「はぁ…そう申されましても…」
「ハッキリとさせて頂きたいのですが」
私───エリカはタマムシシティにあるゲームコーナーの景品引換所に赴いていた
貴重な技マシンや道具、ここでしか手に入らないポリゴンなどの景品が人気で、観光名所の一つとなっている場所だ
しかし黒い噂も絶えず、現に希少なミニリュウやケーシィも景品にされている
その仕入れのルートを探るべく、本日、私はここを訪れた
「私は引換の仕事しか知りませんので…」
「ですから、上の者を呼んで下さい」
「それは…お客様の頼みでもこちらに落ち度がない以上、聞くわけにはいきません」
「…」
確かに、景品の技マシンに不具合があったとかならまだしも、ルートを知りたいなんて端から見ればただの好奇心でしかない…
だけど私は、この裏にロケット団の力が動いてると確信している
「これ以上、何かされるようでしたら、業務妨害で訴えますよ」
振り返ると、景品交換待ちの客が列を作っていた
「…わかりました。今日はこのぐらいにしておきますわ…」
と、退きはしたけど心のモヤモヤが気持ち悪い
ちゃんとした正規のルートがあり、ただの勘違いだったのなら私が笑い者になるだけで済む
寧ろその方がいい
だけど、不正なルートがあるのなら…今もどこかでポケモンが無駄に傷付けられているのなら──
「許せる事では…ありません」
こんな私を、きっと周りはバカにするだろう
会ったこともない被害者のため、確証もない噂のため
そんなことに逐一悩んでるようでは、人生は疲れてしまう…と
だけど何となく…20年近くの馴染みがあるこの街だから、何となくわかる
巨大な犯罪組織、ロケット団がこの街を基点に行動している事が…
「そしてゲームコーナーは表の姿…いえ、資金源と言うべきでしょうか…」
これから更なる何かをするための資金源…
先も言ったように、下らない妄想であればそれに越した事はな…
「エリカさん!どこ行ってたんですか!?」
「え?あ…ぇと…ゲームコーナーに…」
「遊んでる場合じゃありませんよ!挑戦者が来てるんですから!」
「ジムリーダーの自覚持ってください!」
ジムトレーナーの女の子達に囲まれる
言い方的に、遊びに行ってたように思われてしまったようだ
だけど、それでいい
この子達まで巻き込む必要はないのだから…
―†―†―†―†―†―
プルルルルル
プルルルルル
特にこれといった用事をしているわけではないが、電話の音というのは耳障りなモノだ
どうせ用件もわかっている
「どうした?」
「ボス!下からの報告で…例の女、また来てたみたいですよ」
「…懲りもせず毎日毎日…ご苦労なことだ」
「如何致しましょう?」
「ほっとけ…と言いたいとこだが、そろそろ鬱陶しくなってきたな…」
「ですが個人ですよ?」
「ふん…令状がなけりゃ動けん警察より、実力ある個人の方が厄介な時もある」
「…どうなさいます?」
「次来たら通してやれ。俺が直々に出向こう」
「いいんですか?」
「エリカ嬢にはよくお世話になったからな」
「個人的な因縁がおありで?」
「いや…夜のオカズにな。奴は幼い頃から可愛かった。今では美人になったしな」
「…は、はぁ…」
「それに、エリカ嬢に因縁があるのは俺だけじゃない」
「と、言いますと?」
「いずれわかる。とりあえず次来たら通せ。わかったな」
「畏まりました。失礼します」
受話器を置き、椅子に深く腰をかける
常識で見れば確かに俺らが悪だろう…
