ライモンシティにあるミュージカルホール。
ここで今日もまた、ポケモン達によるミュージカルショーが行われていた。
「それでは、今日のミュージカルを終了しまーす」
ミュージカル終了の放送と共に、観客達はホールから出ていく。
そしてその後から、観客とは別の出口から一人の少女が出てきた。
「あっ、ホワイトだ!」
「え、マジ!?」
「おぉー、ホワイトさん!」
少女、ホワイトを待ち構えていたかのように、観客達がホワイトを取り囲む。
「いやあ、今日のドレスアップも素敵でした!」
「私もホワイトさんのドレスアップを参考にしてるんです!」
「ホワイトさん、是非このアクセサリーを!」
「わ、わかりましたから!落ち着いてぇー!!」
ホワイトの声も届いているのかわからないまま、彼女は人の波にのまれた。
ホワイトがこうなったきっかけはこうだ。
旅の途中にポケモンミュージカルを勧められたホワイトは、最初こそ興味はなかった。だが、プラズマ団やライバル達とのバトルも一段落し、気分転換にと参加してみたのが始まりだった。
運なのか隠された才能が開花したのか。ホワイトのドレスアップセンスが輝き、そのステージで人気トップになってしまったのだ。それからもホワイトは、ミュージカルにちょくちょく参加していき、仕舞いには全ステージでトップを飾るという目覚ましい活躍を見せた。
そんなわけで、今やホワイトは、ポケモンミュージカル会でアイドル的存在となってしまったのだ。
「……チッ」
そんなホワイトを遠目に見ながら、舌打ちをする男が一人。
「くそ、元々ホワイトは俺とだけ仲良くしてたのに……!」
彼はダンサーのハルオ。ホワイトのトレーナー仲間である。
まあ、『俺とだけ』というのは、彼の勝手な思い込みだが。
「くそっ!どうにかなんねえかな……」
「その話……」
「聞いてやってもいいが?」
イラつきながら街中を歩いていると、ハルオは後ろから声をかけられた。
振り向くと、そこには妙な衣装をまとった二人組の男がいた。
「何だあんたら?どっかで見たような格好だが……」
「聞いて驚け、我らは」
「プラズマ団だ」
「ぷ、プラズマ団!?」
二人の言葉にハルオは驚き、一歩距離を置く。
が、二人は特に何をする気配もなく、穏やかに話し、
「まあ待て。そんなに身構えるな」
「なんせ(元)が付くからなぁ……」
片方が呟くと、二人は揃って、はぁ、とため息をついた。
ハルオはそんな二人を見ながら、
「……で、そのプラズマ団(元)が何のようだよ」
「「(元)を付けるな!!」」
二人同時に怒鳴ると、片方が咳ばらいをし、
「まあ、それはそれとして、だ。お前……あのホワイトというトレーナーに、一矢報いたくないか?」
「は?お前ら、ホワイトに何かする気かよ。だったら―」
ハルオが腰のモンスターボールに手をかけると、もう一人のほうが慌てて、
「待て待て待て。俺達は何もしない。するのは……お前だ」
「……どういう事だよ」
次の日、ハルオはいつものように観覧車の前にいた。
「あいつら……マジでやる気かよ」
ハルオは、プラズマ団の二人から聞いた作戦を振り返っていた。
「お前はいつも通り、ホワイトと観覧車に乗ればいい」
「そうしたら、俺達は頃合いを見て、観覧車を止める」
「止めて……その後どうするんだよ」
ハルオの問いに、片方は怪しげに笑い、
「襲ってしまえ」
「ちょ―」
「お前のモノにしたいんだろ?」
「ま、まあ……」
「なら、やってしまえ」
「そうだ。そうすれば、我らはホワイトに一矢報いた事になり、お前はホワイトをモノにできる」
「一石二鳥だな」
「ああ、一石二鳥だ」
ハルオの意見を無視したまま二人は言葉を続け、最後に、
「まあ、お前次第だがな」
と言い残し、二人はハルオの前から去っていった。
「俺が……ホワイトを……」
「何呟いてんの?」
「うおわぁ!?」
気がつくと、すぐ横にホワイトが立っていた。
「ちょ、そんなに驚かないでよー」
「あ、ああ、わりぃ」
「? へんなの。それよりさ、今日もバトルする?」
「ん、ああ」
ハルオは、気を取り直し、ボールを構え
「それじゃ、行くぜ」
バトルを開始した。
「……で、結局乗っちまったわけだ」
バトルはホワイトの圧勝に終わった。その後うなだれていると、
「乗らないの?観覧車」
と、いつもはハルオから誘うのだが、今日はホワイトが先に言い出したのだ。
(……なーにやってんだか、俺)
はあ、とため息をつくと、景色を見ていたホワイトがこちらに振り返り、
「……今日はどうしたの?いつものノリじゃないし、様子、変だよ?」
「んー、まあ、ちょっと、な」
