「ふぁあ…ぁんっ」  
 
太陽から全く離れた、暗がりの路地裏。  
人間が通ることも無ければ他のポケモンも稀にしか姿を表さない。  
 
女の子としての気持ちと体を持ったジュペッタはこの場所を居所にしている。  
 
そして今は憧れの相手だとか、恋心だとかそういう感情をひっくるめて  
どうしようもない自分を自身の手で秘部や胸を弄っている最中だ。  
 
グチュグチュと愛液が指に絡めばジュペッタはその音に敏感に反応しては自然に甘い声を漏らした。  
 
「はぁ…あぁんっ…いい…っ」  
 
指は自然と、「もっと、もっと」と云う様に秘部の奥を絡めて突いた。  
片方の手は乳房を揉みながら。  
 
いつの間にか知ってしまった、この気持ちよさ。  
物心ついた頃から彼女はひとりでずっとこの路地裏にいた。  
寂しい、とか辛いとかと感じるまでもなく月日は過ぎた。  
 
彼女はいつの間にか性に目覚めるのが早くなったのだ。今では自分の一番感じやすいところまでをも見つけだした。  
但し、その彼女の乱れた姿を共にしたポケモンは未だにいないが。  
 
 
「んん…ぁっあー…」  
 
ヌプヌプと指を動かし、彼女はそろそろ限界を迎えた。  
 
フィニッシュになれば足にキュッと力を入れて思いっきり震え上がるのがいつものこと。  
 
「ぁあん…イく…イっちゃう…!」  
 
そして荒い息を吐きながら絶頂を迎えた。  
 
いつもの、こと。  
独りなのは、いつものこと。  
 
 
絶頂を迎えたのと同時に、彼女はどこか虚しい気持ちでいっぱいだった。  
太陽が今どの位置にあるのかなんて、知りたくもない。  
 
他のポケモン達は幸せそうにお日さまの下で愛し合ってる。彼らの精一杯の力と愛情で。  
 
彼女はそれを隅っこから微笑ましく覗いては自分自身が寂しくなっていた。  
私を此処に置いて姿を消したトレーナー。  
 
別に恨んでない。何とも思ってない。  
ただ、自分がもしこの路地裏から出ても、他のポケモンの様に愛されるだろうか?  
 
「多分…無理よね。」  
 
一言呟いた瞬間に  
「なに暗い顔してるんだよ。」  
 
と、彼女の憧れである  
ゴーストが路地裏から  
すうっ、と入り込んできた。  
 
ジュペッタは先程自分がしていた行為と、憧れの存在が今、自分の側にいてくれているという2つの事実に、頭がぐるぐると混乱しては顔が熱くなっていくのが自分でもわかった。  
 
「おいおい大丈夫か?熱でもあるんじゃねえの?」  
 
「だ…大丈夫。」  
 
闇だろうが夜だろうが関係なく、彼はいつでも自分自身を持っている人。  
同じゴーストタイプであるジュペッタにとって彼は憧れだった。  
この場所から彼が時々通りかかるのを、時として期待していたのだ。  
 
だけど自分が先程していたことに恥を感じて、素直にゴーストをみることが出来ない…、  
ジュペッタはただ下を向いてるだけだった  
 
 
一方、ゴーストはどうだろうか?  
 
彼だって普段は気丈に振る舞ってはいたが、  
この場所にいるジュペッタのことを以前から意識していたのだ。  
 
勇気がなくてなかなか話し掛けられず、通り過ぎることしか出来なかったが…  
 
その上、ゴーストは先程のジュペッタの行為を  
一部始終バレないように見ていたのだった。  
 
それはそれはもう興奮に駆られながら。  
 
にもかかわらず何も知らないフリが出来るのは、彼らしいともいえるだろうか。  
 
(はぁ…どうしよう、何か変な感覚だぜ…)  
 
 
もどかしくキョロキョロしあう二人に、  
美しく妖しく光る月が見えた。  
 
 
沈黙が続いた。  
その沈黙を破ったのはゴーストだった。  
 
「…、お前は、好きな奴とかいるのか?」  
 
あぁあああ言ってしまった。馬鹿だな俺。何急に変な話持ち出したんだよ。  
ジュペッタは大人しい奴なのに困らせるだろうが…  
それに俺だって傷つきたくないし…  
 
「…いる、よ」  
彼女の甘いソプラノが響いた。俺は複雑だった。  
「でも、私が好きになっちゃ、申し訳ないと思う。」  
 
 
その言葉に俺は唖然とした。  
おいおい、いくらなんでも健気すぎるぞお前。  
 
お前可愛いんだぜ?メチャクチャ可愛い。マジで。  
 
…と、そんなことは口にも出せないが。  
 
「だからずっと此処に居てる。此処にいるだけでいいのよ。ましてや針で突きまくった腕とか体を、お外にさらけ出すわけにもいかないからね。」  
 
その言葉で彼女は優しく、寂しく笑ったまま口を閉じた。  
 
 
 
