「部屋は此処で良いのかしら?」  
 
高飛車なグレイシアはふと、周りの奴らに聞いた。  
すると、この旅行を企画したであろうブースターは小さく頷いた。  
他の4人も…ってシャワーズは女子風呂の見学に行ってきます。と風呂へと行った。  
グレイシアは座椅子に座ると、適当に茶菓子を取り出しては食い始める。  
 
「温泉、入ろっか」  
「え”−…、俺は混浴がいいな」  
サンダースはブーイングをしたそうな表情で発言者のエーフィを見た。  
「べっ…別に構わないけど? あたしは何でも構わないわ」  
グレイシアはもふもふ食った菓子を机に置いては言った。  
ブラッキーはまだまだ子供なのかは知らないが、顔を赤らめる。  
そしてブースターの一言が会話に終止符を打つ。  
 
「別々に入ろう。 流石に性欲に忠実な奴がいると困るしね」  
 
ぶー…とサンダースは口を尖がらせる。  
グレイシアもため息を吐いては、座椅子に寝転がる。  
つまらないなぁ。 これじゃあ旅行に来た意味が無いじゃない…。  
憂鬱? グレイシアは不貞寝をし始める。  
 
「そういえば、リーフィアはさっきから喋らないよね」  
「どうしたの?」  
 
そういえば。 というのも可愛そうな扱いだがこんなものだ。  
読書が大好きでインドア派の女の子…それがこのリーフィア。  
あたしとは正反対だし、それに自分から放しかけようともしない。  
 
「おい、リーフィア。 お前はどうする?」  
「…私はいい」  
「そう。 じゃあ、サンダースとブラッキーはこっち来て」  
ブースターはそういうと、二匹を引き連れて(?)は行ってしまった。  
エーフィもどうしようか悩む中…。 とりあえず一人で行ってしまった。  
そして部屋の中は  
 
リーフィアとグレイシア。 たった二人きりとなる。  
 
「(どーすんのよ…あたしだって話したいけど)」  
 
リーフィアの無言には本当に関心したくなる。 別の意味で。  
流石にグレイシア自身も短気な性格からか、遂には……。  
「リーフィア」  
「はい?」  
「あんたは…、男には興味は無いの?」  
「無いです」  
ストレートな奴ぅ…グレイシアは少しだけ呆れ掛けた。  
そんな時。リーフィアから口を開いた。  
 
「あの…グレイシアの肉体関係をお持ちですか?」  
「はあっ!? あたし!?…ねぇよ!」  
「ふぅっ……つまんないです」  
「何がだ! 何処かつまんないんだよ!!」  
意外と変態だな。 と感じるのは最近この頃。  
グレイシアは顔をさらに赤らめながら、リーフィアの興味深々な顔が不思議だった。  
すると、グレイシアに近づき グレイシアの耳に触れるリーフィア。  
 
「ひゃぁっ…」  
「ひゃっこいですねー…もっと触って良いですか?」  
「だっ、駄目ぇっ! 駄目に決まっているでしょ!!」  
「今日は耳、日曜日ですー」  
それでも抵抗するグレイシア。 遂には座椅子から落ちそのまま寝る体勢に。  
其処から一気にマウントポジションに移るリーフィア。…なんというテクニック。  
 
「どっ、退きなさいよ」  
「嫌です。グレイシアの身体を弄繰り回すまでは…」  
「ふゃあっ!! 其処は…おっ…ぱい…」  
「何ですか? もうこんな乳首が…はむっ」  
勃起し始めた乳首を甘噛みしたり、舐めまわしたり 色々と弄っていた。  
グレイシアの瞳には涙が浮かぶ。 快感からか、それともマゾなのか。  
「下の方もあれですねー…濡れていますよー」  
「ひゃあぁん!!」  
「ほらほら、この部分。 女の子の一番敏感な部分ですよ?」  
「おっ…お豆ちゃんはぁっ!! らめぇぇっ!!!」  
 
どれだけサドなんだこのリーフィアっ!! 胸の中ではそう思う。  
しっかし、あたしもどれだけ無防備な状態でこんな事をやっているのだろうか。  
そんな事を混乱している頭で考えていたら、時間についていけない!  
と思っていたら、次は顔をあたしの股座へと近づける。  
すると、舐めたっ。  
 
「ひゃあぁぁっ!!!」  
腰が浮いた。  
あたしだって、こんな気持ち良い思いだなんて……。  
クリトリスを中心に、割れ目に沿って舌を嫌らしくぐにゃぐにゃと動かす。  
我慢出来ない。 流石に果ててしまいそうで怖かった。  
 
「まだ寝かせませんよ?」  
「ふぇっ…なんで?」  
「かっ…貝合わせですっ////」  
そうすると、二人の影はいっそう濃くなって……。  
 
「うぅっ、私の秘部も汁が凄いです」  
「あっ…あんたとあたしのを擦るの? それで?」  
ついつい経験が無いから、あたしは興味津々で聞いていた。  
さっきまで息はあがって来ていたが、大分落ち着いてきたようだ。  
そうしてお互いの股と股を擦り合わせた。  
 
「ひゃあぁっ!!」  
「あぁぁっ!!」  
 
秘部が擦れる音は部屋全体へと包み込んでいった。  
溢れんばかりの愛液が畳へと染み込んで行く。 いつまでこうしていられるんだろう。  
もう駄目。 グレイシアとリーフィアの荒い息が部屋では響く。  
そうした瞬間。  
 
「もうっ、駄目ぇ、駄目ですぅっ!!…みゃああぁぁっ!!!」  
「きゅああぁぁっ!!!」  
 
果てた。  
そして、あたしの股から吹き出る黄色い液体。  
 
「失禁ですか?」  
「ふぇっ…あたしったら」  
 
そんな事で赤面して、あたしとリーフィアは後始末を終えようとした。  
まだ愛液特有の匂いが部屋をまだ支配していた。  
これだけは隠せずにいて、そして尿のにおいも凄かった。  
雑巾で軽く拭いたその刹那ーー。  
 
「よおっ! 女子風呂はすごかったぜ。 俺の『とける』d…どうしたんだ、お前ら?」  
 
女子風呂から叩かれながらも帰還してきたシャワーズに二匹は見られた。  
あの行為…後処理をしていなくても分かるだろう。匂いで。  
 
その後、シャワーズが二匹を襲ったのは言うまでも無い。  
 

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