「…じゃ、次は俺がしてもらう番ね?」
ザングースはそう言うと、マニューラの頭に左手を乗せて
顔をサンドパンから正面へと向かせる。
「…っ」
一瞬、マニューラは息を詰まらせた。
ザングースの陰茎が顔の前にあったからだ。
陰茎はまだ硬さを持っておらず、右手に掴まれてマニューラの鼻先へと向けられていた。
鼻先に陰茎を突きつけられ、生臭さが鼻を通り肺へと届き
マニューラはその臭いに不快を覚え、ギリ、と歯を食いしばった。
「フェラさせんの?喰い千切られない?リーダー」
マニューラの後ろでサンドパンが忠告すると、ザングースは大丈夫だろ、と返す。
「今の状況じゃぁー抵抗出来ないし。なぁ?」
マニューラの頭を股間へと引き寄せ、その頬を股に押し付けながら
ザングースはチラリと視線を横へと移す。
それにつられるようにマニューラの視線もおなじ方向へと向けられ
そこにはストライクの下で倒れているドラピオンと
その後ろで同じく倒れているアーボックの姿があった。
「もし、ンな事されたらアイツらがどーなるかは、分かりますよねぇ?お嬢さん?」
『どうなるか』
ザングースのこの言葉の意味を、マニューラは即座に理解した。
倒れているにもかかわらず、その身がこのゼロの島より離脱されていないのは
彼らがまだ排除される状態ではないからだ。
もし、マニューラがザングースに危害を加えるような素振りを見せれば
即、あのストライクが彼らに手をかけるであろう。
武人の彼であっても、己のリーダーが指示を仰げば判断はそちらに向けるであろう。
「…人質って事かい……」
「人質って。人聞きの悪い事言うなよ。傷つくなぁ」
ははは、と笑い、ザングースはマニューラの頬へ自分の陰茎の鬼頭をグリグリと押し付ける。
「同じ事をしたい上に、されたいんだろ?
さっきは俺がクンニしてやったんだから今度はお前がフェラしてくれよ?」
「どっちかってーと、イカしたのは指じゃないの?」
「バッカ。コイツの指は鉤爪だぜ?手コキ以前の問題だっつの」
自分の頭上で頭の悪い会話をされ、マニューラは呆れつつため息を吐いた。
「まぁ、そう言うことだからさ……」
マニューラの頬に押し当てていた陰茎を滑らせ、彼女の唇へと押し当てる。
柔らかな唇が一番敏感な部分にあたり、ザングースはゾクリと背の毛を逆立てた。
「……」
マニューラは瞳を閉じて口を開いてその中より舌を出し、
ザングースの鬼頭を舌先で軽く舐めた。
「おっ…」
ザングースはようやく与えられた最初の刺激に、肩を軽く揺らして声を出した。
マニューラはそんな彼の呟きを聞くまいと、彼に再度刺激を与える。
鬼頭を舌を這わせるように上から下へと舐め上げ、
次に口の中へと含ませ、その中で舌を使って弄り始める。
「お…うん…、結構イイ感じ……でも」
ザングースは自分の右手の内部が熱を持った事を確認すると
右手を離し、両手でマニューラの頭部を掴んだ。
「もっと強くしてくれよ」
「! うぶっ!」
マニューラの頭部を掴んだまま、ザングースは自分の腰を前へと大きくスライドさせ
陰茎を彼女の口内奥へと入れ込ませると、マニューラは目を見開いた。
息苦しさと無理矢理開かされた口が苦しく、
しかもザングースのペニスは猫系ポケモン特有に、逆立った棘が生えている。
それが口内を痛めつけ、マニューラは舌を動かしてザングースの陰茎を口内から出そうとするが
それも虚しい抵抗であり、逆にザングースへの愛撫となってしまった。
暴れる舌が快感を与え、時折当たる牙が痛くも快感になり
ザングースはそれをもっと味わおうと腰を前後に揺らし始める。
「ふっ!…う、んぅ、ふぅっ!」
開かされた口の僅かな隙間から息を吐くと、飲む事のできない唾液が溢れ出し
それは顎を伝って床へと落ちた。
…だが、床に落ちた液は、それだけではなかった。
「お。こっちまだ濡れてる…ってか、濡れ出してる?」
