とある夜、ポケモン同士の交尾が盛んになる季節のこと。  
シンオウ地方生まれのドクロッグは  
周囲の生暖かい気配を感じてイラついていた。  
そこかしこの草叢の陰でツガイの交わる気配がハッキリと感じられる。  
だがこのドクロッグには相手がいない。  
気配に誘われて、こんなにも生殖本能が強く熱く滾っているというのに。  
…面白くない。  
彼は顎の下の毒袋を、欲求不満の意をこめて独特の音で鳴らす。  
シンオウでならば、この音を聴いて雌の同種が多少なりとも  
反応して出てくるはずだ。が、ここは遠く離れたイッシュ地方。  
ドクロッグと生態系が大きく異なるポケモンたちは  
彼の求愛行動に微かな反応すら示さなかった。  
アテもなくうろつくドクロッグの前を、  
不意に一陣の全身を刃で覆ったポケモンの影が駆けぬけた。  
足を止めた彼の前を横切り、草叢を走ってゆくのはコマタナの一群だった。  
シンオウでは見かけない珍しいポケモンに興味を覚え、後を追ってみると  
そこには十数匹のコマタナと、彼らに囲まれたタブンネが一匹いた。  
タブンネの手元には抱えきれないほどのオレンの実。  
どうやらコマタナ達はタブンネが巣穴に持ち帰ろうとしていた  
オレンの実を横取りしようとしているらしい。  
 
コマタナ達が両腕の刃をシャリシャリと擦り鳴らして  
威嚇の仕草を見せれば、タブンネは怯えてオレンの実を投げ捨て逃げ出した。  
そのままこの場で実を食べるのだろう、とドクロッグは思ったのだが  
コマタナ達はそれぞれが持てる分のオレンの実を持つと  
またもや別の草叢を目指して走り始めた。  
コマタナ一族を初めて見たドクロッグは、彼らの行動に  
強い興味を感じて、このまま後を追い続けることに決めた。  
草叢を抜けて、少し小高い丘に太い木が一本立っていた。  
コマタナ達はオレンの実を木の前に置き、生茂った枝葉を見上げる。  
ドクロッグ自身は草叢に隠れたまま様子をうかがっていると、  
木の上からコマタナよりふた回り大きい影が降りてきた。  
とうじんポケモン、キリキザン。  
どうやらこのコマタナ達を指示して  
タブンネを襲わせたのはこのキリキザンらしい。  
コマタナの一匹が一番大きい実をキリキザンに差し出すと  
何故かキリキザンはそれを拒否し、コマタナ達にオレンの実の大部分を  
分け与え、自身は形が悪いものや小粒な実を食べ始めた。  
その様子を見て、ドクロッグも空腹を感じ始め、  
思わず大きく腹の音を鳴らしてしまった。  
キリキザンとコマタナ達が、一斉にドクロッグの隠れている方を見る。  
まずい、と彼が逃げようとする間もなく、一瞬で先ほどのタブンネと同じように  
コマタナ達に取り囲まれてしまった。  
 
ドクロッグを敵と認識したらしいキリキザンは鋭い金属音でコマタナ達に  
指示を与える。コマタナ達が両腕の刃を擦り鳴らし始めた。  
ドクロッグは逃げられないと悟ったが、タブンネのように怯えはしなかった。  
シンオウでトレーナーに捕らわれ、イッシュで逃がされるまでは  
ポケモンバトルやわざマシン、各種薬で鍛え上げられていた彼は  
野生のコマタナ達などモノの敵では無いとわかっていたからだ。  
むしろ欲求不満でイラだっていたドクロッグは、バトルの気配を感じて  
楽しげに、両手の毒針をゆっくりと構えて応戦の体勢をとった。  
再びキリキザンが金属音を放つ。それに応じてコマタナ達は  
一斉にドクロッグへと向かってきた。だがドクロッグは慌てずに、  
真っ直ぐにきりさくで突っ込んできた一体をふいうちで打ち落とし、  
横手からだましうちを仕掛けてきたのをおいうちで吹き飛ばす。  
続く数体の攻撃も難なく避け、勢いのままに  
コマタナ達が木や地面にぶつかる音が聴こえた。  
その時、背後から鋭い殺気を感じるとともに、  
ドクロッグの背中の皮膚が引き裂かれた。キリキザンのメタルクローだ。  
だが致命傷には程遠い。逆にドクロッグのリベンジを受け、  
はがねの身体が歪むほどの勢いでキリキザンは木に叩きつけられた。  
群れのリーダーであるキリキザンが瀕死になったのを見て  
コマタナ達はとたんに動揺しはじめた。  
ドクロッグが威嚇するように毒袋を鳴らすとコマタナ達はあとずさりする。  
フンと鼻を鳴らしてコマタナ達を睥睨し、  
ドクロッグは瀕死のキリキザンに近づいた。  
特に恨みは無いが、イラだっていた自分につっかかってきた報いは受けてもらう。  
そう思ってドクロッグはキリキザンの刃の生えていない  
股間の辺りを力一杯踏みつけた。  
 