だが逆らってはいけない絶対的な悪が存在することも、世間知らずのお嬢様に教えてやらねばな…
明日が楽しみだ
「お?…ちょうど今呼ぼうと思っていたとこだ」
内線をかけようとした時、俺の部屋のドアが開いた
ノックもなしに入ってくる部下と言えばコイツぐらいか…
「呼ばれると感じたから、ここに来た」
「予知か…相変わらず怖い女だな。ナツメ」
若くしてジムリーダーを務める彼女は、自身も超能力者という恐ろしいトレーナーだ
「不便なモノさ。呼び出しなら無視できるけど、予知は無視できない」
「無視されたら困るんだが?」
何やら研究したい事があるらしく、施設や資金を援助する代わりにロケット団に加入させた
実力に入れ込んでスカウトしたのは俺だが、未だに謎の多い女だな…
「それより、用件は?」
「あぁ、どうやらここの存在に気付き始めた奴がいるらしい」
「…珍しい事でもないじゃないか。証拠は漏れてないだろうし、個人がどうこう出来るレベルでもない。深入りしてくれば、いつも通り消せばいい」
「今回は少し違う。嗅ぎ回ってるのは相当の実力者だ」
「…それで、私にどうしろと?言っとくが私は自分の研究に集中できるからお前と手を組んだんだ。あまり他の仕事を押し付けないで欲しい」
研究途中に呼び出されてご立腹のようだ…
しかし、この用事はナツメにとっても特別な意味がある
「相手がエリカでも…か?」
「!………」
案の定、その言葉で顔色が変わった
「……しかし、アイツにそんな度胸があるとは思えないが」
「正義感だけで動いているんだろう。まぁ露骨に探る辺りは天然だが、見くびれば足下を掬われる」
「何だ?サカキ程の実力者が、エリカごときにビビってるのか?」
「だからエリカを“ごとき”と言えるようなナツメに依頼したいんだが?」
そこまで聞いて、諦めの表情が顔に浮かぶ
口下手なナツメを説き伏せるなど朝飯前だ
「………チッ。まんまと乗せられたな」
「フッ…任せたぞ」
「……因みに聞くが、捕らえたらどうする気だ?」
「さぁな…一通り尋問した後は、俺用の肉便器にでもしてやるか」
むしろ今まで手を出さなかった事に感謝して欲しいぐらいだぜ?エリカ嬢よ
だが、その言葉でナツメの表情は曇った
「どうした?」
「サカキのそういう欲望に忠実なところ、嫌いじゃないよ。だけどエリカを倒すのは私だろう?」
「…つまりやらされるからには後始末も自分がすると?」
「あぁ」
「素直にエリカが欲しいと言えばいいじゃないか」
「だ、誰がっ…!」
「お前の性癖は知ってる。可愛い女の子を痛めつける事に快感を得るというのは大多数の男が同意できるしな」
少なからず男には征服欲がある
レイプのように女を痛めつけるAVが多い事も、一種の征服欲からだろう
ナツメには、そういう男のような性癖があるんだ
「…不名誉な同意だな」
「気にするな。それに加えてエリカには特別な因縁があるんだろう?」
「…それを踏まえた上で私を呼び出したのか…恐ろしい男だな」
「お互い様だ。ところで、そのお前とエリカの関係って何なんだ?」
因縁があるとは知っていたが、具体的な事は知らない
「…奴とは長い付き合いだが、未だに相容れない存在だ。思考回路が180度違うから、いつも拗れる」
「水と油というワケか…それだけか?」
その問い掛けにナツメは俯いて、僅かに赤面し
「…過去に、私の誘いを断りやがった」
そう答えた
「そりゃ女が女を抱こうとすれば、普通は引くぞ」
