とある洞窟の奥底に何か音がするのを聞いたことはあるだろうか。  
例えば金属同士が触れ合うような音。  
例えば子供が激しい水遊びをしているような音。  
例えば雌のような雄のような矯声。  
 
 
「はっ…はっ…はぁっ……」  
そのポケモンは、銀の鎖によってこの洞窟に繋がれている。  
灯りも一切無く、黒い体色がただ銀の鎖が浮いているようにも見える。  
 
ざっ、ざっ、ざっ、ざっ……  
「………!」  
誰かが近づく足音。小さい灯りも、それに伴って近づいてくる。  
それに気付いたポケモンは息を潜めてやり過ごそうとして、  
 
「……見ーつけた。」  
「!…い、嫌だっ……」  
繋がれたポケモンの黒い身体が照らされる。  
見つかったポケモン──ダークライは身を捩らせて逃げようとする。  
が、繋がれた鎖は切れる様子は無い。  
「ほらほら、怖がらなくていいよ。うーんと、遊んであげるから。」  
松明を持ったポケモンは、赤い羽毛が全身を包んだ二足歩行のポケモン、バシャーモ。  
と、両手を広げ、ダークライをギュッと抱き締める。  
「ひゃうっ!?」  
途端に、ダークライの身体が跳ね上がる。  
「あー、やっぱりすごい敏感なんだ。ふーん。」  
言いながらバシャーモはダークライの身体を撫で回す。  
「やめ……っさわるな…ぁっ……」  
熱いバシャーモの腕が首筋を擦り、へなへなと力が抜けてしまう。さらに、  
「…もう溢れちゃってるよー?」「…っ……!ぅぅっ…」  
熱くなり始め他ダークライの秘部から、独特の匂いを放つ液が内股をつたって垂れ始めていた。  
「ほんとに感度良いんだなぁ……さて、失礼しますっと。」「ひゃ…っ……」  
バシャーモがダークライのスカートのような部分を手に取り、一気に捲り上げた。  
「うわぁ……」「…うぅっ……」  
既に秘部は撫で回された反応でぐちゃぐちゃと液が溢れかえっていて、  
 
さらに普通のポケモンの雌には無い、雄棒がぴんと反り返り、先端から先走りを流している。  
「すごいヤラシイなあ……でもまずはコッチからかな。」  
「…っ…ふむ……っ…!?」  
バシャーモがスカートを捲っていた手をダークライの背中に回す。  
そして顔を寄せ、嘴を開き、ダークライの口を自身の口で塞ぐ。  
 
「ふうっ……むぐ…ぅ…っ…!?」  
体温以上に熱い舌により口内を舐め回され、じわじわとした快感が口から走るのが何ともいえない。と、  
バシャーモの熱い舌がいきなり口内で枝分かれし、それがダークライの舌に幾重に絡み付いた。  
「むぅぅっ!むっ……くぅぅ……」  
「んー………」  
ダークライ自体はこれまでに何度もキスをされている。  
しかしばらけた舌によって自分自身の舌を扱き上げられることは始めての体験だった。  
「んぐぅぅっ!?むぅぅぅっ…!」  
じゅるじゅると舌が吸われ、バシャーモの熱い口内へ運ばれる。  
そこでさらに口同士の重なりが深くなり、舌の先から奥まで念入りにマッサージをするように熱い舌が擦る。  
「むっ…!……ふぐぅぅっ…!?」  
口内から溢れた熱が身体中を巡り、ダークライの身体はびく、と跳ね上がった。  
「……ふぅっ…どうだった?」「あぁっ…はっ……」  
「んー?もしかして…」  
そこでようやくく口が離れ、とろりとした唾液がダークライの口から零れ落ちる。  
 
ふと気付いたバシャーモが再びダークライの下半身を捲ると、  
スカートの裏にべっとりと白濁が貼り付き、秘部は熟れきって尚も淫靡な液を垂らしていた。  
「うわ、もうイっちゃった?我慢できなかったんだねー。」  
伸びた舌を口に収まるよう縮めながら、バシャーモがおだてるように喋る。  
「…じゃあ本番だね。でもショッキングかもしれないから、目隠しはしておくね。」  
ダークライが息を整えている合間に、バシャーモはダークライの目元を覆うように黒布を巻き付けた。  
「具合はどうかなーっと。」  
ずぷっ、ぐち…ぐちゅっ、「ひぁぁ…っ…」  
バシャーモの指が、ダークライの後孔へ侵入を開始する。  
数本纏めて入れ、中を探るようにばらばらに動かす。  
ぐちゅ、ぐりゅ、ぐちっ……  
「ひゃぁぁ……」  
「…うん、まあ十分でしょ。」  
そしてバシャーモは指を引き抜き、自身の腰をダークライの秘部に擦り付け、  
その熱をダークライに感じさせる。  
「気持ちよーくしてあげるよ……何も考えられなくなるぐらいにね。」  
 
……ぐぶぶぶっ、ずにゅぅぅぅっ。  
「ひぎゃぁぁぁぁっ!?」  
いきなりの強すぎる快感に、ダークライは声高に啼いた。  
火傷をしそうなくらい熱いバシャーモの雄棒が、秘部と後孔の両方に突き立てられた。  
さらにそれは異常なほどに大きく、ダークライの腹にその形上が少し浮かんでいる。  
 
