一体何が起こっているのだろう、とダイゴは思った。  
 目の前で起こっている出来事。目の前で笑う彼女。  
 全てが非現実すぎて、脳がこの状況を理解することを拒否する。  
「ねぇ、ダイゴさん」  
 甘い声で自分の愛しい少女と同じ姿をした悪魔が、自分を誘惑する。  
「早くやろうよ。ねぇ、セックスしましょう」  
 酷く艶めかしい声。濡れた唇に目を奪われる。  
 その晩、ダイゴは間違いなく、ハルカという名の小悪魔に魂を奪われたのであった。  
 
 そもそもの発端は、ハルカが自分の家に遊びに来たのが始まりだ。  
 夕方の涼しい風と共に、彼女は爽やかな笑顔を振りまいてやってきた。  
「やあ、いらっしゃい。遊びに来てくれてとても嬉しいよ。  
 まずは少し休んでいきなよ。丁度美味しいジュースを君のために買っておいたんだ」  
 そこまで会話をして、彼女を家に招き入れたのは覚えている。  
 それから、彼女のためにとっておいたとっておきの菓子を用意している間、彼女の  
ポケモンが騒ぎ出して…それから。  
 自分用に注いでおいた酒をジュースと勘違いしたハルカが、完全に酔っ払ってしまい、  
自分に抱きついてきたんだっけ。  
 とりあえずポケモン達をなだめてボールに入れたまでは良かったが、その時完全に油断してしまった。  
「ダイゴさん、だっこぉ」  
 そして情けないことに、そのままソファの上に押し倒されて、ハルカに馬乗りにされているんだ。  
 
「ねぇねぇダイゴさん、どうして今日はやらないの?」  
 とろん、と眠たそうな瞳でハルカは自分をじっと見つめている。  
 息が少し酒臭い。それはそうだろう、とダイゴは思った。あれはかなりアルコール度の高いものなんだから。  
「…やらないなら、私から先にやっちゃうんだから」  
 そういうと馬乗りになっているハルカが、ダイゴに静かに唇を重ねた。  
「んっ…」  
 ちゅ…くちゅっ…ぴちゃ…  
 ハルカが積極的にダイゴに舌を絡み合わせ、そして口内で激しく舐め合う。  
 こうしているだけで酔ってしまいそうな勢いだった。  
 つん、と先ほどから鼻につく甘い匂いは、酒だけではないのだろう。  
「えへ…ダイゴさんとのちゅう、いつも気持ちいいんだもん」  
 あどけない笑顔でにっこりとほほ笑むハルカの口元には、唾液が糸を引いて垂れている。淫靡な光景だった。  
 一瞬見とれていたダイゴだが、即座に正気に戻り、ハルカを押し戻そうと説得する。  
「は、るかちゃん…。やめなさい。こんなことしちゃいけない。  
 君は今酔っ払っているだけなんだよ。酔いが醒めたら後悔するから、こんなことやめなさい」  
「どうして?いつも、してること、なのに」  
「…どうしても。ほら、ベットに連れて行ってあげるから」  
「やだ。何だか体がとっても熱いの。ダイゴさんとエッチするときみたいに、くらくらするの。  
 だからダイゴさんに治してもらうのよ」  
 うふふ、と笑いながら、ハルカは洋服を抜き出す。  
 上着を上にたくし上げると、愛らしいピンクの下着が見えた。  
 しかし、それを  
「これ、邪魔」  
と言ってハルカは自ら強引にはぎ取ってしまう。  
 みるみる内にダイゴの目に見える肌色の面積が増えていく。  
 少女は熱い、熱い、と仕切りに言いながら、己の乳房を己の手で軽く持ち上げ、そしてその先端を口で咥えた。  
「ん…ふぅ…」  
 少女とは思えない巨乳が成せる技なのであろう、ハルカはそれを容易くやってのける。  
 どうしたんだ、今日の彼女は。こんなこと、こんないやらしいことを自分からする子ではなかったのに。  
「えへ…もう乳首勃っちゃった。私のほうは、もう準備出来てるよ。  
 ダイゴさんのここも、もうおっきくなってるんじゃない?」  
 ハルカはダイゴの下半身部へと手を伸ばす。  
「ちょっ…やめなさい、ハルカちゃん!」  
 流石にこれ以上させるわけにはいかないと、ダイゴはハルカの手を強く掴んだ。  
 それでもハルカは止まらない。  
「ほら、ダイゴさんのここ、もうこんなに大きくなってる…。  
 あのね、私をえっちな子にしたのは、ダイゴさんなんだよ…。  
 ダイゴさんが私にいっぱいえっちなことをしたから、私はこんないやらしい子になっちゃったの。  
 ね、ちゃんと責任とって」  
 
