ライチュウたちの主人は「ちょっと用がある」と言って仲間をモンスターボールから全員出して町へと行った。  
時間が掛かるが天気がいいのでこの草原で遊ぶといいと言う考えで久しぶりに外に出してくれたのだ。  
そんな中、主人の一番大切なパートナーのバクフーンだけみんなとは遊ばずに一匹だけ森の中に入って行ってしまった。  
心配になったライチュウは毛づくろいをやめて追いかけようとしたが足を止めた。  
『バクフーンには近づくな』  
自分に忠告した主人の顔が思い浮かぶ、なぜあんなことを言ったのかわからない、だがほっとけずに後を追った。  
 
森の中を10分くらい歩いていると見覚えのある後姿を見つけてライチュウは近づいた。  
しかしライチュウはとんでもない光景を見てしまった。  
あのバクフーンが野生のメスのキュウコンを捕まえ、交尾をしていたのだ。  
(どうしよう…止めた方がいいのかな?)  
それとも見なかったことにしてこの場を立去った方が良いのだろうかと悩んでいるうちに目の前に何かが落ちてきた。  
「うわっ」  
思わず声を上げてしまい足元を見ると落ちてきたキャタピーがいてそのまま茂みに逃げっていた。  
「・・・脅かさないでよ」  
一息いてバクフーン達に視線を戻すとぐったりとしているキュウコンしかいない。  
「あれ?バクフーンがいない・・・」  
左右を確認して最後に後ろを振り向くと自分よりも一回り大きいポケモンが立っている。  
「お前に覗きの趣味があったんだな」  
バクフーンがライチュウを見下ろしながら皮肉をぶつける。  
きっとお楽しみを邪魔してしまった事を怒っているのだろう。  
「ご、ごめん、あたしみんな言わないから…でも覗くとかそんな事は…うっ」  
危険を感じたライチュウは言い逃げをしようとしたが大切な尻尾を掴まれてしまい逃げ場を失った。  
「お前で我慢するか」  
バクフーンが思いっきり尻尾を引っ張るとライチュウはバランスを崩し、地面に転んだ。  
起き上がろうにもがっしり尻尾を掴まれており、何より無理して動くと千切れそうになるぐらい痛い。  
すると今度は無理矢理寝返りをさせられて仰向けにされる。  
この格好は非常に恥ずかしい。  
自力でうつ伏せにしようとしたが両足を押さえられ、本当に身動きを取れなくなった。  
「まあ、仲間のよしみで慣れさせてから入れてやるよ」  
「え、え?や、やだっ、ひゃあ!」  
バクフーンはライチュウの秘部に顔を近づけ止める間もなくそこを舌で舐めた。  
「ふぁ・・・そんなとこ、ろ、なめちゃ・・・んっ」  
熱くてねっとりとした舌が勝手に気持ち良い所を攻める度に喘ぎ声を漏らす回数が増えるようになる。  
頭では電気ショックを浴びせるなりしてここから逃げ出せを言っているのに身体は未知なる快楽を求めて動こうとしない。  
「な、なんかへんだよぉ、ばく、ふぅん・・・」  
頭の中がぼーっとなり、口も上手く回らなくなって何がなんだかわからなくなってきた。  
だんだん秘部もヌルヌルにほぐれてきて受け入れる準備ができたところでバクフーンは舐めるのをやめて立った自分のモノを中に入れようとした。  
「そんな大きいの入らないよ!痛いのはやだ!」  
バクフーンのモノを見てライチュウは振り被り、駄々をこねるとバクフーンはため息をつく。  
「お前な、ピチューやピカチュウならともかく大人になったんだから我慢しろ。それに」  
言い終わる前に一気に中に入れられるとライチュウは悲痛を上げる。  
処女膜が破れ、繋がった所から愛液に混じった血が流れた。  
せっかっく綺麗にしといたオレンジ色の毛が更に汚れる。  
 
「い、いた・・・お腹の中が裂けちゃう・・・」  
「このぐらいの大きさがお前にピッタリなんだ」  
身体を押さえつけしっかり固定するとバクフーンは自分のモノを出し入れさせて快楽を楽しんだ。  
まだ初めてなせいかライチュウの中はきつくて気持ち良いが少々滑りが悪い、慣らし方が甘かったようだ。  
「・・・おい、力抜け」  
「ひぃ、痛い、もうやだ・・・いた、い・・・抜いてよぉ・・・」  
泣きながら痛がるライチュウを見てバクフーンは舌打ちをし、鼻先でライチュウのお腹の毛をまさぐった。  
毛の中からピンク色の突起を見つけると唾液を含んだ舌で舐めたり甘噛みをした。  
「んんっ・・・」  
ライチュウは痛い痛いと喚くのをやめて我慢できなく身じろぎをした。  
少し刺激を与えれば力を抜き、痛みを和らげてアソコも濡らすことができる。  
それを知っているバクフーンは更に別の乳房に刺激を与えてライチュウを楽にしてやった。  
だいぶ慣れてきて滑りも良くなった所で下の方の動きにピンストをかける。  
「あっ、ふぁ、ああうっ!」  
痛みが悦楽に変わり始めたライチュウの喘ぎは甘い声となり目元もとろんとしていた。  
「・・・っ・・・どうだ?」  
「きもちいいっあ、でも、なんか我慢でき、ない」  
何かを察したバクフーンはライチュウの身体に更に密着し、性器をもっと奥にぶつける。  
あまりの気持ちよさにライチュウは無我夢中に手を伸ばしバクフーンにしがみついた。  
「ふあぁぁっ!」  
ライチュウの身体がビクンと跳ね上がり、初めてイった。  
頭の中が真っ白くなりそうで身体が麻痺してしまう。  
バクフーンが自分のモノを引き抜き身体を退けると今度はまだ余韻の残っているライチュウをうつ伏せにした。  
頑張って立ち上がろうとしたが頭を押さえつけられ絶対脱げられないように尻尾を握られる。  
目の前には雑草があるだけで頭が全然回らない。  
「まだ俺がイってないからな」  
そう言うとバクフーンはすっかり馴染んだ秘部に性器を押し込んだ。  
「んあぁっ、もう疲れ、やぁっ」  
嫌だと言いつつもライチュウの膣は美味しそうにバクフーンのモノをくわえ込んでおり離さずにきゅうきゅうと締めつけている。  
「あっ・・・あんっ・・・も、もうやだぁ・・・っ」  
「もう少し腰を上げろ」  
「きゃうっ!」  
意識が遠くなりそうなところで長い尻尾を上に引っ張られ、痛みで体が震え上がる。  
一気に現実に引き戻されると顔を上げて思わず息を飲んだ。  
 