「普通はな。だけどエリカは脈ありだと思ってただけに恥をかかされたよ。…許せない」
それだけ聞いたら明らかに悪いのはナツメだがな…
「何か言ったか?」
「いや…何も」
超能力とは恐ろしいモノだ…
「いい機会だ。あの時のお返しも兼ねて、エリカを徹底的に調教してやる」
「やる気を出してくれて何よりだ」
「で、いつにすればいい?」
嫌がっていたのがウソのように、目を輝かせている
やる気というより犯る気か…
「明日には奴から来るだろう」
「…何だソレ?既に確保したも同然じゃないか」
「楽な仕事だろう?」
「…なるほどな。お前が出ても大して手間のかからない仕事をわざわざ私にやらせる…つくづく、変に頭のキレる男だ」
「それもお互い様だ。あとその男口調。どうにかならんのか」
全てが解決したとこで、地味に気になっていた事を言ってみる
「あら、女口調の方がいいのかしら?」
「雰囲気変わるな…」
「ほっとけ。こことジムとで使い分けるのも大変なんだ」
「そうか…女口調で統一する方がいいと思うがな」
「どうして?」
「俺が興奮するからだ。今も勃起している」
「……バカ」
終始ペースを乱されっぱなしなので、少しからかってやる事にした
「用がそれだけなら、私はもう戻るぞ」
「ちょっと待て」
「何だ?」
「勃起させた責任として、口でいいから抜いてくれよ」
「勝手に起たせといて可笑しいだろ。…私はお前の性欲処理道具じゃない」
「ここでのお前は俺の部下だ」
「部下は性欲処理道具なのか?…って近付くな!」
近付き、背後から胸を鷲掴みする
ピッチリとした厚い服の上からでも、柔らかさが伝わって来た
「巨乳だな。弾力もあり素晴らしい」
「触るな!バカッ…!」
「ロクに抵抗もしない女の言葉なんぞ、誰が聞くものか」
両手で暴れる素振りはするものの、本気の抵抗ではない
どうやらコイツも、その気があるようだ
「離れろ…!」
「大人しく口でしてくれたらやめてやろう」
「くっ…!…わかった…してやる、してやるから…やめろ!口…だけだぞ…」
「話のわかる女で良かったよ」
解放し、座らせる
自慢のイチモツを目の前に出すと、怖じ気づいたように身構えた
「ほら、咥えろ」
「…あ、相変わらず…デカ過ぎる…それにこのイボイボ…」
「特性のシリコンまで入れたんだぜ?お前のためにな」
「嘘付け…一体何人の女を泣かせて来たんだか…」
「いいから早くしろ」
「人使いも荒い…んっ…ぅむっ…」
頭を掴んで唇に押し付けると、観念したのかようやく口を開いた
唾液でねっとりとした空間が、俺のモノ暖かく包む
「フッ…だいぶ咥え込むようになってきたな」
「んぅっ…じゅる…」
「悦楽した表情でフェラしてる姿はレズ女には見えないぞ」
「うぶっ…レズってわけじゃない…女をイジめる事は楽しいが、私も女だ…男に抱かれたい時もある…」
寂しげな声でそう言った
「抱かれたい…か。意外だな」
「んくっ…何がだ…?」
上目使いで見つめてくるナツメは、綺麗と言うより可愛い
「お前は幹部だ。部下に男など無数にいるだろう?その割にご無沙汰に見えるが?」
「…デリカシーのない男だな…」
「ん?」
すると、顔がより赤くなり
「誰でもいいわけがない…お前以外に…体を許すなど有り得ない…」
目線を外しながら、そう答えた
「…ほぅ…可愛い事を言うな。…嬉しい告白だ」
「…知ってて言わせただろ…!」
「さぁな。だが俺は一人の女に留まる気はないぞ」
多くの女を抱きたいと思うのは、男として当然の願望だろう
