初のポケモンゲットを目指して数日。  
俺は全然ポケモンをゲットできず、途方に暮れていた。  
バトルで弱らせたところをゲットするのが一般的なゲット方法だが、なにしろ俺はポケモンを一匹も持っていない。  
ただ、仮にポケモンを持っていたとしても、バトルをしてゲットする方法はとらないと思う。  
何というか、ポケモンを弱らせるのは……見てていい気がしない。  
だからこそポケモンをゲット出来ないのかもしれないが、ポケモンを持っていない俺が考えるような事じゃないな。  
俺が切り株に座ってそんな考え事をしていたその時、不意に野生のポケモンが飛び出してきたのだ。  
「あれは……ライチュウだ……」  
思わず呟いてしまった。  
なぜライチュウが?  
ピカチュウならともかく、特殊な方法でしか進化しないライチュウがしかも野生で……。  
ライチュウもこちらに気付いたようで、とっさに威嚇の構えをとる。  
他にポケモンは見当たらない。  
どうやらライチュウ一匹だけみたいだ。  
構えられた所で、俺はポケモンを持っていないので戦う気すらない。  
「ちょ、ちょっと待ってくれ。俺はバトルなんてしない」  
ライチュウが少し警戒心を緩めたのか、威嚇をやめた。  
「ライチュウだよな?一匹か?仲間は?」  
いっぺんに質問してしまった。  
だが何故か、このライチュウが気になる。  
「…………」  
ライチュウは黙っている。  
「俺さ、中々ポケモンをゲット出来なくて……ポケモンも持ってないから見つけてもすぐ逃げられるんだ」  
ライチュウは俺をじっと見つめ、ようやく口を開いた。  
「……アンタ、もしかしてオイラをゲットする気?」  
「い、いや……仲間がいるならゲットしづらいけど」  
このままだと空気が悪くなりそうなので、話を逸らした。  
 
「ライチュウ、おまえ、オス?」  
「オスだよ。それが何か?」  
「いや、聞いてみただけ。ライチュウって実物見るの初めてだけど、結構可愛いんだな」  
俺の言葉に、ライチュウは俺を見つめた。  
「可愛い?オイラが??」  
「うん、可愛いよ。凶暴そうなイメージあったけど、そんなイメージ無くなった」  
俺は別に出任せを言ってる訳じゃない。  
実際よく見ると、あのつぶらな瞳がピカチュウとは違う可愛らしさがある。  
そんな俺の言葉にライチュウは気分がよくなったのか?予想外の言葉を言った。  
「いいよ人間。アンタのポケモンになってあげる。アンタさえよければね」  
「え!?いいのか?でも仲間は?」  
「オイラ別に仲間いないし、それにオイラも普段の生活に飽き飽きしてたところだから」  
本当にチャンスというのはいつ訪れるか分からない。  
俺にとっては、願ってもない事だった。  
「じゃ、じゃあ一緒に……俺の家に帰ろう。もう昼だし」  
「そうそう。オイラ餌探しに山から下りて来たんだから人間、何か食べさせてね」  
「分かったよライチュウ。じゃあ帰ろうか」  
歩きだそうとした俺を見たライチュウが、あれ?という顔をする。  
「モンスターボールは?」  
「使わない。俺についてきてくれるんだろ?」  
「そ、そうだけど……まぁいいか。人間お腹空いたぁ。早く行こ」  
ライチュウは俺のやり方に疑問を感じつつも、気にしない様子で俺の横についた。  
 
