ドラピオンは再び藁のベッドの上に仰向けになり、  
マニューラが彼の首と腹部に乗り上がり、硬さを失っていた陰茎を鉤爪で包んでは舌を這わせていた。  
扱く事はせず、焦らす様にゆっくりと根元から先端へと撫でていると  
柔らかかった肉棒はじょじょに硬さと熱を取り戻し、天井を仰ぐ形で勃ち上がった。  
「このくらい…で、大丈夫かねぇ……」  
鉤爪で握り込み、返って来る弾力を確かめては今の様に言い、  
マニューラは今一度陰茎を根元から先端へと舐め上げてはドラピオンの腹の上で膝立ちになり、  
くるりと身体を回転させて彼と向かい合わせになった。  
 
両鉤爪を腹部に押し当てて肘と背を伸ばし、曲げた膝で腰を突き出した格好は  
端から見れば発情した猫そのものである。だが、今のマニューラはそれと類するのだから間違いではないだろう。  
肩を揺らして大きく深く息を吐き出し、マニューラは上半身を正して背を伸ばしては  
膝を後ろへと流し、ドラピオンのペニスを跨ぐ所まで来て動きを止めた。  
「……」  
下目で自分の股の下にそびえるドラピオンのペニスを眺め、マニューラは口を閉ざしてしまった。  
抱いてやる、と自分から誘ったものの、いざ、そうしてみようとしても躊躇が生まれてしまう。  
「……マニューラ様…あのぉ……」  
ドラピオンが首を上げてマニューラに呼びかけると、彼女は彼に視線を向けた。  
「あ、…あぁ。今やるから」  
「いえそうでなくて…その、無理……なら、止めてもいいんですけど」  
ドラピオンの気遣いを受け、マニューラはドキリと肩を揺らした。  
自分が抱く僅かながらの恐怖心を読み取られ、マニューラは自分に宛てて失笑した。  
「…お前に心配されるほど、ワタシはヤワじゃないよ。ま、やっぱり引けてしまうのは確かだけど…」  
フッと息を吐き、マニューラは右腕を後ろに回して、股の下にそびえるドラピオンのペニスを掴んで固定し、  
左鉤爪を自分の秘所へと寄せて3本の爪で広げてみると、とろぉ…と、愛液がドラピオンのペニスへと垂れた。  
「……ちゃんと…見ていなね…」  
上目遣いでドラピオンへ視線を向けたと同時に、マニューラは膝を更に曲げて腰を屈めた。  
「っ…マニューラ様……」  
ペニスの先端がマニューラの秘所に触れ、ドラピオンはビクリと首を揺らした。  
あてがっているだけなのに、マニューラの秘所はドラピオンのペニスを吸い付けていた。  
「……ドラピオン」  
「は、はいッ!?」  
マニューラは大きく息を吐き出してから、顔を正してドラピオンに呼びかけると  
彼は素っ頓狂な返事をしては、首を捻った。  
そんな彼を眺めてから、マニューラはクスリと笑い  
「──愛しているよ」  
と、言っては腰を落とした。  
 
「んっ………!つ、はッ…!!」  
ジュプ…と、粘膜が擦れ合う音が響いた。  
マニューラは自分の秘所の中心部にドラピオンのペニスを埋め込んだが、それは到底挿入とは言えず  
先端をほんの少しだけ花弁で包んだだけであった。  
「う…んっ……は…」  
腰を更に屈めて深く挿入させようとしたが、マニューラは痛みに今のように呻いては  
秘所を広げていた左鉤爪をドラピオンの腹部へと乗せて、背を屈めた。  
「……マニューラ様」  
「ん、だ、大丈夫だって……」  
先端から伝わるマニューラの温もりを感じつつも、ドラピオンは彼女自身に意識を向けていた。  
「いえ、でも…」  
「うるさい、黙っていな……くぅ…!」  
秘所と入り口を押し広げられる感覚に、マニューラは呻きつつも腰を下ろして行った。  
ミチミチと膣内は悲鳴を上げるが、潤滑の液をじっとりと湿らせたおかげか  
苦痛を伴いつつもそれとは別の感触を覚え、マニューラは胸を震わせながら息を吐いた。  
 
「はあぁぁぁ……ふふ…お前のがワタシのナカに入ってるぞ…」  
ドラピオンのペニスを固定していた右鉤爪を離し、それを自分の下腹部に寄せて  
マニューラはドラピオンへ首を傾げて笑った。  
ドラピオンのペニスは太さが均等になった所まで埋められたが、それはまだ半分にも満たず  
マニューラの膣内もまだ奥に余裕は残されているが、経験の少ない彼女の膣内は侵入を拒み続けていた。  
経験の少なさだけで無く、ドラピオンとの体格差もあってスムーズに事が進まないでもいた。  
「う……は、はい…」  
ドラピオンもまた、彼女の中に入れ込まれた感覚に呻いては息を吐いた。  
暖かな甘い感覚は、ドラピオンのペニスからじんわりと脳へと伝わり、  
彼はそれをもっと深く味わいたいと思っていたが、それをマニューラは許そうとしなかった。  
「動くんじゃないよ……ワタシがお前を抱いてやっているんだからね…ワタシが動く…」  
両鉤爪をドラピオンの腹部に押し当て、彼のペニスを更に入れ込もうと腰を左右に回してみると  
2匹の粘膜が混ざり合う音がグチュグチュと響き、膣壁に擦られる感覚にドラピオンが喘いだ。  
「うぁっ…!」  
それだけで絶頂してしまいそうな程であり、ドラピオンは耐えようと兜の歯を食いしばった。  
その間も、マニューラは腰を回しては彼のペニスをより深く、より奥へと導き  
しばらくしてから動きを止め、右鉤爪を再度自分の腹部へと寄せたが、  
それは臍よりも少し上の部分に当てており、その深さまでドラピオンのペニスを入れ込んだ事を暗に示していた。  
マニューラは荒げた呼吸を整えるために深呼吸を繰り返しながら、ドラピオンへ視線を向けた。  
 
