「おや、完成しましたか」  
「はい、長年取り組んできた試作品が、ついに出来ましたよ」  
情欲のスタジアムの開発部では、絶えず新たな鬩ぐが考案されている。  
その中でも、生物課は鬩ぐのためだけの改造ポケモンを誕生させている部門だ。  
 
その日、また新たな改造ポケモンが造り出された。  
研究台には、一つのモンスターボールが置かれている。その中には恐ろしい改造ポケモンが収納されているのだ。  
「今までα、β版は作りましたが、今回は完成品です。実際の競技にも適応できます」  
「あの、前から完成が見送られつづけてたポケモンか」  
「はい」  
研究員がモンスターボールからポケモンを出した。まだ起動前で意識がない。だが、その股には恐ろしい凶器ともいえる逸物を構えていた。  
「これは、大丈夫なのですか?」  
「分かりませんねぇ…まぁ、これを挿入されたら子供はもう確実に産めませんね。でも、このスタジアム内だけでですから。出産なんかできなくなったっていいでしょう」  
「大丈夫ですよね。たとえ死んだとしても、遺体を外界に運べば、ここに来る前の状態になって蘇生できますからね」  
研究員同士が怪しく微笑む。  
「では、さっそく企画課に送りましょう」  
「企画部も、こいつの完成を楽しみにしてますからね……」  
そのポケモンを再びモンスターボールにしまい、企画課に転送する。  
 
企画課はそのポケモンを使って行う競技に前向きに取り組み、競技の内容、レベル設定、賞金の設定などを手早く決定した。  
だが、それらが全て完了したところで、まだ競技としてメニューに載せることはできない。  
モニターが必要だ。モニターといっても感想や意見を述べるものとはわけが違う。暫定されたメニューをこなした後の疲労や性器ダメージなどを調べるのだ。  
暫定メニューでは他のメニューのような補償がまだない。実際に競技を試してみるまでは、何が起こるか分からないからだ。  
このスタジアム内では例え死んでも大丈夫とはいえ、モニターは危険な仕事。モニターはスタッフがなることもあるが、高額報酬でモニターを引き受けてくれるプレイヤーを探し、プレイヤーにさせることが多い。  
 
誰をモニターにするかについての企画課の話しあいに、女性の声が上がった。  
「すみません、よろしいですか」  
偶然企画課にデータを取りに来ていた、サービス部営業スタッフの一人だ。  
企画課の目が一斉に彼女に向く。  
「あの、モニターに最適な子を知ってるんですが……弟の病気の治療費を稼ぐために出場しているピカチュウの子です。その時、出場資格試験に立ち会いましたが、処女でありながら試験に合格するというなかなかの根性を持つ子でして…  
…えぇ、確か、この新企画のメインは子宮責めでしたよね? 大丈夫です。あの子は子宮責めを含む競技を既にいくつか受けています。はい、私にお任せ下さい」  
……数時間後  
一人の営業スタッフが企画課ルームから、企画書を借りて出てきた。目指すは選手たちの個室。その中に、あの健気な選手も控えている。  
 
……ピカチュウがハクリューの陵辱を受けた、一週間後の話だ。  
 
ピカチュウの個室のドアをノックする者がいる。  
ピカチュウが出ると、そこに立っていたのは背丈が高いサーナイトだ。  
「お疲れ様です、ピカチュウさん」  
「だ、誰ですか?」  
サーナイトはピカチュウに、スタッフのバッジを見せた。【サービス部営業課】のバッジのようだ。  
「スタジアムのスタッフの者です。今日は、ピカチュウさんにご報告があって参りました」  
「なんですか?」  
サーナイトは黙って、一枚の書類をピカチュウに見せた。そこには【専属スタッフ派遣申し込み】と書かれている  
「専属スタッフ?」  
「新人のプレイヤーの方には、専属スタッフをつけることが勧められているんです。」  
「専属スタッフって……なんですか?」  
「説明いたします。失礼ですが、上がってもよろしいですか?」  
「は、はい……」  
 
