注意
・甘め
・巨大ポケモンの島〜アオプルコあたりの回参照
それは旅の間で起きた。
海辺でゼニガメやヒトデマンと、思いっきり遊んでもらっていた。もちろん、水タイプのエキスパートのカスミに。その時のサトシは、ピカチュウと特訓へ。電気飛び交うから預かってくれたといった方が正しい。
「よし、日も暮れたしカスミを迎えに行こうぜ!」
日にやけた元気なサトシ。それに応えるピカチュウ。仲良くカスミを迎えに海岸を歩いていった。
「おーい!カスミ〜!」
夕日の沈む海が逆光のような効果で、一瞬振り向いた姿がいつものカスミより妖艶に見えた。海の上に突き出した岩に座り、足を海につけて楽しそうにしている姿。いつもと変わりない彼女がいるはずなのに。
「あ、サトシ!よし、みんな帰るわよ!」
カスミの声に、皆しぶしぶ波打ち際までやってきた。とても楽しかったんだろう。ゼニガメなんてまだ遊び足りないという顔をしている。
「なにしてんの?早く帰るわよサトシ!」
カスミの声が何か変だ。ピカチュウへ先にタケシのところへ帰るように言う。
「カスミ、ちょっと俺たちも海で遊ぼうぜ!せっかくだし!」
唐突な申し出を特に意見するでもなく了承した。
夕暮れの海岸は、人通りも少ない。ほぼ日も暮れかけ、空も夜へと変化している。時間なんて気にならない。今、この時間がとても楽しい。サトシはそう思えた。
「そろそろ戻らないとタケシ心配してるかもよ?」
ぼーっとカスミを見ていたサトシに、波をかき分け近付いてきた。思わずびっくりして、後ろにのけ反り、バランス崩れて大きな水飛沫。上からカスミがのぞき込む。
「大丈夫?全くなにしてんのよ。」
「平気へいき…それよりさ、カスミ、まだ戻るのやめとこうぜ。」
「え?でも」
「いいよ、ピカチュウ達が先に行ってるから」
「それでも戻るって言ったし…」
「いいんだよ!今日は!」
どう伝えたらいいか解らず、つい大声が出てしまう。まだ二人きりでいたいのに、素直に伝えられない。そんな自分が許せない。サトシの心に、もう一人の自我がけしかけた。
「今日は!ってかカスミが好きだから!二人でもっといたいんだよ!」
突然すぎる言葉。カスミはただ黙ってうなずいた。サトシは立ち上がるとずぶ濡れのままカスミを腕に抱き締める。
「な、なに?」
「こういうことだから。」
綺麗に日焼けした、健康な小麦色の肌。元気の源のようなオレンジ色の髪。出会った時はそうでなかった。旅の間に気になり始め、ついには全てが彼女で埋まるような思いをしてきた。
カスミの返事も聞かず、さくらんぼ色の唇に重ねる。
驚いたような、嬉しいような、期待していたようなカスミ。黙ってサトシに抱かれ、幾度となくキスを交わした。互いの呼吸が乱れ、体を締め付けるかのように引き寄せる。
「なぁ、カスミ、この続き、知ってるか?」
「え、まさか…」
カスミの着ているセパレートタイプの水着の下から手を入れる。大人とは比較にならないが、それでもようやく触れることの出来た胸。乳首を探り当て、集中的に撫でた。
「サトシ…感じちゃう…期待しちゃうよ」
そのままカスミの首すじへ口づけをする。小さく、快感を告げる喘ぎが漏れた。それはサトシにとって、さらに興奮させるものでしかない。
「カスミ、ちょっと向こう座って。」
さっき彼女が座っていた岩。そこへ再び座らせる。一度カスミの全身を眺め、そして抱き付いた。
今度は触るだけじゃない。サトシは本能のままに上の水着をずらした。二つの乳首があらわになり、何も言わずに吸い付いた。海の味がする。舌を這わせるごとにカスミの声にならない喘ぎ声が増した。
飽きるまでサトシは乳首を味わった。すでに日は没し、道路脇の街灯が薄暗く互いを照らした。夜の海の深く暗い色は全く気にならなかった。
「カスミ、そろそろなんだ、俺のも、触って、強くしてくれ。」
「…うん」
海パンの中から突き出たペニス。カスミは手を伸ばした。その手の中で優しくされ、さらに堅さを増していく。その中で何度か液体が出てきたが、全て海に流された。その度にどんどん堅くなっていく。
ここまで来ると喋る余裕がない。カスミを見つめ、水着の下を降ろした。初めて見る綺麗なすじ。触って確かめる。それは後ろの方まで続いているようだ。サトシにはどこへ入れたらいいのかすぐに解った。一際、ぬるぬるとしているところがある。
「カスミ、入れるから」
足を開いた。覆いかぶさるように、サトシは狙いを定める。先端が触れた。そして少しずつ、入れるというより割り込んでいく。思ったよりも狭い。
「さとしっ!痛い!そこ痛い!」
拡がった痛みがカスミに襲いかかる。じんわりと、確実に。サトシの方も、処女の締め付けのきつさに、少しだけ痛みを感じていた。
そうであっても後戻りは出来ない。サトシはそのまま捩じ込み続けた。痛みもあるが、それ以上に柔らかく、包まれているような快感があった。そしてそれは動かすとさらに気持ち良く、全てをカスミの中に入れ込む。
「動くから!」
二人は一体となって動き始めた。時に激しく、そして緩やかに。
初めての時はあまり感じないと聞いた。そうなんだろうが、あまりにも気持ち良い。夢中で二人は体を合わせていた。
そのうち、背筋を突き抜けるくらいの快感が来ると言われた。こんなに気持ち良いのに、これ以上なんて有り得るのだろうか。サトシがカスミと口付けした時だった。
遠くから聞き慣れた声がする。自分とカスミを呼んでいる。
「サトシ〜カスミ〜大丈夫か〜?」
タケシだ。帰りが遅くなった彼等を心配して探しに来たのだ。
「カスミ、また今度…次はもっといいことしような」
「うん、次は、二人きりになった時ね」
二人は離れ、水着を直す。そして何事もなかったように、タケシと合流した。
終わり