「姉ちゃん、見てみて!  
オレ、こんなに立派になったよ!」  
「ああ、そうかい…そいつは良かったねぇ」  
 
ある夜の事。  
ポケモンセンターの一室で休む、2匹のポケモンの姿があった。  
人間のトレーナーにに飼われているマニューラの♀。  
そして同じトレーナーに飼われている幼いグライオンの♂だ。  
グライオンは昨晩、生まれた直後の状態からいきなり進化した、スーパールーキーである。  
しかし彼の進化には秘密があった。  
 
「あんたは自分が誰のおかげで進化する事が出来たのか、ちゃんと理解してるのかい?」  
マニューラがドスの効いた声で問いかけると、グライオンは天井を仰いで首をひねる。  
「えーっと、オイラが進化したのはするどいキバの力だから…するどいキバをくれた兄ちゃん!」  
グライオンの言う兄ちゃんとはトレーナーの事である。  
マニューラは目を吊り上げる。  
「ア・タ・シ・だ・よ!あんたのするどいキバは、アタシが死ぬ気でバトルタワーを勝ち上がって取って来たんだよ!」  
「ええ、そうだったの!?」  
「それも無理やりね。そうで無ければ誰があんたのためになんか…」  
悪態をつくマニューラに対し、グライオンは無邪気に喜ぶ。  
バトルタワーって、すっごく強い子が一杯出てきて、"くおりてぃ"とか"でんせつちゅう"って言うのと戦わないといけない場所なんだよね?  
そんな所を勝ち上がるなんて、姉ちゃんすごい!」  
「…あんたは誰にそんな事を聞いたんだい?」  
「兄ちゃんが言ってた」  
「アイツは…全く」  
 
「グライオン、あんたは少し甘やかされすぎているよ」  
マニューラの目つきが鋭くなる。  
そのプレッシャーに少しだけグライオンはたじろいだ。  
「アタシがマニューラに進化するのに必要だったするどいツメ。アタシはこれを自力で勝ち取った。  
何度も負け、痛い思いを積み重ねながら、死に物狂いで力を得た。  
なのにあんたはどうだい。進化のための道具は他人に取ってきてもらって、レベルアップさえ学習装置を使ったって話じゃないか」  
「がくしゅうそうち?兄ちゃんがつけてくれたあのピコピコしたやつ?」  
「最初から強いあんたは、弱い自分を知らずに育ってしまう可能性がある。そうならないためにも…」  
マニューラの氷柱のような爪が伸びる。  
「少し実戦の厳しさって奴を、教えてあげるよ!」  
 
マニューラは腕の中に小さな氷のつぶてを作り出し、それをグライオンに投げつける。  
「ひゃっ、冷たい!  
ね、姉ちゃん!?どうしたの、いきなり!?」  
「お黙り!アンタも進化形のモンスターなら少しは抵抗してみせな!」  
「や、やだよ!姉ちゃんと戦いたくなんて…」  
「だったら黙ってやられるっていうのかい!?」  
マニューラの冷凍パンチ!もとい手加減ver.の冷凍でこぴん!  
冷気に弱いグライオンは持ち堪える事が出来ずに、仰向けに倒れた。  
「痛い…冷たい…」  
「どうした?ここまでされて、まだ戦いたくないってのかい?」  
「うぅ…」  
「ったく、情けないね…っ!!」  
 
その時、マニューラの体が一瞬強張った。  
仰向けで倒れたまま、涙目でマニューラを見上げるグライオン。  
「もうやめてほしい」と懇願するような幼い瞳。  
その表情を見た時、マニューラの悪タイプの本能、嗜虐心が疼いたのだ。  
「…そこまで抵抗する気が無いってなら、アタシにも考えがあるよ」  
 
「アタシくらいの実力があれば、隣の部屋のポケモンから自分の狙った技を引き出すだけの運が伴うものさ…」  
マニューラの「ねこのて」を使った!  
マニューラの「くすぐる」こうげき!  
きゅうしょにあたった!  
「っ!?ひ、ひあぁっ!!」  
マニューラはグライオンの股間を中心に各性感帯を素早く撫で回す。  
グライオンは突如自分の局部に襲いかかった不気味で艶やかな感触にビクンと身震いする。  
自分の手の感触すら知らないグライオンにとって、マニューラの愛撫はあまりに刺激的すぎた。  
ものの数秒で、グライオンの雄はスリットを飛び出し猛々しく立ち上がった。  
生まれて日が浅いとは思えないほど立派な雄は、少しばかりマニューラを身震いさせた。  
「ほう…流石は進化系のポケモン。可愛くないもの持ってるじゃないか」  
マニューラがいたずらっぽい目で問いかける。  
「や、やだ、なにこれ…見…見ない…でぇ…」  
グライオンは謎の背徳感に襲われ、思わず股間を手で覆い隠そうとする。  
…が。  
マニューラの「ねこのて」を使った!  
マニューラの「くさむすび」!  
突如床から蔦がにょきにょきと生えてきて、グライオンの長い腕を短い足を縛り付ける。  
無抵抗のポーズで、身体の動きを封じられ、おまけに性器を膨張させているその姿は、まな板の上の鯉同然だった。  
 
