「あの…さっきはゴメンね、モンジャラ」
「…ジャラッ!」
やっぱり怒ってる…とほほ。
友達のパールちゃんから交換してもらったモンジャラ。
パールちゃんはものすごくポケモン育てるのが上手くて、あっという間にリーグ制覇したという。
私は…つい地下通路とか大湿原とか、寄り道しまくってバッジ4つ。
そんな私と、パールちゃんのモンジャラ。まったく言う事聞いてくれなくて、さっきのバトルは散々。
おまけに慌てて回復に「力の粉」を使った。なつき度は最悪を通り越して野生以下だろう。
どうしたら仲良くなれるんだろう…?
思い出すのはいつか観たTV。なつかないポケモンと心通わせるため、二人きりになって話し合って、一緒に修行を乗り越え、パートナーになるトレーナーさんのドキュメンタリー。
「これよ!モンジャラ!」
にらみつけるモンジャラをボールに戻して、私はポケモンセンターへ走った。
そして歩いて206番道路。仲良くなるためならこんな距離は何ともない。
モンジャラに居合斬りを使わせ(それで一緒に旅してるんだけど)、サイクリングロードの下へ。
ここでじっくり話し合うんだ!
「モンジャラ、今日はとことん話し合うわよ!
私、ちゃんとあなたを育てたいの!」
「ジャラ?」
いつも警戒心たっぷりににらみつけるくせに、私が見つめると目をそらす。
でもさすがに今は…!
「ジャラっ!」
「痛っ!?何するのっ!痛いじゃない!」
つるのムチで手をひっぱたかれた!
モンジャラの攻撃は止まらない。そばに来るなと言ってるみたいに、つるを振り回す。
とてもじゃないけど、立ち上がって距離を取るしかない。
「いたた…。大丈夫だよモンジャラ、何もしないから…」
「ジャラジャラ!」
体全体を振り、嫌がってるみたい…
「ホントだよ!私、何されても今だけは怒んない!何もしない!」
きっぱり言い放ち、手を広げて何も無い事をアピールする。
そんな私の気持ちが通じたのか、モンジャラはつるを、今度はそっと伸ばした。
つるが私のほっぺにふれた。
「ひんやりする…もっとさわっていいよ。あなたに私の事、わかってほしいから」
もう一本のつるも、腕にさわる。何だかこんな光景、見た事あるような…
そうだ、これもTVでやってた、巨大な虫とわかりあう女の子のアニメ。
虫が光るヒモみたいのをたくさん伸ばして主人公の気持ちをとらえるあのシーン。
そんな事を考えながら、つるのすべすべした感触を楽しんでいた。
それはモンジャラも同じようで、髪、首、おなかとどんどんさわる。
「ふふっ…ちょっとくすぐったい」
「ジャ、ジャラ…?」
「あ、平気平気。好きにさわっていいよ。我慢する」
「ジャラッ!」
モンジャラはきっと怖かったんだ。
知らない人の所に来て、しかも初心者トレーナーに使われて、不安でたまらなかったんだ…
「ゴメンね、モンジャ…ひゃあっ!?」
つるが触れたのは私の太もも。思わず大声を上げる。
「ジャラ?…ジャーラッ!」
「きゃっ!ダ、ダメだよそこは、あっ!?」
私が大声を出すのがおもしろいのか、弱点を見つけたのがうれしいのか、そこばっかりさわるモンジャラ。
つるはどんどん上へ…
たまらずしゃがんで、背を向けた。
「もう、そこは反則ぅっ!
