注意点
・アニポケ サカキの♀ペルシアン×ロケット団ニャースの逆レイプ物
・話の舞台はアニメ無印トキワジム戦
・それほどではないですが少々痛々しい描写が目立ちます。苦手な方はすいません
・エロ度低め。文はいつもよりは短め
カスミのトゲピーを偶然の内に手に入れて、自信満々に自分達のボスである
サカキに献上しに行ったものの、特に戦力になるわけでもなく
ただ可愛いだけのトゲピーを連れてきた事で散々に叱られてしまったのは
ロケット団の団員、ムサシ、コジロウ、そしてニャース。
「ふにゃぁ〜…ボスに叱られてしまったニャァ〜……」
ニャースは今のように呟きながら、テクテクとトキワジム内の廊下を歩いていた。
サカキは彼らを一頻説教した後、急用が入ったと言って彼ら2人と1匹に
これからはお前たちにジムを任せると指示し、出かける準備のために姿を消した。
そしてムサシ達も挑戦者と戦うために準備を整えようと、それぞれ行動をとることにしたのだが─……
ニャースはバトルフィールドの改造に取り掛かるために
材料と工具を取りに行こうと、倉庫へ向っていた。
だが、大好きなロケット団ボス・サカキに叱られたショックなのか
ニャースは先端が丸まった尻尾をズルズルと引きずりながら、ハァ、とため息を吐いた。
「あ、ここニャここニャ」
鉄製のドアの前に立ち、ニャースは壁に付けられたプレートに書かれた"倉庫"の文字を読んで確認し
ピンク色の丸い肉球を冷たい鉄のドアに押し当て、グッと肩の力を前に寄ると
ドアをギギギ…と錆びた音を立てて開かせた。
倉庫と言うただの一室の中は、物が乱雑に積み上げられたせいで窓がふさがれ、暗い。
だがニャースは特にそれを気にも留めず、瞳孔を丸く広げさせながら倉庫の中に入った。
足を踏み入れるとモワッと埃が舞った事から、
この倉庫はかなり長い間、誰かが入ってくる事が無かったらしい。
「うにゃ。肉球が汚れるニャ……」
右足の裏を見ると、ピンクの肉球は黒く染まっていた。
「えぇーっと。工具ー。工具は何処にあるかニャー?」
乱雑に積み上げられた箱や資料の間を掻き分け、
箱の上に腹で乗り上げて、尻尾を揺らしながら工具を探していた。
…と。その時、彼は背後に気配を感じ、手の動きを止めた。
冷たく突き刺ささるようなその気配。背中が痛いように感じたのは、おそらくただの錯覚だろう。
だが、もしかしたらその痛みは彼の精神的なモノだったのかもしれない。
ゆっくりと振り返ると、ドアが開いておりそこから一筋の光が倉庫内の床に突き刺さっているのが見えた。
ドアと壁の間に、その光を遮るモノがいるのもニャースは見た。
「……何の用ニャ……」
ギロリと睨み、再度工具を探す作業を再開させた。だが光を遮っていたモノは彼の一言を聞きもせずに
その身をドアと壁の間に滑らせて、部屋の中に入ってきた。
バタン…と、重い音を立ててドアが閉まると倉庫の中は真っ暗になったが
猫であるニャースと……そして、ペルシアンには全くの問題は無かった。
『久しぶりなのに、その言い方は無いんじゃなぁい?』
ペルシアンはニャースにポケモンの言葉で、今のように言った。
「うるさいニャ。ニャーは忙しいんだから、ほおっていてほしいニャ」
ニャースはペルシアンに人間の言葉で、今のように言った。
『忙しいねぇ……どうせまぁた失敗しちゃうんじゃぁないのぉ?』
人間が聞けば、恐らくは「ニャァニャァ」と聞こえるだけのペルシアンの言葉は
ニャースの心を逆撫で、苛立ちを生ませて行った。
「うるっさいニャ!サカキ様が出かけるんニャら、オマエも行けなのニャ!!」
振り返り、尻尾を大きく上げて不機嫌さを表わしながらペルシアンに吼えるニャースだが
当のペルシアンは全く怖気付く事無く、長い四肢を前へと動かしてニャースに近寄った。
『行くわよ、もちろん。アタシはボスのお気に入りだもの』
「………ぎニャッ!?」
工具探しを再開させながら、ニャースは近寄ったペルシアンにから離れようとその身を奥へと進めたが
