「ケケケ、獲物が一匹オレ様のテリトリーに入ってきたぜ」  
それだけ言うとスッと姿を隠し身を潜めた。  
ひと気のない森の奥の洋館、そこに住んでいるゲンガーだ。  
彼は、森に迷い込んでくる獲物を、館まで導いているのだ。  
時には自分の影を、時には声を、はたまたある時にはゴーストに手招きをさせる。  
こうしてやってきた獲物・・・ポケモン達を、弱らせては次々と襲っていた。  
そして、ゲンガーが待ち伏せているのを知らずに、嵐の中を走ってくる一匹のポケモンがいた。  
雌のアブソルだ、美しく白い毛が特徴的のポケモンである。  
彼女もまた、森に迷い、声を頼りに館の方へと向かってきていた。  
「もう、嵐になるなんて聞いてないよ、最悪・・・・  
何だか分からないけど声の方に来て良かったのかな?」  
館の前へと立ち尽くし、そっと見上げる。  
如何にも、何か出そうな怪しげな建物を見て身震いをする。  
「ちょ、ちょっと、本当に大丈夫なの・・・・かな  
やばそうな所に来ちゃったなぁ・・・」  
呟いていると勝手に門が開き、玄関と思わしき所の扉も、連動するかの様に開いていた。  
入れ、という事なのだろうか、恐る恐る近づき、中へと足を踏み入れて行く。  
入ってみると中は、蜘蛛の巣が張り巡らされ、階段は崩れ落ち、銅像と思しき物も首から上が無くなっており、一層不気味さを引き立たせていた。  
「廃墟同然じゃない・・・・でも、休憩する分には丁度いいかな」  
ぶつぶつと文句を言いつつもゆっくりと奥へ進んでいく。  
その刹那、バタン!っと突然の大きな音と共に入ってきたはずの扉が勝手に閉まる。  
それに驚き、音のした方へ振り返ると走って扉の所まで戻り、押し引きを繰り返す。  
無論、開くはずもなく、完全に閉じ込められる状態となってしまった。  
「嘘でしょ?!これじゃ、出ようにも出られないじゃない!!」  
森に入ってからと言うもの、災難続きの彼女の瞳には、少量の涙が溜まっていた。  
それでも、何とか外へ出ようと押したり、引いたり、はたまた体当たりをしてみる。  
しかし、一向に開く気配もなく、疲労感だけが増していくだけだった。  
「う、うっ・・・ヒック・・・・・こんな所来るんじゃなかった・・」  
遂に涙が零れ落ち、泣き崩れてしまった。  
泣き声に反応するかの様に何処からともなく声が聞こえてくる。  
「ケケケ、ようこそ、オレ様の館へ  
久しぶりの雌の客人だからな、最高の持て成しをしてやるぜっ」  
声のする方へと振り向くが、そこには誰もおらず余計に不安が増していく。  
辺りをキョロキョロと見渡すが、やはり何処にもおらず、思わず叫ぶように声を上げていた。  
 
「だ、誰?!どこにいるの!?  
隠れてないで出てきなさいよ!!」  
恐怖を抑えきれず声も、体も震えている。  
その為に相手を怯ませる事もできず、ただただ、楽しませるだけだった。  
「おやおや、声も体も随分な震えようだな  
そんなに怖いのかな?ケケッ」  
馬鹿にしたような物言いと下品な笑いに、反論をしようとするが、出来るはずもなく、ただ黙っているしかなかった。  
悔しい、悔しいが姿が見えないのでは、何も出来ない。  
アブソルがあれこれ考えている内に、ゲンガーはの背後に姿を現すと、フゥーっと首筋へと息を吹きかけた。  
「ひゃっ!な、なに・・・?」  
「ケケケ、敏感なようだな、これはオレ様も楽しめそうだぜ」  
気づかれる前に、素早く姿を消すと今度はアブソルの前に現れ、催眠術を掛けて来た。  
かわす事もできず、そのままドサッと倒れ眠りについてしまった。  
 