「姉ちゃん、お願い…もうやめて…これ以上されると、オレ、おかしくなっちゃう…」  
「やめて欲しかったら、死ぬ気で抵抗して見せな…もう手遅れかもしれないがね」  
マニューラはだんだん自分が興奮し始めている事に気付いていた。  
当初の目的とは違った方向に事が進んでいる事にも。  
でも、もう自分の悪意を止められない。  
「さあ…フィニッシュだよ!」  
マニューラの「ねこのて」を使った!  
マニューラの「ふみつけ」!  
きゅうしょにあたった!  
「あぁっ!」  
マニューラはグライオンの局部に乗せた脚をリズミカルに振動させる。  
「あっ、あっ、あっ、あっ…」  
的確に性感帯を押さえつつ、ピストンのように上下に動かされるマニューラの足。  
回数を重ねるごとに強くなるグライオンの喘ぎ声。  
それがますますマニューラの勢いを激しくした。  
そして…。  
「あ、あ…あぁぁああぁぁ!!」  
グライオンは勢いよく精をぶちまけた。  
初めての発射は量も濃さも凄まじいものがあり、グライオンの顔を含めた上半身が精液まみれになるほどだった。  
そして発射口に乗せていたマニューラの足にも白い飛沫が飛び散っていた。  
 
「本当に…情けないねぇ」  
「はっ…!はっ…!」  
悪びた笑顔で見下ろすマニューラ。  
ぐったりとしながら肩で息をするグライオン。  
マニューラが足を除けると、そこには射精したての敏感な性器が重力に反して立ち上がった。  
疲れきっているように見えて、まだまだ元気があるようだ。  
「おや…どうやらあんたの体はラウンド2をお望みのようだね」  
「はっ…!もう…やだっ…!」  
「何を嫌がっている?気持ちよかったんだろう?」  
「オレ…良く分かんないけど…こんなの…ダメ…」  
「だったら何故抵抗しない?何故射精した?」  
「…っ!」  
マニューラの意地の悪い問いかけに、グライオンは自分の精で白く汚れた顔に涙を流す。  
マニューラの言葉は理解できなかったが、それの意味するところは本能的に察する事が出来たからだ。  
本当に力を振り絞って抵抗すれば、マニューラの束縛を解けたかもしれないのに、それを自分がしなかったという事実もグライオンの胸を刺した。  
「さて…お次は"しぼりとる"でも借りるとしようかね」  
マニューラは再び悪い笑顔を浮かべて手を振り上げる。  
ここで自分の強運が途絶えてしまう事も知らずに…。  
マニューラの「ねこのて」!  
マニューラの「ダークホール」!  
…ぐぱぁ  
「え…?」  
その時、マニューラの恥部が音を立てて開いた。  
そして自分の性器に引っ張られるようにマニューラの体は動き、グライオンの雄を取り込んだ。  
「ま…まにゃあああああああ!!」  
「ぐらああああ!」  
 
予想に反して局部と局部で連結してしまった2匹は、もう冷静な判断力が残されていなかった。  
「くっ…くそっ!こんなはずじゃ…!何かこの状況を…打破する技をアタシに貸してくれっ!」  
マニューラの「ねこのて」!  
マニューラの「はねる」!  
マニューラの体がグライオンの上で激しく上下に動き始めた。  
「まにゃっ!まにゃっ!まにゃああああ!!」  
「ぐらぁっ!ぐらぁっ!ぐらぁぁぁぁあ!!」  
シンクロして響く2匹の声。  
「なっ…なんでこんな技が…っ!こ、今度こそ…!」  
マニューラの「ねこのて」!  
マニューラの「こらえる」!  
「ふぅ…っ!ふぅ…っ!」  
「はぁっ…!危なかった…まさかアタシとした事がこんなミスをしてしまうなんて。だがもうしくじらないよ!」  
マニューラの「ねこのて」!  
マニューラの「だいばくはつ」!  
…  
 
同時に爆発的な量の液体をぶちまけた2匹は、そのまま果てるように気を失った。  
 
翌朝。  
「…昨日は悪かったね。なんか、途中から…つい、その、興奮しちゃって…」  
昨晩の取り乱した自分の姿を思い出しながら、顔を赤くしてマニューラが謝る。  
つられてグライオンも顔を赤くして俯いた。  
マニューラは慌てる。  
「ほ、ほら!今度バトルフロンティアで"ストーンエッジ"の技マシンを取ってきてあげるから!  
それを使えば、もう怖いもの無しだよ!氷タイプのモンスターだってイチコロだよ!」  
「…たい」  
「な、何だい?」  
「…姉ちゃんと一緒に戦って、一緒に頑張って手に入れたい」  
「!!」  
「…だめ?」  
実はマニューラは目が覚めてから、ずっと自分を責めていた。  
グライオンに酷い事をしてしまった自分の事を。  
でもグライオンの瞳があんまりにもまっすぐで純粋だったので、マニューラは少し泣きそうになった。  
そして、すぐにちょっと意地の悪い笑顔を浮かべて。  
「アタシの足を引っ張るんじゃないよ?」  
「姉ちゃんこそ…もうあの技、使わないでよ?」  
「ははっ、相方があんたなら問題はないさ。猫の手も借りたい時は遠慮なく使わせてもらうよ」  
「もう…」  
2匹が楽しそうに笑っているその横から、突如一匹のモンスターがあらわれてそっとマニューラに耳打ちした。  
「ゆうべは おたのしみでしたね」  
マニューラは背筋が凍りつく。  
慌てて振り返ってみると、そこには筆のような尻尾をした白いポケモンが何事も無かったかのように歩いていた。  
「まさか…」  
ぶつぶつ呟くマニューラは。  
「姉ちゃん?」  
グライオンの声を聞いてとび跳ねた。  
「!! な、なんでもないよ!それじゃあ行くよ!」  
「うん!」  
マニューラとグライオンの2匹はトレーナーと合流し、自分たちをバトルフロンティアに連れて行くようにねだるのだった。  
 
 

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