オレの名はユウキ。ハルカと幼馴染のポケモントレーナー
旅は一時中断し、ミシロタウンでしばらく修行の日々を送っていた
ある日、ミツルがオレのところに来たことから物語が始まる
「朝から騒々しいなぁ。何か用か?」
「なんだよー冷たいなぁ。ちょっとした噂教えてやろうと思ったのにさー。」
「どんな噂だよ?」
するとミツルは声を低くして話し始めた。
「ハルカさんの先輩のアスナが言ってたんだけどさ、ハルカさん、恋してるらしいぜ。」
俺は一瞬ドキッとしたが、冷静に会話することを心掛けた。
「なんでもナギさんとそういう類の話をしてたらしいし、この前告ってきたダイゴって奴を、好きな人がいるからって振ったらしいし。」
「そりゃハルカだって恋の一つや二つするだろ。」
そういいつつ、俺の頭の中では、恋と言う字と、ハルカがなかなか結び付かなかった。
「だってあのハルカさんだぜ? 男になびかない女が恋するなんてすげーだろ?」
「まぁ‥‥確かにね。」
ユウキとハルカは毎日夜に会ってバトルや訓練をする。
今日、その日なのだが、その噂を聞いてからどうも集中できない
すると、ユウキはあることに気づいた
――なんだか、ハルカの顔がうっすら紅くなってる気がした。
ミツルから聞いた噂を思い出した。
“ハルカさん、恋してるらしいぜ‥‥”
どんな奴だろう。ハルカが惚れるくらいだから、相当良い男で、できた奴なんだろうけど‥‥。なぜかすごく気になる。
「なぁ、ハルカ。ミツルから、聞いたんだけどさ‥‥。」
「ん? 何を?」
「お前、好きな奴、いるんだって?」
その瞬間、ハルカの目が真ん丸くなって、耳まで顔が真っ赤になっていた。
「なっ、なにそれ! そんなう、噂‥‥どっから出て‥‥きき、来たのよ?」
なんて素直な反応だろう。このハルカの動揺ぶりから、この噂の信憑性は高いものであるということは明白になった。
「まーまー照れるなって! で、誰なの? 俺、口堅いから大丈夫だよ?」
からかうように聞くと、ハルカは益々赤くなった。
(うわっ、かわいい‥‥)
俺からふっかけた話題なのに、変にドキドキして、ハルカの答えを聞くのがなぜか怖いように感じた。
「‥‥。」
何も答えないハルカ。ふと見ると、ハルカの目にはうっすらと涙が滲んでいた。そして、憎々しげに俺を見つめていた。
「誰だって‥‥いいじゃん。さ、ユウキには‥‥関係ないでしょ!?」
そう叫んだかと思うと、ハルカは練習場から走り去ってしまった。
「え? あっ! ハルカ!」
後を追ったが、既に彼女の姿はなかった。
俺の胸には強烈な罪悪感が生まれた。そして、調子に乗ってしまったことを心から悔いた。
(なんであんなことを‥‥ハルカに、あんな顔をさせたかった訳じゃないのに‥‥)
ハルカの、まるで俺を恨んでいるかのような(いや、実際恨んでいるのかもしれないが)あの目。その瞳の奥には、うっすらと悲しみが宿っていた。
俺はしばらくその場から動けずにいた。
ハルカの真っ赤な顔を思いだし、ユウキの胸はまたドキドキしていた。
――なによ。ユウキの馬鹿! 私の気持ちも知らないで‥‥。言える訳、ないじゃんか。だってきっと、ユウキは私のことなんて‥‥。
我ながら情けない考え方だとは思う。でも自分に自信なんてもてない。ユウキの好みが、自分とは掛け離れてるってことも知ってるから‥‥。
次の日
