あの日、♂同士の契りを交わし、旅立った僕は相方であり、ボーマンダであるマンダから色んな事を教えてもらった。
人間が使う道具の名前とか、木の実や道具の有効な使い方、戦いに関わる知識、人の使う言語、
木の実をたくさん取ったり、たくさん持っったりする方法などなど、せこい知識から雑学、役に立ちそうな知識を教えてくれる。
大人の遊びや用語もしっかりと体で教えてくれる。
もちろん、100年かけて得た彼のテクニックは半端じゃなかった。でも最近は攻める機会が増えたけどね。
ただ教えて貰うばかりではなく、相談してくる事もあった。
昨日の寝る前の時は、「ドラゴンクローを使う時に指の関節が痛いからどうすりゃいい?」という相談だった。
その時にまじまじと見て分かったんだけど、マンダの手は人のような5本の指で成り立ってなかった。
元々の爪から関節を付けて曲がれるようにしただけだった。もし引っ掻きなんかすると、指がものすごく変に曲がって痛いんだって。
「技を忘れたら?」と助言したら悲しそうにしていた。
んで相談を受けた翌日、マンダが朝のうちに消えていた。もしかしたら昨日のことで傷ついたのかな?
彼の安否を思い、全速力で探しに出かけた。今にも雨が降り出しそうな中で叫んだ。
「お〜〜い。マンダ〜〜どこ〜〜」
僕の声が響くばかりで彼の姿は全く見えなかった。
雨が降ってきた。このままじゃ風邪を引いてしまう。辺りを見渡すと雨宿りができそうな洞窟を見つけた。
警戒することなく洞窟の中へ入り、雨が止むのを待つことにした。
俺は昨日の激しい遊びの後始末をするために、近くにあった川で水浴びをしていた。
ラインとの遊びが激しくなったのはつい最近の事だ。
最初の頃は性感帯を見つけては集中的に弄り回したり、尻の穴に指を入れたりした。
あいつはあんあん言いながらのたうち回り、俺の攻めを受け止めていた。
最近はそんな攻めに慣れたのか、隙あらば反撃してくる。
あいつが主導権を握ることもしばしば起こるようになった。
勿論、今さら受けに回るのも嫌だったから、主導権を握られないように攻めていた。
結果、翌日に疲れが残ってしまうほどの激しい遊びとなってしまった。
そうなればさすがに体も臭ってくるので、昨日の疲れを取り除くようにゆっくりと水浴びをする。
だが今日はテキパキと済ませ、急いで戻る。
なぜならラインはもう起きて、どっかで水浴びをしていると思ったからだ。
もしかしたら昨日の相談のことで俺が傷ついたと勘違いして、水浴びもせず慌てて探しに行ったのかもしれない。
案の上、大急ぎで帰った時、あいつはもういなかった。更に雨が降ってきた。
雨が降ればあいつは雨に打たれながら帰ってくるが、帰ってくる気配がなかった。
「はぁ……今日は厄日だな。やれやれ」
主力であるドラゴンクローを忘れるのはちょっと気が引けるが、指を曲げてしまえば良い。
それでドラゴンクローになれるかどうかは別問題だが。へタすりゃドラゴンブローになっちまうかもな。
そう考えつつラインを探した。幸いにも雨は直ぐにやんだ。
あいつの臭いが漂ってきたので、すぐに洞窟にたどり着くことが出来た。
ただ妙に臭うんだよな。まるで激しい夜遊びをしている時と同じような臭いが。
いくら昨日の後始末をつけてなかったとしても異常だ。
「あう……ひゃん……」
ラインの喘ぎ声が聞こえる。すぐにその洞窟の中に入った。入った時に見えた物はラインのエッチな姿だけだった。
「やれやれ。何やってんだよ朝っぱらから」
「マンダ……違うよぉ」
「何が違うってんだ」
ラインに近づいた時、上から何かが来るのに気がつき、後ろへ下がる。しかし後ろから何かに押さえ込まれた。
「これは……毒!」
一気に形勢がやばくなった。おそらくラインと同じように俺を犯すだろう。動けないからな。
「ひゃっほう♪ 色違いが2匹も取れたぜ」
聞き覚えのある声が聞こえる。俺の体が震え始めた。
「マンダ。久しぶりだなぁ」
