ここはヒワダタウン。ヤドンがたくさんいる町として有名だ。だが、今はヤドンが見当たらない…  
そんな町に、何も知らずに訪れる女の子が一人。名前はコトネ。新人トレーナーである。  
「洞窟長かったねえ…もう私ヘトヘトだよ…」  
コトネは後ろからついてくるチコリータに声をかけながら歩いていたが、たどり着いた町の雰囲気が悪いことに気付いた。  
「あ、あの…どうかしたんですか?」  
元気がない住民の一人に声をかけると、答えはすぐに返ってきた。  
「町にたくさんいたヤドンが急にいなくなったんだよ。詳しくはあの家に住むガンテツさんに聞いてくれ」  
その指で示されたガンテツの家を見ると、この町に長く住んでいるとすぐ分かった。それほど重厚な家であった。  
「す…すいませーん」  
恐る恐るガンテツの家の扉を叩いてみると、すぐに入口が開いて迫力のある老人が出てきた。  
「誰や?」  
その迫力にやや畏縮してしまうが、この人がガンテツに違いないと思い、なんとか返事をする。  
「あ、あの…私、旅をしている、コトネという者ですが…」  
自己紹介から質問まで、無礼の無いよう慎重に話し終えると、ガンテツは少し考えるそぶりを見せてから事情を話し出した。  
「まあ怪しくはなさそうやな…ええか、この町をこんなにしたのはロケット団や」  
「ロケット団…!?」  
コトネは衝撃を受けた。ほとんど聞いたことしかないような名前が出てきたのだから当然た。  
コトネは一般人と同じく、ロケット団に対しては「悪い人」「昔潰されたはず」くらいの知識しかない。少し怖くなり汗が出てくる。  
「とにかく、今からそいつらを懲らしめにヤドンの井戸に行ってくる」  
「ええ!?危ないですよ!」  
コトネは制止するが、ガンテツはそれを無視して井戸に向かってしまった。  
戸惑うコトネに追い撃ちをかけるように、後ろからは幼い少女の不安げな声が聞こえてきた。  
「おじいちゃん、出かけちゃったの…?おじいちゃんがいないと怖いよぉ…」  
今にも泣き出しそうな少女を見て、コトネは慌てて声をかける。  
「だ、大丈夫だよ!今おじいちゃんを連れてきてあげるから!」  
「ホント!?」  
「だからここで待ってて、ね?」  
「うん!」  
元気に返事をした少女に見送られて、コトネはガンテツを連れ戻しに井戸へ向かった。  
 
「ここが…ヤドンの井戸…」  
「イテテ…クソッ…」  
「ガンテツさん!?」  
井戸に着いていきなり下からガンテツの声が聞こえたので急いで下りると、  
そこには座り込んで腰を押さえているガンテツがいた。  
「大丈夫ですか?」  
「あぁ…落っこちて腰打っただけや…ここまで来たら絶対奴らをとっちめてやるわ…」  
「そんな状態じゃますます危険ですよ!帰りましょう!」  
「駄目や!町のモンが困っとるんや!じっとなんてしてられ…っつつ…」  
「無理しないで下さい!」  
「お前ら!そこで何してる!」  
「!?」  
一人のロケット団員が二人の声を聞いてやってきた。ロケット団を初めて見るコトネは明らかに怯えている。  
「お前らこそこのヤドンの井戸から出ていかんか!さもないと…グッ…」  
打ち所が悪かったらしい。ガンテツは立ち上がることができずにいる。  
「さもないと…なんだって?」  
ガンテツが動けないことが分かると余裕の表情で言い返すロケット団員。  
「クソォ…コトネ、こうなったら代わりに戦ってくれ」  
「…え……」  
「ほう、お前が相手か。ズバット、相手をしてやれ」  
コトネは一気に青ざめる。実は、ヒワダに着いてからポケセンに寄っていないのだ。  
こういう事態になると予測できず、聞き込みを優先してしまったコトネの致命的なミスである。  
「あ、あの…ここは話し合いを…」  
「ポケモンを出さないのか?なら…ズバット!あの娘に吸血!」  
「ひ…ポ、ポッポ!」  
戦わず説得を試みるも、ロケット団に聞く耳などあるはずがない。仕方なく疲れがあるポッポを出す。  
それから数分後…  
「チッ!こんなボロボロのポケモンにやられるとは…」  
辛うじてコトネが勝利した。しかし、状況はさらに悪くなる。  
「フン、俺一人倒したくらいでいい気になるなよ。すぐに仲間を呼んでくるからな!」  
「!待っ…」  
そうなっては回復にも戻れず連戦になってしまう。コトネは急いで阻止しようとするが、煙玉で逃げられてしまった。  
「逃げられた……ガ、ガンテツさん…もう立てますか?」  
「すまん…まだ当分立てそうにない…」  
そう、町に回復に戻れない理由はガンテツだ。動けないガンテツを置いて戻ったら捕まってしまう。  
「代わりに…あいつらを全員やっつけてくれ…」  
「む、無理ですよ!ポケモンも傷ついてるし…」  
「頼む…頼む…」  
「っ……分かりました…やれるだけやってみます…」  
必死の形相で頼まれては、さすがに断れず、恐怖と不安を胸に抱えたまま奥に進むことになった。  
 