サーナイトとピカチュウが、テーブル越しに向かいあう。サーナイトはテーブルに、ピカチュウに見えるように書類を並べた。  
「専属スタッフというのは、簡単にいえばマネージャーのようなものです。プレイヤーの方々の身支度や、プレイヤーの健康状態をチェックしたり、アドバイスしたり情報提供をしたりする係です」  
このような施設ではどんなにタフな選手も少しくらい不安になる。不安になってプレイヤーがやたら帰りたがらないように作ったシステムなのだ。  
「専属スタッフは他のスタッフと違い、一人のプレイヤーにつきっきりになります。個室の鍵も共有で持ち、競技には必ず付き添います。就寝時間以外は同じ部屋で過ごすことになります」  
その説明を聞いて、正直ピカチュウはありがたかった。ここにいると一人で心細い。スタッフもやたら機械的だし、話せる相手の一人くらいは欲しかった。  
スタッフを雇う料金はかかるが、ここで得られる賞金に比べれは遥かに少額だ。以前の輪姦の分の賞金の半分だけで、2年半は雇える。  
「では、専属スタッフシステムをご利用になりますか? もし専属スタッフがいらないというのであれば拒否することも出来ますが」  
「いえ、利用します」  
「今回は私が専属スタッフとして派遣されてきました。もし、私が気に入らなければスタッフを変えることもできますが?」  
「い、いえ、大丈夫です」  
ピカチュウにとってサーナイトの第一印象は悪くない。他のスタッフに比べて非常に話しやすいからだ。  
 
こうして、ピカチュウに、専属スタッフのサーナイトがついた。  
「まず初回の健康チェックをします」  
サーナイトはスタッフ専用の医療器具を用いて、ピカチュウの身体を丹念に調べられた。  
検査結果、身体は特に異常なく健康状態だ。  
「では、性器のチェックを」  
普通の健康診断の後は、このスタジアムで肝心の、性器の疲労や陰唇の伸張具合、拡張具合、子宮口のダメージなどをチェックしていく。  
「なるほど、代謝は早いとはいえ、なかなか負担をかけているようですね。特に子宮口のダメージは大きい。大陰唇が柔軟に、小陰唇がだいぶ伸びていますね。  
膣は締まりは悪くありませんが、かなり拡張されていますね。陰核は包皮が剥けやすくなっていますが、問題ありません。」  
サーナイトはそのデータをすぐにまとめた。  
 
「子宮プレイにはだいぶ慣れているようですね」  
「は、はぁ…はい」  
「確か、一週間前にも子宮産卵の競技を達成したとか…」  
「昨日、ようやく治療が終わったばっかりです」  
ピカチュウは先日の競技により子宮脱を起こしてしまった。それを先日治療したばかりだ。  
「もう少し調べさせてください」  
サーナイトが手をたたんで、ピカチュウの膣にゆっくりと入れた。  
フィストファックだ。だが、ピカチュウの膣はそれをすんなりと受け入れてしまう。  
「うっ……」  
「割と楽に入りますね。でも中はきついようです、では、次に子宮を調べさせてもらいます」  
サーナイトの手が子宮口まで届く。サーナイトは手に当たった子宮口に触れた。  
大事な器官への入り口という割には、ずいぶんもろくなっている。  
手で摘まんだ感触はぷにゅぷにゅとしており、大陰唇と同等なほどの柔らかさに解れている。真ん中の窪みを指でくすぐってみると、穴が緩んでいるのが分かる。そのまま指を押し当てると、難なく差し込めてしまった。  
「はぐっ…」  
サーナイトの細い指が、子宮口をくぐって子宮まで到達する。  
「だいぶ子宮口は慣れているようですね……。これなら、おそらくいけるでしょう」  
「ふぁ……」  
子宮まで指を入れられて、ピカチュウはひくひくと悶えている。  
 
