「う・・・」  
天井から滴り落ちる水滴で目が冷めた。  
いきなり飛び込んできた光に目が慣れず少し眩しい。体が冷えている。  
 
−ここは…?  
目が慣れてくると辺りの様子が分かった。  
四方をコンクリートに囲まれた部屋。頑丈そうな扉が1つ。  
 
「…誰か…っ…!」  
声がかすれて思うように出ない。  
首には金属の輪の様なものが付けられ鎖で繋がれている。  
それだけで自分が危険な状況にあると言うことは察しがついた。  
 
…しかしその内うっすらと疑問が浮かんできた。  
あれ、自分は−  
 
 
 
−誰だっけ…?  
 
 
ガチャガチャ…キィ…  
部屋の扉が開いて1つの影が入ってきた。  
 
人間…?  
そうだ、人間に追いかけられて…!  
「ははっ、やっと目覚めたのかい?  
無理やりに起こしても良かったんだけどそれで君の頭をいじくったのが台無しになったら困るからねぇ」  
 
 
割と男はフランクに話しかけつきたが警戒は緩めない。  
ジラーチ?そうだ、自分はジラーチというポケモンだ。  
けど…もっと別の名前があった様な気がする。何か−  
 
 
「だ…だれ?  
ここは…どこ?」  
「混乱しているみたいだな。可愛いなぁッ…!  
説明してやるよ。お前の記憶と能力を少し操作したんだよ…簡単に逃げられたりしないようにね」  
「っ…何で…!?」  
「くくっ、教えてやろうか?  
 
 
俺のおもちゃになってもらう為にだよ」  
 
 
「全く…お前を見つけた時は本気で驚いたぜ」  
 
男はニヤニヤしながら続ける。…手にロープが握られていることに気付いてジラーチは強く恐怖を感じた。  
 
「い、いやっ…  
近寄らないでぇっ!!」  
「まさか伝説のジラーチを犯すチャンスが来るなんてな!出ろ!モンジャラ!」  
 
『ジャラ〜』  
 
男はモンスターボールからジラーチが見たことのない異様なポケモンを出した。  
全身が触手のようなものに覆われたポケモン…  
そしてその触手は粘液のような物で妖しい光を放っている。  
 
 
「いやだぁっ、来ないでぇっ!」  
本能が危険信号を鳴らしていた。反射的に手を前に出す。  
 
 
「無駄だよ、言ったろう能力を弄ったって!モンジャラぁっ、そいつを締め付けろ!」  
 
 
一瞬、ジラーチの目にはそのポケモンが躊躇したように見えた。だが−  
『ジャ、ジャラ〜っ!』  
 
「ううっ!はな…し…!」  
 
 
何か…体が熱い…!  
モンジャラのツルがぬるぬるとジラーチの肌を滑る度に…  
「ひぁっ、あぁっ!あんっ…!」  
なぜか変な気持ちが心を貫く。  
 
モンジャラはジラーチの太腿にツルを伸ばしていく。  
そして…そこに粘液が滴る触手がそっと触れた。  
 
びくんっ!  
ジラーチの身体が10万ボルトを浴びたように反応した。  
「ひぁあっ!!ぁっ、いやぁっ!」  
ツルはくちゅくちゅと卑猥な音を立て、そこを撫で回す。  
まだ未熟なジラーチのそれは、露出させられ粘液によってぬらぬらと光っていた。  
「やめて、お願いっ、やめてぇっ!」  
懇願するように叫ぶが、モンジャラは堅く目を閉じてその行為を続ける。  
ぴちゃぴちゃと犯される音と抵抗の声が部屋に響く。  
 
その内男もジラーチの身体をいやらしくさわり始めた。  
「ひぁぁん!嫌だぁっ、あぁっ!いやぁっ」  
「はっ!喘ぎながら嫌とか言われても説得力ないなぁ!はぁ…はぁ…」  
 
目の前の奴は荒い息を吐き、いきなり口を近付けた。  
舌が唇を割って侵入してくる。  
ジラーチの舌に絡め、歯茎を舐めまわし、そして喉の奥へ…  
「……っ!んんっ!!んん〜!」  
呼吸が詰まって苦しい…!  
 
しかしジラーチは心の底では…  
初めて感じる洪水のように溢れる快感に気が狂いそうだった。しかしそれを認めたら、自分の中の何かが砕け散ってしまう…  
不意に男が舌の動きを止め、唇を放す。  
 
「はぁ…はぁっ…前戯はそろそろお終いだ」  
モンジャラからジラーチを力ずくで引き剥がし、地面にうつ伏せに叩きつける。  
 
「っ…ぐぁっ!!かはっ…うぅっ」  
 
身体中がいたい…!苦しい…!  
「さてと…モンジャラの粘液で良い具合に濡れてるか…」  
 
ジラーチのお尻を弄っていた指がいきなり肛門に入り、中の壁を掻き回し始めた。  
「…ぁぁあっあああ!!痛いぃっ、止めてぇっ、助けてぇぇっ…あっ!?」  
 
ある箇所にその指が触れた途端−  
身体中に衝撃が走った。  
「あ、あぁっ、なにいっ!?」  
すると男はニヤリと笑い、その箇所を重点的に攻め始めた。  
「やめてぇっ、やめてぇっ!あぁっ!」  
体を振り回し強く抵抗すると−  
バチィッ!  
 
「ーーーっ!!!あ゛あっ!!」  
何かムチの様なもので背中を叩かれた切り裂かれるような激痛−  
ジラーチの背中にピンク色のロープによる暴力の傷跡が残る。  
「かはっ…うぅっ、、ぅっ…」  
痛みと恐怖と羞恥に涙が溢れる。  
「大人しくしろよ…ほら、本当は今凄く気持ちいいんだろ?」  
ジラーチは一度…本当に一度だけ自分で逸物を弄んだことを覚えていた。  
そのオナニーでの射精さえ何だか怖くなって一度だけしかしなかった。それが−  
今、その刺激に反応して自分のペニスは見たことが無いほど大きくなり、透明な先走りが滴っている。  
 
こんな…こんな…  
今にも壊れそうなジラーチの心に留めが刺される時が来た。  
ぬぷっ…  
指が抜かれる。  
「入れるぜぇっ!」  
男の肉棒がジラーチにあてがわれる。  
それは人間についての記憶が無い彼にも巨大に見えた。  
「い…嫌だぁっ、そんな、太いの、入らないぃっ!」  
 
逃げようと身体中の力を振り絞り抵抗するが、人間に小さなジラーチがかなう訳も無かった。  
 
ズブッ…!!  
 
熱い…!!身体中が…  
身を裂かれるような激痛が肛門に走る。  
「あぁぁぁぁぁっ!嫌ぁっ、動かないでぇっ」  
しかしその言葉は聴いてもらえる訳もなく、先ほどの箇所を的確に突かれる。  
パンッ、パンッと激しくぶつかり合う音が響き、男の凶悪で巨大なナイフがジラーチを襲う。  
先ほどのモンジャラの粘液と二人の汗や体液が混じったものが飛び散る…  
 
「…っぁあああっ、ああああああっ!!」  
「はぁっ、はぁっ、はぁっ!出るっ!」  
 
びゅくっ、びゅくっ、びゅくっ…  
男とジラーチは同時に果てた。  
精液がごぽごぽと体内に注ぎ込まれ、自身のそこからも白濁液が溢れ出て、自分の身体を汚す。  
意識が朦朧として右も左も分からない中、一瞬見えたのは何故か少し離れた場所で脅えているように見えるモンジャラ…  
 
そしてジラーチの感覚は遠くなっていった。  
 

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