最後のジムのあるルネティーを目指して旅を続けるサトシ達。  
その途中でリゾート都市として名高いカリン島に寄る事になった。  
 
「ルネ行きの船が出るのは明日の午後6時頃だ」  
タケシはガイドブック片手にサトシやハルカ、マサトに今後の予定を話す。  
 
「俺は今のうちに買出しに行って来るよ」  
「じゃあ私はショッピングに行くわ!なんか久しぶりだし♪」  
「お姉ちゃん無駄遣いはダメだよ。僕も一緒に付いていくからね」  
「俺は先にポケモンセンターに行ってポケモン達を診てもらうよ」  
「じゃあ集合時間になったポケモンセンターに集合」  
タケシの合図をかわきりに、各自その場を離れていった。  
 
「次のルネジムもバッジゲットだぜ!その前にポケモン達の体調を見ておかないとな  
水のジムらしいから。ピカチュウとジュプトルと後一体・・は何にしようかな~」  
 
ルネジムに向けてメンバーの選考を考えながら  
サトシはカリン島のポケモンセンターに行く途中、  
いきなり声を掛けられた。  
 
「久しぶりサトシ!!」  
「えっ?・・・・・・フルーラ?!」  
 
初めて出会った時と同じサンラグラスに帽子と言う出で立ちでフルーラは  
サングラスを外してサトシに歩み寄る。  
 
「もう~忘れちゃったのかと思ったわよ。でもまた会えて嬉しいわ」  
「ああっ俺もだよ。でもどうしてこの島に?」  
フルーラはオレンジ諸島のアーシア島に居たはずと思いサトシは疑問を投げかける  
 
「うん。お姉ちゃんが福引でリゾート招待券を貰ったの。  
それでカリン島に旅行に来たわけ。サトシはどうしてこの島に?」  
「俺は今ホウエンリーグに挑戦するためにバッジを集めているんだ」  
 
サトシはホウエン地方での旅を簡潔にフルーラに説明する。  
「ふ~ん~そうなんだ~頑張ってねサトシ♪それとオレンジリーグ優勝おめでとう!」  
「ありがとうフルーラ」  
「再会と優勝を祝って私からプレゼントあげる。はい。ちゅ♪」  
 
フルーラはそのままサトシに抱きつき。両手をサトシの首に回してサトシと口付けを交す  
 
「!!!」  
 
それから一分程度の長い時間、口付け交したフルーラは照れ笑いをした後  
サトシの首に回した両手を振りほどいて後ろを向く。  
 
「えへへ、驚いた?私のファーストキス・・・ビックリした?」  
「・・・・・・」  
サトシはフルーラの突然の口付けに完全に固まってしまった。  
 
「どうしたのサトシ?」  
サトシの反応が戻ってこないので再びサトシの方に振り向いて顔を覗き込む  
フルーラであったが・・・サトシの反応は未だに戻ってこない。  
 
「(う~ん~もしかしてちょっとやり過ぎたかな。サトシってこう言うのに疎いし  
でもこれで私がサトシとの関係を一歩リードって感じよね、大成功♪)」  
 
フルーラがそんな事を考えているうちにサトシはようやく正気に戻るが  
先ほどの口付けを思い出し、急に顔を赤らめて下を俯いてしまう。  
 
「・・ぅん・・・・」  
 
サトシの反応が戻り、サトシが赤面している事を確認したフルーラは  
そんなサトシにちょっと悪戯してみたくなってしまった。  
 
「(サトシって色恋沙汰に疎いと思ってたけど、やっぱりね  
キスした後の反応を見る限りキスも初めてかな。  
お互いファーストキス同士なら嬉しいんだけど聞いてみようかな)」  
 
実はサトシのキスは初めてでは無い。アルマトーレの別れの際に  
ラティアス?カノン?と口付けを交しているのだから。  
でもその事はフルーラが知る余地も無い。  
 
サトシ自身あの時のキスは一瞬の出来事でありキスの時間が短かったので  
放心する事は無かったが。今回はフルーラとの長いキスの為。  
キスと言う行為を認識してしまい完全に固まってしまったのである。  
 
そんなサトシの現状を伏し目にフルーラはサトシに悪戯を実行する。  
 
「サトシ顔が赤いよ?熱があるの?私が測ってあげる」  
フルーラはサトシが赤面している事をいいことに自らのおでこを当てて  
熱を測るフリしてサトシとの顔を近づける。  
 