「はぁ……ど…やら、ここまでしか…はぁー……入らない…みた、い…だねぇ…はー…」  
身体を支える左腕と両脚を小刻みに震わせながら、マニューラは口の端を上げて笑った。  
「は、はい…」  
ドラピオンは自分とマニューラが繋がる箇所を眺め、今のように返す事しか出来なかった。  
彼のペニスは半分程しか入り込んでいなかったが、それは仕方が無い事だろう。  
しかし、それでも彼にとってはマニューラの体内に居ると言う事だけで十分であった。  
「んっ…それじゃ、動くからね……」  
再度ドラピオンの腹部に両鉤爪を当てて腕を伸ばし、沈めた腰をゆっくりと上げて行った。  
「く…ぅんッ……」  
「う、うわ……」  
マニューラは腹部が張ったかのような痛みが抜けて行く感覚に悶え、  
ドラピオンは自分のペニスに絡みつく彼女の膣内の感覚に喘いだ。  
膣壁は抜かれて行く彼のペニスを逃さないとばかりに締め付けては、目的のモノを求めていた。  
マニューラの膣内からドラピオンのペニスが一度引き抜かれた時、  
彼女の秘所からは滑りの液と彼の先走りが混ざりこんだ液体がトロトロと流れ出て、彼のペニスへと垂れた。  
そしてそれは再度彼女の膣内へと送り込まれる事になった。  
 
「はっく……ふ、ぁ…」  
もう一度、ドラピオンのペニスを自分の膣内へ入れるためにゆっくりと腰を落とし  
限界まで入れ込んだところで再度引き抜いた。  
それはあくまでもマニューラのペースに合わせたものであり、痛みと異物を膣内に入れる感覚に慣れるために  
彼女の動きはぎこちない上に非常に遅く、ドラピオンが絶頂に至るまでのものにはならず  
脳を溶かされそうなまでの緩い快楽に、彼は首を仰け反らせて喘いでいた。  
「ま…マニューラ、さ、ま…あ、ぅッ…!も、もっと早く…」  
動くなと命を受けたからにはそれを破る訳にも行かず、腰を突き上げてしまいたい欲望を抑え  
ドラピオンは言葉でマニューラに強請った。  
「す、少し待ちな…もう少し慣れてから……」  
「あぅ……」  
しかしマニューラは自分の身を優先し、ドラピオンは生殺しを余儀なくされてしまった。  
 
腰を上げて粘膜に塗れた陰茎を抜き、腰を下げて粘膜と陰茎を送り込み、  
少しずつマニューラは自分の動きを早めさせていった。  
始めはグチュ…グチュ…と、ぎこちなさの残る音だったが  
次第にジュッジュッと滑りを含む音となり、マニューラも止める事無く腰を動かしていた。  
「んっ…は、ぁっ…はっ、はぁっ…」  
膣内を圧迫する痛みはまだ引かないが、それ以上にゾクゾクと背を走る悪寒にマニューラは夢中になっていた。  
そしてドラピオンもまた、滑りを含んだペニスを包む膣壁の感触に酔いしれていた。  
「ドラピ…オン……わ、ワタシのナカ…は、どう、だ?」  
熱い息を吐き出しながらマニューラが問うと、ドラピオンは唾液が垂れる口からその答えを吐いた。  
「は、は、はい…その……い、いい、です…」  
「ふぅん?……どんな、はぁ…風にだ?」  
「っそ、そのっ……!あ、暖かく…て…うっ…く…ぬるぬるしていまして……とろけそう、です…」  
 
「……超無難な感想だなぁ、オイ」  
マニューラたちの後ろで一部始終を眺めているアーボックが呆れ気味に口を挟むと  
ドラピオンは茹で上がったかのように顔を赤く染め、相棒に向って「う、うるせぇ!!」と吼えたが  
すぐさまマニューラに咎められた。  
「うるさいのは…お前だろ……ぅんッ…!アーボックも…さ…あまりからかうんじゃない、よ…は、ぁ、あ…」  
腰を動かしながらマニューラはアーボックへと視線を向けて嗜めると、  
彼は鎌首をもたげては、「へぇい」と、含んで笑った。  
そんなアーボックを見て、マニューラも鼻を鳴らして笑ってはドラピオンへと視線を戻した。  
「お前…まだ、かい?」  
「あ…?あ、は、はい…」  
マニューラの言葉の意味が一瞬分からず、ドラピオンは首を傾げたがその直後に理解しては  
鱗の眉を下げて申し訳無さそうに答えた。  
マニューラの膣内は申し分無く、その上惚れている相手に抱かれていると言う精神的な刺激もあるのだが  
自分のペニスが全て包まれていない事と遅いストロークにより、  
ドラピオンは未だに絶頂の予兆を感じていなかった。  
マニューラはドラピオンを長く抱いてやりたいと思う気持ちを持っていたが、  
身体の負担と次にアーボックを控えている事もあり、早く終らせてしまいたいと思うのも、また事実であった。  
「も……早くしなぁ…」  
腰の上下運動を一度止め、グリグリと腰を左右に回してドラピオンの絶頂を促して見せる。  
「うっあ!……マニューラ様…も、申し訳ございません!!」  
「え?」  
いきなりのドラピオンの詫びの言葉に、マニューラは一瞬動きを止めた。  
しかし、その動きは即座に再開されることとなったのであった。  
 
「──! ひゃぅッ!あ、や…こ、こらぁっ!!」  
ドラピオンは両爪でマニューラの腰を掴み、勢い良く彼女を上下に揺さぶっては自らも腰を突き上げ始めた。  
マニューラからの緩い感覚に耐え切れず、ドラピオンは彼女の命を破り快楽に溺れる事を選んでしまったのだ。  
「も、申し…申し訳ございま、せん!申し訳ございません…う、あ…」  
「ば…馬鹿っ!馬鹿ぁ!!い、今は、あっ、ひゃ…ぁ…ワタシっが、ぁあぁあ!!」  
突き上げられる苦痛と慣れによって得始めた快楽に、マニューラはドラピオンを罵りながらも悶えていた。  
「つよ…あぅんッ……い、痛いってば!ドラピオン!や、めぇっ!」  
マニューラは膝立ちさせた脚を上下に振り足の甲でドラピオンの腹部を叩いては悲鳴を上げるが、  
彼の耳には既に彼女の声が届いておらず、それが効果を発する事は無かった。  
無理矢理突き上げられる感覚に、マニューラの膣内は彼女の意思とは関係なく、収縮を始めた。  
「ひゃ、ぁん……!」  
マニューラはようやく痛みが消えて悦楽に浸る事が出来、ビクリと身体を震わせ、  
その様子を見てドラピオンはニヤリと笑っては彼女を揺さぶる腕の動きを早めた。  
 