「さて、ピカチュウさん」  
サーナイトがハンカチで手を拭き、座り直した。ピカチュウも愛液を拭いて座り直す。  
「我々専属スタッフはアドバイサーでもあります。早速ですが、最新の情報をお持ちしております。ご覧になりますか?」  
「はい」  
サーナイトは数枚のパンフレットを渡した。ここ一ヶ月以内に新追加された競技などが書かれている。そして、わざと一番上に、印刷したてのチラシを置いた。  
「?」  
ピカチュウはすぐにそれに気付く。  
「モニター募集…? これは何ですか?」  
「それは競技として正式にメニューに登録される前の競技を、特別に体験できる企画です。競技ではないので観客はありません。ただし、参加報酬は競技並み、あるいはそれ以上に設定されています。あ、これなんかどうですか?」  
サーナイトは、試作品の改造ポケモンとの性交に関するモニター募集要項を選び出した。  
「これなんか、一匹のポケモンと性交するだけで、高額な報酬が得られますよ」  
ピカチュウはその報酬額を見て驚いた。以前の輪姦と対して変わらないほどの大金だ。  
「たった一匹とだけでいいんですか?」  
「はい。たった一匹と性交するだけで、高額報酬です。やってみますか?」  
ピカチュウは簡単に食いついていった。サーナイトは優しく微笑み、ピカチュウに参加要項を差し出す。  
 
ピカチュウは企画がアップした即日にモニターとして『実験台』になることになった。  
サーナイトの言った通り、ステージの客席に観客はいない……と思ったが、企画部スタッフの調査員が調査のために座っていた。実際に競技をしている所を見て不具合を調べるのも、また企画部の仕事だ。  
「ピカチュウさん、あなたが注目すべきは客席ではなく、ステージですよ」  
サーナイトはステージまでついてきて、ピカチュウがどうすればいいかを指図する。ピカチュウはそれに黙って従った。  
 
ステージの真ん中には拘束台が……ピカチュウを拘束するための台があり、ピカチュウはすぐにその台に拘束された。普段輪姦や強姦の見世物のためにこのようなものを使うことはない。  
逃げられぬよう、暴れさせぬように、だ。モニター係はそれだけきついものだということが分かる。ピカチュウの呼吸が緊張で荒くなった。  
 
ステージの上、ピカチュウから見える位置に、スタジアムの紋章が刻まれたモンスターボールが置かれている。  
サーナイトは拘束されているピカチュウを見下ろした。  
「辞退するチャンスは今しかありません。あのモンスターがボールから出た瞬間、競技はスタートです。スタッフが危険と感じ、強制終了しない限りは途中で止めることが出来ません」  
これは今聞かされたことだ。普通の競技はほとんどがリタイア可能だが、モニターはそうはいかないのだ。  
辞退不可能の宣告を聞いて、ちょっと不安になるピカチュウ。  
「あの、そのボールの中のポケモンというのは?」  
「ドクロッグ、ご存知?」  
「ドクロッグ……」  
ピカチュウも知っている。毒と格闘を併せ持つ、攻撃的な種族だ。  
「まぁ、あの輪姦ハードを乗り越えたあなたなら、楽勝な相手だとは思いますよ」  
サーナイトは軽い調子だった。ピカチュウはそれを聞いて少し安心し、「辞退はしない」と宣告してしまった。  
そうだ、あんなに恐ろしい輪姦を乗り越えたのだ、今回だって、きっと乗り越えられる……  
サーナイトはそんなピカチュウを見て、不自然なほどに優しく笑った。  
 
「では、競技スタートです」  
ボールから、閉じ込められていたドクロッグが姿を現した。  
 
「こ…これは…」  
 
ピカチュウは正面に向かい合ったドクロッグのペニスを見て唖然とし、このモニターの仕事を見くびっていたことを後悔した。  
 
そのドクロッグは通常のものより一回りほど背丈が高く、身体がよりがっしりとしており、力が強そうだ。  
だが、そんなことより先に目が言ったのは、ドクロッグの股間に聳える逸物だった。  
 