今日はハルカはろくにユウキと話しをしていない。というよりは、一方的にハルカがユウキを避けている。ユウキは昨日の失言をきちんと謝りたいと思っているのだが、ハルカがそれをさせないのだ。
(いないってはぐらかしちゃえば良かったのに‥‥)
少しひねくれているが、根は正直な性格の彼女がそんなことを言えるはずがない。
ふいに、野生のポケモンが出てきた。 野生のサーナイトだ
「きゃっ・・ いけバシャーモ!」
バシャーモが出たとたん催眠術に罹り眠ってしまう
ハルカはバックから木の実を出して食べさせるが効果なし。
サイコキネシスがバシャーモを襲う
ユウキは、木陰からその様子を眺めていた。
「(苦手な格闘タイプ出すし・・・ モモンの実なんか食べさせてるし・・ ハルカのやつ・・・)」
今日ハルカの調子がおかしいのは、おそらく昨日自分が言ったことのせいだろう。しかし、目すら合わせてくれないハルカに対して、ユウキは何もできないでいた。
ユウキはこの日またミツルと会っていた。ミツルにバトルを教えるのがきっかけだったが、今は立派な親友であった。ここのとこ毎日会いっぱなしだ
ユウキはいつも通りに振舞ったが、やはり感づかれた
「ハルカさんと、なんかあったのか?」
練習後、キルリアにポロックをあげながら、ミツルがユウキに聞いた。
「な、なんで分かるんだよ?」
しまった、と言った後で思ったが、ミツルは構わず話しを続けた。
「だってさ、いつもならユウキがハルカさんの話を一度はしてから練習開始って感じなのに、ハルカさんどころか話しようともしねーんだもん。それで何度も技が決まらないしさぁ。」
「‥‥。」
どうやら、バトルに身が入らないのは、ユウキも一緒らしい。
「頼むよ先輩。いくらボクが弱小だからって、お前がそんなんじゃ負けて当たり前だろ!」
「分かってるよ。それは悪かったと思ってる。」
ユウキも、おいしい水を飲み始めた。
「それとだな、ハルカさんのこと、好きならちゃんと伝えろよ。」
「ブッ!‥‥ゴホッゴホッ! おまっ‥‥! な、何言ってんだよ!」
危うく水をはきだしそうになるユウキを余所に、ミツルは話しを続けた。
「お前の態度見てりゃわかるっつーの。」
「‥‥。」
「まぁそこはユウキの自由だから。言いたいと思ったら、言えばいいしな。」
じゃあな、というと、ミツルは立ち上がり、去って行った。
(俺‥‥ハルカのこと‥‥?)
ミツルに言われて、ユウキは始めて気が付いた。あの噂を聞いた後、ハルカのことが気になって仕方ない自分がいた。笑顔を可愛いと思った自分がいた。
ドキドキしたのは、ハルカが好きだから‥‥?
(‥‥やっぱり、謝んなきゃ‥‥)
ユウキはいつもならハルカが待っているバトル場まで走った。しかし、声も音も聞こえない。
やはりハルカは帰ったのだろうか。
ユウキは自転車に跨がると猛然と自転車を漕ぎ出した。
―カチャッ‥‥キイィ‥‥―
「ただいまぁ。」
帰宅の挨拶をするが、当然返事がない。
母親は父親であるオダマキ博士の研究所に行っている。
(ご飯でも作ろうっと。)
台所に行こうとした時、ピンポーンと来客を告げるチャイムが鳴った。
「はーい? どちらさまでしょうか?」
ガチャッとドアを開けると、そこにはユウキが立っていた。
「‥‥!!」
ハルカは驚いて目を真ん丸く見開いている。
「ちょっと話しがあるんだけど‥‥。いいかな?」