「・あっ・・ぃや、何でもない!!ほんと何でもないから!!」  
再びフルーラに顔を近づけられ、サトシはより一層顔が赤面してしまう。  
 
そんなサトシの初心な反応を楽しみがならフルーラはサトシの瞳を覗き込む  
形でサトシに寄りかかる。  
 
「本当に大丈夫サトシ?じゃあどうして急に顔が赤くなったのか  
詳しく私に教えてくれない」  
 
「それは・・・・」  
 
フルーラとキスしたからなんて・・・・・  
本人の前で言葉に出す事自体が恥ずかしくて口ごもってしまうサトシ  
 
「ふ~ん~・・・ねぇ~またキスして欲しい?」  
「?!・・ぃゃ・・それは・・ちょっと!フルっ・・・」  
 
フルーラは俯いたサトシの顔を両手で挟んでそのままお互いの唇を合わせる  
「?!$#&!!」  
 
フルーラはさらに自らの舌をサトシの口内へと進入してサトシの舌と  
絡み合うようにペチャペチャと音を立てながら。三分近くディープキスを行う  
お互いの口元から顎に掛けて唇から溢れ出た唾液が滴り  
太陽の日差しが零れ落ちる唾液をキラキラと光らせる  
 
二人の煽情的な光景が静かな午後の公園に流れていく・・・  
 
この煽情的な光景を目撃した人々は口々に言う。  
 
「お母さん~アレなに~」  
「まったく近頃の子供は・・・早いんだから。少しは場所を考えなさい」  
公園の中を小さな子供を連れて散歩していた若奥様は呆れ気味に  
 
「いや~ん~凄いね。あの子達」  
「俺達も負けてられないな」  
ベンチに座って居たアベックは違う意味で対抗心を燃やし  
 
「いい天気じゃな~」  
お爺さんが日光浴していたり・・・日常的な風景がそこにあった。  
 
そしてサトシとフルーラのディープキスを注意深く見る二つの影が・・  
 
「うわぁ~サトシとあの女の人!キスしているよお姉ちゃん。しかも二回も」  
「・・・・・サトシ」  
 
マサトとハルカは買い物を終えてこの公園のベンチで休んでいた。  
そしてフルーラとサトシの姿を確認したハルカとマサトは  
サトシに近づいていく途中でサトシ達のキスを目撃したのである。  
 
「お姉ちゃん。あの女の人サトシの恋人かな」  
 
マサトは幼いなりにもキスは恋人や夫婦が行う物だと考えていた。  
特に自分が尊敬する父親と母親のラブラブ振りは見ていて恥ずかしい  
と思っていたからだ。  
 
「・・・・・・」  
「?おっ・・・お姉ちゃん。どうしたの?」  
何もしゃべらないハルカにマサトは本能的に嫌な予感がしていた。  
 
「なに!マサト!」  
明らかにハルカの機嫌がすこぶる悪い。こめかみがピクピクしている  
 
「お姉ちゃん・・怖いよ~」  
 
ハルカとマサトがサトシとフルーラのディープキスを  
覗き見ている事など当の本人たちは露知らずキスにのめり込んでいた。  
 
先ほど公園に居た若奥様もアベックも老人も居なくなり  
人通りも途絶えている事を確認したフルーラは  
さらに積極的に舌を絡めてキスをエスカレートさせていく。  
 
「っはぁ・・・・ぃぃ」  
「(・・・フルーラの舌・・気持ちいいなぁ・・もっと味わいたい・・)」  
 
サトシの方も意識朦朧としながら、フルーラに誘われるまま舌を動かし  
溢れ出た唾液も気にすることなく  
フルーラの舌より与えられる官能に徐々に溺れ始めていた。  
 
「(っ・・んぅ・もう少し大胆な行動に出たら・・・  
サトシどんな反応するんだろ・・・楽しみだな~)  
 
フルーラはサトシの顔を挟んでいた両手を離して、サトシの脇の下に  
左右の手を差し込んで背中を抱きかかえる形で自分の体を押し付ける。  
フルーラの体温と一緒にふっくらと膨らみ掛けた胸の感触をサトシの体に伝える  
 