あれからどれだけ進み、どれだけの数の団員と戦っただろうか。  
団員と出くわす度に説得を試みるが、誰一人として話を聞く者などいなかった。  
コトネは既にアイテムも使い切り、残る手持ちも瀕死寸前のチコリータのみ。さらにコトネ自身も精神的に限界が来ていた。  
今まで善良な人々としか会っていなかったコトネは、  
隙あらばコトネ本人をも狙ってくる団員達の戦術に大きなショックを受けていたのだ。  
「う…なんでこんな目に…もう嫌だよ、怖いよ、帰りたいよ…」  
とうとう泣き崩れてしまうコトネ。だが、助けなど来るはずがない。それどころか、泣き声を聞きまた団員がやってきた。  
「部下達がずいぶんとてこずっていた相手が、まさか少女とはねぇ…」  
このヤドンの井戸での計画のリーダー、幹部のランスである。  
ランスの声が聞こえると、コトネは危機を感じ咄嗟に振り向いた。  
(泣いてる場合じゃない…!)  
今までの団員達とは違うと反射的に感じたのだ。だが、これはコトネの勘が優れているというわけではない。  
トレーナー歴の浅いコトネにも一瞬でその違いを感じさせるランスが異常なのだ。  
「ずいぶんと暴れてくれたみたいですね…無事帰れるとは思わないことです」  
「あ、あの…私、本当は戦いたくないんです…ここで、ヤドン達をいじめるのをやめてほしいだけで…」  
余裕の表情を浮かべるランスに恐怖しながらも、なんとか説得を試みるコトネ。  
勝ち目も、逃げられる見込みもないので、もう他に手はないのだ。  
「なるほど…ここでの我々の活動の中止…その説得に来たんですね」  
「は、はい…」  
初めてロケット団相手にまともな会話ができ、聞き入れてもらえるかと期待を抱いたが…  
「我々を舐めないでいただきたい」  
「…!」  
そう答えたランスの目は、一瞬コトネから声を奪うのには十分な迫力だった  
「ロケット団を相手にそんな要求が通るとでも…?くだらない」  
「…あ…あぁ…」  
片手にボールを持ち、歩み寄ってくるランスを前に、コトネは体が竦み逃げることもできない。  
「我々の邪魔をした罪、軽くはありませんよ」  
そういい、ボールからズバットを出すランス。入口付近で倒したズバットとは格が違う。  
怯えきっているコトネを守ろうと、ボロボロの体にムチを打ち前に出るチコリータ。  
「あ、は、葉っぱ…」  
コトネは指示を送ろうとするが、それを待たずして葉っぱカッターを飛ばすチコリータ。  
「ふふ…ずいぶんとかわいらしい攻撃ですね。」  
特性の深緑で威力が増している攻撃を苦にもせずチコリータに接近し、一撃で止めを刺したズバット。  
「そ、そんな…いや…」  
急いでチコリータをボールに回収して逃げようとするも、ポケモンから逃げ切れるわけがない。  
「ズバット、超音波」  
「いやああぁ!!」  
超音波を至近距離で聞かされ、激しい頭痛に悲鳴をあげるコトネ。ランスはその様子を見て楽しんでいるようだった。  
 