ペルシアンが尻尾を噛み、彼を引きずり出して床の上に背を落とさせた。
『…だけどねぇ…ボスったら、最近他のポケモンにお熱なのよ』
落ちたニャースに覆いかぶさり、彼の小判を自分の右の前足で押し付け、頭を動けなくさせた。
「にゃっ……ほ、他のポケモン?」
ペルシアンの右前足を両手で掴んで、離すように力を入れるが、それは虚しい抵抗にしかならなかった。
ニャースの進化系であるペルシアンは、彼よりもずっと身体が大きく、そしてずっと力があった。
…例え、それがメスであってでも、だ。
ペルシアンは身を屈め、ニャースの耳に口を近づけてクスクスと笑った。
『そう。だからアタシはここん所、ボスと遊んでもらえないの。酷いと思わなぁい?』
ふぅっと耳に息を吹きかけられ、ニャースはゾクッと悪寒が背に走ったのを感じた。
「そ……それがどうしったて言うニャ……」
『おかげで退屈なのよ。だから、ね……アンタで遊びたいのよ、アタシ』
「あ…遊びッ!?」
ペルシアンの言葉を意味が分からず、鸚鵡返ししたニャースであったが、
次に感じた違和感に声を上げた。
「にゃっ!にゃにゃっ!!?」
ビクリ、と身体を跳ねた。無理も無いだろう。…ペルシアンが空いている左前足を彼の胸の上に置き
そのままつぅ…と、胸から腹へと滑らせて、一番下まできた所でその手を止めたのだから。
力を入れ、グリグリと押し付けながらねじ込ませる。
「にゃっ!にゃっ!や、やめっ!!止めるっニャッ!!」
両脚をジタバタと動かしてペルシアンが行う"遊び"を止めさせようとするが
彼女がそれに耳を貸す事などあるわけがなかった。
尻尾をペルシアンの前左足に絡め、急所から引き剥がそうとしても全く敵う事すら出来ずに居た。
「にゃぁ…いやだニャァ……」
だんだんと声は小さく弱くなり、ニャースは涙ながらにペルシアンに懇願した。
『嫌だって言うけれど……ここは嫌でもないそうよ?』
ペルシアンはニャースの耳を舐め上げて、わざと熱い息を吹きかけながら
彼の頭を抑える右前足の力を緩めて"ここ"を見せさせた。
「にゃ……あ!ち、ちがっ!違うニャぁ!」
下目でペルシアンの左前足が置かれた場所を見、ニャースは顔を赤く染めて首を横に振って否定した。
毛皮の中に隠れていた自分のペニスが、ペルシアンの肉球に包まれて天を仰いでいたのだから
ペルシアンを心底嫌うニャースにとって、それは何よりの屈辱であった。
『ちょっと強かったかなと思ったんだけど…それでもおちんちんこんなにさせちゃって…
アンタって、マゾ?痛いのが好きなのかしらぁ?』
「ちっ違うニャ!い、痛いのはピカチュウの電撃で慣れれるだけだからニャあ!」
ニャースは自分でも何を言っているのか分からなかっただろう。
ただ、自分は痛みにある程度の強みがあり、決してマゾではないと言いたかったのだろうが
それはペルシアンに対して余計な誤解を生ませるだけであった。
『あら。じゃぁ少し乱暴にしても大丈夫ね』
ニタァと口の端を持ち上げ、ペルシアンは笑いながらそう言った。
「ギャニャッ!?」
右前足を小判からニャースの首へと移し、グッと力を入れて喉を押さえつけると
ニャースは涙を流しながら呻いた。
「ニャ…ぐにゃ……」
窒息はしない程度の力加減ではあるが、それでもニャースが振りほどけることは無かった。
ペルシアンはニャースを押さえつけたまま身体を動かし、顔を彼の股間へと寄せた。
『アンタって、アタシの事嫌いなのよねぇー…
嫌いなメス相手におちんちんビンビンにしちゃうなんて、やっぱりマゾかしらねぇ』
鼻を動かし、ニャースのピンク色のペニスの匂いを嗅ぎ、尖った先端を軽く舐めた。
「ヒニャ!」
ペルシアンから与えられた感覚に、ニャースは腰が砕けそうになった。
ペチャペチャと、わざと音を立ててペルシアンはニャースのペニスを舐め続けていく。
舐めるだけではなく、口の中に咥えこんで吸い込んで見せたりもすると
ニャースは身体を震わせ、涙声で止めてくれと懇願する。
「やだ…嫌だニャ…嫌だニャあぁぁ……」
首を押させつけるペルシアンの手首を両手で掴み、フルフルと頭を左右に振る。