 目を覚ましたのは、館の中にある一室のベッドの上だった。  
意識が朦朧としている中、何とか身を起こすとそこには、不適な笑みを浮かべたゲンガーの姿があった。  
「あ、あなたは・・・・!!私をどうするつもり?!  
こんな事をしてただで済むと思ってるの?!」  
「カカカ、威勢のいいお嬢さんだ  
兄貴、早く犯っちまいやしょうぜ、こんな上玉を見てると興奮してきちまうよ」  
ゲンガーの反対側に現れたゴーストが、下品に物を言う。  
それに反応してアブソルは驚き、ゴーストのいる方へ顔を向ける。  
さっきまではいなかったのに、いつの間に現れたのか。  
考えを廻らせるより早く、ゲンガーに背後を取られ羽交い絞めにされる。  
「ちょ、ちょっと、何するのよ、やめて!!  
やめてったら!!」  
必死に抵抗するが、離してははもらえず、目の前に現れたゴーストに、くろいまなざしを掛けられ逃げられなくなる。  
その場から動けなくなり、抵抗もままらなくなってしまった。  
「さぁ、お楽しみの始まりだぜ、ケケケ」  
下品に笑うと、アブソルに近づき体を触り始める。  
最初は、首筋をなぞるように指を這わせていく。  
 
その感触に我慢できず、甘い声が漏れてしまう。  
「あっ・・・・だめっ・・やめて・・・」  
徐々に指を下の方へと這わせていく。  
「オレが下の方を慣らしておきやすぜ兄貴、カカカ」  
不意に現れたゴーストに、下を任せると、自分はアブソルの上半身を穢していった。  
首筋から徐々に頬へ、頬から徐々に口へと迫っていく。  
顔を近づけると、アブソルの口を一舐めし、ゆっくりと舌を入れていく。  
「んっ、んぅぅ・・・・やめっ・・・やめ・・・はぅ・・」  
舌を入れられ口付けをする形になる。  
抵抗を試みるが体に力が入らず、逆にどんどんと抜けていった。  
更に一方では、ゴーストがアブソルの秘部を、指を器用に使い穢していた。  
その為に力が入らず、口の間から吐息が漏れていた。  
「ぁ、んふ・・・・ぁふ・・・・んぁぁ・・・・」  
ゴーストの指が秘部をなぞるように刺激し、アブソルから蜜が出始める。  
少しずつ出てくる蜜を楽しむかのように、指の動きを激しくしていく。  
その刺激に反応するように、アブソルの体がピクピクと軽い痙攣を起こすと、ゲンガーは口付けをやめ、自分の硬くなったペニスを無理やり口の中へと押し込んだ。  
「ん・・・むぐぅ・・・ぅぅ・・・」  
嫌々をする様に首を振り嫌がるが、ゲンガーがやめるはずもなくただ、気持ちよくさせていくだけだった。  
ゲンガーも快感に思わず声が上がってしまう。  
「うぉ・・・いいじゃねぇか・・最高だぜ、ケケケ」  
嫌がるアブソルだったが、そのせいでゲンガーのペニスからは、先走り液があふれ出てきた。  
吐き出そうともするが、その動きでゲンガーの射精間は高まっていく。  
「へへ、すっげーいいじゃねぇか。  
もっと・・・もっと、オレ様を・・・楽しませてくれよ・・・・・!!」  
言うとアブソルの頭を抑え、口の中でペニスを突き上げると、白濁の液体を一気に吐き出した。  
「・・ハァ・・・ハァ・・・・・オレ様の目に狂いはなかったぜ  
こんな上玉を犯れるなんてたまんねぇ、ケケケ」  
一通り射精を終えると、ペニスをアブソルの口からだし、ゴーストの様子を伺う。  
視線に気づき、ゴーストはゲンガーに目で合図をする。  
「準備万端のようだな、それじゃ、本番と行きますか、ケケケ」  
待ってましたと言わんばかりに、萎えていないペニスをアブソルの秘部へと近づけていくと、先端を秘部にあてがいいつでも挿れる様にした。  
 