「そんな、哀しい目するなよ。お前のこと好きな奴いると思うぜ。たとえ明るさいっぱいの外の世界にいる奴じゃなくても。」  
 
 
だから、だから幸せになれよ。お前が側にいてほしいって思ってるのが俺じゃなくても。  
 
 
また沈黙が続いた。  
沈黙を破ったのは今度はジュペッタからだった。  
「…じゃあゴースト君…あたしのこと抱きたいって思ってくれたことなんてないよね?」  
 
その言葉に俺は思わず吹き出した。  
 
「…はぁあ?!何を急に…」  
 
「ゴースト君…もしほんの一瞬でも思ってくれたなら抱いて欲しいの…お願い…、一回でいいから!」  
 
「♂♀∞★▲△…!!」  
 
俺は興奮して思わずジュペッタをきつく抱きしめてしまった。  
 
 
…コイツ、大人しい割にこういう所は性急なんだな。  
 
まぁ、オナニーしてたぐらいだしたなぁ…  
 
考えながら出したゴーストの答えは無論、  
OKの二文字だった。  
 
 
ジュペッタは、今までにない幸福感と、それに繋がるかの様な緊張でいっぱいだった。  
 
わたしは、ひとりじゃない。  
好きな人に抱いてもらう。  
 
それと同時に、好きな人に幻滅されるんじゃないかという不安も彼女の中で生まれた。  
 
 
 
「…まあ、お前がこういう部分ではマセてることは知ってるさ」  
 
ジュペッタの乳房をふにふに、と揉みながら頂をくりくり弄りながらゴーストはニヤニヤと言った。  
 
「ふぁあ…んっ…どぉしてぇ?」  
 
「俺が出てくる前も、自分でヤらしいことしてただろ?」  
 
!!  
 
嘘ぉ…  
見られてたの?ひとりだと思ってたのに…  
 
乳房を揉まれる快感から一変、彼女はもう一つの羞恥に駆られて今にも泣き出しそうだった。  
 
 
その姿をゴーストは、半ば申し訳ないと思いつつ、愛おしく思いジュペッタの頭を撫でた。  
 
「ごめん、ごめん。でも俺もどうしたらいいかわかんなくてさ。その場でバレない様硬直してた訳さ」  
 
違う意味でも硬直してた…とは一言多いか。  
 
「ひぃぁ…ん意地悪ぅ…」それからゴーストの手はジュペッタの下腹部に到達した。  
 
 
グチュグチュ、とわざと音を立ててやる。  
彼女の顔を赤くする姿がみたい。  
俺しか知らない、彼女の姿。  
「ぁん…ゃん…っだめ」  
 
目が潤んでる状態でバチッと目が合った。  
 
(ヤバいな…俺も興奮しまくってどうにかなりそう)  
 
我慢我慢。  
それに彼女の反応を確かめるのが一番の幸せ。  
 
俺はまた意地悪をしてやった。股関に顔を埋めてまじまじとジュペッタの秘部を見てやる。  
 
「ジュペッタちゃんよぉ、自分で弄ってた時よりもここの部分がヒクヒクしてくれてるぜ?」  
 
気のせいかなぁ、とわざとらしく言いながらクリトリスに指を弄りまわし、「舌でなめる」を連発した。  
 
「ぁあ…っ!ゃぁ…んっんっんん…!!だめぇ…」  
 
ジュペッタの喘ぎに合わせて、ゴーストの舌はジュペッタの秘部から溢れてくる愛液を絡めては  
ジュペッタの奥へヌルヌルと突き合わせた。  
 
ジュペッタは今までに無い快感で今にも絶頂に達しそうだった。  
「ぁあぁ…っいぃのぉゴースト君っ…イッちゃいそぅ…」  
 
体が彼女を休ませない。ビックンビックンと震える。  
 
ゴーストはそれに合わせて、舌と指で交互に彼女の奥を弄った。  
 
「ぁんっ!あっぁっゴースト君イッちゃう!…イッちゃうのぉ…」  
 
キュッと体を締めて彼女は達した。  
 
ゴーストはジュペッタの潤んだ目と荒い息を確かめた。  
濡れまくった秘部に満足を覚えながら。  
 
 
「ねぇ…次はゴースト君も気持ちよくなって?」  
 
ゴーストは彼女の痴態を見て我慢の限界だった。  
 
「…、いいのか?俺が初めての相手になって」  
 
「なって欲しいの…お願い。」  
 
ゴーストは彼女の上にふたたび体を重ねた。  
 
「怖かったら、言ってくれよ。」  
「うん…大丈夫」  
 
なるべく自然に。  
彼女の傷だらけの腕や足をさすりながら俺のきわどい部分と彼女の秘部がこすれる様に足を開かせた。  
 
「ふぁ…」  
 
グチュ。  
あぁ…この音。  
彼女を壊す音だったらどうしよう。  
 
「入って…お願い」  
 
甘い、甘いソプラノが響いた。  
俺の中で何かが、壊れた。  
 
「んっ…くぅ…」  
「ジュペッタ…キツい。力抜いて?…動くよ?」  
 
「うん…」  
 
やっと繋がった。  
傷つきやすい彼女にまた傷ができたら、どうしよう。  
 
でも、俺だって…  
 
 
「ふぁあ…ぁっんん!!」  
「ジュペッタ…痛くないか?」  
「全然大丈夫…気持ちいいのぉ…もっと、激しくして…?」  
 
俺はもう理性が途切れそうだった。  
俺の液体と彼女の愛液がグチャグチャ交じる。  
俺は彼女の強張った体を何とかしようとクリトリスを弄りながら体を動かした。  
 
「はぁ…ぁっあっあ!!」  
「ん…ジュペッタっ!ジュペッタ!」  
 
 
「ゴースト君、もうっ…!」  
「ジュペッタ…好きだ」  
「私も…大好きぃ…」  
 
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「もうさ、この路上裏にいるのやめとけよ。」  
 
「…でも」  
「俺と、一緒にウロつこうぜ。昼間は人間どもとかにイタズラしたりして、さ」  
 
まあ、よかったらの話だけど。と笑うゴーストとこの場所をすり抜けたのは、彼女が初めて愛された時だった。  
 
月が、笑っていた。  
 

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