苦痛の呻きをあげてキリキザンが仰け反るのもかまわずに、  
ドクロッグはぎりぎりと力を込めて股間を踏みにじる。  
と、ドクロッグは気がついた。雄にしてはその感触が足裏に伝わってこない。  
どうやらこのキリキザンは雌らしい。  
そして傍にはツガイらしき雄もいない…。  
少しの間忘れていた生殖本能が、再びドクロッグの中で  
押さえきれないほどに膨れ上がった。  
無雑作に腰を持ち上げ、抵抗を軽くいなしながら股間をまさぐる。  
刃とはがねの皮膚の奥隙間に薄い筋がある。  
強引に拡げて見ると小さな植物の芽のような陰核と生殖器を見つけた。  
本能的な危険を感じたらしいキリキザンの抵抗が激しくなったが  
力任せに押さえつけて、ドクロッグは右手の毒針を柔らかい部位へ  
ごく浅く突き刺した。はがねタイプといえど最も敏感な部位への刺激に  
キリキザンは悲鳴をあげて仰け反り、ドクロッグの腕から  
逃れようともがいたが、瀕死状態の身体では思うように力も入らず  
難なく押さえつけられてしまった。  
少しの間の後、キリキザンの身体から完全に力が抜け落ち、  
仮面のようなはがねの表情には微かな艶が見え始めた。  
先ほどの毒針は催淫性のものだったのだ。  
抵抗できないのをいい事に、ドクロッグは雌の弱点、陰核を指で乱暴に擦りあげる。  
愛など無い、ただ生殖器に挿入しやすくする為だけの行為だったが  
毒に犯されたキリキザンの身体は激しく反応し、  
悲鳴は段々と喘ぎ声に、生殖器はとろとろと潤み始めた。  
 
そんな雌の様子を見てドクロッグは頃合い良しと膨らみきった  
自身の性器を挿入しようとしたが、何時の間にか自分たちの周りに  
退いていたはずのコマタナ達が集まっているのに気がついた。  
どうやら自分たちのリーダーが、雄にいいようにされている様子に  
興味を持ったらしく、じっと二体を見つめている。  
なんだコイツら、とドクロッグは思ったが、ふとサディスティックな  
アイディアを思いつき、動けないキリキザンを仰向けにひっくり返して  
両脚を大きく広げ、周りのコマタナ達に良く見えるように自身の性器を  
キリキザンの生殖器にずぶずぶと沈めていった。  
コマタナ達に見られていることに気がついたキリキザンは  
思うように動かない身体で懸命に、散るようにコマタナ達に指示するが  
初めて見るであろう生殖行為に興味しんしんなコマタナ達は  
雄に無理やり身体をひらかれて興奮している雌の生殖器が  
従順に男性器を受け入れていくのを見つめるのを止めなかった。  
手下の前で犯されるという屈辱に、絶望すら覚えたキリキザンであったが  
悲しいことに毒の効果か、ドクロッグが動き始めると  
辱めさえも快楽に変わってゆき、最初の抵抗も段々に  
ドクロッグの腰使いに合わせた動きに変わっていった。  
 
結合部から溢れた液体が地面にぽたぽたと滴り落ち、  
ドクロッグが一際強く腰を使い始めた後。  
キリキザンの身体が大きく痙攣し、絶頂に達したことを示した。  
痙攣が挿入している膣にも伝わったのか、ドクロッグも続けて達し、  
キリキザンの内部に精液を注ぎ込む。  
ぐったりと横たわるキリキザンを後ろ眼に、満足したドクロッグは  
一跳躍でキリキザン達から離れ、草叢を掻き分け去ってしまった。  
後に残されたのは犯され力尽きたキリキザンとその様を全部見ていたコマタナ達。  
ふと、コマタナのうち一匹がキリキザンに歩み寄る。  
その股間には、興奮した男性器が屹立していた…。  
 
次の季節、突如飛び出してきた野生のコマタナを  
クイックボールで捕まえたトレーナーが見て不思議そうに呟いた。  
「…なんで野性のコマタナがふいうち、おいうち、リベンジ遺伝してんだ?  
まっ、遺伝の手間がはぶけるから助かるけど…」  
 

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