殆どの場合それは叶わないが、俺はこの地位まで登りつめたんだ…一人の女だけを愛するなどゴメンだ
権力の名の元に、金も女も贅沢をしたい
こういう奴を女の敵と言うのだろうが…
「…構わない。悪のボスだ…それぐらいの方がいい…」
「……」
「私は…こういう時だけでも…お前を独り占めにできれば…それでいい…」
ナツメの反応は、想像以上のモノだった
「…つくづく、理想的な女だな…」
「ならば胸を触られて何故拒んだ?」
「えっ…」
「答えてもらおうか」
今の発言は、実質告白と捉えてもおかしくないだろう
ならば好きな男に触られて拒む理由が、良く解らない
「…あ、あれ以上触られたら…」
「触られたら、何だ?」
「…私が…ガマンできなくなってしまうからだ…」
「…クククッ」
「笑うな…!」
単純かつ面白い答えで、つい笑ってしまう
ナツメがそこまで思ってくれていたとはな…
「いや失敬…だが、ガマンする必要はないんだぞ」
「えっ?…ひゃっ!」
「抱かれたいならそう言えば良いんだ」
「待て!…口だけって…」
慌てるナツメを抱え上げ、机まで移動した
「お前が抱かれたがってるなら話は別だ。そこに手を付いて尻をこっちに向けろ」
「…あっ…」
立ちバックの体勢で、突き出た尻を鷲掴みする
「肉付きのいい尻だな…タイツで締まる太腿も素晴らしい」
「変なトコ…触るなっ…!」
「なるほど。愛撫されるよりさっさと入れて欲しいと言うわけか」
「ち、違っ…ぅぁっ!」
タイツを脱がしてみると、ピンク色のショーツと対面した
指で割れ目に沿ってなぞってみる
「何だ?布越しでもわかるほど濡れてるぞ?」
「お…お前の…せいだ…!」
「勝手に濡らしといて、それはないだろう?」
「くっ…減らず口を…んっ…ぁ…!」
「減らず口すら叩けんほど感じてる奴に言われたくないな」
「バカッ!バカッ…!…ぁぁっ…!」
子供のような口を叩く、妖艶な姿…
加虐心を煽られ、乱暴にショーツを剥ぎ取った
「やめっ…ひっ!」
中指を入れて掻き回すと、クチュクチュと卑猥な音が響く
「はっ…ぁっ!…んぁっ!」
「聞こえるか?自分の欲望が滴る音…」
「やだっ!…そんなの…んっ…ぁっ!」
「いい加減認めろ」
「認め…ない…!はぁ…はぁ…」
これだけ濡らしてイヤらしい♀の匂いをさせているのに、往生際の悪い奴だ…
徹底的に調教する必要がありそうだな
「そうか…ならもうやめるか?」
「えっ…」
「敵ならまだしも、部下への強姦は趣味ではないんでな…」
「…」
「どうした?帰っていいぞ」
「っ…ふざけ…るな…!」
「何がだ?嫌がってたじゃないか」
「ここまでしといて…ズルい…!」
「…どうなんだ?したいのか?したくないのか?」
「…わかってる…くせに…」
「わからんな。女心は複雑だ」
「…バカッ!」
「バカで結構。だからそんな俺にも理解できるように、分かり易く教えて貰おうか…」
ようやく黙り、モノ欲しそうな顔で見つめてくる
あまりイジメると泣き出しそうな感じだな
「どうして欲しいんだ?」
「い…入れて…」
「…何を?」
「くっ…そこまで言わせるか!」
「子供じゃないんだ…ちゃんと言えるだろう?」
だけど、もう少しイジメてみる
「サカキの…」
「俺の…何だ?」
「おちん…ちん…入れて…」
「ククク…立ちバックの体勢でおねだりとは…堪らない光景だな…」
「ちゃんと言ったぞ…だから…早く…」
もうガマン出来ないと言った様子だ
もう一押しぐらいか?
