誰もが知ってるイッシュ地方の新チャンピオンと四天王のカトレアにはみんなには内緒の秘め事がある。  
 
「お姉ちゃん待った?」  
 
このやや女顔で世の女性がちょっかいを出したくなる子供らしさを持つ少年の名はトウヤ。カノコタウン出身のトレーナーである。そしてイッシュ地方のチャンピオンでもある。  
 
「遅い。ポケモンには優しいのに私には優しくないのね」  
 
トウヤにお姉ちゃんと呼ばれた眠たそうな顔をした少女こそ四天王の一人、カトレアである。  
 
「ごめんお姉ちゃん、急に雨が降っちゃって遅くなっちゃった」  
 
上目使いで申し訳なさそうに謝る。昔からの癖である。  
 
「別に怒ってない。それよりも」  
 
真っ直ぐにトウヤを見つめるカトレア。  
 
「な、なあに、お姉ちゃん?なんかついてるかな?」  
 
カトレアに見つめられこそばゆくなり照れ隠しに頬を掻く。  
 
「びしょ濡れ。寒くない?」  
 
急な雨に雨具の用意をしていなかったためトウヤの衣服はずぶ濡れである。  
 
「あはは・・・実はちょっと寒いなって」  
 
雨と濡れた服で体は冷えきっていた。そこへカトレアが、  
 
「着ている物全部脱いでこっちにいらっしゃい。暖めてあげる」  
 
服を脱いで自身の腰掛けているベッドへ来るよう促す。トウヤは姉の言葉に従順に従う。濡れた上着とシャツを纏めて脱いだ。華奢な体と白い肌にカトレアは見惚れていた。  
 
「・・・」  
 
やや躊躇したもののズボンと下着を脱ぐ。けっして体つきがいいとは言えない華奢な体だが下半身に生えたナニは形、硬度共に最高級品である。  
 
トウヤは前を隠しつつカトレアの隣りに寄る。カトレアもトウヤの着替えている間に全てをさらけ出していた。  
 
カトレアの生まれたての姿を見たトウヤは、いつ見ても綺麗だと思った。姉の美しい裸体に引き込まれていた弟を姉が引き戻す。  
 
「いらっしゃい、トウヤ」  
 
「お姉ちゃん・・・」  
 
四天王の間に置かれた大きなベッドで今日も男女の営みが行われる。イッシュ地方のチャンピオンと四天王の姉弟の情事であり愛の確認である。  
 
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「はぁ、はぁ・・・」  
 
「あン、一杯出したのね・・・妊娠したかも」  
 
想定外であった姉の言葉に血の気が失せたトウヤなのであった。  
 

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