サンドパンがマニューラの腕を掴んだまま、彼女の秘所を覗き込んでそう言った。
マニューラの秘所は赤く充血し、その奥からぬめった液が溢れ
それは直接床の上へと落ち、小さな水溜りが出来ていた。
「ふぅ……んっ、んん!」
マニューラはサンドパンの言葉に怒りを覚え、彼に罵声を浴びせたかったが
ザングースの陰茎を口に含まされたままでは何も出来なかった。
「フェラしながら感じてんの?経験少ないワリには結構淫乱?」
「ん、ふぅん!んー!!」
恐らく、今のマニューラは怒りと悔しさと、そして屈辱を感じているだろう。
ザングースの狙いは、それであった。
口の悪いサンドパンに、抵抗出来ないマニューラを挑発させる事により
彼女を羞恥に墜とす事だった。
自分の意思では無いとは言え、男の性器を口に含み
その行為に身体の本能が答えてしまっている事に
彼女の誇りは傷がついているに違いない。
ザングースはそれを思うと興奮し、腰の動きをますます早めた。
「んっ、ふっ!ふっ…う!!」
マニューラはザングースの陰茎が、口の中で大きさを増した事を感じると
その理由の答えをザングースが口走った。
「う…ぉ…、出る……ッ!」
そう言うが早く、ザングースはマニューラの頭部を引き寄せ、
彼女のて喉奥に先端を押し当てると、全身を大きく震わせて射精した。
「んぶっ!ふ…!!」
ドクンドクン、と心臓が脈打つのと同じタイミングで
精液がマニューラの口内に放たれ、それは口の隙間から溢れ出る。
ザングースは精液が出続ける陰茎をマニューラの口から引き抜くと
残りの精液を彼女の顔へとぶちまけた。
「は……ぁー……。へへ、イイ顔になったじゃん?」
ザングースは乱れた息を整え、マニューラの頭を掴んだまま自分の顔へと向けさせる。
マニューラの額から頬にはドロリとした生暖かい精液が伝い
口元には口内から溢れた白濁液が垂れ流れている。
マニューラの黒い体毛には、それらがいっそう映えて見えた。
マニューラはそんなザングースの言葉を踏みにじるように彼を睨みつけ、
口を何度か租借すると、ペッと唾液と共に口内に放たれた精液を吐き出した。
「あ!おい、飲めよ。もったいねぇ!」
折角口にも出したのによぉ、とザングースが続けると
マニューラは
「飲め、とは言われなかったからな」
と、含んだ笑いを見せた。
「ま、いいや。次はこっちに全部飲んでもらうからさ」
ザングースは方膝を付いてマニューラの股下へ右手を差し入れ、
人指し指を彼女の性器に擦り付けると、湿った水音が響いた。
「……んっ」
敏感になっている性器に触れられ、マニューラは身体を強張らせた。
「お、マジで濡れてる」
「でっしょ、リーダー」
「でも中の具合はどうかな?」
ザングースはそう言うと、触れる指を人差し指から爪の生えていない親指に変え
第一関節が埋まるくらいに指を入れ込むと、進入を拒むかのように中が締まった。
だが、その中に無理矢理入ろうと円を描くように指を回して徐々に進入させていく。
「はっ……あ、あ!…っの…んぁ!」
膣内を掻き回され、マニューラは息を乱してザングースから受ける刺激に耐えようとするが
膝立ちの格好では腰を引かせる事ができず、不安定な姿勢を支える足は小刻みに震えた。
「んー…指だけでもキツイなぁ。濡れもまだ甘いし」
そんな事を呟きつつ、ザングースはお構い無しにマニューラの膣内を弄繰り回す。
親指は、もう根元まで入り込んでいた。
掻き回すだけでなく、指を一度引き抜いては再び根元まで入れ込み
肉壁を指の腹で撫でるように擦る事を繰り返すと、卑猥な水音がマニューラの性器から溢れた。
「ん、あっ…ぁっ」
震える脚が身体を支えきれなくなり、マニューラは前へと身体を崩し
その身をザングースの胸へと預ける格好になった。
ザングースはマニューラの背に左腕を回して彼女の身体を押さえつけ、
尚も指の動きを続けた。
「はっ……あぁっ!こ…のぉ……んあぁあ!」
