「や、やめろよ!2対1なんて…卑怯だぞ!」  
首の後ろをくわえ込まれ、地面に押し付けられたゾロアが悔しそうに叫ぶ。  
しかし、返ってきたのは冷笑混じりの言葉だった。  
「あははっ、『卑怯』だって!仮にも悪キツネのくせに」  
「こいつ、新しく発見されたって割には大したことないね」  
もう完全に体を押さえ込まれ、身動きもろくにできなくなってしまったゾロアを、  
ロコンとポチエナ、2対の双眸がのぞき込んでいた。  
 
最初は少しいじってやるだけのつもりだった。  
このポケパークに入ってきた珍しい新入りと、仲良くなるきっかけが欲しかった。  
でも…  
「なんだよお前ら!オレ様に近寄るなよ!」  
「オレ様は特別なんだからな!映画だって主演なんだぞ!」  
「お前らみたいな不遇ポケモンとは違うんだからな!」  
元々、付き合い上手とはお世辞にも言えない性格なのだろう。  
しかし流石にこの態度は、姿格好を見て似通ったものを感じて声をかけた2体の神経を逆撫でするものだった。  
後ろからドンッとぶつかって転がせる。  
土埃にまみれてしまったところを笑っていると、  
ゾロアは目を吊り上げながら襲いかかってきた。  
いきおいもみ合いになり、ついつい力が入っていき、エスカレートしていった。  
 
「ねえ、こいつ見つかったばっかりなんでしょ?身体検査しちゃおうよ」  
「っ!?」  
「へへっ、それいいね」  
激しい動きで興奮し、嗜虐心がむき出しになったロコンの言葉に、ポチエナが面白そうに反応する。  
その下で、不穏な空気を感じ取ったゾロアが身を固くしていた。  
「ふふ…。動かないほうがいいよ。もっとも、僕の“かなしばり”で技も出せなくなってると思うけど」  
意地悪そうな口調でそう呟くロコンの瞳には、  
悪タイプの2体が思わずたじろんでしまうほどの迫力が込められていた。  
 
「ちょんちょん…っと」  
「わっ!な、何するんだ!やめろっ!やめろって!」  
「こら、動くなよ」  
既に首元を押さえつけられ、完全に屈服した状態になっていたゾロアの身体が、  
ぐるんと反転させられ、4本の足が全て上空へと向けられてしまう。  
4足歩行の宿命で、こうなるともう全く抵抗のしようがない。  
股の間に入り込んだロコンが、短めに生えた紫がかった灰色の毛皮を前足でかき分けると、  
ぼってりと小さく膨らんでいた陰嚢の上方に、これまた小さくすぼんだツボミが顔を出した。  
 
「ははっ!かっわいぃ〜!」  
「こいつ、生意気なくせに超ちっちゃいじゃん!」  
「ううっ…」  
ロコンとポチエナに口々にからかわれると、  
ゾロアは顔を真っ赤にしてふいっと顔をそむけ、悔しそうに牙を震わせていた。  
 
「ねえ、こいつタマゴは作れるのかな?」  
「えー、オチンチンこんなんだし、やっぱり『未発見』なんじゃない?」  
「でもほら、袋はけっこうしっかりしてるしさ、できるかもよ?」  
「さ、触るなよ!」  
ロコンの柔らかな前足が、ふにっ、ふにっと踏むようにして大事なツボミを刺激する。  
初めてそこを触られるゾロアは、羞恥で全身の毛が逆立つのを感じた。  
「あ、硬くなってきた」  
「え、ホント?じゃあさ、イかせてみて液が出たらタマゴできるんじゃない?」  
「ポチエナ、頭いいねぇ」  
「っ!!ふ、ふざけるな!」  
このままでは陵辱される。  
戦慄がゾロアの背筋を凍らせるが、柔らかな刺激を受けるオチンチンだけは元気に熱を帯び始めている。  
真正面からポチエナにすごい形相で睨みつけられ、動きまで遅くされてしまっては  
ゾロアに抵抗する術など残ってはいなかった…。  
 
「キミ、ちっちゃくって足だと刺激しにくいから、特別に舌でしてあげるね」  
「や、やめ…んっ!ああっ!」  
少し立ち上がりかけていた小さなツボミが、ちゅぷっと音を立ててロコンの口腔へと吸い込まれる。  
そのままちゅぶっ…くむっ…とまるで赤ちゃんがおっぱいを吸うような音が数秒響き、  
最後に一際大きくちゅうっと音を立てて舌先から開放されたそこは、  
まだまだ小さいながらも、さっきとは見違えるほどに元気になって、  
僅かに先端の粘膜を外気に晒しながら、ピコンと真上を向いて立ち上がっていた。  
「さすがロコン。すぐ勃起しちゃったね」  
「こいつが敏感なだけだよ」  
「うう…、もうやめてよぉ…」  
オチンチンが勃起している恥ずかしい姿を、抵抗することもできずにじろじろと観察され、  
生意気だったゾロアの態度が徐々に崩れ去っていく。  
ついにその目尻には小さな雫が形成されていた。  
 
「やめてよぉ…だって。笑っちゃうよね」  
「気持ちイイくせに。もしかして初めてなの?」  
相手が泣き出しそうになっているというのに、完全に興奮してしまった2体の好奇心は収まる様子を見せない。  
抵抗が薄くなったのをいいことに、交互にオチンチンをピンピンと弾いてみたり、  
小さな袋をころころと転がしてみたり、やりたい放題だ。  
ほんの少し顔を見せているだけだった先端のピンクの突起も、  
弄ばれ、摘まれ、弾かれ…、ついには幼茎の半分近くまで剥きあげられてしまった。  
 
「もう、許してよぉ。オシッコ出ちゃいそうだよ…」  
べそをかきながら、しかし頬はピンク色に上気させながら、  
すっかり艶っぽい表情になったゾロアがロコンとポチエナに懇願する。  
「しょうがないなぁ。じゃ、最後ね」  
ロコンのその言葉を聞いて、やっと許してもらえる…とちょっとだけ緩んだゾロアの顔が、  
オチンチンに寄せられる2体の口先が寄せられるのを見て、ひくっと引きつる。  
「ひぃっ、あっ!ふぁぁっ!ああん、あっ…!」  
ロコンの熱い舌先と、ポチエナのざらっと鋭い刺激をもたらす舌先が、左右から同時に襲いかかる。  
オチンチンを触られるのも初めてのゾロアに、この刺激はあまりに強すぎた。  
「ああっ!!ふあああっぁん!出ちゃうっ!オシッコ出ちゃうよぉ!」  
排尿感に似た感覚と、痛みすら覚えるほどの強烈な快感。  
ゾロアの後ろ足がピンと突っ張って痙攣する。  
そして、初めての絶頂を迎えたオチンチンの先端からは、  
壊れた水鉄砲のように、白濁液がか細くぴゅるっ…と飛び出して、ゾロアのお腹へと着地したのだった。  
 
「あ、出たねぇ。ちょっとだけど」  
「じゃ、タマゴおっけーってことで」  
「じゃあ、今日のとこはこのへんで許してあげよっか。ゾロアまたねー」  
「また遊ぼうねー」  
勝手なことを言って去っていくロコンとポチエナを悔しそうに見送りながら、  
ゾロアは屈辱に身を震わせていた。  
 

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