痛っ!?やめっ、やめてぇ!!痛い痛いっ!」
不満なのかつるではたいてくる。
しかも背を向けたから、おしりを重点的に。
「わかった!わかったから、はたかないで…」
涙目になりながら振り向くと、初めて笑顔を見せたモンジャラがいた。
「ジャラジャ〜ラ!」
モンジャラの笑顔は、すごく無邪気。おもちゃで遊ぶ子どもみたい。
そして、そのおもちゃは…
「ジャーラ、ジャーラ!」
「あっ…う、ん、ふぅっ」
私の首、胸、脇の下、背中、おなか、脚…
くすぐったくて、声をおさえるので精一杯。
「ふ、えっ、きゃっ!?」
つるがスカートの中に入ってきて、悲鳴をあげた。
でも、モンジャラにはたかれるのはイヤだし、嫌われたくない…
くすぐったくて、恥ずかしいけど我慢するしかなかった。
つるは本数を増やし、私の脚の付け根をなでる。
付け根というか、そこは、もう……
「あの、モンジャラ、そこはダメ…」
「ジャーラ!」
ダーメ!と言ったんだろう、モンジャラは体を左右にふって、イヤイヤをする。
私にできる事は、脚をぴったり閉じ、声を殺す事しかない。
完全にモンジャラのつるは私の大切な部分をなでている…
旅に出る時、ママが言ってた。
「男の人に、恥ずかしい所を見せたり触らせたりしちゃダメよ!」
そんな事させるわけないじゃん、と思ってたけど…
ん?でも人じゃないし、この子は♀だし…
「セ、セーフ?って、きゃあっ!!?」
思考は足首に巻き付くつるで中断された。
「ダメぇっ!広げないでっ!」
閉じた脚の奥が気になったのか、むりやり私の脚を持ち上げる!
スカートがめくれ上がり、薄い水色のパンティが私とモンジャラの目に映る。
モンジャラは好奇心たっぷりに私の…股、を見つめている。
「ジャラ〜?」
「やっ、やだ、見ないで、やめて…」
見られている所が熱い。
汗ばんだのか、パンティが湿ってる…
つるがそこに触れた、とたんに。
「あんっ!!?」
ヘンな感じがして、体が震え、自分で出したとは信じられない声が出た。
モンジャラの瞳が輝き、そこをいじりはじめた!
「ああっ!はぁっ、やめて、いやっ!あんっ!あっ!」
つるを押し付けられ、こすられるたび、あそこがなぜか気持ち良くなっていく。
何で?恥ずかしいのに。やめてほしいのに。
とうとうつるは、パンティの中に…
でも、私はもう止める事はできなかった。いや。
したくなかった…
「ジャラ、ジャラ?」
「うん…何か…ヘンだよ…あっ!
気持ち良くてぇ…ヘン、なの…んっ!」
恥ずかしいとか、ママの言葉とか、そういうのがどうでもよくなってきちゃった…
布の下で動くつる。
くちゅくちゅという音。
そして私の恥ずかしい声。
「あ…いいっ、んっ!はあっ、もっとぉ…」
脚をしばったつるはもうない。
私は自分から脚を開き、気持ち良さに体をゆだねていた。
「あっ…?なんか、気持ちいいの、いっぱい来たぁっ…!いいのぉ…!」
もう自分の言ってる事もわかんない。
気持ち良すぎて、意識が無くなっちゃう。
もう何も考えられない。
体が勝手に震え、叫んだ。
「ふあっ、あ、あああぁ〜〜〜っっっ!!!」
初めて感じる快感で私の意識は沈んで…───
「…ャラ、ジャラ、ジャラッ!ジャラッ!」
目を開けると、涙目のモンジャラの顔が見えた。
そっか、私、モンジャラと…
ゆっくり起き上がり、頭をなでた。
「大丈夫だよ、気持ち良すぎただけ。
優しいんだね、ありがと!」
「ジャ…ジャラァ…」
安心したのか、モンジャラは大粒の涙をぽろっとこぼした。
空はもうオレンジ色。
モンジャラの手、つるを手に取り、立ち上がった。
ちょっと脚がだるいけど、大丈夫。
「ポケモンセンターに戻ろ。おなかすいちゃった!」
「ジャラッ!!」
涙をぬぐって、にっこり笑って、うなずくモンジャラ。
大丈夫、きっと仲良くやっていける。
だってこんなに優しくて、気持ち良くしてくれるコなんだから…