「だが、どこにだ?ここか?」
お尻の穴に押し付けると、ビクッと体が震えた
「そこ…違う!前の…方…だ…」
「わからんなぁ…」
「うぅっ…もう…意地悪しないでっ…!」
「残念だが言うまでお預けだな」
「…頼むから…これ以上辱めないで…」
流石に少し可哀相か…
ナツメがここまで乱れるのを見たことがない
「仕方ないな…だったら指で示してみろ」
「ここに…入れてっ…これで…いいだろっ!」
「あぁ…合格だ」
「あぁぁぁっ!!」
焦らしまくって多量に濡れている秘部を、一気に貫いた
「ぁっ!んっ!んんっ!」
ナツメの膣内は処女のごとく、俺を潰さんばかりに締め付けてくる
久しぶりの男根を、全体で味わってくれているようだ
「そうとう溜まってたみたいだな」
「あっ…はっ!あぁ!」
「膣内は鈍感と聞くが、そんなに感じるのか?」
「変なっ…イボイボがぁ…っ…!」
「それが敏感なトコに当たるのか?」
「んっ…ぅっ…」
コクっと頷き、また甘い声を上げる
「それでは俺が好きなんじゃなく、コレが好きなんじゃないか」
「コレも…お、お前のっ…一部だろっ!…あぁぁ!」
「フッ…可愛いな…ナツメ…」
「んっ…ぁぁっ!…あぅっ…くっ…!!」
「どうした?急に締まりがキツくなったぞ?」
元々キツいのに、痛いぐらい締め付けて来た
背を反らせ、声を必死に殺している
「はぁっ…はぁっ…はぁっ…」
「もしかして…イったのか?」
「あぅぅ…」
図星か…膣内でこれほどの短時間で絶頂に至るとはな…
「黙って先にイくとは…悪い子だな」
「それ言ったら…また…焦らせたりして…意地悪するだろ…」
「さぁな…だがそう言われると、もっと苛めたくなるのが性ってモノだ」
「えっ…?」
「お仕置きの中出しだな」
「なっ!?あぅっ!」
腕を掴み、再び最奥部までストロークする
「それだけは…やめろ…!離せっ!」
「手を後ろに取られては…前後にも左右にも逃げれまい」
「あっ!まだ…動いちゃっ…!」
「イった直後で敏感か?女じゃないからイマイチよくわからんが、感じ易いみたいだな」
「あぁぁっ!んぅっ!やめっ…やめてっ!」
「やめたらまた強請るのだろう?つくづく女とは良くわからん」
「ひぁぁぁ!!」
今度は腕を伝い、絶頂の余韻と痙攣が伝わって来た
「またイったか?クククっ…見かけによらず可愛い声を出すモノだ」
「はぁ…ぁっ…はぁっ…!」
「なら俺もそろそろ出すぞ」
「バッ…中はやめろ!絶対…出すな!…ぁっ!…あぁっ」
抜こうと腰を前に動かすが、机に邪魔されてそれ以上進めない
左右に腰を振っても、俺に快感を与えるだけだ
「なぜそんなに嫌がる?」
「今日は…ホントに…危ない日だからぁっ…!」
「その割にはお前から強請った挙げ句、生での挿入を許したじゃないか」
「そんなのっ…言い訳にっ…なんない…ぁぁっ!」
「くっ!…出すぞ!」
「やっ!やだっ!イヤッ!抜いてぇ!」
「いっそのこと孕め!」
根元まで挿入し、子宮口に押し当てて射精した
「いやぁぁぁ!」
「う…おぉ…」
ポンプのように脈を打ちながら吐き出すと、それに連動して膣内もわななく
まさに搾り取られるような感じだ
「膣内に…出てる…!…お願い…もう抜いてっ…!」
「最後の一滴まで注入してやろう」
「もういやぁ!」
「と、言いつつも中出しされながらまたイっただろ…」
「うっ…」
「淫乱な小娘だ…中出し一発ではお仕置きが足りないか?」
「もう出すな!これも早く抜け!ホントに妊娠したらどうするんだ!」
「そのときは生めばいいだろ」
「!……勝手な事ばかり…言いやがってぇ…」
射精が終わり引き抜くと、滝のように精液が溢れ出た
「ぅっ…こんなに出したのか…」
「まだ抜かずに栓をして置いた方が良かったんじゃないか?」
