「おかしいなあ、どこ行っちゃったんだろ……」
とある森の中、コトネは自分の旅の仲間でもあるポケモンを探していた。
事の発端は数時間前、旅の休憩として手持ちのポケモンをボールから出してやり、皆思いのままに休息をとっていた。しばらくして気がつくと、6匹のうち2匹が姿を消していたのだ。
コトネは涙目になりながらも懸命に探した。だが見つかる気配すらなく、探しに入った森の中で途方にくれていた。
「うぅ、2匹とも……どこ行っちゃったのぉ……」
堪えていた涙が地面に落ちる。
それと同時に、コトネの後ろから草をかきわける音がした。
「……誰?」
「お、いたいた」
草むらから現れたのは、背の高い青年だった。
「あの……どちら様で?」
「ああ、俺、リツトっていうんだけど……
「あ、私はコトネっていいます」
「コトネちゃん……ね。で、こいつら、君の?」
コトネの問いに答えたリツトの後ろから、2匹のポケモンが現れた。
「……ああっ、オクタン! エテボース!」
それは、コトネが探していたポケモンだった。
「リツトさん、ありがとうございます!」
「いや、野性にしては様子がおかしかったからさ。勝手に保護しちゃったけど、お節介だったかな」
「い、いえ!私もちゃんと皆を見てなかったから……本当に、ありがとうございました。じゃ、2匹とも、帰るよ?」
リツトに一礼をし、2匹をボールに戻そうとする。が、
「……あれ?戻らない」
2匹は、ボールに戻る気配すらなく、本来のトレーナーではないリツトの横に立っていた。
「え……オクタン?エテボース?」
コトネが不思議に思っていると、リツトが俯いたまま肩を揺らしている。
「くっ……ぷ」
「……リツト、さん?」
さっきまでとは違う雰囲気のリツトを、コトネは不安な表情で見守る。
「ぷっ……は、ははははっ」
突然リツトが笑いだした。
森の静けさも加わったあまりの不気味さに、コトネは一歩距離を置いた。
「……なあ、コトネちゃん」
「は、はい」
「この2匹はいいポケモンだ。今よりももっと……いい使い方を教えてやるよ」
「いい、使い方……?」
「そう。……こうするんだ」
リツトが指をパチンと鳴らすと、エテボースの両の尾がコトネの両足を掴み、地面に倒した。
「きゃっ」
コトネを地面に倒すと、そのままリツトの元に引きずり込む。
「やっ、エテボース、何す――」
「無駄だよ」
コトネの声をリツトが遮る。
「今この2匹は、俺の催眠術で操られてる。君の声は聞こえないよ」
「『俺の催眠術』って……リツトさん、貴方一体……」
「ああ、俺はサイキッカーだよ。とびきり極端な、ね」
「極端……?」
「俺の催眠術は何故かポケモンにしか効かなくてね。……まあその話はおいといて、オクタン」
リツトが指を鳴らしオクタンを呼ぶと、オクタンは地面に寝かされたままのコトネに近寄り、上に覆いかぶさった。
「やっ、ぐにゃぐにゃで、気持ちわ」
「へえ。君は自分の手持ちに『気持ち悪い』と言えるんだ」
「――!?」
リツトの言葉に、コトネは出かかった言葉を飲み込んだ。
「そうそう。大人しくすれば、余計な傷はつかなくて済むんだからね」
そういうとリツトは再度指を鳴らし、オクタンに指示を出した。
指示を受けたオクタンは、コトネに覆いかぶさったまま、触手を器用に動かし、コトネを服の上から責めたてた。
「ん、あっ、やあっ」
前の触手は首と腕と胸を、後ろの触手は腿と股を責める。
「いっ、やっ、んあぁんっ」
「なかなかいい声だすね。……手持ちに責められて気持ちいい?」
「んあ、そ、んな、事っ、ん、ああああぁっ」
リツトの問いにも満足に答えられず、オクタンも責めを止める気配はない。