「ニャーの…ニャーの貞操、はぁ、あぁあ!!」
抗議の言葉を噤みきる前に、ニャースはガクガクと身体を震わせて
その震えをペルシアンの口の中へと運び込み、彼女の喉奥までに精液を叩き付けた。
「ニャぁ…ぁ……ぁ……」
『んっ…ふぅ…』
ペルシアンは鼻で息を吐き、喉を鳴らしながら口内に放たれ続けるニャースの精液を飲み込んだ。
ゴクッ…ゴクッ…と、暗い倉庫の中で音が響き
それは耳の良いニャースにも聞こえ、彼の心を切り刻んでいった。
「ニャっ……あ、ぁぁあ……」
口をだらしなく開くと唾液が口の端から垂れ流れた。
大嫌いなペルシアンに口で犯され、それなのに快楽に負けて精液を吐き出してしまい
ニャースはただ泣き、首を抑える彼女の腕に縋り付くしかなかった。
『ふふ…出したばっかなのに、まだ立ってるじゃなぁい?』
口からペニスを引き抜き、まだ硬さを保ったままのニャースの雄に再度舌を這わせ
ペルシアンはクスクス笑う。
『これならアタシも楽しめそぉ』
ペルシアンは身体を横へと動かし、ニャースと向かい合わせになる形を取った。
右前足は相変わらずニャースの首を押させつけたままであり、
左前足で今度は彼の右肩を押さえつけた。
「ぎゅぅ…」
ペルシアンに圧し掛かられ、ニャースは重さに呻きの声を上げた。
『アンタに愛撫はムリ…よねぇ。仕方ないから自分で準備するわ』
ペルシアンはそう言って身を屈めてニャースの小判を舐め
自分の尾を揺らし、それを自分の秘所へと当てて筋を撫でるように動かした。
スリッ…スリッ…と、動かしてゆくとそこから漏れる音はやがてクチュッ…クチュッ…と
粘りを含んだ卑猥な音となっていった。尾の先端を延ばし、秘所に軽く入れ込んで中の具合を確かめる。
『ん……そろそろいいかしら』
尾を引き抜くと、トロリとした液が秘所と尾の先端を繋いだ。
濡れた尾でニャースのペニスを擦ると、呆然としていた彼は再び抵抗を始めた。
「い、いやニャ!嫌だニャああぁ!」
目を見開き、自由になっている両脚でペルシアンの足を蹴り、泣き叫んだ。
─その時だった。
「おいっ?誰かいるのか?」
閉ざされたドアの向こう側。廊下から誰かが倉庫へと声をかけた。
それを聞いたニャースは、自分の胸の中に希望が生まれたのを即座に感じ
助けを求めようと声を上げた。…だが─
「た、助けっ! ぐぁっ……!」
ペルシアンが彼の首を押しつぶさんと如く、込める力を増して黙らせた。
肺に送り込むための酸素を取り入れることが出来なくなり、ニャースは小さく、かはっと呻いた。
「開けるぞ」
ガチャリ、と音がして倉庫のドアが開かされた。
ドアを開けたのはロケット団の団員の一人であり、真っ黒な帽子と服に身を包んでいた。
彼は軽く開けたドアと壁の間に顔を入れて部屋の中を確かめる。
…だが、見えるのは乱雑に置かれた箱や資料の山だけ。
「……気のせいか。まーここはもう使ってないしなぁ……」
扉を開けたままそう言う彼のすぐ右下には、ニャースに覆いかぶさるペルシアンの姿があったのだが
彼は正面だけしか見ていなかったために、2匹の存在に気が付かなかったのだ。
団員はクルリと背を向け、バタン、と扉を閉めた。
扉が閉められたその瞬間、ニャースは涙を流しながら腕を伸ばし、
声に出せない助けを求めていた……。
『あらヤダ。殺しちゃうわ』
ペルシアンは顔を青くさせているニャースを見て、彼が窒息する寸前に腕の力を緩めた。
「ふはぁっ!はぁっ!はぁっ!はぁっ……」
胸と腹を上下に揺らし、ニャースは必死に酸素を肺と脳に取り込んでいた。
…それでも、ペニスは萎える事無く天を仰ぎ、そしてその先端に暖かい物が触れたのを感じた。
「にゃっ……や、止めるニャぁ!」
ペルシアンが自分の両脚を開き、その中心部にニャースのペニスを押し当てたのを見て
ニャースはまたもジタバタ暴れて抵抗する。
「ニャ、ニャーの…ニャーの貞操はマドンニャちゃんのモノなんニャぁ……
お、お前なんかに、わ、わたすなんって!絶対嫌ニャああぁああぁ!!」
