化けモン番外編(非エロ。嫌いな人は避けて。)
ふと、2chで処女、非処女論争を見て思いついた単発ネタ。
現実ではこうはいかない。
「薫子。お前、本当に処女だったのか?」
いきなり思い立った俺は薫子に聞いてみた。
「はい。男性と交尾をしたことがないといった意味ではそうだと思いますが…。
でも、マスターはどうして処女にこだわるのでしょうか、
あの膜にはどんな秘密が…?」
「いや、俺は別に処女にこだわるわけじゃないんだ。
ただ、もしお前との間に子供が生まれたらと思うとな。
やっぱり育てるんだったら、自分の遺伝子を引き継いだ子供がいいなって。
育てたのに残るのが自分の子孫じゃないって寂しくないか?
しかも遊び人風体の男の子供だぜ?」
薫子の前で俺は本音を隠せなかった。でも、薫子は受け入れてくれることは知っている。
ほんとうに可愛い奴だ。
「マスターとの間に子供ができるかどうかはわかりませんが、マスターの子供か
どうかを見分ける方法ならありますよ?」
自信満々の薫子。そんな方法があるなら、是非聞いてみたい。
「どんな方法だ?いってみろ。」
俺は、聞いてみた。薫子の回答は意外なものだった。
「マスターとの間に出来た子は、たいあたりと、しっぽをふるしか覚えてません。
他の子なら、なにか別の技を持っているはずです。」
得意げな顔をする薫子。
「俺の子供はゼニガメなのか?」
「はい。それだけは間違いありません。」
「そうか…。」
まぁ自分の子孫だけあって、わけも分からない男の子供よりマシか…。
俺は不毛な会話を終わらせることにした。いい女なんだけどな……。