 
家に着いた俺は、ふぅと椅子に腰掛ける。  
「ねえ人間、餌早く」  
ライチュウが早く餌を食べたくてそわそわしている。  
「ああそうだった。それから俺の名前はコウキ。覚えておくんだぞ」  
俺はポケモンをゲットした時の為に買っておいたポケモンフーズを取り出し、ライチュウの前に置いた。  
「食べていいぞ」  
「わーい!いただきます!」  
ライチュウがいそいそと餌を食べ始めた。  
余程お腹が空いていたらしい。  
「ふぅ。ごちそうさま!」  
食べ終わったライチュウに、俺は気になっている事を聞いた。  
「なぁライチュウ。どうしていきなり俺のポケモンになろうと思ったんだ?」  
ライチュウは、顔をきょとんとする。  
「言ったじゃん。飽き飽きした生活に嫌気がさしたって。それに……」  
「それに、何だ?」  
ライチュウは言いにくいのか、しばらく黙っていたが、もじもじしながら答えた。  
「オイラ、可愛いなんて言われたの初めてだし、何か嬉しくてさ。今まで誰もオイラの事なんて見てくれなかったから……」  
ライチュウの表情が少し寂しくなった気がしたので、また話を逸らした。  
「そうか。変な事聞いてすまなかった。で、ライチュウ。おまえ、バトルとかするのか?」  
「当然!オイラはね。もっともっと強くなりたいんだよ。コウキ、オイラをうんと強くして。お願い」  
ライチュウが、土下座しそうな勢いで俺にお願いする。  
話を逸らしたつもりで聞いただけだったが、ライチュウは沢山バトルをしたいらしい。  
「ライチュウがそれを望むなら……分かった。今から特訓するか」  
「ホント??ありがとコウキ!!」  
ライチュウが目を輝かせ俺に初めて笑顔を見せた。  
 
「じゃあ早速だけどライチュウ、今覚えてる技を教えてくれ」  
「うん。今覚えてるのは、でんきショック、たたきつける、かげぶんしん、でんこうせっかだよ」  
うーん……どうも主力に欠けるな。  
「ライチュウ、おまえは特殊能力が高い。そこでだ、まずは10万ボルトでも覚えてみないか?10万ボルト覚えられたら、でんきショックはいらないし」  
「え!?オイラには無理だよ……」  
何故かいきなり否定するライチュウに俺は疑問を抱く。  
「何で決めつける?やってもないのに」  
「以前覚えようとした事あるんだよ。けど結局……無理だった」  
「大丈夫だ。俺を信じろ。俺だってバトル経験はないが、知識はそれなりにある。いきなり出来なくてもいい。少しずつやればいいんだ」  
「で、でも………」  
踏ん切りがつかないライチュウを励ます。  
「おまえなら出来る。ほら、やるぞ。強くなりたいんだろ?」  
俺の言葉に、ライチュウも少しは心を動かしてくれたようだ。  
「………分かったよコウキ。オイラやる!」  
ライチュウは、さっきの笑顔を取り戻した。  
「よし。じゃあやるか!」  
こうして、ライチュウの特訓が始まった。  
いきなり上手くいく筈もなく、何度も失敗するがライチュウが言う程悪くない。  
持ってるポテンシャルも高そうだし、ライチュウは才能あるな。  
特訓は夕方まで続いたが、流石に一日では10万ボルトは覚えられそうにない。  
「今日はここまでだライチュウ。続きはまた明日だ」  
「えー!?もうちょっとやろうよコウキ!」  
ライチュウは、どうしても早く10万ボルトを覚えたいらしい。  
「気持ちは分かるが焦らなくていい。おまえの能力なら、明日か明後日には出来るようになる」  
「ホント!?ホントに!?」  
ライチュウは目を輝かせる。  
「本当だ。だから今日はもう止めだ。無理して体壊したら元も子もないだろ?」  
「……うん。分かったコウキ。明日また頑張るよ!」  
ライチュウも納得してくれたみたいだ。  
 