「はぅッ!…あ、あん……はぁっあ…!」  
唾液が垂れる口元に鉤爪を寄せて、マニューラは快楽に身を捩っていた。  
「マニュー…ラ、様……気持ちイイですか?」  
「う、んっ……も、本当、お前ってば、馬鹿……はぁっ…気持ち…良いさ…」  
「へへ…オレ……も、マニューラ様の…う…締まりが…良くて、最高、です……」  
「……お前のが大き過ぎるだけ、だ、ろ……んっ!あ、あぁ、はあぁ!」  
腰を掴まれるドラピオンの爪を鉤爪で掴み返し、マニューラは自らも腰を振り始め、  
ジュブッ、ジュブッ、と2匹の性器が擦れ合っては互いの粘膜を散らした。  
「あ、んっ…いい、よぉ……もっと…」  
マニューラは笑みを浮かべてドラピオンに強請った──が、  
「う……そ、そろそろオレ、イきそうです…」  
ドラピオンは限界が近い事を口にした。  
「なっ…!お、お前ッ!!」  
自分の命を破り、快楽に溺れた上に自分までをも同じ波に落としたにもかかわらず  
ドラピオンが絶頂を迎えそうな事に、マニューラは息巻いた。  
「ここまで……ぁ、んッ…しておいて!それっは!無い…だろ、う!」  
「も、申し訳ございま…せん……でも、もうっ…!!」  
「馬鹿!馬鹿っ!!わ、ワタシ、もぉ……ッ!」  
「マニューラさ……まあぁッ!!!」  
 
兜の歯を噛み締め、大きく腹部を跳ね上げると同時にドラピオンは焦らされ続けた白濁液を  
マニューラの膣内へと注ぎ込んだ。  
「ひはぁあっ!あ…ん……」  
体内の奥深くに熱い液体が注がれ、マニューラは体内から溶け出してしまいそうな錯覚を感じ、  
身体を小刻みに震わせては背を反らして喘いだ。  
「う…っ、うぉ……!!」  
ただでさえ体格の関係でドラピオンの精液の量は多いのだが、  
散々焦らされた為か射精は長く続き、ドラピオンは粘着質な液が尿道を抜ける快感に悶え  
マニューラは腹部が精液で圧迫される感覚に大きく息を吐いた。  
膣内で痙攣するペニスの感覚が治まり、マニューラはそれでドラピオンの射精が終った事を理解してから  
ギロリと瞳を鋭く細めて彼を睨むと、ドラピオンが快楽の余韻に浸って笑みを浮かべているのが見えた。  
「……ドラピオン!!!」  
マニューラが吼えると、ドラピオンはビクリと首を震わせ慌てて彼女へ視線を向けた。  
「……お、お前、ねぇっ…!せっかくワタシが抱いてやっていたのに……この馬鹿!!」  
「ヒィッ!も、申し訳ございません……でも、我慢出来なくて…」  
ドラピオンはマニューラの腰から腕を解き、自分の顔面手前まで寄せてマニューラの叱咤に怯えた。  
「しかもお前だけ先にイッて!……ワタシはまだだったのに……」  
マニューラは身体の奥の疼きに喉を鳴らし、ギリギリとドラピオンの腹を鉤爪で引っ掻いた。  
「いたっ!いたたた!申し訳ございませんんん〜〜!」  
「……まぁまぁ、ボス。童貞だったからつい興奮しちまったんでしょ。許してやりましょうぜ」  
涙目で呻くドラピオンを嘲笑い、アーボックがマニューラの肩越しから顔を覗かせて彼女を鎮めようとした。  
「む……」  
マニューラは唇を尖らせながらも、アーボックの忠言を聞き入れて鉤爪の動きを止めた。  
「ひぃ……あー…」  
ドラピオンは痛みが引いた事に、ほっと息を吐いたが  
マニューラの機嫌は損ねさせたままであり、彼女はそっぽを向いてはフン、と鼻を鳴らした。  
「へへ…ま、物足りないんなら、オレさまのでイけば良いんですよ、ボス」  
アーボックは低く笑っては、マニューラの腰に尾を巻きつけて持ち上げると  
彼女の股からドラピオンのペニスが抜かれ、それと同じく膣内に放出された白濁液が  
コポコポと音を立てて秘所から足を伝い、ドラピオンの下腹部に垂れ落ちた。  
「んっ…」  
抜かれる感触にマニューラは小さく喘ぎ、自分の秘所から流れ落ちていく精液を見ては顔を赤らめ  
アーボックがその様子を見逃さず、ニヤリと笑って彼女の首筋を舐め上げた。  
「ひゃ…ぅ、ん…」  
「今更恥ずかしがっているんですか?可愛いですねぇ」  
「か…可愛いとか……馬鹿言ってんじゃない、よ…」  
 
顔を伏せてブツクサ言うマニューラに、アーボックはケラケラと笑っては自分の下腹部に乗せて尾を解いた。  
「そんじゃボス。オレさまも抱いて下さいねぇ…」  
「…分かっているよ……ふふ」  
マニューラの肩に顎を乗せて強請ると、彼女は彼の首に腕を回し  
子供をあやす様に頭部をポンポンと軽く叩いた。  
「準備は万端なんで、すぐにでもしてもらえますか?」  
「ん?」  
マニューラが乗せられたアーボックの下腹部を眺めてみると、  
既に勃起したヘミペニスが一対、彼女の下腹部に擦り付けられていた。  
マニューラはその内の一本を鉤爪で握り、軽く力を入れては硬さを確かめてから腰を浮かした。  
「……ちょっと、その…や、やっぱりしにくいねぇ…」  
アーボックのヘミペニスは長さも太さもドラピオンより劣るとは言え、  
先端が膨らみ棘までもが生えたそれを自ら挿入するのは、マニューラにとって一苦労となるだろう。  
浮かした腰を軽く屈め、両鉤爪で広げた秘所をアーボックのヘミペニスをあてがい、  
マニューラは苦笑しながら今のように呟いた。  
「……ボス、無理だったら…」  
「お前までそう言うのかい?大丈夫だと言っているだろう……  
……アーボック。お前も、愛しているよ」  
 