ピカチュウは知らなかったが、通常のドクロッグのペニスは豚のように、螺旋状になっており、子宮口に挿入して交尾を行う。  
子宮口に挿入した後、先端が膨らんでカンヌキ状になり、子宮口でピストンを行って、子宮内に直接射精を行うのだ。  
それだけでも苦痛を与えるには十分な形状のものだったが、改造ドクロッグのペニスは、それを遥かに上回る、まさに鬩ぐのために発達したとしか思えないものだった。  
 
普通のドクロッグのペニスはもちろん、性交のためにあるものであり、それに然るサイズである。だが、このドクロッグは違う。  
そのペニスは自然界ではありえない、性交のためではなく相手の性器を破壊するためのものだ。  
まず、その太さと形状は尋常ではなかった。ピカチュウの腕ほどもある太いペニスが栓抜きのような大きい螺旋状に巻いており、もし螺旋を解いたら3メートルはあるのではないかというほど長い。  
しかもこれは、まだ勃起しきっていない状態だ。これを子宮口にねじ込んでいくのだという。  
表面はイボだらけで、勃起するほどかなりの太さになると同時にイボも膨らんで子宮口に引っかかるようになる。しかし、その膨らんだイボを無理やり子宮口に押し込むことで、子宮頚内部を擦って責め上げるのだ。  
ドクロッグとの交尾は主に子宮口を使っての交尾になる。イボで子宮口の内部を擦りながら子宮口に螺旋状のペニスがゆっくりとねじ込まる。  
奥まで入りきると、今度はそれをゆっくり引き抜いて、イボが子宮口に引っかかるたびに力づくで引き抜き、イボが子宮頚内部を擦っていく。  
それを、ドクロッグが満足するまで行うのだ。螺旋状のペニスをゆっくり挿入し、引き抜き、それを繰り返しているうちに次第にペニスは勃起。どんどん太くなっていき、子宮口を押し広げていく。  
 
「最初の一回が特に辛いそうですが、後はもう、慣れだそうです。」  
サーナイトは異常なほど軽い調子でピカチュウに教える。  
「………」  
ピカチュウの身の毛がよだつ。そうだった、このスタジアムは精神が普通じゃない。普通の精神で取り組んではいけないのだ。  
「うぐっ」  
ドクロッグが涎を垂らしながらピカチュウにのしかかってきた。もう、後には引けない。  
 
「くっ…ぐぅ…!!」  
とぐろを巻いたペニスが、ピカチュウの膣に入り込む。まだ勃起しきっていないのに、大きすぎる螺旋のために、膣がメリメリと音を立てて拡張される。どんどん膣を進んで、イボが膣壁を擦っていく。  
それだけで拡張の苦痛だが、まだまだ、底についてからがはじまりだ。これからこのペニスを、子宮口に挿れるのだ。  
サーナイトが設置されたモニターに何かを映した。  
一面の桃色の肉壁だ。その一部が突出しており、真ん中にヘソのような窪みがある。  
ピカチュウの膣内、子宮口の映像だ。エスパータイプの透視能力を応用して、モニターにピカチュウの膣内の映像を映している。これで、スタッフにも子宮口の様子がよくわかり、調査がしやすい。  
ちょうどその映像の中に、赤黒い、イボだらけのバネのようなものが映った。ドクロッグのペニスだ。  
ペニスの先端は細くなっており、子宮口に挿入しやすい形になっている。その先端をゆっくり、子宮口の窪みに押しこんでいく。  
先端は、意外と簡単に差し込まれた。そのまま、そのペニスは子宮口に飲み込まれていく。  
「んぐぅ…!」  
ピカチュウが呻いた。ペニスに子宮口が拡張される。いくら体感しても、子宮口に物が入る感覚には慣れない。  
そして、一番先端に近いイボが子宮口に差し掛かった。  
…コリッ…コリコリ…  
侵入するペニスが引っかかって一旦ストップするが、再び進行をはじめた。硬いイボが子宮口に引っかかってもかまわずに進んでいくため、引っかかりながら飲み込まれていくのが見てとれる。  
ピカチュウは腰をよじろうとするが、手足の拘束がそれを許さなかった。  
 