「・っんっ・・・ぁぁ」  
サトシもフルーラの背中を反射的に抱きしめながらキスを続ける。  
 
「(サトシの心臓の鼓動が聞こえてくる。早いな~緊張しているかな  
もうちょっとで終わるから、それまで頑張ってね♪)」  
 
その頃覗き見しているマサト達は・・・周りに人が居ないとはいえ  
二人の大胆さに顔を赤くしながら興奮して見ていた。  
 
「(凄い大胆だな・・サトシとあの女の人・・)」  
「(・・・・・・・・・・っく!)」  
 
そしてハルカは違う意味で  
興奮しているようだが・・・マサトは気にしないようにする。  
長年の付き合いから考えると、とばっちりを受けるからだ。  
 
「サ~ト~シ(怒)」  
「うわぁ~今度は抱きついてキスしているよ~お姉ちゃん~  
それにサトシも抱き返しているし。パパとママがよくしている光景だね  
キスする時間も長いし、お姉ちゃん」  
 
マサトの「パパとママみたい」その言葉が引き金?になり  
ハルカは内なる嫉妬の炎に火が付いた。  
 
その頃さる某所において嫉妬のコスモを感じ取った覆面変態男  
通称・嫉妬マスクがニュータイプ張りに何かを感じ取っていた。   
 
「誰かが俺を呼んでいる・・・嫉妬の炎が俺を呼んでいる!!」  
 
誰も呼んでないので話を戻そう・・・  
 
どうやらサトシ達のキスは終盤を迎えようとしていた。  
 
「・・ぅん・・っ・・」  
「・・んぅ・ぅんん?」  
フルーラは舌を巧みに使ってサトシの口内にある唾液を自分の口に流し込んでいくが  
飲みきれなかった唾液が唇からポタポタと漏れてお互いの胸元を汚してく。  
 
「っぅんんん・・」  
「・・・ぁ・・舌が・・」  
フルーラはサトシと絡めていたを舌を振りほどき、ゆっくりと舌をサトシの口内から  
抜いていく。その過程でサトシとフルーラの口元には唾液で作られた橋が一瞬現われた  
が直ぐに崩れ落ちてしまう。その光景を恍惚にサトシはボゥーと見ていた。  
 
「(素敵よ・・サトシ。でも私はもっと貴方を知りたいの)」  
 
そしてフルーラはサトシとディープキスを終えて口に残った。自分とサトシのミックス  
された唾液を舌で味わった後。目を瞑りながらサトシに聞こえるように  
ゆっくりゴクゴクと喉を鳴らして飲み込んでいく。  
 
「ぷっぱぁ~・・・ご馳走様サトシ」  
「・・・あ・・っ終わった・・」  
 
フルーラによって与えられた、官能的な時間が終わりを告げた事によって  
急に力が抜けたのか、サトシはその場に腰を抜かして後ろに倒れこんでしまった。  
 
「だっ大丈夫?!サトシ」  
急に後ろに倒れたサトシを心配してフルーラも公園の芝生に座り声を掛ける  
 
「・・・ダイジョウブダヨ・・・フルーラ」  
「本当に?・・大丈夫・・」  
サトシは脱力して力が抜けた体を元に戻す為、  
体を伸ばし呼吸を整えようとするが上手くいかない。  
 
「フルーラ・・モウスコシ・・ツヅケタカッタ」  
「くす、いいわよ♪でも続きは今日の夜になったらね。  
キスよりもっといい事しましょ。お互いが一生忘れられない夜にしてあ~げ~る」  
「フルーラ・・・・」  
 
 
「あっ・・・サトシとあの女の人とキス終わったみたいだねお姉ちゃん」  
固唾を持って二人を眺めていたマサトも二人がキスを終えたことに  
自分も力が抜ける感じがした。  
 
「ふう~・・・凄かったね、お姉ちゃ・・・・・?」  
そしてマサトはある事に気が付いた。  
先ほどまで機嫌が悪かったハルカの存在に・・なにやら怒気を発していた  
あのハルカがどうなったのかと・・・・  
 
マサトがちょっと怯えながら後ろを振り向く。そこには本来するはず姉が居ず?  
覆面に短パン姿以外着衣の無い嫉妬マスクが居た。  
しかも短パンは何やら突起な様な物でテントを張っているのだ・・・  
 
「お~の~れ~!!!まだ青少年にも関わらず天下の公道でこのような  
悪逆非道な振る舞い!全国のモテナイ男が許しても!俺は許さん!!」  
 
鼻息をふぅーふぅーしながら嫉妬マスクは何やらぶつくさ言っている  
 
マサトは迷わず携帯電話から百当番して警察に助けを求める。  
 
「ツーツーツー・・はいこちら○○○○警察署です」  
「あの変質者が・・・・公園に居る僕の知り合いに、襲いかかろうと  
しているんです助けてください。住所は○○○○公園です」  
「分かりました!直ぐに近くの巡回のパトカーに伝えます!  
落ち着いてその場を離れてください」  
 