「なかなかそそる悲鳴ですね…すぐに消すつもりでしたが、気が変わりました」  
「た、助けて!誰か…うぅ…」  
必死に逃げようとするコトネだが、超音波によって方向感覚を奪われ、あっさりランスに捕われてしまう。  
「私は女性の悲鳴や、嫌々出す喘ぎ声が大好きでしてね。このボイスレコーダーに録音したくなりました」  
「いや、離して下さい…やめて…」  
「では皆さん、そろそろ休憩にしましょう」  
そのランスの一声で、団員達がわらわらと集まってくる。皆、卑しい目でコトネを見ている。  
「な…何をする気ですか…?」  
「さっきはよくもやってくれたなぁ。大人の怖さ、そして男の恐ろしさを教えてやる」  
団員達に両手両足を掴まれ身動きが取れないコトネに、入り口で撃退した団員が近付いてくる。  
「ひっ…」  
先程一旦泣き止んだコトネだが、いざ何も出来なくなるとまた涙が零れる。  
「うぅ…私が何をしたっていうの…」  
「……」  
ニヤニヤしながら泣き声を録音するランス。その顔はまさに悪魔そのものである  
「ハァ…ハァ…」  
コトネに発情したロケット団員が服を裂く。  
「いやああああ!!」  
「うっひょおおお!!かわえ…ウッ!」  
歓喜の声をあげていた団員が突然倒れる。そこにはランスのズバットがいた。  
「汚い男の大声など録音させないで下さい」  
ゾッとして黙り込む団員達。だが、次の一言でその表情は再び下衆な笑みへと変わる。  
「大声を出さないなら、どうぞご自由に」  
「へっ…へへ……」  
「ひっ…ひくっ…」  
下着も剥かれて裸にされ、寒さと恐怖にガタガタと震えることしかできないコトネに、男達の手が伸びる。  
 
「つぅっ…ひゃっ…」  
乳首を舐められるとビクッとして甘い声を漏らすコトネに、よだれを垂らす団員達。  
「こ、こいつはかわいいな…」  
「やっ…やんっ…ぐすっ…」  
「おいおい、お前ロリコンかあ?楽しそうに股摩ってんな」  
「ひあっ…だめぇ…」  
「そういうお前もたいして発育してない胸ばっか触って自分のテント張ってるじゃねーか」  
「ひゃあんっ…あぁ…」  
よほど溜まっていたのか、団員達の荒々しい攻め方に嫌がりながらも少しずつ感じてくるコトネ。  
「おいおい、こいつ襲われて濡れてきたぜ」  
「ガキのくせにとんだ淫乱女だな」  
「い…いやぁ…そんな…はぁん…」  
泣き声と喘ぎ声が混ざるコトネの声と、団員達のヒソヒソ話が合わさり、絶妙なハーモニーを奏でる  
「よし、あなた達は下がりなさい」  
少し経つと、満足げな顔をしていたランスが周りに指示し、自分でコトネのところまでくる。  
「はぁっ…はぁっ…」  
涙目になりつつも、泣き声より喘ぎ声や荒い呼吸が目立つようになってきたコトネを見て、ランスが自分のモノを出す。  
「…!?」  
それを見たコトネは銃口でも向けられたように息を止めて顔を背ける。  
「さぁ、締めはやはり絶頂でしょう」  
「や…ゆ、許して…!ごめんなさい…帰らせてください…お願い…!」  
何も悪いことなどしていないのだが、恐怖も限界に達すると泣きながら敵に懇願するコトネ。  
「いい声だ…さあもっと絶望に染まった声を聞かせなさい」  
「ううぅ…う…」  
立ち上がる力もない中、這って逃げようとするコトネ。そんなコトネを見てほくそ笑みながらランスはその背中を蹴る。  
「きゃうっ!」  
「ふふ…やはり女性は抵抗してこそですね…」  
とうとう逃げることもやめ、ただただそこで泣くコトネを見て、ランスはついにその主砲をぶち込んだ。  
「あ…ああああぁ!痛ぁいいいいああああ!!」  
「ふふふ…さぁもっと泣きわめき、そして喘ぎなさい!」  
「いぃやああぁ!!もうやだああああ!!」  
激しく攻めるランスに、コトネは痛々しい悲鳴をあげ泣きながらもその身体は反応してしまう  
「ほら、身体は喜んでるようですよ!?」  
「ちがあああう!!うそおおお!!!」  
否定したい、認めたくない一心で大声を出すが、身体は確実に絶頂へと近付いていた。  
「さぁ、イって盛大に叫びなさい!」  
「っ…!?ぅ…ひぃやあああああああ!!!!」  
絶頂を迎え盛大に「しおふき」をすると、そのまま倒れ込み、ヒクヒクと震えながら気を失ったコトネ。  
「ランスさん、こいつはどうします?」  
「放っておきなさい。このまま逃がし、強くなってリベンジにきた時に返り討ちにして絶望を味わわせてこそ、レイプもより一層愉しくなるというものです」  
その邪悪極まりない言葉に戦慄しつつも、その指示に従う下っ端達。  
「さあ、引き上げましょうか、もはやここに長居は無用です」  
「あのジジイは」  
「ズバットで混乱させるだけですよ」  
そうして、ランス達はたやすくヒワダタウンを後にした…  
そして、数ヶ月後、ラジオ塔…  
「いやあぁ!アン!アァン!!」  
「さっきまでの威勢はどうしました!?ほらほら!」  
強くなったメガニウム達を全滅させられ、コトネが何度目かを数えるのもやめたレイプがそこで繰り広げられているのであった…  
 

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