「‥‥あ‥‥うん。あの、じゃあ‥‥どうぞ。」
何が何だか解らないと言った様子で、ハルカは落ち着かない。とりあえずユウキを居間に通した。
ユウキとハルカはお互いに向き合うように座っている。お互い、黙ったまま俯いて、ハルカが入れたお茶を見つめている。
そんな沈黙を破ったのは、ユウキの言葉だった。
「あの‥‥さ、昨日のこと‥‥なんだけど‥‥」
「‥‥。」
「ごめん。調子乗って変なこと聞いちゃって‥‥。」
ユウキからの謝罪の言葉。ハルカは鼓動が速くなるのを感じた。
ユウキはハルカの隣に座り、話しを続けた。
「悪気はなかったんだ。何て言うか、興味本位で‥‥。」
「‥‥らないで。」
「え?」
「‥‥私の気持ちも知らないでって言ったのよ! 私‥‥私‥‥ユウキのことが好きなんだもん!」
その言葉を口にした瞬間、ハルカの目から涙が零れた。
「言える訳‥‥ないじゃん。ユウキの好みじゃ、ない‥‥だろうし‥‥。それに‥‥こんなに男っぽいし‥‥。普通に、喋りたいのに‥‥憎まれ口ばっかたたいちゃうし‥‥。私なんか‥‥」
ハルカの言葉を遮るように、ユウキはハルカを抱き締めた。華奢なハルカの体を、壊れないように、しかし、力強く‥‥。
「え? さ、ユウキ?」
「ごめん‥‥お願いだから泣かないで。俺‥‥ハルカのこと、好きなんだ。」
「‥‥っ! うそ‥‥」
「うそじゃねーよ。好きなんだ。気付いたのは、さっきだけど‥‥この気持ちにうそはねーよ。」
「ユウキ‥‥。うぅっ‥‥。」
ハルカはユウキに強く抱き着いた。ハルカの涙がユウキの服に染み込んでいった。
「私‥‥昨日のことが、頭から離れなくて‥‥ユウキのこと考えると、胸が苦しいの。‥‥バトルに集中出来なくて‥‥み、ポケモンにも迷惑かけちゃったし、どうしたらいいか‥‥わかんなくて‥‥。」
「ごめん、ハルカ。俺のせいだよな。お前の気持ち、考えずに‥‥。でもバトルのことは、お前一人が抱え込むことじゃないだろ? 少し肩の力抜けよ。ポケモンの為に自分が出来ることをすればそれでいい。全部をやろうとするなよ。な?」
「ユウキ‥‥うぅっ‥‥ひっく‥‥!」
ユウキはしばらくハルカの頭を撫で、ハルカが泣き止むのを待った。
「ずっと‥‥ずっと好きだったよ‥‥ユウキ‥‥。」
「俺も、好きだよ‥‥ハルカ。」
「え? は‥‥?」
「‥‥なんだよ。お前の名前はハルカだろ?」
「うん、なんか‥‥嬉しいけど‥‥恥ずかしい‥‥。」
顔を真っ赤にしてそう呟くハルカ。こんなに女らしいハルカを見るのは初めてだった。そんなハルカの頬に、ユウキはそっと手を添えると、優しく唇を奪った。
「んっ!」
緊張しているからだろうか。二人とも、しばらくそのまま動けずにいた。
カチッ‥カチッ‥カチッ‥と、部屋には時計の音だけが響いていた。
「ユウキ‥‥。」
生まれて初めての口付け、目の前の愛しい少女の潤んだ瞳、真っ赤な頬。その全てがユウキを刺激する。温和な性格と言えどもユウキとて健全な男子だ。ユウキは欲情し、押し倒したい衝動にかられた。
しかし、ハルカへの愛情が、その行為を押し止めた。
「ユウキ‥‥好き‥‥。」
恥ずかしそうに上目使いでユウキを見つめるハルカを、ユウキは再び抱き締めた。
「ハルカかわいいなぁ!」
「やだぁ! 恥ずかしいよ‥‥んぅっ‥‥!」
再び繰り返されるキス。今度は唇を優しくついばむように、何度も何度も絡み合った。