 ハルカの言葉に、ダイゴの動きが一瞬止まる。  
 ハルカがスパッツに手をかける。それを少女は下着ごと躊躇うことなく一気に下ろした。  
 自分の指で、秘所を弄る。  
 くちゅくちゅと淫らな蜜の音が静かな空間を支配した。   
 蜜は湧き出るように溢れだし、ハルカの太ももを濡らしていく。  
「あ、あんっ…気持ちいい…。ダイゴさん、気持ち良いよう。  
 これも、ダイゴさんが教えてくれたことだよ?ほら、私、もうこんなになっちゃった」  
「ハルカちゃん…」  
「もう、我慢できない…もう挿れるね…。」  
 ハルカはダイゴのペニスを取り出し、自分の秘所にあてがう。  
 そしてそのまま、躊躇うことなく一気に自分の膣内へと挿入させた。  
「きゃあああんっ!!!あ、あっついっ!ダイゴさんの、凄い、熱いよおっ!」  
「ハルカちゃんの膣内もっ…凄い、熱い…お酒の、せいだね…」  
 ハルカはダイゴの上で必死に腰を降り、自分の乳首を弄り、喘いでいた。  
「ああん、ああっ!ふぁ、気持ち良い、気持ち良いよぉっ…!  
 おかしく、なっちゃうっ…!」  
 それはまるで、自分の知っている少女ではなく、ハルカの形をした淫魔のように、妖艶で。  
 胸の鼓動が速くなる。下半身にますます血が集まっていくことなんて、とっくに理解していた。  
「ハルカちゃん、全く、君は…」  
 まるで妖婦のようだ、とダイゴは思った。  
 必死で肉棒を貪るハルカを、ダイゴは起き上がり、ハルカを抱えた。  
「…こうしたほうが、気持ち良いよ」  
 ハルカを抱きしめ、そして一度押し倒す。  
 ハルカの下半身だけを高く持ち上げる格好にして、ダイゴはハルカを見下ろした。  
「本当に君はいけない子だ、ハルカちゃん」  
ダイゴはもう躊躇うことなく己の肉棒をハルカの最深部へと突き立てる。  
「ひゃああんっ!!!熱いぃいいっ!」  
 少女はそれを歓喜の絶叫をあげて迎え入れる。  
 ぐちゅぐちゅと卑猥な音を立ててかき回し、欲望のままに、彼女に言われたとおり、本当に自分の  
したいように少女を犯し続けた。  
 この体系だと一番奥まで届くのだろう、奥を突くたびにハルカはびくびくと震えた。  
「ダイゴさん、もっとぉ、もっとおぉっ!  
 あ、ああぅうぅっ!ダイゴさんのおちんぽ大しゅきですうぅっ!  
 だからもっと、ズボズボってなるまで、掻きまわしてくださいっ!!!!」  
 涎を垂らしながら、卑猥な哀願をするハルカ。  
 それを見て、ダイゴはますます背徳の快感に酔っていく。  
 普段のセックスでは決して味わうことが出来ない、淫乱なハルカとの、獣のようなセックス。  
「うああっ!!!イっちゃう、イっちゃうぅぅっ!  
 おなかに、ダイゴさんの精液、全部ちょうだいっ!  
 出して、お腹に出してっ!ダイゴさんの全部、中に出して欲しいのぉっ!」  
「ハルカちゃん…本当に、いつから、そんな淫乱なことを言うようになったんだ…」  
 
 そう言いながらも、ぞくぞくとした快感がダイゴを支配する。  
「ほら、出してあげるから、全部飲み込むんだよっ…!  
 精液を全部子宮で受け止めてごらん…!!」  
「う、うああああーーーっ!!  
 ダイゴさん、ダイゴさん、大好きぃいいっ!!」  
 絶叫と共に、射精。  
 いつもよりも信じられない程の量の精液をダイゴは彼女の子宮に叩きつけた。  
「あん、いっぱい出てる…  
 でも、これだけじゃ、足りない…足りないの…。  
 もっともっと、ダイゴさんのお汁欲しい…。  
 私のことを、もっといやらしい子にしてほしいの…」  
 うっとりとした笑みを浮かべるハルカをダイゴは強く抱きしめた。  
 そして何度も、獣たちの性交は続くのだった。  
 
 結局、ハルカが正気を取り戻したのは、次の日の昼だった。  
「うう…頭ががんがんするわ…」  
 すっかりしょげた顔で、布団に寝込むハルカは、何がなんだか判らない様子だ。  
「わたし、昨日の夜お酒とジュースを間違えちゃったの?  
 …それで酔っ払っちゃったのね。ごめんなさい、迷惑かけて」  
 二日酔いの青白い顔で、ハルカは心底申し訳なさそうに謝ってくる。  
「気にしなくていいよ。  
 それよりも今はゆっくり寝て調子を戻すことを考えなさい」  
 ダイゴが頭を撫でると、ハルカが嬉しそうに頷く。それは紛れもなく、いつもの彼女だった。  
(良かった。本当にあれは、あの夜だけの幻で)  
 それが例え、眠っている彼女の本心だとしても、ダイゴは今の彼女が好きなのだ。  
 無邪気で優しい、可愛く愛しいハルカ。  
 そして昨晩彼女に言われたとおり、それを汚してしまった自分。償うことなんて、出来るはずもないのだけれども。  
(それでも、僕は君のことが本当に好きなんだ)  
 彼女の体を汚して、己の欲望のまま汚してしまった責任を、償えることが出来るならば自分は  
喜んで何でもするだろう。  
 何故なら、それが自分が出来る唯一の愛し方で、正当な方法だと思うからだ。  
 
了  
 

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