螺旋がだんだん大きくなってくる。  
ドクロッグのペニスはかまわず真っすぐに進行してくるので、子宮口のほうが、螺旋を巻き取るように動くしかない。  
螺旋に合わせて動きながら、ペニスを少しずつ飲みこんでいく子宮口。螺旋に沿って、子宮口も捩じられるようについていかなければならない。  
その上、無数の硬いイボが次々に子宮口に引っかかっていく。  
…ゴリッ…ゴリッ…  
子宮口をねじ回され、イボで子宮口内部を擦られ、ペニスは根元に近付くにつれてだんだん太くなっていく。  
だが、ピカチュウの様子が変わってきた。苦痛を訴えるような声を出していたはずなのに、いつの間にか、その声が喘ぐような声に変わっていったのだ。  
ドクロッグのペニスのイボから粘り気のある透明な液体が染み出している。これは感覚に作用する猛毒で、触れた箇所の感覚を狂わせ、痛感を麻痺させ、代わりに激しい快感に変えてしまうのだ。  
今、ピカチュウの子宮口全体の感度が上がってきている。これから毒が浸透していけば、ますます感覚は敏感になっていく。  
 
「ほう、想像以上ですね」  
「媚薬効果が高い粘液を、ペニスから流していますから。さらに麻酔作用もあります。膣壁から吸収されればアルコールを摂取したように高揚し、精神が麻痺するという仕組みです」  
「なるほど……」  
その異常な鬩ぐを、なんとも思いもせずに調査をする調査員。  
そしてサーナイトも。  
「なかなかハードですね。この子も耐えられるかどうか……様子を見てみましょう」  
微笑む。その、一見すると優しい微笑は、その裏に底知れない黒いものを孕んでいるようにも感じられる。  
 
ペニスは半分以上入り、ピカチュウの腹が膨らんできた。  
ピカチュウの子宮口は今や、麻痺毒によってクリトリスの数倍の性感帯にされている。子宮口には耐えがたいほどの快感が沸き起こる。太いペニスに拡張される、イボに擦られる、螺旋状のペニスに捩じられる。全ての刺激が快感となって、襲ってくる。  
すさまじい快感に、ピカチュウはもう、拘束を振り切りそうな勢いで暴れまわった。もちろん、頑丈な拘束がそれを許すはずはない。  
その間にも、ピカチュウの子宮口はどんどんペニスを飲み込んでいく。  
ペニスはだいぶ太くなり、子宮口もそれに合わせて大きく広がっている。イボに擦られて赤く腫れ、今や自らペニスを捕食するかのように飲み込んでいく。  
螺旋が描く円もいよいよ大きくなってきた。子宮口はその円に合わせて、引っ張られて激しく動き回る。  
ペニスのイボも、根元にいくに従って大きく、禍々しくなっていく。今挿入しているイボは、大きく突き出て、トゲのように尖っている。  
…ゴリュ…ゴリュ…ゴリュ…  
子宮口の入口にトゲが引っかかるが、かまわず押し込まれ、それを飲み込んでいく。  
このトゲは開発により、膣粘膜や子宮口内部を傷つけないギリギリの鋭さになっている。  
その尖った刺が強引に子宮口内部に潜りこみ、柔らかい子宮口内部の肉壁を引っ掻く。  
毒が作用し、子宮口の内部を引っ掻く時でさえも、快感となる。  
子宮内部にも毒が染み渡り、ペニスのイボが子宮内壁を擦るだけで快感になる。  
絶頂には、もう達した。何度目か分からない。異常な快感が、ピカチュウの身体を侵していく。  
 