「ん‥‥ちゅぅ‥‥ユウキ‥‥ユウキ‥‥。」
「ハルカ‥‥。」
「んふっ‥‥?‥‥あっきゃあ!!」
ふいにハルカが唇を離し、声をあげる。
その視線はユウキの下半身にあった。
「‥‥ユウキ‥‥こ、これって‥‥。」
「ご、ごめん! なんか‥‥ハルカとキスしてたら‥‥その‥‥勃っちゃった‥‥。」
「‥‥。」
「‥‥。」
依然としてハルカの視線はユウキの下半身から離れない。男性器が自己主張しているところを見るのは初めてだったのだ。
「‥‥ねえ、ユウキ。」
「な、何?」
「触ってみても‥‥良い?」
「え!?」
ユウキの返事を待たずに、ハルカはユウキのそれを、ズボンの上から触っていた。
「うわっ! ハルカ!」
「‥‥いや?」
そう言いながら、ハルカは上下に摩ってきた。
「うあっ‥‥そうじゃなくて‥‥。それ以上されたら、我慢できなくなる‥‥。」
「我慢?」
好きな少女に触られて、興奮しない男はそうはいないだろう。
「その‥‥お前を抱きたくなる‥‥ってか既にもうそう思ってる。」
ユウキは真っ赤になって俯いていた。
しかしハルカは、思いがけないことを口にした。
「‥‥いいよ‥‥。ユウキ‥‥抱いて?」
「‥‥お前意味分かって言ってる? 抱き締めるって意味じゃないぞ?」
「わ、分かってるよ!‥‥え、エッチ‥‥するって意味、でしょ?」
「ハルカ‥‥。」
「ねぇユウキ‥‥。私をユウキのものにして‥‥。身体全部で私を好きだって、教えてよ‥‥。」
ハルカの顔は、真剣そのものだった。
「いいのか? ハルカ。」
「うん。‥‥抱いて‥‥。」
その言葉をかわきりに、二人は再び唇を重ねる。激しく、舌が絡み合うキス‥‥。
―くちゅ‥‥ぴちゃ‥‥―
室内には粘性の音が響いていた。
ユウキはハルカの服の上から胸を触った。掌全体に、温かく、柔らかい感触が広がった。
ハルカの胸は、大きいとも小さいとも言えないが、バトルで鍛えているからか、ハリがあってとても触り心地がよかった。
ハルカの息が少しあがった。ブラジャーの下では、早くもその存在を主張する突起が芽を出していた。
「んん‥‥。」
「ハルカ? もしかして感じてる?」
「‥‥ばかっ。」 視線をそらし、恥ずかしさを口に出す。こんなにも可愛らしい少女がいつも近くにいたのに、ユウキは気付かなかったのだ。
(こんなに可愛かったなんて‥‥。他に知ってる奴、いるのかな?)
ユウキの心に湧いた疑問が、ユウキの愛撫の手を止めた。
「‥‥? どうしたの?」
愛撫が止まったことと、ユウキの険しい顔に、ハルカが疑問を抱く。
「あの‥‥さ、ハルカは‥‥今まで何人と付き合った?」
「え? 付き合ったことなんて、ないよ。」
「!」
確かに相当な美人なのでモテるのだけど、告白してきた男をことごとくフッてきたので、彼氏がいたことは一度もなかった。それでも、ひそかに彼氏がいたことはあるだろうと、ユウキは思っていたので、少し驚いた。
「‥‥そっか。」
そして、安堵の表情を見せた。
「ふふっ‥‥やきもち?」
「う、うるせーよ。」
今度はユウキが赤面していた。
「ねぇ。私の部屋に行かない?」
「そうだな。それじゃあ‥‥。」
ヒョイっとユウキがハルカを抱き抱えた。いわゆる、お姫様抱っこで。
「え! やぁっ、重いから自分で歩くよ!」
ハルカは少しじたばたとしたが、ユウキに降ろす気がないと悟ると大人しく抱き抱えられた。