マドンニャが、ニャースにとって特別な存在であることはペルシアンも知っていた。
その彼女がニャースが人間の言葉を覚える要因となった事も、
そして彼女が原因でニャースがロケット団に入団した事も、全て知っていた。
…だからこそ、ペルシアンは行為を止める事などしなかった。
大切な思い出に未だにしがみ付くニャースを見るのが楽しくて、
そしてその拠り所までも壊してしまいたい。ペルシアンはまた口の端を上げ、笑い─
「ひ……にゃ、あああぁあ!ニャァあっ!!」
ズブッと音を立て、ペルシアンの秘所はあっけなくニャースのペニスを咥えこんだ。
ペルシアンが下腹部に力を込めると、ペニスを咥える肉壁はギュゥっと締り
甘く、そして強すぎる快感にニャースは「ニャあぁあ」と悶えた。
その声は、まるで主人に甘える猫のように。
……サカキにしか聞かせないと決めていた。そしてサカキからにしか声を出させないと決めていた。
屈辱はニャースの心にこびりつき、けして離れようとしなかった…。
「にゃっ…ニャぁ…なんっ…なんっで…ニャ……」
自分の腹の上で腰を上下に動かすペルシアンに、ニャースは何故と問いかける。
『何で?決まっているじゃない。…アナタがキライだから』
腰を振りながらも、ペルシアンは平然とした態度でサラリと言った。
「き…キライなら……こ、こんな事しニャいニャ……」
首にかかる締め付けが、苦しいながらも思考をぼやかせる。
ニャースは息を荒げながら、涙でにじんだペルシアンを見つめていた。
ペルシアンはクスクス笑い、身を屈めてニャースの鼻を舐め
『…キライだからこそ、よ』
と、呟いて腰の動きを早めた。
「ひゃにゃぁっ…!……あ、だ、だめニャ!だめニャあ!」
一度背を逸らし、ガクンと大きく震えてニャースがペルシアンの右前足にすがり付いた。
顔を左右に振り、ひたすら「ダメだダメだ」と繰り返す。
互いの性器の結合部からはペルシアンの愛液が流れ出て、グチャグチャと音を立てている。
ニャースは息を短く浅く繰り返し、下半身を包むゾワゾワとした感覚に怯えていた。
『イキそう…なんでしょ?』
「!!ち、違…」
『違うの?じゃぁもっと動かしちゃおうっと』
「ひにゃっ!いやニャあぁあぁ!止めて欲しっ……んニャあ!!!」
ペルシアンが腰を大きくスライドし、上下に振るだけでなく
ニャースのペニスを軸に腰を左右に回す。その度にニャースは呻き、喘ぎ、そして泣いた。
『そうだぁ…イイこと考えちゃった……』
ペルシアンが呟き、ニャースは何だ?と眉をひそめた。と─
彼女は自分の尾を伸ばし、先端に先ほど弄った滑りがあるのを確認すると
それを股下に回し、ニャースの尾の付け根へと押しあてた。
「にゃっ…!?…ま、まさか……」
尾の付け根─…の窄みがヒクリと動き、これから起こるであろうペルシアンの次の行動を予測した。
ニャースは自分の顔から、ザァッと血の気が引く音を聞き
冷や汗が額の小判から頬へと流れるのをはっきりと感じた。
「ニャ……い、嫌ニャぁ!それだけは!それだけはあぁあ!!」
恐怖心が彼に覆いかぶさり、ニャースはそれから逃げようと必死になり
両手から爪を伸ばして自分を押さえつけるペルシアンの右前足を引っかいた。
だが、それすらもペルシアンには効きもしない。
彼女は背を伸ばし、恐怖で泣き叫ぶニャースを見下し、笑い
「ひぎっ……ぎゃ、ギニャアアァアアァ!!!!」
彼の肛門に、自分の尾を捻り込んだ。
「いたっ痛いニャ!いたいニャああぁああぁあ!!痛い痛い痛いいだいいいぃい゛い゛!!!!」
慣らしもしていない肛門に無理矢理異物を挿入され、
ニャースは焼けるような痛みにボロボロと涙を流して泣き叫び
爪で彼女の右前足を尚も引っかき抵抗する。
ペルシアンの右前足はニャースの爪によって3本線の傷がいくつも出来ており
しかも何度も何度も引っかきまわすものだから、彼女の手首から血が溢れ、
抑えるニャースの首元に血がたまり、白い彼らの体毛は真っ赤に染まった。