「ぎゃああ! お、おまえ、まさか……ベトなのか?」
「ふぇ? 知り合い?」
「知り合いも何も、昔こいつを犯してたからな」
ベトには散々世話になった。悪い意味でだがな。
そしてこいつがこれからすることは、長年の付き合いからいとも容易く想像できる。
「ライン。早く逃げねえとやべえぞ」
「どれくらい?」
「どうしてここまでマイペースなんだよ。少しくらい危機感持っとけよ」
ラインのマイペースさに呆れ、頭を抱える。
「そうだな。やっぱり基準がないとな」
ベトベトンであり、色違いでもあるベトは体の一部を手術台のような拘束具に変形した。
動けない俺はその拘束具で大の字にされた。
「ベトさん。もしかして改造されたんですか?」
「んなもん見りゃ分かるだろ。助……むぐーーーー」
ベトの触手が口に入り込んだ。くそっ、ロクに喋れねえ。
「まあな。永遠の命と自由に変形、変身、分離できる体を手に入れたんだ。あと『さん』はいらない。普通にベトって呼んでくれ」
「じゃあ、ベトって今何歳?」
「300くらいか?」
初対面なのに良く喋るよな。ちょっと羨ましいぜ。
この2人の雑談が終わった時、ベトは本格的に俺を犯す準備を始めた。
俺にドリルのような物を見せつける。昔みたいにいきなり突っ込むのか? マジで勘弁してくれ。
「じゃあいくぞ〜〜」
ぐにゅにゅと慣らしもせずにいきなり突っ込む。
「あ……が……」
「ほれほれ。もっと力抜け」
そのまま奥に突っ込まれるかと思いきや、ある程度入ったら引っこ抜いた。
これが始まってからわずか2、3分後には「ん……ぁ……」という色っぽい声が出た。
ラインも見とれているようだ。後で覚えてろよ。
「相方も見とれているようだな。じゃあもっとお披露目するか」
ベトは拘束されている俺をラインに見せつけ、尻に突っ込む触手をやや細めにした。
ラインは顔を真っ赤にして見とれているようだった。
「はぁ……ひふはぁ……」
こみ上げてきた恥ずかしさのあまりラインに訴えかけた。しかし口が封じられているため、うまく喋れない。
さらにラインはメロメロ状態になっており、俺の声なんざ届いてなかった。
メロメロは普通異性にかかるものだよな。
そう考えた時、俺の中に入っていた触手の動きが激しくなってきた。
乱れた姿をラインにだけは見せない様に努力したが、それも限界かもしれない。
そんな思考をも吹き飛ばす程の快楽が襲ってきた。
「あああ! うはぁぁぁ!」
快楽の根本的な原因を取り除こうとして暴れてみても、がっちりと拘束されて身動きが取れない。
「ほれ。お前の恥ずかしい姿をラインの前で晒しちまえ」
ベトの触手のスピードが上がり、口の拘束だけを外してくれた。
無論、事態は好転しない。自分の理性が続く限り耐え抜いた。
もうラインに情けない格好を見られようが構わなかった。
何より一番恐れているのはイった後の、この淫乱スライムの行為だ。
昔やられた時はイった後でも行為を続ける事によって無理矢理起こされ、朝まで犯されたからだ。
触手が俺の最も敏感な部分に触れた。その刺激に耐えられず、精液が噴水のように飛び出す。
「うがあああああああ!」
俺の白く咲き乱れた姿を晒しちまった。あいつの前で……
俺の肉棒よりも先に体が萎える。
「み、見るなぁ……」
薄れゆく意識の中で辛うじて言った。目の前が真っ白になった。
マンダもやればあんな姿になるんだ。マンダの美しい姿に見とれていた僕を、現実に引き戻したのはベトだった。
「さぁて、基準も見せたからそろそろメインとしますか」
これから来る快楽を想像しつつ、ベトに近寄ろうとする。ここで動けないというシンプルな問題に気付く。
「動こうとしても無駄だぜ。なんせ体の一部で取り押さえているからな」
「毒じゃないの?」
「ああ、ありゃあいつが勝手に間違えたんだよ」
そう言うとベトは、僕に対する新しい道具を作り出した。拘束具ではなく、木馬の様に見える。
乗る部分にはぶつぶつとしたイボのような物が……ってまさかあれに乗せる気?