「う、うるさい!…って早くそれしまえ!」
「いや、汚れたから口でキレイにしろ」
「ふざけるな…!」
「なら下の口でキレイにして貰おうか」
「はっ!?」
「もう一度お前のおまんこに入れてやると言ったんだ」
「流石に…怒るぞ…!」
自分の入口から垂れる精液をティッシュで拭き取りながら凄まれても、正直興奮するだけだ
「俺を独り占めにしたいなどと言ってたじゃないか」「それはっ…」
「抱かれてる時…俺はお前のモノだろう?」
「こ、こんなムリヤリやっておいて…」
「お前から強請ったんだ…違うか?」
「だけど…んっ!?」
目線を同じにして、唇に軽くキスをしてやる
「キスも久しぶりか?あむっ」
「んっ…ふっ…んぅっ…ぷはっ…」
「ふぅ…改めて問おう…俺の事が好きか?」
「…好…き…」
先ほどまでの勢いは、完全に消え失せていた
「なら問題はない」
「お前は…どうなんだ…」
「ん?」
「私の…事…」
俯いて照れる仕草は、どうしてこうも可愛らしいのか…
「あぁ…愛してるよ…ナツメ」
「嘘付け…」
「嘘じゃない」
「他の女とも…こういう事するだろ…」
だが、顔を上げた時には涙目になっていた
「初めてお前に抱かれたのは…2ヶ月前だ…行為自体が初体験でもあったし…忘れもしない…」
「…」
「それから2ヶ月間…色んな女を抱くお前は…私の体など忘れただろう…」
「…」
「この2ヶ月間…私がどんな思いだったか…」
急に悲しい声で話し始めるナツメ
出会った時は無表情で冷酷なまでの女だったが…色んなカオが出来るんだな…
「悪のボスはそれぐらいの方がいいと言ったのは…お前だろう?」
「…」
「寂しかったのならお前から来れば良かったのに…いつでも相手にしてやるぞ」
「それだけじゃ…意味がない…!」
「…俺からお前を欲する必要がある…と?」
「…そういう察しだけはいいんだな…」
「フッ…お前もなかなか可愛いところがある…今日は久々に呼び出しがあったから…期待していたと言うことか?」
相変わらず、女心は良くわからない
「否定はしない…が、それで来てみたら今度はエリカだ…」
「エリカは俺ら組織を嗅ぎ回っていて鬱陶しいと言うだけの話じゃないか」
「捕まえたら、同じように抱くんだろう?」
「…嫉妬か?」
エリカを肉便器にすると言った時に食い下がったのは、何もエリカが欲しいだけではなかったのか…
俺がエリカを性欲処理道具にすれば、ナツメを抱かなくなる恐れがある…そういう事か?
「一般に合意の上での営みをセックスと言い、そうじゃない場合はレイプと言う」
「そんなこと…わかっている」
「エリカを犯すのは屈辱を味わわせ、二度と刃向かおうとさせないためだ。そこに愛はない」
「…」
「…それに俺がしなくてもいいよう、その役をお前に任せたつもりだが?」
「…そうだな…」
未だ恨めしそうな目で睨んでくる
「まだ不満だらけって顔だな」
「当たり前だ…根本的な事は何も解決していない…」
「そんなに俺の女になりたいか?」
「…好きになった男は…お前が初めてだからな…」
「…素直に言うようになってきたな…」
「もう今更、恥なんて感じない」
紅潮している時点で恥じてるだろ…
しかし俺も…ここまで言われて拒むのは男として面目ないな
ブサイクならまだしも、ナツメはかなりの美人だ
「………さっき言った、妊娠したら生めばいいというセリフ…」
「ん?あぁ…もう気にしてないよ」
「あれは、俺の妻として…という意味もあるんだが?」
「!!………お前…それって…」
「明日、良い働きを期待しているぞ…ナツメ…」
暫く呆然としていたが、急に爆発しそうなぐらい顔を赤くして部屋を飛び出して行った
ようやく人間らしい所を見れた気がするな…