「じゃあライチュウ。風呂入れてやるよ。疲れを落として気分もリフレッシュしなくちゃな」  
「風呂?風呂って何?」  
「なんだ知らないのか。体を洗ってやるって事だよ」  
「へぇ?コウキが洗ってくれるの?優しいね。じゃあ早く入ろ!」  
すっかりご機嫌なライチュウは、ウキウキしながら俺と一緒に風呂場へと向かった。  
ライチュウが座りながら俺に背中を洗ってもらっている。  
「ほら、前も洗うからこっち向いて」  
俺が言うとライチュウは素直にこっちを向いた。  
だが、俺がライチュウのお腹辺りを洗おうとした時に、ライチュウが慌てて俺に言った。  
「まま待ってコウキ!前はいいよ。自分でやる」  
何を急に言い出すんだと思ったが、すぐに理由が分かった。  
「ははーんライチュウ、ここ見られるのが恥ずかしいんだな?」  
俺はライチュウの股間に手を伸ばし、柔らかい実を握った。  
「コ、コウキ!そんな所触らないでよう……」  
慌てたライチュウは俺の手を離そうとするが、俺は手を離さない。  
「別に恥ずかしがらなくてもいいだろ。オスだったら付いてて当たり前なんだから」  
「でもオイラ自分のコ、コレ……見られるの初めてだから」  
ライチュウは顔が真っ赤になってる  
「ふーん。じゃあこんな事も未経験か?」  
オレはライチュウのチンチンを握ったまま、軽く扱いてみた。  
「ちょっとコウキ!何するんだよ!?」  
「でもほら、大きくなってるぞ?おまえのここ」  
軽く扱いただけなのに、もう勃起し始めてる。  
少しだけ悪戯心が沸いてきた俺は、そのまま更に扱いてみた。  
 
「ああぁ……やめてコウキ……!オシッコ出ちゃうよぉ!!」  
「ほらほらライチュウ、その様子だと初めてか?我慢しなくていいから思い切り出していいぞ」  
ライチュウは必死で俺の手を離そうとするが、力が入っていない。  
「コウキぃ!!もう我慢できない!!」  
ドバババ!!  
我慢の限界に達したライチュウは、堪らず精液を俺めがけて発射した。  
俺は服を着たままライチュウを洗っているので、ライチュウの真っ白な精液が俺の服を汚した。  
「へぇ、ライチュウの精液も白いんだな」  
「コ、コウキごめん。オイラどうしても我慢出来なくて……でもコレ、何?」  
ライチュウは自分が出した精液を不思議そうに見る。  
「謝らなくていい。これはなライチュウ、おまえ自身の精子だ。気持ちよくなると出るんだよ」  
「気持ちよくなると?た、確かに出る時気持ち良かった気がする……」  
ライチュウは力が抜けた声で言う。  
「おまえが言うならいつでも出させてやるぞ」  
「い、いいよもう……」  
ライチュウは否定したが、間違いなくライチュウが興味を持ったのは、顔を見れば分かる。  
まあ今日はもういいか。  
初めての日にあまりにやるのもかわいそうだ。  
 
ライチュウを綺麗に洗い流し、バスタオルでライチュウの体を拭く。  
オレのシャツはライチュウの精液で汚れてしまったので、布団に入る前に着替えた。  
ライチュウを寝室に案内する。  
「ライチュウ、布団は一つしかないんだ」  
「うん。オイラ床で寝ればいいんだよね」  
ライチュウは少し背中を丸めながら言った。  
「いや、一緒に布団で寝ようって言いたかったんだけど……嫌か?」  
「え!?オイラも布団に入っていいの??」  
ライチュウは何故か目を大きくしている。  
布団で寝れるなんて考えてもいなかったらしい。  
「当たり前だろ。ほら、来いよライチュウ」  
ライチュウが目に涙を浮かべる。  
「ど、どうした?」  
俺も流石に焦った。  
「オイラ……今まで薄暗い洞穴で一人で寝てたから……誰かと一緒に寝るなんて初めてだよ!嬉しい!!」  
ライチュウが俺に抱きついた。  
「泣くなよライチュウ。じゃあ寝るか。明日も特訓頑張ろうな」  
「うん!コウキ大好き!!」  
俺とライチュウは、狭い布団で寄り添いながら眠りについた。  
 
 

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