「ハルカは俺のお姫様だからね。」
ユウキがそういうと、ハルカは「随分気が強くて男まさりのお姫様だけどね。」と言って、笑った。
(ああ、きっと俺はこの笑顔にやられたんだ。)
ユウキは確信した。普段は『大人っぽくて綺麗』と言われている彼女が見せる笑顔は、まるで幼女の様な愛らしさを持っている。ユウキは、こんなに可愛い笑顔を見たことがなかった。
ハルカに誘導され、ハルカの部屋に着いた。そしてユウキはハルカをベッドに優しく寝かせた。
緊張のせいか、服を脱ぐ手が震えていた。
(やべぇ‥‥こんなの、初めてだ‥‥)
ふと、ユウキがハルカに視線を移した。彼女もまた、緊張と、少しの不安のため、震えていた。
ユウキは上半身裸で、ハルカの上に覆いかぶさった。
―ギシッ‥‥―
ベッドの軋む音に、ビクッと身体を震わせるハルカの頭を、ユウキは優しく撫でた。
「俺‥‥今すげー緊張してる。」
「ぷっ!」
「な、なんだよ? なんでそこで笑うんだよ?」
「だって、真顔で言うんだもん。‥‥私もね、ドキドキしてる。‥‥初めてだから‥‥。」
「俺も‥‥。優しくするよ。」
「うん‥‥。」
その言葉で、ハルカの心の中にあった小さな不安は消えた。同時に、ユウキへの強い愛と信頼が生まれた。
ユウキが、ハルカの服に手をかける。優しく持ち上げ、脱がせると、かわいいピンクのブラジャーに包まれた形の良い胸があらわになった。
「すごい綺麗だ‥‥。」
「やだっ! そんなに見ないで‥‥。」
恥ずかしさのあまり、両手で胸を覆い隠すハルカ。
「なんで? 綺麗なんだから、隠すことないよ。ちゃんと見せて?」
好きな人の言葉に抵抗することなど出来るはずがない。ハルカは細い腕をゆっくりと離した。
ユウキはブラジャーの上から優しく触れた。
「んっ‥‥はぁ‥‥。」
ハルカの口からは可愛らしい吐息が漏れた。
先程の愛撫でも思ったが、ハルカは感度がいいらしい。
ぎこちない手つきでブラジャーのホックを外し、直に触れると、更に甘い吐息が漏れた。
「ふっ‥‥ん‥‥。」
彼女の頬は上気し、ピンク色に染まっている。
ユウキは既に硬直し、上を向いて勃っている可愛いハルカの胸の突起に舌を這わせた。
―ピチャッ‥‥ちゅうぅ‥‥―
「っ! ふうぅっ!」
突然の口での刺激に、ハルカは先ほどより大きい吐息を漏らした。
(声‥‥我慢してるんだ。)
「ハルカ‥‥声、我慢しなくていいよ?」
「や‥‥だって‥‥恥ずかしいよ‥‥。」
声を出したいのは山々だが、そうしたら嫌われるのではという考えが、その行動を止めていたのだ。
「‥‥。」
ユウキは、先ほどよりも強くハルカの胸の突起を吸った。
―‥‥ちゅうぅっ!―
「!!‥‥あぁっ!」
我慢しきれずにハルカの口から漏れた喘ぎ声は、普段バトルで相手を倒す時の声からは想像つかないほど、甘美なものだった。
「すげぇ‥‥かわいいよ。」
自分の腕の中で喘ぐハルカを見つめながら言った。
「あんっ、そんなこと‥‥ない‥‥はぁん!」
「気持ち良い?」
胸への愛撫をしながら、耳元でユウキが囁いた。
「んぁっ‥‥やっ、変な気分‥‥。」
「‥‥止めて欲しい?」
「やだっ! 止めないで‥‥あんっ!」
くにくにと指と舌でハルカの小さな突起を摘むようにして刺激する。その動きに合わせるように、ハルカは喘ぎ、身体を震わす。
ユウキの下半身の欲棒も、痛いくらい張り詰めている。