ペニスの進行が止まった。根元まで入り込んだのだ。ここからは引き抜きの作業になっていく。  
今度は逆に、イボが内側から引きずり出される。少しずつ、引き抜かれるごとに、透明な液体が零れ出てきた。  
あの、前回の競技で体験した、胎内に産卵されてそれを出産している時のような感覚。だが、あのように優しくなどない。特別に太いし、鋭いイボが内部を擦っていくのだ。  
胎内全体をイボに擦られ、その太さに拡張され、そんな非道な責めであるにも関わらず、ピカチュウは快楽に堕とされる。  
快感に精神を侵され、性器破壊を快感とされる、それこそがこの鬩ぐ最大の恐怖であることをピカチュウは知る由もなく、子宮口を拡張され、イボで擦られる快感に悶えるしかなかった。  
 
数回抜き差しを繰り返した後、ドクロッグが本格的にピストンを始めた。先ほどは少しずつ押し込んでいった長いそれを、一瞬で抜き挿しするのだ。  
 
ズブリュリュリュリュリュリュリュリュリュリュ!!!!!!!  
 
ドクロッグが腰を沈めた一瞬で、長い長いペニスが一気に子宮口に潜りこむ。  
子宮口全体がめり込むようにしながらも、そのペニスを受け入れた。  
だが直後、そのペニスを一瞬で引き抜き、無数の鋭いイボが一気に子宮口を通過する。  
 
ブリュリュリュリュリュリュリュリュリュ!!!!!!  
 
ペニスがすごい勢いで抜け出るのに引きずられ、子宮口が裏返るほどに捲れる。だが、ペニスを引き抜かず、また挿入。それの繰り返しだ。  
 
ズブリュリュリュリュリュリュリュリュリュリュ!!!!!!!  
ズブブブブブブブブブブ!!!!!!  
ズッ、ジュブブブブブブブッ!!!!!  
ズブッ…ズブブブブッ!!!!!!  
ブシュシュ、ブリュリュリュリュ!!!!!!  
 
子宮口はペニスの太さに合わせて激しく収縮と拡張を繰り返しながら、螺旋に合わせて渦を描くようにペニスを飲み込んでいく。  
毒に侵され快感しか感じないピカチュウは、快感に喘ぐばかりだった。もはや、屈辱も羞恥も感じていないだろう。  
そのペニスのサイズは勃起前の倍近くになっており、ペニスが根元まで挿入されるたびに、ピカチュウの腹は彼女の背丈よりも高く突き出す。  
激しい拡張とイボの引っ掻きと毒の浸透のせいで、膣壁は赤く腫れ、子宮口も倍サイズ近くまで腫れあがっている。子宮も麻痺して、膨らまされて肥大している。計算し尽くされていることとはいえ、流血が全くないのは奇跡的にさえ見える凄まじさだ。  
ピカチュウの太股に勝る太さが、子宮口を絶えず往復し、そこにびっしり生えた鋭いトゲが、子宮口を容赦なくかきむしる。  
 
ドクロッグのペニスはパンパンに膨らんで、膣や子宮口を容赦なく拡張している。だが、最大の拡張はフィナーレだ。  
ドクロッグがひときわ大きな雄叫びをあげた。  
ボゴォォォッ!  
「ぐあぁぁぁっ!!」  
ペニスが爆発的に膨張した。血液が大量にペニスに流れ込み、今までの勃起を超える最大の膨張。破裂寸前まで勃起し、風船ほどにパンパンになったペニスには太い血管が浮き出た。  
螺旋状のペニスは太さで一つの塊となり、ピカチュウの内部を内側から膨らませる。特に先端はこぶのようになって膨らみ、子宮を内側から圧迫する。  
ただでさえ膣と子宮を満たすほど大きかったものがさらに膨らみ、子宮はピカチュウ自身の容積を超えるほどに拡張された。  
子宮口はもはや完全に原型をとどめず、はちきれんばかりの肉の環となってペニスを咥えこんでいる。  
その勢いは、性器にとどめを刺すと言わんばかりだった。しかし、もはや完全に毒粘液漬けにされたピカチュウの性器は、それすら快感として受け止めたのだ。  
そして、ドクロッグの精液が先端から勢いよく吹き出す。だが、子宮にはもうそれが蓄えられる余地などなかった。代わりに壊れ果てた子宮口の隙間から精液が漏れ出し、ペニスに満たされた窮屈な膣を流れ、外界へと吹き出す。  
ドクロッグの射精の勢いは、子宮を圧迫し、子宮口をますますこじ開けた。だが、もうピカチュウの身体は来るところまで来てしまった。  
ピカチュウの精神は完全に毒に侵されて快感に溺れ、気を失っていた。  
 
