「じゃあ、お前らは居残りだ。ここでおとなしくしとけよ」  
短くそう言って、マスターは旅立っていった。  
なんでも今日はコリンクを捕まえにカミナリ山に行くらしい。  
あそこは地面タイプのポケモンも多い。  
タイプ的に不利なおいら達は、育てやっていうところで居残りすることになった。  
「行っちゃったね」  
マスターの背中が見えなくなると、隣のピカチュウがぼそっと呟いた。  
そう。居残り組みはおいらとこのピカチュウ。  
なんでもマスターの昔っからのポケモンらしいけど、  
おいらはまだ仲間になったばかりだから、あんまり話したこともなかった。  
 
「じゃ、遊ぼっか」  
「う、うん」  
自己紹介でも…と思ってたのに、ピカチュウはあっさりおいらの手を握ると、  
ポケモン専用の部屋に入っていった。  
「ピカチュウはここ、慣れてるの?」  
「うん、そだよ。よく留守番してるからね」  
連れて行かれた部屋は小さなポケモン用なのか、かなり小さめで  
二匹でいるだけでちょっと窮屈かなって感じだ。  
「ボク、ピカチュウ。ピチューの頃からマスターと一緒なんだ。  
よろしくヒコザル。新しく仲間になったんだよね」  
「う、うん、よろしく…」  
マスターのポケモン。仲間…か…。  
そう言われて、ここ数日、マスターと呼ばれてるあのニンゲンに捕まえられてからの  
屈辱の日々が脳裏をよぎる。  
 
「へへっ、やっぱりこいつ気持ちいいなぁ。きゅうきゅう締めつけてくる」  
「ふーん、だいぶ咥えてからの舐めかたも上手になってきたじゃないか」  
毎晩毎晩、ザングースとあのニンゲンの性器を口で奉仕させられ、  
同時に体に突き入れられ、精液を飲まされ、注ぎ込まれ…  
更にはおいらのオチンチンまで弄られ、何度も絶頂へと運ばれ、  
その度に「犯され好き」だのなんだのと罵られた。  
まさかこんなことになっちゃうなんて…。ほんの数日前まで思ってもなかった。  
「ヒコザル、どしたの、大丈夫?」  
「あ、ああ、何でもないよ」  
ピカチュウは無邪気な顔でくいっと覗き込んでくる。  
このピカチュウ、すっごく可愛い顔してる。目がくりっと大きくって、キラキラしてて。  
違うポケモンの年齢ってよくわかんないけど、多分まだ少年ってくらいの幼さだ。  
(もしかして、このピカチュウも、あのニンゲンとかザングースに…?)  
 
何も穢れを知らなさそうな可愛い顔に、綺麗な毛並み。とてもそうは見えないけど。  
でも、マスターのポケモンってことは、やっぱりそうなのかな。  
ふ…とピカチュウの股間に目を落とすと、  
ぽてっと膨らんだ袋の上に、おいらと変わらないくらいの小さなオチンチンがちょこんとのっかってる。  
とても、そういう経験があるとは思えないけどなぁ。  
「ちょっ、ヒコザル、どこじろじろ見てるの?」  
「あ、ゴ、ゴメン」  
まずい。ピカチュウがヘンな目でおいらを見てる。てか、おいらってば何考えてるんだ!  
「ねえ、座らない?」  
「うん、そだね。…いっ!」  
ピカチュウに続いてぺたんっとお尻をつけて座った瞬間、ズキっという痛みが体を貫いた。  
ああ、そうだった。ここ数日お尻を好き放題にされてたんだった。  
 
「だ、大丈夫?」  
「う、うん、ちょっとね」  
「ヒコザル、ザングースとマスターにエッチなことされたんでしょ?」  
「っ!?ピカチュウ、知ってるの?」  
やっぱりピカチュウもそうなんだ…。  
「当たり前じゃん。ヒコザルってマスターが好きそうだもんね。  
まだ初めてだったんでしょ?お尻、痛いの?見せてごらんよ」  
おいらを本気で心配する優しそうな目。  
ピカチュウはなんだか手馴れた様子だ。  
ああ、ここのところひどい目にあってばっかりだったけど、  
今はあのニンゲンも、ザングースもいない。  
おいら、ちょっとだけ安心していいのかも…。  
なんだか張り詰めてた糸がやっと緩んだ感じだ。  
「うん、ちょっとヒリヒリするんだ。ピカチュウ、見てくれる?」  
おいらはくるっと後ろを向いて、ピカチュウに見えるようにお尻を突き出した。  
 
