※ちょい鬼畜かもしれない。ちょっと目隠しプレイあり。  
 
 苦しい。息が荒くなってくる。リーフの体力はもう限界だった。  
 意識が朦朧とし、同じところを何回も走り回る。  
 ひんやりとした鉄の壁に少しだけ体を預けながら、それでも走る。頼みの綱であるポケモン達もバトルで傷だらけになり瀕死状態。  
 
「いたぞ!」  
 
 野太い男の声と共に後ろから沢山の足音が近づいてくる。  
 棒のようになった足はもう動かない。少女は、リーフはその場に崩れた。  
 意識がどこかへ飛んでいく。  
 
 ロケット団になんて関わらないほうがよかった。基地に乗り込むなんて馬鹿なことした。  
 キツく手首を結ばれると同時にリーフは目を覚ます。  
 
 
 目を覚ますと言ってもリーフは何も見えなかった。  
 
 
   
 黒い布のようなものが視界を遮っている。手を動かそうとするとやはり縛られているらしく動かない。  
 何とか上半身をおこしても状況は変わらない。  
 幸い足は縛られてはいなかったが、疲れもあり、立とうとするとすくんでしまい、リーフは尻もちをついた。  
 
「おお、置きたか」  
 すぐ近くから男の低い声がする。リーフは思わず肩を振るわせた。  
 足音が近づいてくる。リーフは今ポケモンをだすことができない。  
 身を守るものがどこにもない。目も見えない。リーフは絶望的だった。  
 リーフは必死に体をよじらせるも男はゆっくり、確実に距離を縮める。  
 リーフの背中が冷たいに壁あたる。逃げ場もない。  
 男はリーフを前にすると、屈んでその手を振りあげた。  
 
「ったく、手こずらせやがってこのクソガキ」  
 
 乾いた音が響き渡る。リーフの頬がすぐ  
に赤く腫れるほど力に容赦がなかった。  
 リーフは痛みと恐怖とでしゃくりあげて泣いた。  
 
「触らないで! あっちいってよ!」  
「うっせぇ、騒ぐな」  
 
 また一発、今度は右の頬を平手でたたく。男はそのままリーフの小さな体にのしかかった。  
 余計体をよじらせるとまた一発。  
 リーフは抵抗が無駄だと分かると泣きながら体の力を抜いた。  
 
「発育はそこそこじゃねぇか」  
 
 リーフは悲鳴を必死にこらえる。体のあちこちを這いまわる手も見えない。  
 
 男は水色のタンクトップの上から小さな膨らみを乱暴に掴む。  
 そこではじめてリーフは殴り殺されることとは別の恐怖を覚えた。  
 

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