もはや、全ての鬩ぐが快感。巨大な塊になった先端の直径は、スカルファックとも同じだった。  
それを勃起がおさまるのも待たずに子宮口から引き抜こうとする。勿論、子宮口にとっては最後にして最大の拡張だ。だが、子宮口からその巨大な塊を引き抜くのにも、もう、快感しか感じない。  
スカルファック級のペニスの先端が、本来は外気も通す隙間さえなかった肉の環を潜り抜けようとする。  
子宮口が盛り上がり、カンヌキ状になった亀頭を力づくで引き抜かれようとも、既に壊れた子宮口、これ以上の壊しようがなかった。  
子宮口からペニスの亀頭がはみ出し始める。子宮口はさらに盛り上がり、ペニスの亀頭を押し出し始める。  
ペニスの亀頭は卵状になっており、そこにもイボがある。そのイボは子宮口内、もはや子宮口とは言えない環だが、それにトゲをひっかけて、子宮全体を裏返す勢いで引き抜かれていく。  
亀頭の一番太い所が引き抜かれた時、子宮口は、もう子宮口内壁まで捲れあがっていた。  
 
ペニスが引き抜かれ、地獄のような戦いが終わった。  
流血をなくしての責めの限界であろう。陰唇が分からないほど膣口は拡がり、膣内は完全に外気に晒されている。  
子宮口は完全に壊れ、下半身にぽっかりと大口を広げた穴としてそこにあった。  
「完全に壊れましたね」  
「もうヴァギナじゃないんじゃないですか、これ」  
「まぁ、どう見ても、子を生む神聖な場所ではありませんよね、この穴は」  
「だから言ったでしょう、この競技の後は、もう女性器じゃなくなるって。これは、もう普通の雌についている性器ではないんですよ」  
「元が同じと言っても、今は全く別物ですよね…」  
「こんなガバガバの穴が……」  
「こんな方、このスタジアムにはいくらでもいらっしゃいますよ。彼女はその仲間入りをしただけです。例え新人と言っても、ここまで拡がれば一人前な肉欲の穴でしょう」  
研究員たちが口々に、ピカチュウを見て感想を漏らす。  
データを採取する研究員は、ぐったりしたピカチュウの顔に目を向けた。  
「精神のほうはどうですか?」  
「毒には麻酔効果があり、精神にも影響しますが、精神に作用するほうはアルコールと同じようなものです。しばらくすれば元に戻るでしょう。」  
「性器ダメージはどうですか?」  
「見ての通り、性器失格の淫穴ですよ」  
「まぁ、そう仰らずに…」  
見物していた衛生部が注意深く、性器を観察する。  
「私は輪姦を経験した時に彼女の膣を治療した者ですが、膣粘膜のダメージと拡張、子宮の膨張はこの娘の代謝能力でいえば、元に戻るレベルです」  
「ほう、さすが若い娘ですね。では、拡張された子宮口のほうは?」  
「一言でいえば、ダメでしょうね。まぁ、治療を続ければ、この世界には復帰できます。しかし、こんな穴はもう子宮口としての役割は果たせませんね。」  
「ほぅ…」  
「このだらしない穴ぼこが子宮を外気から遮断することは、この先二度と不可能でしょう。まず、この子宮口が閉じることは一生ありません」  
「万全の治療を施してもですか?」  
横で見ていたサーナイトが質問する。パートナーとなったピカチュウがこれほどの目に遭ったというのに、ショックなど露ほども受けていない様子だ。  
「モニターには無償で最高の治療を受ける権利があるはずですが、それを行使しても子宮口を閉じることは不可能と?」  
「はい、そうですね。最高の治療を施したとしても、30センチを超える拡張を受け、トゲに散々いたぶられたこんな子宮口は、二度と自然には閉じません」  
「そうですか。仕方ありませんね。まぁ、このスタジアムでは良くあることですからね、このピカチュウさんも、それは理解していることでしょう」  
「えぇ、なんたって、このスタジアムですからね……」  
「心配ありませんよね、このスタジアムの中でだけなんですからね……」  
ピカチュウを見守っていた、スタッフ全員が笑った。  
 