「これぞ新兵器、三角木馬だ」
そう言うと、全身にぬるぬるとした液体を塗りつけられる。
「ひゃあ……どうしたの? 乗せないの?」
「十分濡らしておかないとな」
「ん……あ……」
それからしばらくの間全身くまなく、特に股間に十分すぎるほど塗りつけられた。
塗り終えた時、僕の息は上がっていた。
「これじゃ先が思いやられるぜ」
そう言うと木馬の上に乗せられた。どんな快楽が来るのか期待しつつ、笑っているベトを見つめていた。
三角木馬がゆっくりと動く。それと同時に僕も動く。
「ベト、全然気持ち良くないんだけど」
「はあ? んな馬鹿な」
「早く止めて。うぇぇぇ」
「わりぃ」
心配してくれたのか木馬の動きを止め、僕の背中をさすってくれた。
「どうするのさ」
気持ちいいどころか気持ち悪くされ、ブーブーと不満をもらす。
「こう固定してやりゃいいだろ」
ベトは僕の足に触手を巻き付け、地面に固定した。木馬が股間に食い込む。
食い込みぐわいが丁度良かった。今動かされたら……そう思ったとき、木馬が少しずつずるっずるっと動き始めた。
「あ……ああ……あぁぁ」
お尻の穴が擦れる度に体をくねらせたり、木馬の動きを止めようと手で木馬を押さえつけたりした。
しかし全身にぬるぬるした液体を塗りつけられたため、全く効果がなかった。
次第に意識も薄れ、前に倒れそうな感じだった。でも倒れたら一番敏感な所が擦れちゃう。
そうなったら即イってしまう。だが時間が経つにつれ、そんな理性は吹っ飛ぶ。
無意識のうちに全体重を使う様に前かがみで木馬を押さえつけていた。
その時、足が後ろへ引っ張られた。その時のショックで理性が一時的に戻った。
「待って。これじゃ耐えらんない」
引っ張られた為、木馬にしがみつく様な格好であった。
「我慢は良くねえぞ。ほらイっちまえ」
「んぁ……はぅ……あああ!」
数秒もしないうちにイってしまった。
マンダとの初体験の時と同じくらい、どっと疲れがこみ上がってきた。
「まだ終わりじゃないぜ」
そう。これからが……ってええ!
「まだするの?」
「まだメインの途中だからな」
ニンマリ笑いながら、さっきのと違う液体を尻の中から敏感な部分までくまなく塗りつけられた。
「ひゃあ……何これ」
「これはなぁ、液体ローターだよ」
「ローター?」
「振動するあれだよ。あれ」
彼の言っていることが全く解らなかった。でもこれから何かが起こるようだ。
「体で理解した方が早いだろ」
塗り終えた後、マンダと同じ拘束具で大の字に封じられ、そのまま放置。
「なにしたいの?」
「もうすぐ始まるぜ。どれだけもつかな?」
僕の肉棒が小さくなった時、体に違和感を感じた。あそこから刺激が送られてくる。誰にも触られてないのに……
「あ……あ……」
この後どうなるんだろう。そう思う間も無く、肉棒が大きくなっていた。
それと同時にお尻の方からも、他の敏感な部分からも振動が送られてきた。
「ああああ! ひゃぁぁあ! んぅ……」
のけ反らないと耐えられそうにもないほどの快楽。
でも拘束されているから動くことも、のけ反ることも出来ない。
押さえつけて、止めることも出来ない。じわじわと来る快楽をただ受け入れるしかなかった。
ただ、耐え続けようとした。その状態がしばらく続いた時、ベトが僕の首筋を舐めてきた。
「ああ……な……何でぇ……」
敏感でない部分なのに何故か敏感に感じてしまう。
感じてしまったため、気が緩み、マンダと同じように吹き出した。
「ふぁぁあああああああ!」
マンダはこれほどの快楽を感じたのだろうか。気持ち良すぎる。
イった後の余韻に浸ろうとしたが、体の違和感が取れない。まさか……
「ああ、言っとくがそのローターはすぐには止まらねえからな」
それを聞いた直後、快楽がなだれ込んできた。
「やぁああああ! とめてええええ! とめてよぉぉ!」
イったばかりだからか、かなり敏感に感じる。
「安心しろよ。またすぐに気持ち良くなれるぜ」
「やああ……はあはあ……ああああ!」
それから何回射精あるいは失禁したかどうかも忘れた頃には触られるだけで気持ち良くなってきた。
しかも液体ローターはおさまる気配がなかった。
このまま快楽に身を落としたいけど、どうせ落ちるならベトと一緒の方がいい。だって攻めの方が気持ちいいもん。
そんな欲求を満たすため、気絶するふりをして油断させる作戦を思いつき、すぐ実行した。
「ん? 気絶しちまったか」
ベトは拘束を解き、僕から離れたようだ。何しているんだろう?
ベトにばれない様にこっそりと起きあがり、近づいた。どうやら自慰をしているようだ。
ベトのお尻って正確に見てだいたいおおよそ多分この辺りかな? 自慰にふけっている彼の尻の中に肉棒をつきつけた。
「んがっぁ! てめぇ、気絶するフリしてたのか」
「へっへっへ。そんなの1人でやるより複数でやった方が気持ち良いよ。じゃ、動くね」
「ばっ、バカちょっと待て。うぁあああ!」
口では嫌がっていたけど、体はしっかり感じているじゃん。
まだ液体ローターの効果が残っているからそれで感じているのかな?