「ふぅん、結構赤くなってるね。ここ薬があるから塗ってあげるね」  
ぺちゃっ  
「ひゃぁっ…」  
よく見えないけど、ピカチュウの指が、冷たい液をお尻に塗りつけてくる。  
最初はちょっと冷たくって気持ち悪かったけど、  
すぐにヒリヒリする感じがなくなって、楽になってきた。  
「ねえ、ヒコザルー」  
「なに?」  
「お尻の炎がじゃまなんだけど」  
「あ、うん」  
なるたけ炎を小さくしたけど、それでもピカチュウは不満らしい。  
結局、後ろ向きじゃあ塗れないってことになって、  
おいらは仰向けになって足をあげて、下からピカチュウに見られることになった。  
「ちゃんと自分で足持ってよ」  
「ちょ、恥ずかしいよ…」  
薬塗られるためとはいえ、この格好はすっごい恥ずかしい。  
ザングースやあのニンゲンにエッチなことされた時でさえ、こんな格好したことないのに。  
オチンチンまで丸見えじゃないか。  
 
でも、ゆっくりと薬を塗るピカチュウの手つきはすっごく上手で、  
どんどん痛みがひいていく。  
「ふわぁ、気持ちよくなった〜」  
あ、まずい。痛みがひいてきたのはいいけど、  
なんだかヘンに気持ちよくなってきた。  
おいらここ数日エッチなことばかりされて、おかしくなっちゃたのかな。  
ピカチュウにお尻触られて、オチンチンが反応しそう…  
「あ、あのっ、ピカチュウ。もういいから、気持ちい、いやっ、痛くなくなったから」  
「ダメだよ。まだ塗り終わってないんだから」  
足を閉じようとしたけど、遮られてしまった。  
ピカチュウはまだゆっくりとお尻の周りからオチンチンの袋の根元まで、  
撫でるように薬を塗りつけてくる。  
「んっ!」  
そ、そんなに丁寧にしなくていいのにー。  
まずいよ。このままじゃあ、ピカチュウにヘンタイだと思われちゃうよ。  
ダメだぁって思うけど、オチンチンは勝手にどんどんおっきくなっちゃった。  
 
「えへへ。勃起しちゃったねぇ」  
「ご、ごめんっ、ピカチュウ。そんなんじゃないんだけど…」  
「ヒコザルのオチンチンって勃起してもかーわいいなぁ」  
「えっ!?ピ、ピカチュウ?」  
なんかさっきと口調が…違…  
「中も塗ってあげるね」  
「あっ、ちょっ、ちょっと…。ひうっ!」  
にゅるっう…  
薬をたっぷりつけたピカチュウの小さな指が、突然無遠慮に穴に入り込んできた。  
ここ数日、2本の巨大な性器を受け入れ続けてすっかり拡張したそこは、  
大した抵抗もせずにそれを受け入れた。  
「やぁっ、やめ、やめてよ!」  
「うるさいなぁ。好きなくせに」  
パチィッッ!!  
「!!」  
中に挿入されたピカチュウの指先から、稲妻のような電流が体に走った。  
 
「どう?ボクの特性の静電気。力抜けちゃったね」  
「ぴ、ぴかちゅ、う、なんで…」  
体を動かして跳ねのけようと思うのに、じんじん痺れて力が入らない。  
ピカチュウ、いいやつだと思ってたのに〜!  
「なんでって…。ボクだってマスターのポケモンだよ。分かってたんでしょ?  
今度のヒコザルは犯され好きって聞いてるよ。楽しませてよね」  
「そ、そんなぁ…」  
やっと助かったと思ったのに。こんなのって、こんなのって…  
「ひくっ、ひっく…」  
「ほら、泣いてないで咥えてよね」  
ちゅぷっ…  
唇をわけて、強引に肉の芽が差し込まれる。もうカチカチだ。  
先端の皮をめくりあげて小さく突き出たピンクの突起ににゅるっと舌が触れると、  
すっかりお馴染みになったオスの匂いがした。  
 
「んっ、暖かい…。気持ちいいよぉ」  
ひとしきりおいらの口を蹂躙し終えると、  
ピカチュウはチンチンを突き入れたままくるっと体の向きを変えて、  
今度はおいらのオチンチンを弄って遊び始めた。  
「えへへ、ヒコザルのこれ、かぁわい〜」  
まだ剥けきらない皮を引っ張ったり、指で弾いたり、先っぽをぺろぺろと舐めたり。  
まるで、大好きなおもちゃで遊んでるみたいに…  
今までのザングースやあのニンゲンの愛撫とは全然違う。  
小さく器用な指先と、ざらっとした刺激のある舌で、的確にポイントをついてくる。  
「んっ、くむっ…」  
き、気持ちいい…  
「あれぇ、もうイっちゃいそうなの?」  
股間から、ピカチュウのバカにしたような声がする。  
おいらのオチンチンがヒクヒクしちゃって、限界なのが分かってるみたいだ。  
だって、体が痺れてて、全然抵抗もできないんだもん。  
「んんっ、くむぅっ、んぐっ…」  
自分でも情けないとは思うけど、ピカチュウに弄られて数分もしないうちに  
いつものオシッコするような感じが伝わってきて、  
ぴゅうっとピカチュウの口の中に液を射出しちゃった。  
 
