を直接刺激するかのような舌の動き、そして蕩ける様な絶え間無い吐息。
それらが渾然一体となってヴァルの性本能を刺激し激烈なまでの快楽を体全体に伝える。
これで射精を堪えきれる男なんていやしない。
いたらいたでヴァルは心からそいつに拍手でも送ってやりたかった。
そしてその時が訪れてしまう。
「駄目だっ……ミーちゃん!口を!はなしっ……!!!う、あっ!ああぁっ!!」
言い終わらぬ内にヴァルは体を弓なりに仰け反らせ、白濁した情欲の塊をミーの口腔に思いっきりぶちまける。
「んくっ……んうぅっっ!!んんんっ!!……ぷはっ!えほえほっ、げほっ!!……べとべとするけどやっぱりおいしいな……あつぅいおちんちんみるく……いっぱいでてる……おにいちゃん、きもちよかったんだね?きもちよくなれたんだね?……よかったぁ……」
その光景がヴァルには信じられなかった。
ミーは喉にも多少は引っかかったであろう大量の精液を咽ながらも飲み干したのだから。
いや、5歳児で口から唾液交じりの精液を垂らしながら幸せそうな表情を浮かべるなど上手い夢でも見ているかのような光景だった。
しかしあらためてよく見るとまだ少しだけ肉竿に引っかかっている分が存在する。
どうも一滴残らずとはいかなかったようだ。
荒れた呼吸、そして暴れる様な動悸も治まらぬうちにヴァルはミーに向かって謝ろうとする。
だがそれは唐突にした勢いの良い張り手の音と共に遮られた。
「ひゃぐうぅっ!!!??」
それまでミーの行動に口出しする事も無く、静かに事の成り行きを見ていた母親が彼女の尻っぺたを思いっきり叩いたのである。
それから彼女は左手ですかさずミーの左足を逃げられない様にぐいと掴み、右手で更に強力なスパンキングを始める。
何がどうなっているのかヴァルには一向につかめなかったが、ミーと夫人の静かな、しかし冷徹さを含んだ声のやりとりで全てを察した。
「ミー、全部飲まなきゃ駄目でしょう?残しちゃ駄目っていつも言ってるでしょう?」
「ひぃやぁっ!!ままぁ……あうっ!!みぃ、ちゃんとのんだよ!おにいちゃんの、あんっ!……おいしいみゆく、のんだよっ!!」
「嘘おっしゃい……じゃあ何でお兄ちゃんのおちんちんにまだミルクが残っているの?」
「それは……あっ!!おくちからあふれたからで、ひうううっっ!!」
「言い訳は聞きません。対処法はちゃんとこの間教えたでしょう?まさかそれも忘れたなんて言うんじゃないでしょうね……?」
その瞬間夫人の声からは完全に優しさが消えた。
ミーの目は涙で潤み、夫人の方も果たしてヴァルの方も直視出来ないでいる。
だがミーの身体的な性質を知ってしまった夫人は知っている。
今彼女が流している涙は痛くて流している涙ではない。
一種……歓喜の涙なのだと……
「ままぁ……おしおきするの?なんのおしおきするの?なわ?むち?くさり?くちかせ?ろうそく?おうまさん?それとも……ぜんぶ?」
やるとしても全部は流石に不味いだろうとぞっとして身を引いたヴァルを、夫人はちらりと見やりぽつりと言う。
「お仕置きはお兄ちゃんに手伝ってもらいます。ええ、そうですよ、ミー。お兄ちゃんのミルクをあなたの体で受け止める事があなたへのお仕置きです。いいですね?」