エロ本などの刺激とは比べ物にならない位の官能に、二人は支配されつつあった。
「スパッツも脱がすよ。」
少し短めのスパッツをハルカの腰から引き抜く。ハルカを覆うものは、ブラジャーとお揃いのピンクのパンティだけになり、綺麗に引き締まった細い身体があらわになった。
「は、恥ずかしいよぉ。」
もじもじとベッドの上で縮こまるハルカに、ユウキは軽くキスすると、自らの服のズボンを脱いだ。ユウキも、バトルで鍛えているだけあって、贅肉の少ない、綺麗な身体をしていた。
「俺もパンツだけになったから、恥ずかしくないだろ?」
「そ、そーゆー問題じゃ‥‥。ユウキの、さっきより大きくなってるね。」
「ハルカがかわいい声出すから‥‥。」
「かわいくないってば‥‥あっはぁっ!」
ユウキがパンティ越しにハルカの秘口を撫でた。
「ほら、かわいい声。」
「はぁっ‥‥あぁんっあんっ!」
彼女のそこは既に湿っていて、ユウキの指が往復する度にくちゅくちゅと淫らな音を出していた。
(うわぁ‥‥もうこんなに‥‥。)
淡いピンクのパンティは、一部だけ濃い目のピンクになっていた。その上透けてしまっているので、もうパンティの役目を果たせない代物になっていた。
ユウキはハルカの腰を抱き抱え、するりとパンティを抜き取った。ハルカの秘口とパンティの間には、透明な糸がひいていた。
「やぁ! み、見ないで!」
秘部を隠そうとするハルカの手を優しく除けて、そこに顔を近付ける。
それはとても神聖なものに見えた。自慰行為もしたことのない乙女の秘口は、綺麗なピンク色をしており、ぴっちりと閉じたそこからは、呼吸に合わせるようにして透明の蜜が溢れていた。
そしてその上の方には、小さい小豆のような突起が、一生懸命自己主張をしているのだった。
ユウキは秘口に口をつけ、溢れ出る蜜を吸った。
―じゅる‥‥じゅうぅ‥‥―
「ああぁっ! ユウキ!」
ユウキの口が自分の秘部を‥‥。そう思うだけで羞恥心にかられ、益々感じてしまう。
―ぴちゃっ‥‥じゅるっ‥‥ぴちゃぴちゃ‥‥―
「やあぁっ! ああん!」
まるで温泉の源泉のように、次から次へとめどなく蜜が溢れてくる。
ユウキは優しく、激しく唇と舌でハルカの蜜の味を堪能しながら、今度は自己主張している陰核に触れた。
―くにっ‥‥―
「うあぁっ! そ、そこは‥‥あぁ!」
ユウキは顔を紅潮させ、恥じらいながらも喘ぐハルカを虐めてみたい衝動にかられた。
「そこは何? 嫌なの?」
「ひっ! んあぁ!」
「言わなきゃ分かんないよ。どうしたの?」
「やぁ‥‥いじわる‥‥ふぁっ!」
ユウキがハルカの陰核を弄ぶ度に、ハルカの身体は快感に震え、更に蜜を垂らす。
「すごい濡れてる‥‥。下に垂れちゃうかもよ?」
「いやぁ! 見ちゃダメぇ‥‥はあぁんっ!」
「気持ちいなら気持ちいって言わなきゃ。」
「あぁ‥‥き、気持ち良いっ‥‥ふぅっ!」
初めての秘部への刺激だというのに、ぴっちりと閉じた秘口からは、夥しい量の愛蜜が滴っている。かなり感度の良い身体なのだろうと思える。
しかし、それでも閉じた秘口が、彼女が処女であることを物語っている。
(‥‥痛いんだろうな‥‥)
これだけの反応を見せるハルカと言えども、破瓜の痛みはユウキの計り知れないものだ。
「‥‥ユウキ?」
少々意地悪が過ぎたかもしれない。ハルカのおでこに優しく口を寄せると、「ごめんな。」と囁いた。