びっく、びっく、とバシャーモの雄棒が脈動する度に表面のごつごつした突起がダークライの内部を刺激する。  
ぢゅっ……ぐぢゅっ…ごりゅぅぅっ──  
「やぁぁっ!ふぁぁぁぁっ!」  
「トコロテンしちゃうなんて、感じてくれているみたいだね。」  
バシャーモは腰を軽く打ち付けているだけなのに、雄棒自体が生きているかのごとくうねり、蠢き、暴れ回る。  
「…ココが、イイのかな?」  
ごりゅっ、ぐりゅぅっ…ぐりぃっ…  
「ひぐぅぅぅっ!?そこ、ばっかりっ…やぁぁっ……」  
後孔を貫いていた雄棒が中でうねり、ある一点を正確に、執拗に抉る。  
そうされる度にダークライに電流が走るかのような快感が襲って、断続的に達して、  
白濁をバシャーモの胸辺りに何度も飛ばした。  
「…このままイッてたら、最後まで持たないかもね……まだ全然本気じゃないよ?」  
「ひぁっ…もう……いやぁ…ひっ!?」  
白濁に濡れたダークライの雄棒にバシャーモの三本目の雄棒が、向き合うようにして当てられる。  
「…何っ!?何…するの……っ」  
身体を震わせながら、ダークライは怯えた声を放つ。  
「あ、ダイジョーブダイジョーブ。すぐに病み付きになるから。」  
そして雄棒を押し付ける力が強くなって、  
ずにゅるるるる……  
「ふあぁぁぁっ!?やだぁぁっ」  
ダークライの雄棒、その先端の孔に細くなったバシャーモの雄棒が入り込み始める。  
「やだっ…抜いてぇっ!」  
「ヘタに動いたら傷付けちゃうかもよ?」  
「ひぅぅぅっ…!」  
誰にも弄られたことの無い雄棒の孔に、バシャーモの一部分が入り続ける。  
「もぅっ…無…理ぃっ……」  
それによってダークライの下腹部は膨れ上がって、雄棒ははち切れんばかりに振動している。  
「…えーと、ココかな?」  
 
……ぐりゅぅぅっ  
「ひぃぁぁっ!?」「当たったみたいだね。」  
雄棒の裏側から、後孔の一点を突かれたものと同じような快感が走った。  
 
…ぐち、ぐち、ぐぃっ  
「……っ…うぁぁっ……」  
「ココを挟んでぐりぐりしてみたら、どうなるかなー?」  
後孔の雄棒を敏感な一点に当てる。そして、同じ部分の裏側辺りを雄棒に入り込んでいるそれが押し当てられる。  
「……!やだっ…待って……」  
「待たないよ。どれどれ……」  
…ぎゅる、ぐちゅぅぅっ…ごりっ、ぐりゅ、ぐりゅぅっ──  
 
「ぎゃあぁぁぁっ!?やっ……ひぎゅぅぅぅっ!?」  
意識が飛んでいってしまいそうで、ぎりぎり達することが出来ない、地獄のような快楽。  
視界はスパークし、頭の中を直に漁られるような快感が駆け回る。  
「…気持ち良いみたいだから、本気でいくね。」  
 
ぐぢゅ、ぐりゅりゅりゅりゅ……  
「だめぇっ!なかで、そんなの……ひぁぁっ!」  
いきなり、秘部内のバシャーモの雄棒が、  
ダークライの腹を大きく膨らませるほどに巨大になり、質量が増加した。  
……ぐぢゅぅぅぅぅぅ。  
さらに後孔内の雄棒は、ゴム紐のように伸び、ダークライの奥へ奥へと進んでいく。  
「なに……腹の中が…あぁぁ…ぁっ……」  
熱い雄棒はダークライの後孔から上へせり上がり、まるで燃え盛る綱が体内へ通っているような刺激を与え、  
そして、  
「うぁぁっ…がっ…ごぇぇっ…ぐむぅぅぅっ!?」  
とうとう口に到達した雄棒の先端が、舌のようにダークライの口内からはみ出した。  
体内に一本の肉塊が通され、その苦痛のような快感のような感触に呻く。  
「今にもイきそうなんだよね……まあ、せいぜい楽しませてよ。」  
そう言って、バシャーモは動き始めた。  
 
ずんっ、ずんっ、ぎゅるる、ぐちゅう。  
 
それはとても異様な光景であった。  
「はぁっ…はぁっ…凄いイイよ。」  
腰を振る眼のやたらと小さいバシャーモ。  
「むいぃぃっ!ひんじゃぅぅぅぅっ!?」  
腰が深く突き込まれると腹が大きく膨れ、腰を引かれると腹もしぼむ目隠しされたダークライ。  
良く見ると口から雄棒らしきものが蠢いていて、そのせいか言葉を上手く話せていない。  
さらに雄棒には管状のものが挿入っていて、それが中で暴れているのか、雄棒は小刻みに震えている。  
「そろそろっ…」  
ぢゅるっ、ぢゅるるるる。  
「…あ゛あ゛あああーっ!もうっ…壊れ……ぅっ…!」  
白濁を造り出す部位から、直接搾り取られる。待ちに待っていた筈だが、  
快感が強過ぎる。止まらない。  
身体をがくがくと痙攣させて、でも意識を失うことは無い。  
「もう……ひんひゃう…よぉっ…」  
「まだまだ続くよー?あと三日ぐらいは。」  
「あ…あぁ……」  
 
矯声、水音、金属音。  
 
とある洞窟の噂を、知っているだろうか?  
 
 
おわり。  
 

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