鬱蒼と繁っているわけでもない、太陽光がさんさんと上から降り注ぎ、大きな葉でその光が遮られて  
影が黒々と路を覆っていて葉の一枚一枚を形取るように太陽の光が直に届いている爽やかな森の中。  
 
そんな路を鼻歌混じりに男が歩く。  
 
腰には空のモンスターボール。  
どうやらこの男は自分のポケモンが欲しくてこの森まで赴いたようだ。  
朝方にはスバメやムックルが騒々しい、夕方にはヤミカラスが  
ふらふらと飛びながら鳴き、夜にはホーホーの鳴き声が静かに響く。  
遠くから見ても、このような光景が見ることが出来るこの森に、  
男は前々から行こうと思っていた。そして今、まさにその森の中にいるのだ。  
ここで自分のパートナーとなるポケモンが見つかるかもしれないのだ。  
そう思うと自然と足取りが軽くなり、顔が綻ばずにはいられなかった。  
 
 
−−小一時間ほど前では。  
 
では今となってはどうだろうか。  
一分程前:こちらに歩いてくる人影を発見、気にせず歩く。  
 
40秒程前:人影のシルエットの腕の数が多いように見える。  
 
20秒程前:人影の腕の数が多く、体色がややおかしいことを確認。人ではなくカイリキーだと気付く。  
 
現在:カイリキーがこちらに向かってくる。こちらとの距離は8メートルぐらい。  
 
何故こんな所にカイリキーがいるのだろうか。  
交換しないと進化しないはずであるカイリキーがここにいる  
→過去に別のトレーナーに捨てられた  
 
→自分を捨てた人間に復讐したがっている  
→  
ああっ…! おとこが  
かんがえている うちに  
カイリキーが きょりを つめて  
おとこの うでを つかんだ!  
何故自分は行動より考察を優先したのか。どちらにしろもう捕まってしまった。  
おきのどくですが、もうだめです。  
 
こんな かるいことで  
いのち すてちゃって  
どうするの  
 
 
カイリキーは男の腕をその強大な腕力で掴んだまま、腕を振り上げ−−  
 
−−男の服を上下まとめて引き裂いた。  
いきなり丸裸にされた男は一瞬思考が止まり、直ぐさま恥ずかしさを覚える。  
そんな男をカイリキーは下部の二本の腕を内股に通し、  
上部の二本の内一本の腕で男の両手首を掴み、そのまま持ち上げた。  
当然男は局所を隠すことが出来ない。すべてをカイリキーに見られてしまう。  
カイリキーは男の局部をを食い入るように見つめ、いきなり萎えている男性器に舌を這わせた。  
男は急な刺激に驚き、拒絶の意志をはっきりと言おうとしたが、  
それは与え続けられる快感に掻き消されてしまう。  
全体を舐めあげられ、敏感な裏筋に舌が這いずり、先端を音を立てて吸われる。  
いつの間にか男の性器は膨張し、男は未だに何か抵抗しようと体を動かすが腕に阻まれ、  
性器全体を一気に吸われ、  
とうとう男は射精してしまった。流れ出る白濁をカイリキーは音を立てて飲み込み、  
まるで搾り取るように吸い付き続け、  
男は余韻に浸る間もなく射精し続けた。  
 
−−ようやくカイリキーが口を離した頃には男はぐったりと力が抜けていて、虚ろな目をしていた。  
そんな男を見ながらカイリキーは口の中に残る男の精と唾液を空いている上部の  
手の指にたっぷりと絡ませ、ゆっくりと男の雄穴に挿し始める。  
びく、と男の身体が跳ねる。、内部に侵入した指は中を拡げ、唾液を塗り付けるように動く。  
動いてる途中でコリコリと固い箇所を見つけ、そこを押すように刺激すると、  
電流が走ったかのような快感が男を襲った。そこを常に刺激されながら、  
内部に侵入する指の本数が増えてゆく。既に4本もの指が男の中を押し拡げ、  
その快感に再び性器を起ち上げていた。指が引き抜かれると雄穴はだらしなく緩み、  
栓を求めてるようにヒクヒクと動いている。それを見たカイリキーは上部の腕を男の背中に回し、  
男をしっかりと抱きかかえる体勢をとる。  
男は霞がかった視界でカイリキーの怒張しきった男性器を見た。  
 
−−大きい。  
形は人間とほぼ同じだが、長さがおよそ25cmぐらい、直径が8cmぐらいだろうか。  
びくびくと振動しながら先端の孔から透明な粘液を垂らしている。  
それが雄穴にあてがわれ、ゆっくりと男の中に侵入し始めた。  
指とは比べ物にならないくらい大きく、熱いものが内部に入り込んでくる。  
痛み等全く無い、ただ快感だけがダイレクトに与えられる。  
男は嬌声を発し、何度も絶頂へ達した。その口をカイリキーが自身の口で塞ぐ。  
ねっとりした唾液を注がれ、突っ込まれた舌が自由に口内を蹂躙する。  
カイリキーの性器が男の内部に入り続ける。上下を同時に責められ、  
男はくぐもった嬌声をあげることしかできなかった。  
口と口を離して、銀色の橋がその間に掛かる。カイリキーの性器はすべて中に埋まり、  
びくびくと自己主張を続けている。男は目に涙を浮かべ、何かを待ち望んでいるように  
カイリキーを見つめる。カイリキーはそれに応えるような目で男を見て、  
ガッチリと胸をホールドし、猛烈な勢いで腰を動かし始めた。  
 
−−何も考えられない。  
視界がスパークする。  
快感だけが体中を駆け回る。  
男は壊れた人形のような声を放ち、性器はびくびくと震え続けて何も出される様子は無い。  
雄穴にはカイリキーの性器が激しく突き入れられている。カイリキーの動きが速まり、  
腰を奥にぐいぐいと押し付けるような動きに変わり、中で大きく震えたかと思うと  
 
−−白濁が男の中に流し込まれ始めた。  
異常な熱量。  
蛇口を全開にしたような量の多さ。  
男の腹は膨れ、外部にごぼごぼと溢れ出した。  
男は無くなりかけた微かな意識で  
 
−こいつが、自分の、パートナーだ。−  
 
そう思った途端に快感に意識が溶け、  
男は糸が切れたように気を失った。  
 

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