ピカチュウはその後、適切な治療を受けた。ピカチュウ自身は毒の副作用で昏睡しており、まだ目覚めないという。だが、10日もすれば元に戻るそうだ。  
その間、性器の治療が始まった。まず、異常に発達してしまった感度をなるだけ元通りに抑える。放置すれば毒が定着し、子宮と子宮口は一生、彼女の身体で一番の性感帯になってしまう。だが、治療すればそれは防げるのだ。多少、子宮の快感度は敏感になるだろうが。  
その後は、拡張された子宮と子宮口、膣を元通りの締まりになるよう治療する。もちろん、不可能だと分かっている場所も、全力を尽くしての治療だ。  
 
ピカチュウが正常な精神状態に戻って目を覚ました時、子宮口以外の治療は既に完了していた。  
子宮口はさらに長期の治療が要されるという。そして、それが終わったとしても、完全に元の子宮口に復元することは不可能だと、告げられた。  
 
競技終了直後の診断の通り、子宮口は大口を開いたまま、もうその口が自然に閉じることはないという。  
子宮口は異常なまでに肥大して、無数のトゲを引き抜いた反動で内壁が捲れあがって大きく突き出し、まるで蛸の口のようにすぼんだ口を半開きにしている。どんなに手を尽くしても、これ以上は閉じられない。  
よって、子宮口は子宮を守る役割も果たせていない。それどころか、無情にも子宮内部までも外気に晒していた。  
もう、子宮口がこの状態に変形してしまったのだ。口を開けたままの子宮口にはなすすべがなかった。  
開きすぎた肉の環は自然治癒力だけではもう一生元には戻らない。  
スタジアムに来るまでは手つかずで育っていた少女の性器は、今ではもう影もない。まだ成人にもなっていない、男性を受け入れたことすらなかった彼女の性器は、ここに来て男性とのまともな性の付き合いもできない有様になっていた。  
このスタジアムでは、もうこの子宮口を背負って生きていくしかないのだ。  
 
これが、このスタジアムだ。  
性器にハンディを負うことなど承知の上。性器を破壊されるなど当たり前。それを承知したうえで、金を稼ぐために出場するのだ。  
ピカチュウはここにきて、改めて思い知らされた。こんなのはまだ、序の口だ。今回は後遺症が残る特別なケースなどではない。後遺症など、ないほうが珍しい。  
今までだって、後遺症は散々受けてきたはずだ。一見代謝で身体が治ったかのように見えたが、拡張に慣れ、腹ボコも平気な身体になり、子宮口は開くようになり、それらに抵抗さえなくなった。  
今回は、ただ単に子宮口が閉じなくなったという後遺症が形に残るものであっただけにすぎない。そして形に残る後遺症など、これから当たり前のように負っていくのだ。  
これは性器開発の始まりだ。自分の性器が面影を残しているのは今のうち……これから彼女の性器は、どれほど醜く、美しく変貌していくのだろうか……  
 

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