「うわ、ヒコザルってエッチな液まで熱いや」  
こくんっとそれを飲み干したピカチュウは、おいらの口から勃起したチンチンを引き抜くと、  
またさっきみたいにおいらのお尻が見えるように、足を持ち上げる。  
ま、まさか…、ピカチュウも…?  
股間でごそごそしてるピカチュウの方を見ると、  
ピカチュウはさっきおいらのお尻に塗ってた薬?みたいな  
にゅるっとした液を自分のチンチンに塗りつけて、それをぴとっとおいらのお尻に近づける。  
その顔はさっきの愛らしい表情からは一変して、まるで小悪魔みたいだ。  
「や、やらっ、ぴかちゅう、やめっ、もう…」  
麻痺で舌がうまくまわらない。  
「じゃ、いっただっきまーす」  
にゅるぅ〜。  
「んんっ!!」  
ゆっくりとピカチュウの肉茎が侵入してくる。  
さっき塗られた薬のせいか、それは苦もなく奥まで進み、  
おいらの体の芯にずんっと突き刺さった。  
 
「うっわぁ、すっごいよぉ。ヒコザル最高〜」  
にゅぷっ、じゅるっ…  
「ひっ、あうぅぅ…」  
な、なんだろう、この感じ。  
ザングースやあのニンゲンに犯されてたのとは全然違う。  
ピカチュウのチンチンがそんなにおっきくないせいか、にゅるにゅるする薬のせいか、  
今までみたいな張り裂けそうな苦痛は感じなかった。  
その代わり、体の奥がつんつんと刺激されて、痺れた体がもっとじんじんしてくる。  
「んんっ、気持ちいいよぉ、熱い〜」  
ぐっ、ずぷっ…、にゅるううぅ…  
ピカチュウのチンチンが中でぐぐっと膨らんでる。  
おいらのオチンチンが、後ろから刺激を受けて、また勝手に勃起しちゃってた。  
ツンと上を向いて、ピカチュウのお腹を押している。  
先端が柔らかな毛並みに包まれて、なんともいえない気持ちよさだ。  
「えへっ、ヒコザルも感じてるの?ほんとに犯され好きなんだぁ」  
「ち、ちがっ、うぅっ…あっ!」  
ピカチュウはその突起を指で握って刺激しながら、おいらを犯し続けた。  
 
「ぴっ、いくっ、ボク、もうっ…!」  
「っ!!」  
ピカチュウの興奮が絶頂に達しそうになってきた時、それは起こった。  
「うわっ、ぴ、ぴかちゅう、電気、電気漏れて…るって!」  
ピカチュウがずんっ、ずんっと幼茎を突き立てるごとに、  
その先端から体内へと、痺れた体に追い討ちをかけるようにピリピリと刺激が走る。  
体中の体毛がぞわぞわって逆立ってる。  
「んっ!き、気持ち、いいっ!」  
でもピカチュウは、ほっぺの上をピンクに染めて、  
もう夢中になっておいらにチンチンを差し込んでて、全然聞いてない。  
このままもしピカチュウがイっちゃったら…  
「や、やめて、お願いだよぉ…」  
「ふあぁっ!いくっ、出ちゃうよ!」  
「だ、だめぇ!…うぁっ!!」  
とぷっ、びゅるううっ!!パチィッ!!  
体の奥に流れ込んでくる熱い液と同時に、全身を貫くような衝撃。  
電撃とともに吐き出されたピカチュウの精液がお腹の中にはじけて、  
その刺激でおいらのオチンチンは2回目の絶頂を向かえ、  
ピカチュウのお腹の毛との間に、とろっとした白い液が糸を引くのが見えた。  
 
その後もピカチュウには何度も体をおもちゃの様に弄られ、遊ばれ…  
やっとあのニンゲンが帰ってきたのは、それから数日たった頃だった。  
「お前ら、元気に…してたみたいだな」  
おいら達を一目見てニヤっと意味ありげな笑みを浮かべるマスター。  
その横にいるのは、まだ小さなコリンクだった。  
(か、かっわいぃ〜)  
くりっと金色の目に大きな耳。  
ふ…と気になって股間に目をやると…  
ああ、やっぱりオトコノコだ。ってことは、この子も…。  
「今日からこいつが仲間だ。ピカチュウ、同じ電気タイプ同士、仲良くしてやれよ」  
「うん!よろしくね!」  
無邪気な笑みを浮かべ、コリンクにすりすりと頬を寄せるピカチュウ。  
「ヒコザルも仲良くしてやれよ」  
「う、うん…」  
おいら、これからどうなっちゃうんだろう…  
目の前のコリンクの、股間に小さく突き出たオチンチンを見ながら、  
ふと浮かんだ「このコリンクにも犯されちゃうのかなぁ」という思いを  
くびをぶんぶんと振って即座に打ち消して、  
再びマスターのモンスターボールへと吸い込まれていった。  
 
 
おーわり  
 

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