ズチュ…と、音が鳴った。  
「んっ……く、はぁ…!」  
「うっ…」  
マニューラの秘所はアーボックのヘミペニスを受け入れ、その先端を飲み込んだ。  
ドラピオンとの行為により、アーボックのヘミペニスを挿入する事は容易かったが  
問題はその後であった。棘の生えた先端を奥へと導こうと腰を更に屈めたが  
棘が膣壁を引っ掻く感覚に、マニューラは呻いて動きを止めてしまった。  
「つっ!…は、ぁ……す、少し…待って、な…」  
秘所から鉤爪を離してアーボックの背にしがみついては、マニューラは大きく息を吐き出し  
ゆっくりと、だが確実にと彼のヘミペニスを埋めて行った。  
「あ…ぅ、……んぅッ!!」  
一気に腰を落とし、マニューラは自分の太腿をアーボックの下腹部にピッタリとくっつけた。  
「はぁ……ん、お前…のは、全部……入った、な…」  
アーボックの背に回した腕を解いてそれを彼の胸に押し付け、首を下へ向けてはマニューラはクスリと笑った。  
「じゃ、動くよ…」  
そう言いながら、膝に力を入れて腰を持ち上げようとした──が、  
「い……は、つぅ…!!」  
膨らんだ先端と棘がマニューラの膣壁に引っかかり、その感覚に彼女は呻いては動きを止め、  
ピクン、と身体を震わせてはアーボックの胸に寄りかかり、熱い吐息を吹きかけた。  
「ぅ、んっ…はぁ…」  
「ふ……う……ボス、動かなくても十分イイですぜ…?」  
それは本当だった。  
ドラピオンとの行為の影響か、マニューラの膣内と秘所は収縮してはうねりを上げ、  
アーボックのヘミペニスを締め付けては滑りの液体でぬるぬると包んでいた。  
「ん……でも、さぁ……は…やっぱり、動いた方が良いんだろ…?」  
「えーと……まぁ、確かにそうですけどー」  
尾の先端を揺らしてアーボックは正直に答え、それを聞いたマニューラは「仕方ないね」と呟いて微笑んだ。  
「じゃ、また動くから、な…」  
アーボックの胸に寄せた身体を起こし、彼の胸に鉤爪を押し当てながら  
マニューラは再度、動こうと腰を持ち上げた。  
「うくッ!…ん、ぅう…」  
膣を引っ張り出されそうな痛みにマニューラは顔を顰めて呻いたが、止める事はせず  
震える脚で懸命に腰を持ち上げた。  
 
滑りの液で塗れた竿が秘所から覗き、一度全て抜こうとマニューラは腰をもう少し高く持ち上げようとしたが  
膨らんだ先端が秘所の出口で引っかかり、中々抜ける気配がしなかった為、  
彼女は全てを引き抜く事を諦めて再度腰を落とした。  
「はっ…あ、ん…はぁっ…」  
「ぅ、ん……ボスぅ……」  
自分が感じるアーボックの痛みよりも、彼が感じるマニューラの快楽を優先し  
マニューラは腰をゆっくりと上下に振っていた。  
「ボス……ボスのナカ、マジたまんねぇですぜ……」  
「んっ、ふぅ……どんな、風に?」  
「はぁッ…とろっとろなのにすげぇ締め付けて…あったけぇ…すぐにでもイッちまいそうだ…」  
「……お前も、ドラピオンとあんまり変わらない感想だねぇ……あ、ん…うんッ!」  
挿入していない方のヘミペニスがマニューラの下腹部と陰核を擦り、  
ビリビリとした感覚が彼女の全身を走り、一瞬呼吸を止めてしまった。  
「あ……あっ?やっ…あ、ん!」  
それがきっかけとなり、マニューラは痛みが完全に消えてジワリとした快楽に溺れた。  
「あ、あ……こ、これ…!いい、よ……はぁっ」  
腰を落とし、陰核をもう一方のヘミペニスにグリグリと擦り付け、  
さらに擦り付けるために左鉤爪でヘミペニスを掴んでは、陰核に押し付けて再び腰を上下に振り始めた。  
 
「あぁ、…ん…気持ち……良いよぉ、アーボック…」  
ジュプジュプと2匹の結合部は水音を鳴らし、  
その嫌らしい音でさえ、今の彼女らにはただの興奮剤と成り果てていた。  
「オレさまも、です…は、ぁ…」  
「んっ……あ、も、……イっちま、う…!すまな、いね…!」  
自分から抱いてやると誘ったはずだったが、ドラピオンの責めでお預けを喰らった事もあり  
マニューラはアーボックを絶頂させる前に自分が果ててしまう事を詫びた。  
だが、アーボックはその事を咎めずに「いいですぜ」と返した。  
「オレさまもそろそろ…ボス、お先にどうぞ……ふっ、く…」  
彼の言葉に遠慮を捨ててマニューラは快楽を貪り続け、  
絶頂の予兆を膣内で感じ、さらに登り詰めるためにマニューラは腰の動きを早めた。  
「んっ、んっ……あ、アーボック…アーボックぅ…!」  
部下の名を連呼した瞬間、マニューラはビクン!と背を弓なりに反らした。  
その反らしと同じように膣内がビクビクと痙攣し、ヘミペニスに潰された陰核もヒクヒクと小さく震えていた。  
いつの間にか赤い尾羽も真上に張り上がっており、アーボックはそれを見てマニューラが絶頂した事を理解した。  
「ボス……っ!!」  
アーボックは牙を噛み締めて、肩を震わせたと同時に一対のヘミペニスから精液を吐き出した。  
「ひゃっ!…あ、熱……はぁぁ…」  
絶頂の余韻に浸っていたマニューラは、膣内と下腹部に注がれたアーボックの精液の熱さに驚き  
今のように呟いては瞳を瞑り、うっとりと微笑みながら大きく息を吐いた。  
───が、すぐさま目を見開き、バッと自分の下腹部へ視線を向けた。  
 