「優しくするって約束だったよな。」
「ユウキ‥‥。」
「ハルカ‥‥指、入れるよ。」
人差し指をゆっくりと差し入れるユウキ。
にちゅうぅっ‥‥と、淫猥な音を響かせながら、ハルカの秘口はユウキの指を飲み込んでいったが、中はやはり窮屈で、ユウキの指をきつく締め付けていた。
「ふぅっ!‥‥くぅ‥‥。」
眉間に皺をよせ、口からは苦しげな吐息を漏らすハルカ。
「すげぇきつい‥‥痛い、か?」
「へ‥‥き、だけど‥‥ちょっとくるしぃ‥‥。」
異物が入ったことのない秘口は、指が入るだけでいっぱいいっぱいなのだ。
(やっぱり今日は‥‥)
ユウキはハルカの身体を気遣い、少しずつ慣らしてからの方がいいのでは、と迷った。
しかし、ハルカはその気持ちを察し、囁いた。
「あのね‥‥ユウキ。」
「どうした? やっぱり痛いか?」
「ううん、違うの。‥‥私、平気だよ?」
「っ! ハルカ‥‥。」
「だからお願い‥‥最後までして‥‥言ったでしょ? 私をユウキのものにして、身体全部で私を好きだって、教えてよって‥‥。」
「‥‥痛いぞ、絶対。」
「覚悟してるよ。」
「‥‥もうちょっと待ってろ。」
ハルカの中に入れたままの指を出し入れし始めるユウキ。
―‥‥ぐちゅっ‥‥くぷっ‥‥―
「あうっ‥‥んふぅ‥‥。」
しばらく中に入れたまま動かさなかったからか、きつかった秘口がほぐれ、指の動きをスムーズにしていた。
それがハルカに、苦しいだけじゃない、甘い感覚も与えている。
―くちゅっくちゃくちゃっ‥‥―
「あぁっユウキ! はぁんっ!」
指の抽送に強弱を付け、浅く深く刺激する。その度にハルカの細い身体が跳ね、彼女の淫らな口からは愛蜜が溢れた。
ユウキの我慢は限りなく限界に近かった。
ユウキの硬い欲棒の先からは、ぬめった先走りが漏れていた。
「ハルカ‥‥俺、もう我慢できねー。いい‥‥かな?」
ユウキの言葉に、ハルカは小さく、「いいよ。」とだけ呟いた。
ユウキはぎゅっとハルカを抱き締めると、指をゆっくり引き抜き、足を優しく開かせて、入口に自分の欲棒をあてがった。
「いくよ‥‥。」
「ん‥‥。」
―くちゅっ‥‥ずっ‥‥―
亀頭がハルカの秘口をゆっくりと押し開き、入っていく。
「んんっ!‥‥っつ‥‥。」
ハルカが痛みに顔を歪ませる。声に出さなくても、ユウキの腕を握る強さで痛みの度合いは判る。
「ハルカ、力抜いて?」
「は‥‥ぁ‥‥うん。」
ふぅっと息を吐いたところでユウキが腰を進める。
―ずず‥‥プツンッ‥‥―
「っ! んあぁっ!」
何かが弾けたような音がハルカの身体に響く。同時に赤い液体が滴り、ハルカに痛みを与えた。
「‥‥大丈夫か? もう少しだからな。」
「はぁ‥‥はぁ‥‥ユウキ‥‥。」
虚ろな目でユウキを見つめるハルカ。目の端には涙が溜まっている。
ユウキはハルカの様子を見ながら、ゆっくりと挿入した。
―くぷっ‥‥ずずっ‥‥ずるっ―
「あっくぅっ!」
ハルカが荒く呼吸する度に、ユウキを締め付け、経験したことのない快楽がユウキを襲う。
「はぁ‥‥ハルカ‥‥入ったよ。すげぇあったかい。」
「うん‥‥。ユウキのも、熱いよ。」
涙を浮かべながら、ハルカが微笑む。
「痛いか?」
「うん、まだ少し‥‥。でも‥‥」
「でも、何?」
もう一度優しく微笑むと、
「これで私、ユウキのものだね。」
と静かに言った。
「ハルカ‥‥。」