傍から見たら、ペルシアンがニャースの首を掻き切ったのかと思えてしまうほどの光景だった。
「いだいいぃぃぃ…痛いニャああぁぁ!!ぬっ抜いっ!抜いてだニャあぁぁ!!!」
激痛に耐え切れず、口から唾液を吐き出しながらなおもニャースは懇願する。
しかしペルシアンはそれを嘲笑い、捻り込んだ尾を尚も深く入れ込もうと力を入れた。
その間、腰の動きを止めていたために、彼女はそれを再開させるために腰を振り動かした。
「ふにゃっ!あ、や、止め!動かしちゃだめっニャあっ!!」
ペニスから伝わる、痺れるような快感と
肛門から伝わる、焼かれるような鋭い痛みが混ざり合い
ニャースは聞かれもしない懇願を続け、ただただこの行為が終るのを願った。
直腸が尾を締め付けるのを感じ、ペニスが膣内を圧迫するのを感じ、ペルシアンはクスリと笑った。
『やぁねぇ。お尻を犯されてもおちんちん立ったまんまなんて…
それよりも何か、もっと硬くなってない?やっぱりアンタってマゾねぇ』
「ぐにゃぁ…」
ペニスが萎えずにいたのは事実であり、
それを指摘されニャースは目を瞑ってペルシアンから顔を逸らした。
「!! あうっ!ニャッ!!だ、だめニャ……あぎゃぁ!!」
ペルシアンの尾がニャースの直腸の一部を擦り当てたとき、彼はまた違った反応を見せてしまい
それがオスにとっての弱点の1つであることを彼女へと知らせてしまった。
『あらぁ、ここ…イイんでしょ?』
「ひゃにゃぁっ!あぁ……あう……」
もう一度同じ場所をさすって見せると、ニャースは大きく飛び跳ねてダラリと口を開いて喘いだ。
だらしなく喘ぐニャースを見下し、ペルシアンは自分も限界であることを知り
最後の仕上げとして腰の動きをさらに早めた。
「はにゃあっ!あ、あ、あ…!だ、ダメニャぁ…それは絶対に…ダメ…ニャ……」
抵抗する力を失い、ニャースは彼女の腕にしがみ付いたまま
トロンと瞳を快楽に潤わせながらも、理性が彼の心を保っていた。
ペルシアンは目を瞑り、口を軽く開かせて、ハッハッと浅い息を繰り返しながら
徐々に大きくなっていく快感の波に乗っていた。
「んにゃぁあぁ……で、出そうニャぁ……抜かせてくれニャぁ……」
射精が近い事を知らせ、フルフルと力なく首を振るニャースであったが
それがもう聞かれることもない事は、彼には分かっていた。
『アタシもね……イ……ッ!』
「にゃっ……はにゃぁ…ぁぁ……ぁぁぁ……」
ペルシアンが快楽に顔を歪め、背をピンと伸ばして逸らし上げ
ニャースが絶望に泣き崩れ、腰をブルッと震わせ
そうして2匹は共に、絶頂の波に溺れた……
「ペルシアン!どうしたんだこの傷は!!」
トキワジムの屋上にそびえるヘリポートで、
サカキは愛猫の右前足を両手で握り、そこに刻まれた傷を見て声を上げた。
「ペルニャァ〜」
ペルシアンは主人に甘えの声を出し、大丈夫だと言うかのようにその胸の中へと顔を擦りつけた。
「まったく。一体誰にこんな傷を…
まぁ今はヘリに乗れ。その中で治療をさせる」
サカキが黒いのヘリコプタードアを開けると、
ペルシアンはそのしなやかな四肢を跳ね飛ばせてヘリコプターの中へと身体を滑り込ませた。
次にサカキがヘリコプターの中へと入り、最後にロケット団の団員が一人乗り込んだ。
ヘリはゆっくりと上昇し、頑丈な造りのシェルターを持ち上げてやがて空中へと軌道に乗った。
ソファに腰を下ろし、ペルシアンは背を伸ばして窓から外を眺めた。
…特に何かを見たかった訳でもなく、ただ……
「ん?おいペルシアン」
サカキは窓の外を見つめるペルシアンを見て、彼女の身体に右前足の傷以外に
違和感を覚え、彼女に声をかけた。
ペルシアンは身体を捻り、己の主人へと向きかえり、「ニャァ?」と鳴いた。
「…おまえ……腹が何か膨らんでいないか?何か食べたのか?」
サカキの指が示す指先には、ペルシアンの下腹部が存在しており
そこは確かに彼が言うとおりに、ぽっこりとした膨らみがあった。
そう、まるで─赤子を宿しているかのような。
ペルシアンは、ニッコリと笑い
「ニャァ」
と、主人に甘えた声で鳴いた。