左鉤爪で握っていたアーボックのヘミペニスは彼の精液で白く汚れており、  
それと同じ汚れがマニューラの黒い体毛を生やした下腹部と、そして股に付着していた。  
「………あ、アーボック!!お、お、おまっえ!……ナカに出したな!?」  
「あー……あ?えぇ、そうですけど…」  
アーボックは治まった射精の余韻に浸ろうとしていたが、マニューラに今のように言われて  
何が悪いのか分からずに、舌を揺らしては首を傾げた。  
するとマニューラは彼を睨み付け、火を吹く勢いで怒りをぶつけた。  
「ば、馬鹿かいお前は!!お前だと、は…孕んじまうだろうが!!」  
 
────しばし、アーボックはもとよりドラピオンまでもが凍りついた。  
「馬鹿!馬鹿!!は、早く抜け!!」  
マニューラはアーボックの胸を拳に形作った鉤爪で叩き、ヘミペニスを抜いてから彼の腹から降り、  
立ち上がっては鉤爪で秘所を開いてみるとドロリとした精液が零れ落ち、  
それを見てマニューラは眉を八の字に下げてため息を吐いた。  
「……ボスぅ…えーと」  
あっけにとられていたアーボックだったが、ようやく事の重大さに気がついたようでマニューラに声をかけると  
彼女は赤い瞳に涙を溜め込み、ギロリと彼を睨み返すだけであった。  
「っ……ボス?……え、えぇー…?」  
マニューラの言葉に、アーボックは尾の先端で自分のこめかみを掻いては苦く笑ったが  
彼のその表情を見てマニューラはまた咆哮した。  
「何、笑っているんだい!笑い事じゃないよ!」  
「えぇ〜?…マニューラ様、ナマでヤッておいてそれは…」  
身体を起こし上げていたドラピオンが口を挟んでマニューラへと歩み寄ると、彼女は次に彼を睨みつけた。  
すると味方をつけたアーボックがうんうんと頷いてはマニューラに首を伸ばし、自分の身の潔白を主張した。  
「そぉですよ、ボス。それにドラピオンにも中出しさせたなら、オレさまもイイんだって思いますぜ?」  
「で、でもねぇ!…出すんならちゃんと言っておくれよ。そうしたら外に出させたのに……」  
「……ボス、そんなに中出ししたの、怒ります?」  
アーボックは彼女の顔を下から覗き込み、マニューラを真っ直ぐ見つめた。  
「はぁ?当たり前……わっ!?」  
言葉を言い切る前に脚をアーボックの尾で掴まれ、視界がグルリとひっくり返ったので彼女は驚きの声を上げた。  
気がついたら正面に闇と灯りを映す天井が見え、それをアーボックとドラピオンが遮った。  
マニューラは今度は仰向けではあるが、再び藁のベッド上に落とされた事を知り  
ふぅ、と息を吐いて自分を見下ろす部下たちを睨んだ。  
アーボックは二股の舌をチロチロと揺らし、寝転ぶマニューラの首筋に鼻先を埋めた。  
「妊娠したら、産めばイイじゃねぇですか。オレさまは構いませんよ?」  
 
──アーボックのその言葉に、今度はマニューラが凍りついた。  
「……ば、ばっ……馬鹿言っているんじゃない、よ!」  
数秒後、彼女は鉤爪でアーボックの頭部を引き剥がし、憤慨しながら彼を睨んだが  
その顔は赤く、決して先ほどの情交によるものでは無いと、部下たちは分かっていた。  
「バカだなんてヒッデェ〜。認知するって言ってんですぜ?」  
「馬鹿だろう!あ、あのねぇ………あぁ、もう…」  
ぽふり、と藁の枕に後頭部を埋め、マニューラは呆れながらため息を吐いた。  
「はぁ……オスは気楽だねぇ…メスはそうにもいかないんだよ……」  
額の宝石に腕を寄せて、マニューラは不貞腐れた様子で呟いた。  
「まぁ中出ししても、確実にたまごが出来るってわけでもないですしね、マニューラ様」  
ドラピオンが首を下げてマニューラの顔に自分の顔を寄せて語りかけると  
彼女は「…そぉだけどさぁ…」と、割り切れない様子で答えた。  
「先にオレが出していたし、まだ平気じゃないですか?」  
「うぅ…ん…」  
「でも、オレさまとしてはボスにオレさまの子供を産んで貰いたいとは思いますがー」  
「ば、馬鹿言ってんじゃ、ないって、ば!!」  
「うーん、でもマニューラ様とオマエのガキだなんて、あんまり想像出来ねぇな」  
マニューラは顔を赤らめたまま尚も憤慨し、アーボックを怒鳴りつけるが彼はそれにとり合わず、  
ドラピオンの呟きに対してリアクションを起こした。  
「ボスがたまごを産んだら、孵化するのはニューラだよなぁ?うむ、オレさまが蛇だからすげぇ違和感」  
「猫目じゃなくって、蛇目のニューラが孵化するんじゃね?」  
「おぉ、それだ!それは非常にカッコイイぞ。だったら息子がいいな」  
「メスだったらマニューラ様に似てさぞ美しいお嬢様になるんだろうなぁ……」  
「言っておくが、娘でもテメーにゃ渡さんぞ」  
「…はっ!なっ!な、なななな……!!」  
ドラピオンはとっさに首を上げ、アーボックへと詰め寄ろうとしていた。  
部下たちのかけ合いを眺めていたマニューラだったが、あまりにも下らないその光景に  
彼女は短い息を吹き出して笑い出した。  
 
「ぷっ…あはははっ。なぁに馬鹿な事言っているだい、お前たちは…」  
寝転んだままのマニューラが眉を下げた笑顔で部下たちをからかうと  
2匹は彼女へ視線を移し、「えー?」と不服な表情を見せた。  
「いやぁ?だぁってボス、コイツにオレさまらの子供を渡せますかぁ?」  
アーボックが自分の尾でドラピオンの兜を突いて見せると、マニューラはそれに同意の仕草を見せた。  
「確かにねぇ……ドラピオンじゃぁ甲斐性が無さそうな気もするけど」  
「な!ななな…ま、マニューラ様ぁ!?」  
「ふふふ、冗談だって」  
腕を軽く上げてはヒラヒラと振り、マニューラはドラピオンをたしなめ、  
それにつられてか、アーボックも同じく笑ってはマニューラへと首を伸ばした。  
「ボス。……たまごを産んだら、ちゃんと孵化させて下せぇよ?  
あのザングースの小娘みたく、誰かに押し付けたりしたら嫌ですぜ」  
「……まぁ、そうなったらそうするしか無いけどね…」  
マニューラはクスリと笑い、アーボックの首へと腕を伸ばした。  
 