「すごく嬉しい。私、今すごく幸せだよ。」
「‥‥ばーか。痛いくせに強がんなよ。」
「強がってないよ。もう平気だもん。‥‥平気だから‥‥。」
ハルカが何を言おうとしてるのか、ユウキには聞かなくても分かっている。
「動くよ‥‥。」
「うん‥‥。」
―ずる‥‥にちゅうっ‥‥くぷっ―
ゆっくり、ゆっくり腰を前後に動かす。
ユウキが腰を動かしてハルカを刺激する度、ハルカの秘口からは、粘膜質で淫らな音が響く。
「んっふぅっ‥‥ユウキ‥‥ぁっ‥‥」
そしてハルカの口からは、痛みを我慢する声と共に、少しではあるが甘い響きの交じった喘ぎ声が奏でられていた。
「ハルカ‥‥好きだ‥‥。」
強弱を付けながら、ユウキはハルカを攻め立てる。
―ぐちゃっくぷぅっ! じゅるっ‥‥―
「はぁん‥‥あんっ‥‥好き、ユウキ‥‥」
ハルカがユウキの首に手を回し、快楽を感じ始めていることを告げる嬌声を漏らす。
ハルカを突き上げながら、今にも飛び出しそうな自分の絶頂の象徴を、なんとか抑えているユウキ。
二人はその行為に夢中になっていた。
ユウキが奥まで入る度、ハルカがそれを締め付ける。目がチカチカするような刺激。自慰行為では味わえない、にゅるにゅるとしたその感触。ユウキはもう抑えることができなかった。
―じゅぶっぐちゃっぐちゃっ!―
「ああっ! ユウキ!」
「ハルカ‥‥俺、もう‥‥」
「あうぅっ! ユウキ‥‥はげし‥‥はぁっ!」
ユウキが激しくハルカを突き上げる。
「ああん! 壊れちゃうぅ! ユウキっ!」
そして次の瞬間、
―ドクンッ! ビュッビュッビュッ‥‥―
「うああっ! ハルカっ!!」
ユウキは白い液体を、ハルカのお腹の上に吐き出していた。
「はぁっ‥‥はぁっ‥‥ハルカ‥‥。」
「あぁ‥‥ユウキ‥‥ユウキ‥‥。」
ドサリとユウキがハルカの上に倒れ込んだ。二人とも、息はまだあがったままだった。
「ハルカ、ごめんな‥‥俺だけ、気持ち良くなっちまった‥‥。」
「そんなこと、ない。その、痛かったけど‥‥」
「?」
「段々、あの‥‥なんていうか‥‥気持ち良くなった、っていうか‥‥。」
もじもじしながら初体験の感想を述べるハルカ。
「ユウキ‥‥。」
「ん?」
「次は‥‥もっと気持ち良くなれるかな?」
「俺が気持ち良くしてやる」
「ふふっ。‥‥ねぇユウキ‥‥すごく好きだよ。」
「俺も‥‥大好きだよ。」
なんとも仲睦まじい二人。気持ちが通じ合った二人の、甘い甘い至福のひととき‥‥。
「ところでさ、今度のジムの相手は誰なの?」
「ヒマワキジムのナギさん‥‥。」
「‥‥勝つ自信はいかほどですか、ハルカ総帥。」
「もちろん、勝つに決まってんじゃん!」
そう言って笑ったハルカの顔に、もう焦りや不安は一欠けらもなかった。
やはりハルカはこうでなきゃな。
ユウキはひそかにそう思うのだった。
――二週間後――
空にそびえるコート上で、今まさに試合が始まろうとしている。審判が両トレーナーに合図を送る。
「東、ジムリーダーナギ。西、挑戦者ハルカ。試合開始!」
「よし!!いくわよバシャーモ!」
ボールを思いっきり投げるハルカ。
一瞬、遠くでこちらを見ているユウキと目が合った。
にっこりと自信に満ちた笑顔をユウキに送る。
スカイアッパーで相手に一撃を食らわしたハルカのバシャーモ
今、ハルカの技で始まり、ハルカの笑顔で終わるであろうその試合が始まった。