言葉を濁すハルオに、ホワイトは不思議に思いながらも景色に目を戻した。
(やっぱ可愛いんだよな……)
景色を眺めはしゃぐホワイトを、ハルオは頬杖をつきながら眺め、思う。
(こんな娘を独占出来たら、やっぱいいよなぁ……)
ハルオの中に、徐々に邪な考えが沸き上がってきた。その時、ガタン、と大きな音が響いた。
「きゃっ」
「おっ」
ゴンドラが揺れ、中の二人は軽く揺さぶられる。
少しすると放送が鳴り、
『機械トラブルのため、しばらく停止します。お客様には―』
「機械トラブル〜?」
「珍しいな」
不機嫌な声で話すホワイトに対し、ハルオは落ち着いていた。
犯人を知っているからだ。
(ホントにやりやがった……)
ハルオはゴンドラの周りを見る。
「ちょうど頂上か……」
「え?うわ、本当……」
ハルオの呟きにホワイトも周りを見回し嫌そうな顔をする。
「やだなぁ……早く動かないかな」
(頂上……周りからは見えないのか)
そう心の中で確認すると、ハルオは対面に座るホワイトに近づき、
「ホワイト」
「え?な―んんっ」
無理矢理、唇を塞いだ。
「んーっ、んーっ!」
「んっ、ちゅ、ん」
「んんっ、ぷ、はぁ……」
「……はぁ、はぁ、んっ」
ハルオは唇を離し、息を整えると、再度ホワイトにキスをした。
「んっ、んぁふっ」
ハルオの舌がホワイトの小さな口内をなめ回す。
「ん……ちゅ、ふぁ」
再び唇を離すと、ホワイトから小さい息が漏れた。
「い、いきなり何するのよぉ……」
初めてなのに、と呟くホワイトに、ハルオは息を荒くしながら、
「わりぃな……さっさと終わらしたいんだ」
シートに座ったままのホワイトの膝を脚でまたぎ、完全にホワイトに覆いかぶさる格好になる。
「ホワイト……お前は俺のモノになるんだ」
「え……? きゃっ」
ハルオはそういうと、シャツを一気に捲くり、ホワイトの白い肌とひかえめな胸があらわになる。
「嫌っ、やめて……んっ」
「ん」
ホワイトが抗議する中、ハルオはホワイトの肌に顔を近づけ舌を這わせる。
「あ……や、んんっ」
「ちゅ、ん、ふ、ぺろ」
ハルオの舌はブラを押しのけ、小ぶりな胸を責め、そこから先端に向かい、舐める。
「んぁぁっ!!」
「ん……む」
ハルオは、ホワイトの喘ぎを聞きながら胸をしゃぶり、あらかた堪能すると、今度はその口を下へ向かわせ、腹、臍と責めを続ける。
「んぁ、やっ、あっ、ん、うぁぁんっ」
「はぁ、はぁ、……こっちも、脱がすぞ」
責めを止めたハルオは、ホットパンツに手をかけた。
「なんだよ……染みてきてんじゃねぇか」
ホットパンツのボタンが外されあらわになった下着には、わずかに染みがついていた。
「いや、いやぁ、見ないでぇ……」
「見ないわけにはいかないだろ……入れるんだから」
そういうとハルオはズボンを下ろし、固くなった自分のモノをさらけ出す。
「ひっ」
「入れるぞ」
ハルオはホワイトの下着をずらし、僅かにしか濡れていない秘部にモノを挿した。
「うっ、ん、あああっ!!」
「く、ふっ、ぬっ」
まだ未成熟なホワイトの中を、ハルオのモノが奥へと進んでいく。
「やっ、い、痛っ、痛いよぉっ」
「ふっ、く、すぐに、慣れるさ……行くぞっ」
ハルオはホワイトをしっかりと押さえ付けると、腰に力を入れ、動きを激しくする。
「や、あっ、んっ、はっ、痛、痛ぁぁっ!!」
奥まで一気に貫かれ、ホワイトは悲鳴をあげる。
そんな事はお構いなしに、ハルオは動きをさらに激しくする。
「ふ、んっ、くっ、ホワイト……中に!」
「え、あ、やっ、中は、中は嫌ぁぁぁ!!」
抗議を無視し、ハルオは中にぶちまけた。
85 名前:GO観覧車 投稿日:2010/09/28(火) 22:22:10 ID:/ucS+VvV
「はあ、はあ……」
「うっ、うぅ……」
あれからゴンドラも動き出し、ハルオは慌ててホワイトの乱れた服を元通りに直し、行為の跡も確認した。
「ホワイト……これでお前は俺のものだ」
「……何、言ってるのよ」
ホワイトが尋ねると、ハルオはポケットから機械を一つ取り出した。
「……それは?」
「ボイスレコーダー」
そういうと、ハルオはレコーダーのスイッチを押した。
「…………!?」
聞こえてきたのは、先程の二人の行為の様子。
「これが流れたら、ファンの皆はどういう反応するだろうな?」
「や、やめて……やめてよ……」
震え出すホワイトに、ハルオは、
「なら、さ。これから毎日、俺の所に来いよな」
「毎日……?」
ホワイトの問いに、ハルオは、ああ、と返し、
「また、この観覧車で……俺と楽しもうぜ」
「あ、あ…………」
ホワイトはただ、頷くしかなかった。