まだ子供だから何をやっているのかわからないらしく「あの二匹何をやっているの?」「わかんない」と話しているのが微かに聞こえた。  
「あ、あの、見られてるよ、もうやめ・・・あくっ!」  
ちらりと木の上を見たがバクフーンはやめようとせずにそうのまま行為を続ける。  
ライチュウは見られるのが嫌で恥ずかしがっているのに彼はなんとも思わないのだろうか?  
見られたくない、帰ってほしい、恥ずかしいと頭の中で意識すればするほどさっきよりも倍に感じてしまい水音がよりいっそう大きく響いて聞こえる。  
せめて声を上げないように必死に耐えるが面白くないと思ったバクフーンは耳を舐めてきたり尻尾を甘噛みするなどして追い込んでくる。  
「主人、そろそろ探しにくるかもな」  
バクフーンがニヤニヤしながら言うと背筋が凍った。  
主人に見られる?そんなことになったら一生軽蔑され、距離を置かれるだろう。  
もちろん主人だけではなく仲間にも見られたくない。  
だが嫌々と首を振りながら喘ぐことはやめられなかった。  
見られたくない、やめたい、でもイきたい、気持ちよくなりたい。  
(わかんない、頭の中がぐちゃぐちゃでわかんないよ)  
 
あれからライチュウは何度も何度も突かれては喘ぎ、どんどん快楽に溺れていった。  
最後に達したバクフーンのモノからとても熱い何かが子宮の中に放たれてたくさん溢れた。  
バクフーンは「溜まっていたんだな」と笑っていた。  
顔を上げるといつの間にかキャタピー達がいなくなっている。  
なんとなくホッとした。  
でも心の中はとても虚しく、また泣きたくなってしまった。  
鼻先に冷たい雫がポツリと落ちてきたが涙ではない。  
「・・・あ・・・め?」  
「雨か?早く帰んないと本当に主人にバレちまうな」  
「・・・・・・・・・」  
「行くぞ、ライチュウ」  
濡れるのが大嫌いなバクフーンは何事も無かったかのような素振りで走る気マンマンで寝転んでいるライチュウを呼ぶ。  
そういえば今日名前を呼んでもらったのは今のが初めてである。  
「先・・・行ってて」  
ライチュウが力なく小さくそう言うとバクフーンは「そうか」とあっさり返事をして駆け出す。  
「・・・・・・・・・」  
雨が火照った身体を冷やして全身を洗い流してくれる。  
もう少しだけこのままでいさせてほしい。  
 
「ライチュウ、どこに行っていたんだよ!」  
ライチュウが最初に主人と別れた所に戻ってみると主人が傘を持って待っていてくれた。  
嬉しくてすぐにライチュウは主人の所に駆け寄る。  
「まったく心配させやがって、あーあしかもこんなに冷やして、風邪引くぞ」  
「・・・ご主人様・・・」  
そして主人は自分が濡れるのも構わずに傘をライチュウにさしてやった。  
その優しさが嬉しくてライチュウは主人に抱きついた。  
 
 
そしてポケモンセンターに着くと主人はライチュウを乾いたタオルで念入りに拭く。  
風邪を引かないようにやっているようだがライチュウから見ればもっとびしょ濡れな主人の方が風邪を引きそうで心配だった。  
「バクフーンは雨が降ったすぐに帰って来たんだけどな」  
主人はそう言って帽子を取り、上着を脱ぐともう一枚タオルをリュックから取り出した。  
あの後バクフーンは戻っていたようだがまさかあの事をバラしたりはしてないだろうか?  
主人を見てみるといつも通りの主人で特にライチュウを見る目は変わってない。  
安心したと思ったら主人がこんな事を聞いてきた。  
「ヨルノズクがさ、バクフーンとライチュウが森の中に入っていったまま帰ってこないって言っていたから心配したんだけど大丈夫だったか?」  
ヨルノズクとはライチュウの仲間の一匹である。  
どうやら森の中に入る所を見られていたらしい。  
「・・・・・・うん、何もなかったよ」  
もちろん嘘、主人に嘘をついたのはコレが初めて。  
「そっか、バクフーンって今盛っているからみんなに気をつけろって言ってたんだけど・・・よかった」  
「・・・・・・・・・」  
盛り・・・つまり発情期、今更こんな事を言われてももう遅い。  
いや、主人の言いつけを守らなかった自分が悪いのかもしれないと考えながら雨の音を黙って聞いた。  
 

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