「コウキくん・・・好きよ・・・」  
その女は小さく、照れた声で言った。  
「う・・・うん・・・僕も・・・だよ」  
というよりバトルタワーで告白するのもどうかと思うがと僕は思っていた。  
みんなの視線を見てみろよ。  
「おい・・・そこ、癒されるな〜」  
「おっ、可愛い女の子がなぜか抱きついてるぞ」  
みんなの視線が気になる。  
なあ、マイと僕は言ってみた。  
ちなみにマイとはさっき僕に告白した女の事だ。  
断ろうと思ったが僕は断りきれずOKサインを出した。  
さすがにここまで来ると人目も気にしなかったね。  
 
・・・と言うわけで僕はマイとミオ図書館で約束した。  
そこがデート場所のようだ。  
図書館とか・・・冷静なマイらしいなと・・・  
既に待機していたマイに声をかける。少し照れ気味のようだ。  
そして僕はマイの手を握りミオ図書館へ。  
マイから手渡された変なスイッチを見つめながら・・・  
図書館の中では結構な人数がいた。  
このスイッチ・・・使っても大丈夫ですか?  
「大丈夫・・・」  
僕は使い方もまだ分からないスイッチを押してみる。  
「んっ・・・ああっ・・・」  
マイの股間で何かが暴れだす振動音が。  
おそらくこれはバイブのようだ。  
多分行く前にマイは自分の股間に既にセットしていたのだろう。  
顔を赤らめながらふらふら歩く。  
なぜかマイの喘ぐ姿が可愛く見えたので僕はバイブのスイッチをきれずにいた。  
そして何分かたってみてマイはひざを落とした。  
快感のあまり跪いたのだろう。  
かわいそうだったので僕はバイブのスイッチを止めてやった。  
「と・・・とりあえず人目のつかないところに行こう」  
僕もさすがに焦った。ばれたらやばい目にあうので。  
人目のつかないところへマイをおぶせ、運んだ。  
 
何気に軽かった。  
・・・僕の背中が濡れている・・・  
僕は少し自分の背中を触ってみる。  
ねばねばした白濁色の液体だ。  
マイの太股に目が行った。  
するとさっきと同じような液体が。  
上の方をたどってみる。  
するとパンツが大洪水だった。  
「あ・・・あたしのそこに触って・・・」  
お望みどおりにバイブを抜き、マイの秘部に手をやる。  
するとマイは僕を抱きしめた。  
「ありがとう・・・」  
マイは僕を思い切り抱きしめた。  
ちょ・・・ちょっと・・・君の股間に僕の手が・・・ま、いっか。  
 
ようやくマイは自分のしている状況に気づく。  
「はっ・・・何してたんだろあたし・・・」  
マイは顔を赤らめ冷静さを失い僕の手を押し退ける。  
あっけなかったな。  
 
「そこに欲しい本が・・・取って。」  
冷静さを取り戻したマイが僕に突きつけて言う。  
結構薄い小説みたいな本だ。しかも古臭い。  
アルセウスの伝説・・・ねぇ・・・  
「見れば分かるでしょ・・・世界を創造したポケモン・・・そのポケモンが今・・・欲しい・・・」  
 
いつかこいつのためにPAR購入しようかなあ・・・  
でも僕はワタルと一緒にはされたくない。  
 
そう思いながらマイの本を借りて、図書館を出る。  
「今日はありがとう。さようなら」  
マイはそういって僕に手を振った。  
手を振る姿がとても可愛く思えた。  
――――――――――――――――――――――完―――――――――――――  
 
 

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