が、その腕が彼の首に触れる前に、アーボックの尾でクルリと身体を横に回され  
マニューラはうつ伏せの形を取らされてしまった。  
「え?」  
瞳を瞬いて今の呟きを声に出す前に、マニューラの胸と腰にアーボックが巻き付き  
彼女の背に胸で乗り上がっては、腰を浮かさせた。  
「ちょ……あ、アーボック…?」  
両鉤爪を藁に押し付け、身体を起こし上げようとしたが身体を拘束された事と  
アーボックが彼女のうなじを顎で押さえつけた事が重なって、マニューラは動く事が出来ないでいた。  
そしてアーボックがマニューラの股の間に身体を滑り込ませ、  
未だに愛液と精液を吐き出している秘所へと、ヘミペニスをあてがった。  
「…あ……」  
ここでマニューラはアーボックの意図を読み、ゾクリと肩を震わせた。  
「ボスぅ…オレさま、今度はこっちを挿れてぇんで……」  
そう言うと、アーボックは先ほど彼女の鉤爪に握られていた方のヘミペニスを、  
マニューラの充血して膨らんでいる花弁を広げるように押し込んだ。  
「こ、こっち……って、ひゃ…!」  
何をだ、と言い切る前にアーボックのヘミペニスが秘所に埋め込まれ、マニューラは思わず喘いでしまった。  
「んっ、ぅんん……は、ぁん……」  
再び訪れる下腹部を圧迫される感覚に、マニューラは小さく呻いては熱い吐息を漏らした。  
うつ伏せに寝かされているせいか、アーボックのヘミペニスは彼女の膣壁を上から斜めに押し込むように刺激し、  
膨らんだ先端と棘で強く膣壁を擦っては、滑りの液を染み出させていた。  
「あ、あっ…も、お、まっえ……あぁ、あ、ああ、ぁんッ!!」  
制するマニューラの声を無視しながらアーボックは腰を沈めては浮かす事を繰り返し、  
腰を浮かすとヘミペニスの竿部分が秘所から覗き、愛液と白濁液の混合液が零れ落ち、  
それはさながら膣内に残る精液を掻き出しているかのようでもあった。  
 
「んぅっ…は、ぁ、あ…アーボ……ック、ちょっと、重い…」  
首と背を押さえつけられ、自分よりも体重が二倍近いアーボックに乗られているのだ。  
マニューラが苦悶の表情を浮かべながら呼びかけると、  
アーボックは彼女のうなじと背を押さえ付けていた顎と胸を上げた。  
圧し掛かられる感覚が消え、マニューラはホッと息を吐いた。  
だが、それもつかの間で、彼女は突然上へと持ち上げられ、後ろへと落とされた。  
「ひゃっ!?……あ、え?」  
胸と腰には未だアーボックの尾が巻かれたままで、ヘミペニスも挿入されたままである。  
「おー…マニューラ様、イイ格好していますねぇ…」  
正面に見えるのは、マニューラを眺めてニヤニヤと笑っているドラピオンで  
彼女は何が起こったのかしばらく状況が掴めずにいた。  
 
「は…………あ!こ、こらっ…!」  
ようやく、マニューラは後座位の形を取られている事を知り、  
首を後ろへ動かしてアーボックへ怒鳴りつけたが、彼はヘラヘラと笑っているだけであった。  
アーボックを睨み付けていたマニューラだったが、脚に違和感を覚えてそっちの方へ視線を向けると  
ドラピオンが両爪で彼女の足首を掴んでいる所が見えた。  
それをマニューラが制する前に、ドラピオンは彼女の脚をそのまま上へと持ち上げ  
マニューラはV字に開脚した姿を披露する事となってしまったのだった。  
「や……こ、こらぁっ!離しなぁ……!」  
「おぉ、マニューラ様…丸見えですよ」  
脚を上げられた事により、アーボックのヘミペニスは浅く挿入され  
それを逃さないとばかりにマニューラの膣内と秘所は絡み付いて離そうとせずに、グチュリと音を立てた。  
「うわぁ、咥え込みながらヒクヒク言っていますよ……」  
「ばっ…馬鹿!見るんじゃ無いって、ばぁ…」  
腕を伸ばしてドラピオンの爪を払おうとしたが、胸をアーボックに押さえられている為それは届かないでいた。  
「おっ!?」  
その時、アーボックが小さく呻いた。  
「ん?どうした?」  
ドラピオンが声をかけると、アーボックは首を傾げつつ喉を鳴らして答えた。  
「いやー……マニューラ様ン中、締りが増してさぁ…」  
「へぇ。チンコを咥えている所を見られて興奮したんですか?マニューラ様」  
「ち、違っ……ん…」  
否定しようとしたが、その口をドラピオンの口で封じられてしまい  
マニューラは鼻から息を吐いて笑い、彼の首に腕を回した。  
 
しばらくマニューラはドラピオンの舌を味わっていたが、  
アーボックが腰を揺らし始めるとドラピオンは顔を離し、マニューラは名残惜しそうに腕を伸ばしたが  
すぐに突き上げられる刺激に意識を奪われてしまった。  
「あ、ひゃぅッ!あ、あ…」  
「マニューラ様のに、アーボックのが出たり入ったりしていますねぇ…  
ジュプジュプとヨダレ垂らして、そんなに気持ちイイんですか?」  
「やっだ…もぉ、見ないでおくれよぉ……は、ぁん…!」  
アーボックの舌がマニューラの耳を舐め上げ、その愛撫に彼女の膣内は更に締め付けを増した。  
「おっ…おー…やべー……またイきそう…」  
挿入していない方のヘミペニスがビクリと跳ね、先走りをマニューラの下腹部に散らした。  
「あ、アーボック…!こ、今度は外に…」  
「嫌…です、ねっ!」  
「ばっ……駄目だって!ナカは、あ、ん…駄目っ……ひぁっ…!」  
「一度出しちまっているんですし…ふぅ…同じじゃねぇですか?」  
「変わる、よ!馬鹿!!」  
アーボックは突き上げる動きを早め、その度にマニューラは大きく揺さぶられては嬌声と罵倒を飛ばしたが、  
彼はそれに構う事無くひたすら彼女の膣内をヘミペニスで突き上げる快楽を貪っていた。  
そしてマニューラも、浅く挿入されたヘミペニスで膣内の入り口を執拗に責められる刺激に夢中になっていた。  
「はっ、は…あん、んッ!ふぁぁ…あ、あぁん……」  
瞳はトロンと蕩け、呼吸を繰り返す口の端からは唾液が垂れ、  
マニューラのその姿を見てドラピオンはニヤニヤと笑った。  
「マニューラ様、イイお顔していますねぇ……すっげぇ気持イイみたいで」  
「声も色っぽくなってきたしなぁ……ボス、イイですか?」  
「んッ!!あ、あ……いい、よぉ……」  
「へぇ……どんな風にですかい?」  
「っ……と、棘がぁ…っ!ゴリゴリって……ナカに、引っかかって……ひゃッ!?」  
マニューラがアーボックの呼びかけに答えた直後、強烈な刺激を受けて彼女は驚きの声を上げた。  
 