充血し膨らんだ核を人差し指で弄られ、マニューラはその刺激に声を上げ
声を抑えるために歯を食いしばり、顔をザングースの豊満な体毛の中へと埋める。
「お、何。もっと欲しいのか?」
だが、その行動が逆にザングースに誤解を与えてしまいった。
…いや、恐らくは彼はマニューラの行動の意図を分かっていて、わざと誤解をした振りをしたのだ。
「ふざっ……け……あぁぅ!」
否定しようにも次に陰核を摘ままれてしまい、喘ぎで言葉が続かない。
胸元にマニューラの乱れた吐息がかけられ、その心地よさにザングースは指の動きをさらに早めた。
「ひはっ…!あ、あ……はっ、ぁああぁあっ!!」
ザングースの腕の中でマニューラの身体が跳ね飛び、それと同時に入れ込んだ指が締めつけられ
その間から噴水のように彼女の愛液が飛び散った。
「はっ、はっ……はぁ……」
「へぇ、潮を吹くくらい良かったんじゃねーか」
俺のテクもまだまだイケるじゃん、とザングースは笑い、指を引き抜いた。
「サンドパン、後ろに下がれ」
「ほいさー」
サンドパンはマニューラの両手首を掴んだまま後ろに下がると
それに引かれるように、マニューラの身体が後ろへと転がされる。
膝立ちの格好から腰を地に付ける格好に移され
両足をザングースの手によって開かされる。
弄られてすっかりメスとしての機能を働かせているマニューラの性器は
真っ赤に充血し、時折ヒクヒクと動いてはオスを誘っていた。
「こんくらいなら挿れても大丈夫かね」
そう言いながらザングースはマニューラの右足を地に付けさせ、それを自分の左膝で押さえつけ
左手でペニスを握り、彼女の性器にあてがった。
「くっ……」
マニューラは歯を食いしばり、今まさに繋がらんとしている場所を睨んだ。
「おいおいンな怖い顔するなって。別に痛い目に合わせるワケじゃねーし。
…あ、棘が痛いかな?でもそれもすぐ慣れるさ」
パチン、と片目を瞑りマニューラを茶化すと
自分の分身を埋め込もうと腰を動かし─
「や……止めろぉ!!」
ザングースの行為を止めようと、声が響いた。
「止めろ…お前ら…止めるんだ……」
その声の主はマニューラでは無い。しかし、サンドパンとザングースでもあるわけが無い。
3匹は反射的に声のした方向へと顔を向けていた。
毒に侵され、身動きが取れずに
座り込んでいるストライク─が、腰をかけているそのポケモン─
「…ドラピ…オン……」
マニューラは愕然とした表情で、部下の名を呟いた。
「マニューラ様を放せ!この外道共が…!」
ドラピオンは後ろに倒れこんだままの格好であったが、
長い首を動かしてマニューラ達3匹へと視線を向けていた。
「お、何だよ。目が覚めちまったのかよ」
ザングースはマニューラの性器からペニスを離し、
立ち上がってはドラピオンを見つめ、今のように言った。
そしてドラピオンへと歩み寄り、背を屈めて彼を見下した。
「よぉ、お目覚めはいかが?」
「…最悪だ…。
…お前ら…よって…たかって…メスを辱めるなど
冒険家の風上にも…置けない…ぞ……!」
目が覚めたとは言え、ドラピオンの体力は万全では無いらしく
息を荒げながらザングースに言葉を返していた。
「へっ。聞こえが悪いなぁ。同意の下だぜ?」
「条件の下…の同意……だろ……」
「そうだぜ?お前達の身の安全の保証を、な」
「このっ……外道が…」
くぅ、と喉の奥を鳴らし、ドラピオンは苦しそうに息を大きく吐いた。
ストライクはドラピオンの胴体に腰をかけたまま、
伏せた顔で彼を見つめ、考えに耽っていた。
そしてその視線をザングースへと向け、声をかけた。
「おい、ザングース…」
「ん?ストライク、毒は平気か?」
「あぁ、気を抜くと意識を失いそうだがな…
……しかし、言いたいことはそれではない」
「何?」
「我々を襲ってきたのは間違いなく、MADだ。
それなりの制裁は与えたい気持ちは分かる。…だが、もう十分だろう?
