ワタシの名前はペラップ♪  
親方様のギルドの、副署長だ♪  
実は、最近気になることがあるんだ  
最近入った新入りの、ワタシに対する態度が  
少しおかしい気がするんだ  
まぁ、まだ入ったばっかだし、緊張してるんだろう  
 
ーその夜のこと  
 
zzzz・・  
 
(・・ん?  
あれはピカチュウじゃないか  
まさか脱走する気じゃないだろうな)  
 
「おいオマエ」  
「えっ?あっ・・・ペラップ・・起きてたの?」  
「起きてるよ、見れば分かるだろ?オマエ  
まさか脱走する気じゃないだろうな?」  
「ちっ・・違うよ  
ちょっと海岸に行くだけだよ」  
 
(ちっ・・違うよ・・だと  
コイツ絶対脱走するだろ・・見張っとかないと)  
「ワタシも一緒について行く」  
「えーっ!?だっ・・駄目だよう・・」  
「何だ?どうしてそんなに嫌なんだ?  
何かあるのか?」  
「な・・無いけど・・」  
「よし、決まりだな  
早いとこ行って、早く帰って寝る!  
分かったな!」  
「は・・はーい・・」  
(ペラップは何も分かってないよ  
わたしの気持ちが・・)  
 
「しかし今日は空がキレイだなー」  
(まわりをキョロキョロしてるな  
逃げる隙を探しているのか?)  
「おい!オマエ!」  
「えっ!あっ・・どうしたの?」  
 
「何でそんなにまわりをキョロキョロ  
してるんだ?何かあるのか?えっ?」  
「何にもないってば!」  
(はぁ・・ペラップって本当に鈍いんだね  
・・・)  
「 ・・・ねぇペラップ」  
「何だ?そろそろ帰るか?」  
「違うよ・・わたし相談があるの」  
「何だ?どうした?」  
「・・わたし・・好きな人がいるの・・」  
「誰だか分かる?」  
「うーん、パートナーのリオルか?  
オマエはメス、リオルはオス、いいカッ  
プルじゃ無いか?」  
(ピカチュウには悪いが、こう言う噂は  
結構好きだったりするんだなー)  
「・・・ううん・・違う」  
「じゃあ誰だ?  
うーん、他に誰が居たか・・」  
 
「・・・ペラップって本当に鈍いんだね」  
「ハッ?」  
(まったく何なんだか)  
「わたしが好きなのは・・ペラップ・・  
あなたなの・・・」  
「な・・何だって?」  
「突然ごめんねこんな事言って  
・・でも本当にペラップのことが  
好きなの・・・」  
「ペラップは、わたしの事嫌い?」  
(・・何て言えば良いんだろう)  
「えっ・・・えーとだな・・そのー・・」  
「嫌いならそう言って、遠慮しないで」  
「ま・・まぁ嫌いでは無いが・・」  
(何故こんなに緊張してるんだろう・・  
ワタシはピカチュウのことが好きなの  
だろうか・・・)  
(い・・いや、でも少し前まで、ただの  
新人として扱っていた。  
そんな突然、好意を持つなんてあり得な  
いはず・・しかし、この緊張は一体・・)  
 
「ねぇペラップ、どっちなの?」  
「そ・・その」  
(ワタシは・・)  
「ワタシも・・好き・・だ・・」  
「・・ふふふ・・ペラップ・・  
ありがとう」  
 
バサッ  
 
「うわっ!急に抱きつくな!」  
「・・いいじゃない」  
 
・・・どっちだろう  
わたしはピチューがいいな  
 
おわり  
 
 

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