オペレーターはマサトから詳しい情報を聞き、全国指名手配犯の嫉妬マスクである  
事を状況から判断して上司に伝える。  
 
マサトの通報から程なくしてパトカー十数台が公園の中を突っ切って来た。  
パトカーの中からぞろぞろ武装警官が数十人現れる。  
突如の武装警官乱入に嫉妬マスクは驚きを隠せない  
 
「なっ・・・なんだ!お前たちは・・なんなんだ!!」  
 
嫉妬マスクが警官隊に言い放ったその時!!!!  
突如爆発音の後に白煙が辺りを包む。  
そして謎のBGM・・がカセットから流れて来た・・・  
 
「なんだかんだと聞かれた」  
「答えないのが普通だか・・特別に教えて」  
「萌え(燃え)上がれ?・・俺の嫉妬のコスモよ。嫉妬流星拳!!」  
嫉妬によって発生した嫉妬小宇宙のパワーの前に、場違いな登場をしたヤマトと  
コサブロウ(コサンジ)はお空の方へ飛んでいった。  
 
「「やな気持ち~」」  
 
警官隊は今の出来事を何も見なかったことにする。  
警官B「俺は何も見てない!」  
警官C「・・・今何かあったか?」  
警部A「こら!お前たちに無駄話は後にしろ!今は変質者の逮捕が先だ」  
 
そして警官Aが勇敢にも近づきたくない人種、変態(嫉妬マスク)に言い放つ  
「お前だな!!通報のあった奴は。この変態め!貴様ここで何をしていた!!」  
 
「なんだ?俺は何もしていないぞ!!それよりモテナイ男諸君よ!俺の話を聞いてくれ  
いまさっき!健全なはずの青少年が少女と不純性行為をおこ・・・」  
 
「確保ーーーーーー」  
警部Aの掛け声と共に全員鬼の形相で嫉妬マスクに突撃を掛ける  
 
警官Aは言う  
「俺はモテナイ男じゃないーーー。つい最近まで彼女が居たんだーーーー」  
と警棒を強く握り締めて突撃の先陣を切り。  
 
ある者は「俺は三年前まで結婚していたんだーーーーーお前と一緒にするなーーー」  
と奇声を上げて何処から持ってきたのか不明だが金属バットを両手で握り  
 
そして警部は拳銃のトリガーを指を掛けて嫉妬マスクに照準を合わせる  
「仕事一筋で何が悪い!!俺はモテタイなんて思った事無いゾーーー」  
と血の涙を流しながら銃を乱射する。  
 
「うぉーーーなんだ?」  
マトリクス並の回避運動で銃弾を避けた嫉妬マスクであったが・・・  
なにやら自分と同質の気を感じて、本能的に危険を察知してその場から逃げ出す  
そしてその後を執拗に追跡するパトカー群が・・何気に最初より増えている  
 
パトーカーも変態も去り、公園にまた静寂が戻る。マサトはあらためて。  
ハルカを探してみると彼女はサトシとフルーラの目の前に居た。  
 
「サトシ!!・・・・その女の人誰よ!!!!!!」  
「・・・?ぇ・・ハルカ?!どしてここに・・・」  
いきなりのハルカの登場にサトシとフルーラは一瞬驚くが  
フルーラは気を取り直して値踏みするようにハルカを見る。  
 
「ふ~ん~貴方がハルカさん。」  
「何よ~・・アンタ誰よー!」  
フルーラはハルカを挑発するような目でサトシに寄りかかり  
見せ付けるようにサトシの胸元に顔を埋める  
 
「私はフルーラ。サトシの恋人よ」  
「なっ!・・サトシどう言うこと!!!!」  
ハルカが激しくサトシに言い寄るが・・・  
サトシ本人は・・・何がなんだか・・・自体をあまり理解していなかった。  
 
「ぁあ~ん。・・サトシ・・この子に教えてあげなさいよ私たちが今していた事を」  
甘い声を出し淫らな笑みでサトシを見上げるフルーラ。  
そんなフルーラの顔にそして先ほどのキスの件も有り  
サトシの股間は悲しい男の(佐賀)?・・・反応を示す  
 
「うふふ・・これ何かかな・・」  
そのサトシの股間の反応を素早く見つけたフルーラは  
サトシの股間に左手を持っていき、軽く手の腹で回すように撫でる  
 
「うわっ・・・ちょっ・・・とフルーラ?!」  
 

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