「はぁ……俺は……犯す方が好きなんだよ」
ベトの息が結構荒い。こりゃもうもたないかな? 僕も結構やばいし。
「はぁはぁ……ベトぉ、僕……もう」
「は、激しい。イっちまう」
その直後これまでの中で一番気持ちよくイけた。手に何かが付いている。
抱きつく様な感じで犯していたから手に精液が付いてしまったようだ。
舐めてみると僕のとはまた違った味がした。どうやらベトもイったようだ。
「まだやれるようですなぁ」
彼から怒りのオーラが感じ取れる。
「あれ? 怒ってない」
苦笑いをしつつ後ずさる。僕の第六感が危険と判断している。
「俺は犯す方が好きだって言っただろう?」
ベトは再び拘束し始めた。
どれくらい眠ったか? 犯されている感触はないな。
「やぁん。ベト……もうだめぇ」
「もうその手に乗るか」
あの淫乱スライム怒ってるのか? ラインのやつ何したんだか。
声の聞こえた方に顔を向けると、俺がやられたときと同じような姿になっている。
今ならわかる。何故あいつが否定したにもかかわらず俺を見続けていたのかが。
幸い、淫乱スライムの拘束が無くなっている。悪いなライン。もう我慢できん。
俺は起きあがり、2人の元へ向かう。
「さあ、ここにもローターぬろうな」
「やだぁ。無理ぃ。耐えらんないよぉ」
「尻の中に俺の一物をお見舞いしてやろう」
にゅるるとラインの尻の中に入っていく。淫乱スライムはラインに夢中で俺に気付いてない。ラインの上に乗っかり様子を見る。
「マンダぁ……ヘルプミー」
何度も射精したのだろうか。上手く喋れないようだ。
「悪い。俺もう我慢できねえ」
「へ?」
腰を深く下ろし、ラインの肉棒を自分の尻の穴に入れた。
「ああああ! まんだぁぁあ! だめぇぇ。壊れちゃうよぉ」
ん?揺れを感じるな。ローターでも付けているのか?
「ひゃあああぁん」
「おっ、効いてきたようだな。じゃあ動かしてやるよ」
液体ローターかよ。これじゃあっという間にいっちまう。急いでその場を離れようとした。
「マンダぁ……僕を押さえてぇ」
ラインが抱きついてきて離れられない。しかも時々のけ反ったりして上下運動してる。
「う、ああああ」
いつしか快楽に破られ、甘える様な声を漏らし、ラインの腰の動きに合わせる。
ベトもラインの腰の動きに合わせているようだ。
いつまでも続くかの様に思える行為も、ローターのせいか長く続きそうにもなかった。
「ライン、ベト、俺……もう」
「僕……も」
「出すぞ……しっかり押さえてろ」
俺たちは同時に果てた。俺の中に入ってきた量は並なもんじゃなく、溢れちまった。
その後、お互いに密着しあって眠った。
翌日
俺たちが目覚め、後始末を終えた時にはもう次の日の朝だった。
昨日一日中エロイ事してたのかよ。俺ら……
これから寒くなるのに…… そう悩んでいた時、荷物をまとめ終えたラインから声をかけられた。
「マンダ。これからどうする」
「今まで通り、南へ向かおう。しかし昨日何十回も射精したってのに元気だな。才能あんじゃねえか?」
「そんなことないよ」
その後俺とラインの会話が続いた。しばらくするとベトが会話の途中で割り込んできた。
「なあ、マンダ」
「どうした、ベト。改まるなんておまえらしくもねえな」
「俺も連れてってくれねえか?」
多分淋しいのだろう。俺と同じく不老不死にさせられ、他の仲間達は他界しただろうからな。
「いいぞ」
「ホントか! ありがとな」
さて、これで3匹だな。
「そういやベト。移動手段はどうするの? 僕たちは飛べるけど」
「誰かに頼むか。ライン乗せてくれ」
「こいつはどんな物でも変化出来るから大丈夫だ。色まで調節できるしな」
「チッ。ネタばらししやがって」
前に乗せてやって酷い目にあったからな。空中レイプがどうこう……ああ、思い出すだけで鳥肌が立つ。
「よし。今日の絶好調な俺はこいつだ」
七色の羽を持つ伝説のポケモンホウオウ……って
「馬鹿野郎。社会騒動起こす気か」
「えーいいじゃん。かっこいいよ。これ」
「人間に見つかりやすいだろうが」
これで出発の時刻が遅れたのは言うまでもない。
つづく