フエンタウン。  
 
火山と温泉で知られるこの町だが、ポケモントレーナー達には別の意味で有名な町だ。  
ポケモンリーグへ至るための8つのバッジを入手するために挑戦するジムのひとつがここにあるのだ。  
 
 
「くっ…」  
「コータス、よくやったわね」  
たった今、そのジムでの戦いが終わった。  
悔しそうに膝をつく少年と、勝利を決めたコータスを褒める女性。  
彼女はアスナ、このフエンジムのジムリーダーである。  
「ありがとうございました……」  
ジム戦に敗北した少年がアスナに挨拶にくる。  
そんな少年に対し、アスナは気さくな笑顔で握手を求めた。  
「惜しかったわね。またの挑戦を待ってるわ」  
アスナと握手した少年は、その姿を見て思わず赤面した。  
フエンジム内は高温の蒸気でまるでサウナのような状態。  
その中に長時間いたアスナの服は汗と蒸気でピッタリと張り付き、何ともいえない色気をかもし出している。  
アスナの紅潮した肌は、彼女が扱う炎ポケモンよりもずっと綺麗だ。  
 
そんな少年の様子を知ってか知らずか、アスナは胸元をパタパタとさせながら口を開く。  
「アタシも君もすっかり汗かいちゃったわね。君、温泉入って汗を流してきなよ」  
「は、はい……」  
「ジム戦をやったといえば、入湯料タダになるからね」  
少年はこれ以上アスナと目を合わせられず、いそいそとジムを後にした。  
 
 
「はあ……疲れた」  
少年は肩まで湯に浸りながら天を仰いだ。  
受付でフエンジムの紹介だというと、すぐに屋上の露天風呂に通された。  
一般浴場と違い、ここはジム生達が使う特別な露天風呂らしい。  
今は昼なのでジム生達もここを使うことはなく、少年は一人で広い露天風呂を占有することになった。  
 
「どうして勝てなかったんだろう」  
 
アスナが使うポケモンは全部分かっていたし、水ポケモン主体の万全なパーティー構成で挑戦したのに、だ。  
「もう少しポケモン達を鍛えるべきだったのかなあ……」  
「いいえ、違うわね」  
「はあ、違いますか……って……!」  
自分の独り言に答えが返ってきたことに驚き、思わず声の方向に首を捻る。  
そこには一糸纏わぬ姿で立っているアスナの姿があった。  
 
「あ、あああアスナさん!」  
思わず顔を背ける少年を尻目に、アスナは桶を使って湯をすくい、それを体に浴びせた。  
「あたしもジム戦で汗かいちゃったからね」  
「は、はい……そうですか……」  
 
湯浴みをすませたアスナは少年の横に浸かると「ん〜」と声をあげながら背を伸ばし、両手を上げる。  
水面から豊かな双丘が顔を出し、ふるんと揺れた。  
『お、おっぱい……』  
少年は顔を正面に向けたまま、目だけはアスナの胸から離れない。  
「で、さっきの話」  
「……は、ハイッ?」  
「負けた理由」  
アスナは少年の正面に回り、口を開く。  
「負けた理由は、あなたが暑さに弱かったからよ」  
「暑さに……弱い……」  
「暑さはトレーナーから判断力や集中力を奪うわ。だからポケモンへ的確な指示ができなかった」  
 
少年は先の戦いを振り返る。  
 
確かに、ジム内の暑さで頭がぼーっとして指示が遅れた場面が何度かあった。  
思い返してみれば、それが勝負の分かれ目だったかもしれない。  
「そうか、そうだったのか……」  
自分の未熟さを棚にあげて、ポケモン達のせいにしようとしていた自分が恥ずかしい。  
自分はまだまだ未熟なポケモントレーナーだ。  
 