「ハァ・・・ハァ・・・・そんなもの・・・・・はいるわけないでしょ・・分かったら・・・・・早く、私を・・・解放しなさい・・よ」  
息も絶え絶えに言うが、すぐに絶望を味わう事となった。。  
「まだまだ、お楽しみが残ってるんだぜ、ここでやめるわけがないだろう?  
さぁ、ディナータイムの始まりだ、ケケケ」  
それだけいうと、ゴーストが指でほぐしていた秘部にペニスを一気に挿れ込んだ。  
「あっ・・・いやぁぁぁ・・・・痛い、いたいよぅ・・・・抜いて・・早く、抜いてぇぇぇ・・・!」  
一気に挿し込まれ、痛みを訴え嫌がるが、そんなものは何処吹く風で、中を堪能する。  
ペニスが奥まで到達すると、もはやそこに理性はなく、ただ快楽を求める獣の姿があった。  
腰を乱暴に打ち付けると、更に興奮し息を荒くしていった。  
「ハァハァ・・・・いい締りをしてるじゃねぇか、すぐにでもイっちまいそうだぜ  
けど、もっと堪能させてもらうぜ!!」  
グチュ、ヌチュっと湿った音を部屋に響かせ、快楽を楽しんでいた。  
「兄貴、オレにも楽しませてくださいよ  
ずるいですぜ兄貴ばっかり」  
激しくしている所にゴーストが横槍を入れてくる。  
「ケケケ、好きなとこで犯りゃいいじゃねぇか  
だが、ここはオレ様のだからな」  
好きなところと言われてもすぐには思いつかず、ゴーストはしばし考え、アブソルの獣独特の乳房を愛撫することにした。  
場所はお腹の辺り、つまり、秘部の周辺にある訳である。  
「激しくてちょっとやり難いがしかたねぇか、カカカ」  
舌を出し、一舐めするとアブソルの体は小さく、ピクンと跳ねた。  
ゲンガーの動きが早く分かり辛いが、ちゃんと感じている証拠だ。  
いくらかも舐めぬ内に、アブソルは絶頂を迎えようとしていた。  
「いやっ、やめてぇぇぇ・・・イっちゃうよぉぉぉ・・・・らめぇぇぇ!!」  
激しい動きについていけず、盛大に絶頂を迎えた。  
そのせいでアブソルの膣はキュッとしまり、ゲンガーも絶頂を迎える事となった。  
「ぐぅ・・・・こんな・・締め付けられたら、全部出ちまう・・  
うっ・・・・中に、出してやるぜ・・・・・・イクぜっ!!!」  
腰を打ち付け突き上げると、ビュルル、ビュルっと濃い精液がアブソルの中へと注がれていった。  
「あ、兄貴、激しすぎですぜ  
そのせいでこいつの愛液と兄貴の精液でベトベトになっちまったぜ」  
アブソルはグッタリとし、ゲンガーは息を荒くしているが何とか口を開く。  
「ケケ、わりぃな、そっちまで気を回す余裕がなくてな  
まっ、犯る事はやったしいいじゃねぇか  
こいつも、もう使い物になんねぇだろうし、森の入り口にでも捨てておいてくれ、ケケケ」  
人使いの荒いゲンガーに対し、半ば呆れ気味のゴーストだが、おとなしくいう事を聞きグッタリして気を失ったアブソルを森の入り口へと向かい放り投げた。  
 
次の日、グッタリとしたアブソルは近くの人に見つけられたが、何故だかぽっかりと洋館での出来事を忘れていたと言う。  
ただ、一つ確かなのはアブソルの秘部へ付着していた、白濁の液体が何が起きたのかを物語っていた。  
 
決して誰も近づいてはいけない禁断の森。  
それがこの、Forest of Ghostであった。  
 
 

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