そろそろ解放してやったらどうだ」
「うっわー、ストライクって本当武人ー」
「好きなだけ言え、サンドパン」
ストライクは鎌の腕をサンドパンへと向け、空を切るように横へと動かし
それを自分の膝の上へと乗せた。
ザングースは自分の腕を組んでストライクを眺め、うーむ、と声を出して唸った。
そして…
「あぁ、そぉっか!」
パァッと、顔を明らめ組んだ腕を解きストライクの肩を
軽く手で数回叩いた。
「?」
ザングースの行動の意図が読めず、ストライクは何がだ?と聞くと
ザングースは嫌らしく顔を笑みに埋めた。
「なーにがって。決まってんだろ。
そーだ、そーだ、そーだよなぁ〜。お前もさ、 混ざりたいって事だろ?」
「な、なぁっ!?」
「ち、違うぞ!!」
ドラピオンの驚愕の声と、ストライクの拒否の声が同時に響いた。
だがそんな声を聞こえなかった振りをし、ザングースはサンドパンへと顔を向けた。
「おい、マニューラこっちにつれて来い」
「了解〜」
サンドパンはマニューラを持ち上げるように彼女を立ち上がらせ、
彼女の背に身体を付けるようし、膝でマニューラの膝裏を軽く蹴りながら前へと進むと
マニューラの脚も前へと歩む。
それを数回繰り返し、サンドパンとマニューラはザングース達の元へとたどり着いた。
「マ…マニューラ様……」
「……」
ドラピオンがマニューラに声をかけるが、彼女は目も合わせず答えようともしなかった。
ザングースはマニューラの頭部を手で押さえつけ、
ストライクの腹部の高さまで背をかがめさせた。
「お、おい!止せ!俺は…!」
ストライクが腕の鎌を振り回しながら拒絶する。
だがその鎌をザングースに向けるわけにもいかず
かと言って無防備のマニューラに向けるわけにもいかず、
それはただ虚しく空を切るしかなかった。
「まぁまぁ、お前も楽しもうじゃないか」
「楽しむって……うわっ!」
ストライクは自分の股間の一部をザングースに掴まれ、声を上げた。
「さぁ、ストライクを満足させてやれよ?」
もう一方の手でマニューラの頭をストライクのペニスへ近づけさせる。
「……」
ザングースのソレとはまた違うストライクのペニスを見つめ、
マニューラは口を開いて舌を伸ばした。
が、マニューラの舌先が触れる直前、行為を中断させんと彼女を止める声が響いた。
「マニューラ様!や…止めて下さい!」
「…ドラピオン……うるさいよ」
マニューラはドラピオンの制止を聞こうとしなかった。
むしろそれが不快であるかのように、言葉を吐いた。
「! マニューラ様!」
叫ぶドラピオンを他所に、マニューラはその口にストライクのペニスを含ませた。
「うっ…」
吸い込むように口全体に含んで、湿った暖かい舌で鬼頭を舐め
口から出して竿に舌を下から上へと滑らせると、ストライクは面白いほどに喘ぐ。
「う、あ、やめっ……止めろっ……」
口で拒絶の声を上げても、悪寒のような快感が襲い来て
ストライクはマニューラの口技に溺れていた。
「…マニュー…ラ……様……」
ドラピオンは弄ばれるマニューラを、ただ眺めているしかなかった。
そして視界が徐々にぼやけて行くのを見、悔しさと不甲斐なさが目と頬を伝う水になり
その冷たさを知る前に彼は意識を再び闇の中へと、落した。
「うっぁ…イっク……!」
「お、今度はちゃんと飲めよ!」
ストライクが絶頂を迎える直前、ザングースはマニューラの頭を押さえつけてそう叫ぶ。
「ん、ぶっ…ふぅっ……!」
喉奥に突きつけられたストライクのペニスから、勢い良く精が飛び出し
マニューラはザングースに言われたとおり、それらを喉を鳴らしながら飲み込んでいく。
苦味と粘りのある精液を残さず飲み込もうと、
強くペニスを吸い込みながら顔をストライクの股から離した。
「…ぅ、ぁ…ぁぁ……」
ストライクは大きく息を吐きこみ、今のように唸ると
背を後ろへと倒し込んだ。
「ん?おいっ?ストライク!?」
ザングースが慌ててストライクの顔を覗き込み、爪で彼の頬を数回軽く叩くが
ストライクは目を白黒させながら─気絶していた。
「うはっ。気絶したぜ…」
「ザーメンから毒が出て行くと思ったのになぁ?」
マニューラはサンドパンの不思議そうな声を聞き、そんなわけあるか、と心の中で呟いた。
「ま、これで口うるさいヤツもしばらく寝てるからいいか」
そう言うとザングースは体勢をマニューラに返し、
「どうだったよ、ストライクの味はさぁ?」
と、聞くと彼女は
「植物みたいな味だったぞ。羽虫だからか?」
と、皮肉を込めて返した。
それを聞き、へぇ、とザングースは呟くと
サンドパンが何かに気がついたかのような声を上げた。
「あ、コイツ!」
マニューラの後ろで床を見るサンドパン。
その視線の先にはストライク同じく、気を失っているドラピオンの顔があった。
「泣いてるぜ。はは、情けねー」
「よっぽど悔しかったんじゃね?
自分トコのリーダーが男のモノ咥えるの。…でも」
ザングースはマニューラの顎を掴み、自分の顔へと向けさせる。
「直接、繋がる所を見せられなくて残念だけど、なァ」
フン、と鼻を鳴らしてマニューラは顔を逸らした。
「そんじゃぁ続きをしようぜ…って、萎えちまったからもう一度、な」
そう言いつつ、ザングースは萎えたペニスをマニューラの鼻先に突きつけると
「…何度も咥えさせるんじゃないよ。顎が疲れる」
と、彼女は文句を言いながらもそれを口に咥えた。