マニューラの足首を掴んでいたドラピオンが、ヘミペニスを挿入されている秘所を軸にして  
ゆっくりと彼女の足の爪先で円を描くように回し始めたのだ。  
それによりヘミペニスの先端が膣壁を撫でるように擦れ、マニューラはその快感に背を反らして鳴いた。  
「ひゃ、あ、ああぁぁ…!!や、だぁ…気持良いよぉ……!!!」  
「ふ……ぉ…ったく、ボスもう本当可愛いですねぇ…お、そろそろマジで出そう……」  
「はぁっ…!ナカ、はぁ……駄目、だから、ねぇ……」  
胸に巻かれたアーボックの尾を掴んでマニューラは首を横に振るが、  
既に彼女には抵抗する余裕も無く、それを分かっているアーボックが彼女の懇願を聞き入れる訳も無かった。  
「そんな事言いましても、ボスぅ……ふぅ…ボスの中、ぎゅうぎゅうに締め付けて…  
オレさまの精液、欲しがっているんですぜ?だから、出して上げますぜぇ……」  
「ば、かぁあ!!嫌だって、言って…!」  
「………すいません、もう手遅れ…ッ!!」  
マニューラを締め付ける尾に力を込めて彼女を抱き込み、一瞬身体を強張らせたが  
その直後ヘミペニスから白濁の液が噴出し、それは弧を描いてはマニューラの下腹部へと降り注いだ。  
「う、お、おぉ…」  
「ひゃ、ぁ……腹のナカ……熱いよ……」  
挿入している方も、ビクビクと跳ねながら精液をマニューラの膣内へ吐き出しており  
それを全て絞り採ろうと、膣壁がヘミペニスに絡んでいた。  
 
「ん……ふぅ……あー、マジ良かったですぜぇ、ボスぅ…」  
射精が治まり、アーボックはヘミペニスを抜いてはマニューラの首筋に鼻先を埋め、  
擦り寄っては満足そうに今のように言った。  
「……も、ぉ……出すなって、は…言った、だろう……」  
鉤爪で拳を作り、コツンとアーボックの額を叩いてはマニューラが文句を言うと  
叩かれた彼は「いてっ」と小さく呻き舌を伸ばして叩かれた額を撫でた。  
「でもマニューラ様、すっごく感じていらっしゃったじゃないですかぁ」  
マニューラの脚を下ろし、爪を足首から離してドラピオンが言うと  
彼女はギロリと彼を睨んでから大きく息を吐いた。  
「はぁ……それとこれは、別、だよ……もぉー…」  
下腹部に付着した精液を拭いながら、マニューラはブツブツとむくれていた。  
「マニューラ様またイけませんでしたでしょ?」  
「……そうだよ。まぁ、アーボックには一度イかせてもらったけど、さぁ…」  
「物足りません?」  
「足りないさ……アーボック、いつまで絡みついているんだい。離しておくれよ」  
「へいへい」  
アーボックはそれに応じ、マニューラの身体を拘束していた尾を緩めると  
彼女はスルリと抜けて出しては藁のベッドの上に腰をつけた。  
──と、思ったら両脇で身体を支えるように掬われ、彼女は再度持ち上げられてしまった。  
「え……あっ?こ、こらっ!ドラピオン!?」  
後ろから、ドラピオンの爪に持ち上げられて彼女は身体を捻って彼へと振り返ると  
彼は三度後ろへと寝転んで仰向けになり、マニューラを抱えたままニヤリと笑みを返した。  
「じゃぁ、マニューラ様……オレが満足させて上げますよ?」  
 
「……テメーのテクじゃぁ満足はムリだろ」  
アーボックが呆れ気味に首を横に振って相棒の言葉を否定すると  
ドラピオンは「う、うるせぇ!」と咆哮した。  
「…満足…と、言うか物足りない分は埋めて差し上げますよ」  
しかし、やはり否定は出来ないものだったようで、ドラピオンはマニューラへそう言い換えると  
持ち上げていた彼女をゆっくりと自分の腹部へと降ろし、マニューラは彼の腹部に膝立ちの形を取らされた。  
「う、ん…?」  
股の間にドラピオンのペニスを感じ、マニューラが反射的に首を下へ動かすと  
ドラピオンの両爪は彼女の腋から腰へと移り、軽く彼女を掴んだ。  
「ん……あ…ん…」  
ズ…と、粘膜が擦れ合いながらドラピオンのペニスがマニューラの膣内へゆっくりと挿入された。  
先ほど、マニューラが自分から受け入れた時はギチギチに強張っていた膣内だったが  
今はすっかりと柔らかくなり、難なくドラピオンのペニスを受け入れる事が出来た。  
「んっ……ここまでですかね…」  
先端が硬い壁に突き当たったのを感じ、ドラピオンはマニューラを下げる爪の動きを止めた。  
「ふっ…ふぅ……んっ……」  
マニューラは腹部に鉤爪を寄せて深く呼吸を繰り返していた。  
だが、それもつかの間で彼女は深い呼吸から、浅く荒い呼吸を余儀無くされた。  
 
