「は?何、あたしを買いたい?バーカ!ここはポケモンを売る淫売宿だよ。」  
 
タマムシのとあるビルの地下。  
黒いユニフォームを着た若い女が薄暗いカウンターに立っている。  
その後ろにはずらりと並んだケージ。  
どこから集めてきたやら、イーブイやロコン、アブソルにミミロップの、それもメスばかりがケージの中に閉じ込められている。  
中にはベイビィ期であるはずのリオルのメスまでが売り物として陳列されている。  
 
「ねぇちゃん、こいつらどっから集めてきたんだい?イーブイのメスガキなんざそう簡単に手に入んねえだろ?」  
「あら、簡単なもんさ。最近は一体一体の才能にやったらめったらこだわる奴が多くてねえ。  
 そいつらからいただけばちょちょいのちょいさ。  
 オスも引き取るけど、まあこの子の玩具とおやつになっちまうさ。ね、チハヤ、ユーリア。」  
と、女は傍らで欠伸をしたり毛繕いをしているペルシアンとヘルガーに干し肉をやった。  
その干し肉が何の肉なのか気になったが、男は聞かないことにした。  
 
「さて、ここに来たからには檻ン中の売女どもを一晩買うんだろうね?」  
「ああ。だがするのは俺じゃない。こいつだ。」  
男がクイックボールから出したのはオスのレントラーとブラッキー。  
「あらまぁ、中々ワルなポケモン持ってるじゃない。アンタまさか同業者?」  
「まあな。シンオウで色々と下っ端をしている。」  
男は、興味深げにこっちを見つめてくる女に対して気恥ずかしくなり、今回の用件を切り出す。  
 
「最近、手柄をあげてな。日頃の礼としてこのレントラーとブラッキーに思う存分憂さ晴らしさせてやりたいんだが。  
 あとは、まあ副業でな。ポケモンポルノのビデオも取りたいんだ。イーブイと…そうだな、イーブイ二匹にロコン三匹、ミミロップ一匹を一晩。」  
「高くつくよ?」  
男は黙って茶封筒をカウンターに置いた。女は中身を数え……  
「まいどあり。いいビデオが撮れたら買ってやるよ。」  
 
女は男の注文通り、イーブイ二匹、ロコン三匹、ミミロップ一匹をケージから出し、奥の部屋まで運ぶ。  
逃げようとする者が居ないでもないが首輪に繋がれている上に、  
今回はレントラーの威嚇に怯えてしまい、特に幼いイーブイは逃げるどころかへたりこんで失禁までしてしまった。  
 
「さ、この部屋使ってくれ。あんまり汚しすぎんなよ?」  
失禁したイーブイにはクリトリスをつねる罰を与え、  
廊下に放たれた尿の始末を済ませた女はそういたずらっぽく告げると、乱暴にドアを閉めて戻っていった。  
さあ、これから如何にしてレントラーとブラッキーを楽しませつつビデオを撮ろうか。  
夜は始まったばかり。できることはたくさんある……  
 

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