「へ!弱っちいネズミだな!」
ここはゼロのしま南部。
リーダー一匹で挑まなければならないこのダンジョンで、リーダーのピカチュウを追い詰めたのは……水ポケモンのブイゼル。
丸腰の状態でフロアに着いた途端、いきなりブイゼルに遭遇してしまった。
水タイプなので大丈夫だろうと思っていたのだが……よりにもよってフロアに雨が降っており、アクアジェットを二発立て続けに喰らってしまった。
こちらもこうそくいどうをしてから10万ボルトを放ったがかわされてしまった。
回復アイテムも持ってないし、ふっかつのタネももうない。
あるのは……マヒのたねとひでりだまのみ……。
マヒのタネをブイゼルに投げ付けてひでりだまを使えば運よく逃げられるかもしれない。
だが、もしタネをかわされたら……そこで終わりだ。
そう考えるとピカチュウは動けない。
「俺が水タイプだからって油断しただろ」
「………」
抵抗するのが怖いのか、それともブイゼルに威圧されているのか、ピカチュウは言葉を発しない。
「何か言えよ。まぁいいや。もうアクアジェット一発でお前を倒せそうだが……その前に」
ブイゼルは一呼吸置いてから言った。
「俺に電撃を浴びせようとした罰だ。俺を楽しませてもらうぞ」
「………?」
ピカチュウは目を丸くしている。
「ホラ、そこに仰向けになって寝転がれ」
ピカチュウはぽかんとした表情だ。
「何やってんだ、早くしろ」
急かすブイゼルにピカチュウはよく分からないまま仰向けに寝転がる。
「よしよしいい子だ。さて、と」
ブイゼルは仰向けのピカチュウにまたがるように立ち、股間の間から普段は隠れていて見えないモノを出す。
「舐めろ」
「………!」
予想外の事にピカチュウは驚いているのか、目を大きくしている。
「お前何か言えよ。さっきから俺ばっかり喋ってるじゃん。何か言えって」
「……舐めればいいの?」
ピカチュウがやっと口を開いた。
「やっと喋ったな。そうだ、俺を気持ちよくしてもらう」
「分かった」
何故かピカチュウは全く抵抗せず、ブイゼルの陰茎に手を伸ばそうとする。
これにはさすがのブイゼルも焦った。
「ちょ、ちょっと待て!普通嫌がるとか抵抗とかするだろ。何でお前は何も抵抗しない?」
「何でって……舐めろって言ったのはアンタでしょ?」
威勢の良かったブイゼルも思いもよらないピカチュウの言葉にたじたじしてしまう。
「そ、そりゃそうだが……お前オスだろ?オスの俺のコレを舐めるの嫌じゃないのか?」
「嫌だと言っても舐めさせるんでしょ?早くしようよ」
もしかしてコイツ嫌じゃないのか?疑問を抱くブイゼル。
「……まぁいい。ちゃんと手を使って舐めろよ」