落ち込んでいる少年の目の前に、不意にアスナの顔が現れた。  
 
「……んっ……んっ!」  
 
アスナは少年の頭を押さえると、いきなり自分の唇を少年の唇に合わせる。  
『な、なにをするんですかアスナさん!』  
そう声をあげようとした少年の口に、アスナの舌がヌルリと侵入してきた。  
その舌は少年の口の中でゆっくりと動き、もう一つの舌と絡み合う。  
 
ちゅ、ぶちゅる、じゅる……  
 
『あ、あ……』  
混ざり合う唾液が淫猥な音を出し、少年の思考能力を奪っていく。  
たっぷりと少年の口内を蹂躙したアスナの舌が、唾液の糸を引きながらゆっくりと離れていく。  
「どう?」  
「どうって……どう…して、こんな……」  
アスナは少年に覆いかぶさったまま、その胸の谷間に少年の顔をはさみこむ。  
「頭がぼーっとなるでしょ?さっきの戦いのときみたいに……」  
やわらかな胸の間に顔を埋め、少年の思考回路は完全にオーバーヒート寸前だ。  
「これは特訓。あなたが冷静でバトルできるように我慢する特訓なのよ」  
だがそんなアスナの声も、少年には届いていないようだ。  
「ふふふ、可愛い男の子。名前はなんていうのかな?」  
「み、ミツル…です……」  
「特訓開始よ、ミツル……」  
 
アスナはミツルの顔を胸の谷間に埋めたまま、その手でミツルの股間をまさぐりはじめる。  
「そ、そこ触っちゃ…」  
案の定ミツルのそれは水中で反り返り、ピクンピクンと可愛く震えていた。  
「こすってあげる」  
アスナはミツルの未成熟なペニスを三本の指でつまむと、上下にしごき始める。  
「あああ、あっ!!」  
ミツルが胸から顔を出し、小さく声を上げた。  
そんなミツルの反応を楽しむかのように、アスナの指はミツルの肉棒を刺激する。  
「ほらほら、このままじゃアレが出ちゃうわよ」  
 
ミツルも思春期に入った男の子だ。  
病弱で引き込もり気味だった彼は、暇にまかせてオナニーという行為をすでに何回か体験している。  
『けど、このままじゃ……』  
 
もし絶頂に達してしまったら、湯船の中に射精してしまう。  
 
そんな事になってしまったら……  
「冷静に考えるの、ミツル」  
ミツルの考えを見透かしたようにアスナが囁きかける。  
「冷静、って言っても……ハアッ!」  
射精を抑えようと耐えながら、ミツルは必死で朦朧とした頭を回転させる。  
 
どうすれば  
 
どうすれば  
 
その時、不意に頭の片隅にある映像がよぎった。  
『そ、そうか!』  
 
バシャァッ!  
 
ミツルは渾身の力を込めてアスナの拘束をふりほどき、立ち上がる。  
そして、アスナの頭を掴むと自らの股間へと引き寄せた。  
 
ビュルウウウーーッ!  
 
「あっあ、アアアっーー!!」  
ミツルの絶叫にアスナが目を見開く。  
ミツルのペニスはアスナの口内に挿入され、その瞬間に勢いよくザーメンをぶちまけたのだ。  
それはアスナにもある程度は予測できた事である。  
小学生とはいえ、エロ本の一冊や二冊で口内射精の知識は得ている事もあるからだ。  
 
『だ、だけど……これはっ!』  
 
「ん゛ん゛ん゛ん゛ッ!!」  
アスナの頬が膨らむ。  
ミツルの射精は止まらず、その凄まじい量はアスナの口の容量をオーバーしようとしていた。  
『子供……いや大人でもこんなに出ないわ、多すぎるッッ!』  
ついに耐えきれなくなったアスナは、ミツルの股間から頭を離そうとする。  
だが、後頭部を両手で押さえられて身動きが取れない。  
 
ブバババッ!  
 
許容量を超えたアスナの口から白い液体がリバースしていく。  
ミツルの小さなペニスではアスナの唇を完全には密閉できない。  
口の両端から勢いよく精液が溢れだしてきた。  
 
『な、なんて量なの、この子……』  
 

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