「ひゃ…あ、ぁ!あっんぅッ」  
ドラピオンが腕を上下に動かし、爪で掴まれるマニューラも上下に揺らされ  
彼女はその刺激に喘ぎ、悶えながら身体をくねらせた。  
膣壁から滲み出る愛液と、膣内に放出された精液でマニューラの中は滑りを増し  
その感触も相まってドラピオンは喉を鳴らして軽く呻きを見せていた。  
「く……う、マニューラ様……どうですか?」  
「あ、ぁんッ…良い、よ……もっとしておくれよぉ…」  
その言葉の通り、膣壁はドラピオンのペニスを逃さないとばかりに絡みつき、  
マニューラも自ら腰を揺らし、快楽を求めていた。  
「へへ…どのように気持ちイイですかぁ?」  
「んっあ、あん!あ、ぁ、お…奥まで…!届い、てぇ……腹のナカが…は、はぁんッ!?」  
ビクリと肩を揺らし、マニューラは悲鳴を上げた。  
「いやー、ホントイイ眺めですぜぇ、ボスぅ…」  
アーボックがマニューラの正面に立ち、尾の先端を伸ばしては彼女の陰核を弄ったのだった。  
「よく、こんなぶっといの入りますねぇ。まぁたまごを産めるくらいだから当たり前ですか」  
ドラピオンのペニスがマニューラの秘所を出入りする様子を眺めながら  
舌をチロチロと揺らしては、陰核を弄る動きを止めようとはしなかった。  
先端で軽く突くと、マニューラはその度に肩をビクリと震わせて首を横に振った。  
「あ、や、嫌、だぁよぉ…!そこは、駄目……見るな、ひゃ、ぁんッ」  
嫌だと口で言うものの、突かれると強烈な快感がビリビリと脳まで伝わり  
膣内もその刺激から締まりを強め、今度はドラピオンの種子を強請り始めた。  
「お、おー……締まってる締まってる…」  
「ボスーすっげ気持ち良さそうな顔していますぜぇ……そろそろイきそうですね…」  
「マニューラ様、イきます?」  
「ひぁっ……あ、ぅん、うんッ……イ、イきそ…う……で、でも、もう少し…」  
もう少し、ドラピオンを味わいたくマニューラは絶頂を促す事を止めるように指示するが  
それに従う訳もなく、部下たちはそれぞれ彼女を絶頂へ登り詰めようとした。  
 
アーボックは溢れ出る体液を尾の先端に絡めてその側面で陰核を擦り、  
ドラピオンは揺らす腕と突き上げる腰の動きを止めず、  
そしてマニューラは、背を反らして唾液が垂れる口に鉤爪を寄せて鳴いていた。  
「ひゃ、あッ!あ、あ、あ、あぅッん…!やぁっだぁ……イッちまうよぉ…」  
ゾクゾクと背の体毛が逆立つのを感じ、尾羽も天を仰ぐ様に張り上がった。  
「お…マニューラ様、尻尾…上がっていますよ」  
マニューラの後姿を眺めながら、ドラピオンが悠長に言うが当の彼女は既にそれに構う余裕は無く  
ゾワゾワと競り上がる快楽の波に溺れていた。──そして  
「……ふっ……あ、ひゃぁッ!あんっん、あ、ぁあ、ぁぁ……!!!」  
今一度、大きく身体を揺らし、ビクビクと肩を震わせて、マニューラは絶頂を迎えた。  
「んぅっ…」  
ドラピオンは顔を顰め、痙攣するマニューラの膣内の感触に悶えたが  
そこで精を吐き出す事はせず、彼女を動かしていた腕を止め、落ち着くのを待っていた。  
「はぁっ、あ、ん……はぁー………」  
くたりと身体を後ろへ落とすと、張り上がっていた尾羽も同じように垂れ下がり  
マニューラは瞳を薄く開いては心地良い絶頂の余韻に浸っていた。  
「……マニューラ様、イッたようですね」  
そう言いながら、マニューラを持ち上げて彼女から自分のペニスを引き抜き、  
未だ呆然としている彼女を藁のベッドへとうつ伏せで寝かせた。  
 
「はぁ……はぁー……も、う…お前たちねぇ……」  
絶頂の余韻も治まり、マニューラは藁の枕に腕を乗せて部下たちへ振り返っては今のように言うが  
彼らはヘラヘラと笑っているだけであった。  
「一対一でセックスされていると、余った方はヒマなんですよぉ、ボス」  
「そそ。見ているのもイイんですけどやっぱり混ざりたくなるって言うかー」  
「むぅ……だったらさぁ…余った方は口でしてやっても良いけど…」  
部下たちの不満を聞き、マニューラは枕の上に腕を組んでその中に顎を入れてため息を吐くと  
アーボックが彼女の後ろへ蛇腹を滑らせ、のそりと彼女の顔を横から覗いた。  
「それもイイんですけど…やっぱり、ボスのナカでイきたいんですねぇ…」  
「えぇ?でもそれだとさぁ…」  
マニューラは眉を下げ、口を尖らせてアーボックを眺めては自分の不満を投げた。  
「お前たちは1回でもワタシには2回、つまりは倍、お前たちを相手にしないといけないんだよ。  
さすがのワタシもくたびれちまうからさぁ……」  
瞳を閉じてはため息を吐き、勘弁してくれと言葉に含めて返した───が、  
マニューラは即座に瞳を見開き、ビクッと腰を揺らした。  
「あ……なッ!!」  
肘を曲げて両鉤爪を藁へと押し付け、後ろへ振り返るために身体を捻ると  
アーボックの尾が、マニューラの尾骨から臀部の割れ目を沿うように撫でていたのだ。  
尾下板部分でゆっくり下から上へと撫でると、マニューラはアーボックの企みを読み取り、奥歯を噛み締めた。  
「う…ちょ、ちょい待ちッ!ま、まさかこっちも…」  
恐る恐るアーボックを上目で眺めると、彼はニヤリと口の端を上げては  
「えぇ、そーですぜぇ、ボス。こっちも使えば、同時に相手に出来ますぜ?」  
と、返したのだった。  
 

PC用眼鏡【管理人も使ってますがマジで疲れません】 解約手数料0円【あしたでんき】 Yahoo 楽天 NTT-X Store

無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 ふるさと納税 海外旅行保険が無料! 海外ホテル