岩の蓋が開けられた。  
いつも通りかと思った。だけど、今日は少し違った。  
 
「…なんだって?」  
「お前、昨日は結局いくら犯しても正直にならなかったからな。  
明日は一日中犯してやる。  
絶対に、正直にさせてやるからな」  
 
何を言いたいんだ……。  
 
「正直になれたら合格。  
なったら明日はその時点で許してやる。  
ならなかったら不合格だ。その場合、お前はもういらない」  
 
ん…?  
これはチャンスなんじゃないか?  
だが、一日中………。  
 
「分かったか?  
明日を楽しみにしてるんだな」  
 
ドサイドンは、オレに話をしただけで蓋を閉じた。  
アイツらは何がしたいんだ…。  
とにかく、明日だ。  
ハードだけど…耐え抜くしかない!  
 
 
………………  
とにかく落ち着け。  
今日で終わらすんだ。  
なんとしてでもこの洞窟から出る!  
 
「どうだ?  
お前好みか?」  
「………ああ。  
なかなか良さそうだ」  
知らない声が聞こえる。  
いったい誰………  
ア、アイツは………  
「あはは、相変わらず男の子が好きなんだね。オーダイル」  
 
デカい奴が増えている!  
ドサイドンと同じくらいの………。  
「じゃ、早速始めるか…」  
「ああ。  
あとロズレイド、お前はそこで見てろ」  
「………」  
「じゃ、いっくよー!」  
 
フシギソウのつるのむちがオレを拘束し、犯しが始まった。  
 
(ジュプ…)  
「ああっ…」  
オレの中に入ってきたのは、オーダイルのモノだった。  
「おっ、けっこうイイんじゃね?コレ」  
「でしょ?  
口の中もきもちいいんだよ」  
「じゃ、俺がやるぞ。  
オラ、くわえこめ」  
「むぐぐ…!」  
前にはドサイドン。  
後ろからオーダイルに犯され、オレは突いてくる二つの苦しみを耐えなければな  
らなかった。  
(シュッ、シュッ)  
「んんっ…」  
「あはは、やっぱりフローゼルって犯され好きだね。  
ほら、こんなに大きくなってるよ」  
フシギソウのつるのむちがオレのモノを刺激する。  
「ん、ぐ…」  
「おっ、けっこう舌使い上手いじゃねーか」  
「へぇ、こんなにすげえ体してんだ。  
いい締まりだな」  
 
とてつもなく悔しい気分だ…  
いいかげんにしろ…  
「さあ、喜べ。  
出してやるぞ!」  
「オラ、飲みこんでみやがれ」  
(ドプッ)  
(ゴボッ)  
「ん、んんっ!」  
前と後ろからほぼ同時に精液が放たれた。  
ドサイドンのはフシギソウのより多く、  
喉の奥まで入り込み、焼け付くように痛い。  
オーダイルのは、一回でかなりの量だ。  
一気に流れ込み、オレの中にどっぷりと溜まった。  
「ぶはっ!  
げほっ、うぇ…」  
ドサイドンの精液のおかげであまりにも喉が苦しい。  
口をはなし、すぐさま吐き出した。  
すると  
「飲みこめっつっただろーが!!!」  
「んぐぐぅっ!!」  
ドサイドンが再びオレの口の中にモノを無理やりねじ込んだ。  
ドサイドンのモノの先が喉の奥に触れてしまうほど深く…。  
「ん、んんっ、ぐっ」  
「今度はちゃんと飲めよ」  
 
こ、こいつら…  
もう…やめてくれぇ…  
このままじゃ…  
オレ…おかし…く…なっち……まう………  
 
どれだけ時間が経ったのだろう…  
この時点でいつもの何倍も続いている。  
あの後、オレはがっしりと頭を押さえつけられ、ドサイドンの精液を否応なしに  
飲んでしまった。  
オーダイルの方も、オレの中に何回も精を放った。  
それに、フシギソウにこすられ続け、オレは何度か射精をしてしまった。  
 
もうオレは体力的にも精神的にも限界に近かった。  
昨日のドサイドンの言葉がぐるぐる…頭の中を回って…  
 
『正直になれたら合格。  
なったら明日はその時点で許してやる。』  
 
もう楽になりたい。  
苦しみから解放されたい。  
だけど…ここから逃げれる千載一遇のチャンス…  
この期を逃せば…  
 
「ハハハッ、そうか。気持ちいいのか」  
「あはは、ホントカワイイね」  
「へぇ、けっこう感じてんじゃねーか」  
 
…どうやらまた自分の気づかないうちに、言葉を発していたらしい。  
オレの体はすっかり変わってしまった…。  
 
いや…待て。  
考えてみれば、なんで否定してたんだ…?  
 
今はハッキリ分かった。  
そして、心の底からこう思った。  
 
きもちいい…と。  
 
本当だった。  
痛みや苦しみは、今や快楽となって押し寄せてきた。  
 
「ホラ、また飲んでみろ」  
「ククク、テメーの中に沢山、溜まってるぜぇ?」  
「あはは、スゴいね。さっき出したばかりなのに、またこんなにギンギンだし」  
 
再び口の中にドサイドンの精液が流れこんだ。  
だけど今度は無理やりじゃない。  
自分の意思で飲んだ。  
なぜだろう…  
さっきはあんなに吐き気を催したのに。  
とてつもなく美味しく感じ、口から漏らすまいと頑張り、出来る限り飲み込んだ  
。  
オーダイルの精液は溜まりに溜まり続け、あの時にドサイドンにされたようにオ  
レの腹を膨らましている。  
だけど苦しくなんかない。  
体に込み上げてくるのはくすぐったいような…そんな心地よさ。  
フシギソウがオレのモノをずっとこすってくれて、何度も射精したおかげで生ま  
れた、例えようもない幸福感。  
どれもこれも、オレを目覚めさせてくれた。  
いや…まだ足りない。  
そうだ。言ってしまおう。  
いっそのこと、楽しもう。  
オレ…いや、ボクは…  
 
「あ…きもちいいです…」  
 
ボクは…正直になりたい。  
 
「…ハハハッ!  
完璧だ。よし、今日はこれぐらいに」  
「やだ…」  
「…は?」  
「おねがいします…  
もっと…犯してくださいぃ…」  
 
それから、ボクにとって幸せな日々が始まった。  
ドサイドンとフシギソウは毎日ちゃんと犯してくれるし、  
オーダイルも時々来てくれて、ボクを突いてくれる。  
ロズレイドは…何が楽しいのか分からないみたい。  
こんなにきもちいいのに…  
 
あ、岩の蓋が開けられた。  
「おい、出てこいフローゼル。  
お楽しみの時間だ」  
「はい、ご主人様」  
ああ、今日はどのくらい精液がもらえるんだろう。  
ボクは、ご主人様達に飼ってもらって、とても幸せだ。  
これからも…頑張ろう。  
犯され好きの奴隷として…。  
 
おわりっ  
 

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