「あぁっ、や、んんっ」
責められるうちに短パンの吊り紐がずらされ、シャツも捲られ上半身があらわになったコトネは、自分の肌で直にオクタンの触手を感じていた。
「あっ、ひやってして、きゅうばんがっ、んああっ」
吸盤が吸い付いては離れを繰り返し、コトネの白い肌のあちこちに赤い円の模様がついていく。
「んぁっ、む、胸、乳首はだめぇぇっ」
吸盤が胸に吸い付くと、オクタンは胸をこねるように触手を動かし、時々吸盤の力を強くし、締める。
「んっ、ああぁぁぁ!」
「そろそろかな……エテボース、脚を開いてやれ。オクタンも降りていいぞ」
リツトが指示をすると、オクタンは責めを止めコトネの上から降り、エテボースは両足を掴んでいた尾に力を入れ、コトネを開脚状態にしていく。
「はぁ、はぁ……ふぇ?な、何を……」
「目の前にあられもない姿の女の子がいるのに……男が見てるだけだと思う?」
リツトの問いに、コトネは悪寒を感じた。
「さあ、始めようか」
「やっ、嫌っ」
「嫌と言われても、やめる気はないんだけどなぁ」
そういうとリツトは、エテボースの尾をくぐり、コトネの股に近づいてきた。
「嫌っ、嫌ぁー!!来ないでぇー!!」
必死で抵抗しようとするが、開脚されたままの体制では力が入るわけもなく、余計に体力を使うだけだった。
「あんまり暴れると怪我するんだけどな……と」
「んっ」
リツトは短パンの上からコトネの秘部に指をあて、つ、と軽くなぞる。
「んあっ」
「オクタンの責めが効いてたのかな。少し染みてきたね」
「……っ!!」
「まあ、たっぷり濡れてるほうが好都合だしね……よっと」
そういうとリツトは、オクタンが半脱ぎ状態にしていた吊り紐に手をかけ、短パンを脱がし、コトネの下着をあらわにした。
「いやぁっ」
「いい感じに濡れてるね……」
「や、い、言わないでぇっ」
コトネの抗議を無視し、リツトは下着をずらし、秘部に舌を這わせた。
「ん、ちゅ」
「んぁ、あぁ、あん……」
森の中にいやらしい水音が響く。
「ちゅ、んく、ぺろ」
「あ、ん、やぁ、やだぁ……」
「嫌がっても、どんどん濡れてくるよ」
「あ、ぁ……」
リツトは、あふれてくる蜜を舌で舐め、時に吸い、コトネを責め続けた。
「そろそろいいかな」
リツトはズボンを降ろし、固くなった自分のモノをさらけ出した。
「ひっ」
「大丈夫。これが終わったら解放してあげるから……ねっ」
そういうとリツトは、コトネに挿入を開始した。
「い、痛っ」
「はじめてなんだね……俺が貰っちゃうけど、構わないよ、ねっ」
「んっ、あっ、やっ、あぁっ」
「んっ、じゃあ、行く……よっ」
リツトは動かしていた腰に力を込め、コトネを一気に貫いた。
「ん、ああぁぁぁあ!!」
コトネの絶頂の声が、森に響いた。
「はぁ、はぁ……ん」
「ふう。中々、楽しめたよ」
ほぼ全裸で地面に横たわるコトネに、リツトは軽い口調で話す。
「わ、私の……ポケモン……」
「ああ、約束だからね。ちゃんと催眠は解いておくよ」
そういうと、リツトはコトネのバッグをあさり、モンスターボールを見つけると、2匹をボールに戻した。
「それじゃあね。――あ、そうそう」
「……?」
「催眠は解いたけど、『君の声で』また同じ事を出来るようにしておいたから。じゃあね」
そういうと、リツトはその場から姿を消した。
「わたしの、こえ、で……?」
数日後―
「今日はこの辺で休憩しよっか」
人気のない岩場。その影でコトネは2つのモンスターボールを取り出し、2匹を呼び出した。
「オクタン、エテボース」
2匹の名を呼ぶと、コトネは服をはだけ、
「私を……楽しませて、ね?」
そう、2匹に呟いた。