ラグラージが歩いていると彼を怖がって小さなポケモンが逃げていく
ラグラージは溜息をついた。
寂しい・・・
今日も彼女に会いに行こう、また今日も癒されよう・・・
そう思ったラグラージは自分が住む沼から少し離れた所にある湖に着いた。
ここの湖は水がとても澄んでいるがあまり泥臭さが足りないのでラグラージにしてみれば水質が合わなくて暮らしにくい場所だ。
だが、この美しい湖に彼女はいる。
その理由があるから水質が合わなくてもわざわざ出向いたのだ。
近くに落ちていた小石を拾って湖に投げると水面の波紋が揺れ、そこに住むポケモンが水中から現れラグラージに気がつくと、泳いでこちらに近づいた。
「ミロカロス、また来ちゃった」
彼女はミロカロス、とても美しいポケモンでああ見えて実はラグラージの恋人だ。
このことを知っているポケモンはこの辺りにほんの少ししかいない。
「いいんですよ。私も会いに来てくれて嬉しいです」
ミロカロスはフフッと笑うとラグラージを水の中に招いた。
ラグラージは水の中に入るとミロカロスに近づき、首辺りに抱きつくとミロカロスも軽くラグラージに巻きついた。
「会いたかった」
「はい」
「ねぇ、しようよ……」
「え、もう・・・ですか?なんだか今日は積極的ですね・・・」
ラグラージが身体を撫でながら性行為をせがむとミロカロスは恥ずかしそうに困った表情を顔に出した。
いつもはお互いもっと謙虚のはずだが今日のラグラージはここに来る途中ポケモンに避けられたこともあって非常に人恋しくなり温もりを求めていたからだ。
そんなわけで会っていきなり行為をせがむのは彼らしくない。
理由を知らないミロカロスは驚いたが、愛する恋人の頼みなら何でもしようとするのが彼女なので「いいですよ」と受け入れてくれた。
「・・・ありがとう」
静かに礼を言うとラグラージはミロカロスを抱いて岸の近くの水草がたくさん生えている所まで泳いだ。
上半身が水面で下半身が水中になれるぐらいのちょうどいい大きさの岩の上で水草をクッションの代わりにして始めた。
「あっ・・・」
いきなりラグラージは太い指をミロカロスの膣の中に一本入れると中を広げながらまた一本ずつ増やしながら掻き混ぜる。
指には自分の粘膜を塗りつけていたのですんなり入れることができた。
「はぁ・・・ああ・・・ん・・・」
気持ち良さそうな表情を見るのは好きだがミロカロスだけ気持ちいい思いをしているのはズルイ。
そう感じたラグラージは予告もなしに一気に欲情を与えて立派に育った自分の逸物を中に入れた。
「ひゃああん!あ、ああっ!」
「う・・・ハァ、あつ・・・い」
いきなり来た大きな快感にミロカロスはビクンとさせながら声を上げた。
指だけでは伝わらなかったが水は冷たいのにミロカロスの中の奥はとても熱かった。
そのまま抜けないように彼女の長い胴体の自分と繋がっている部分の辺りをしっかり掴んで支えながら夢中になって腰を動かした。
「んああっ、そ・・・そこ、そこがいいっ・・・」
少し体制をずらしてみるととても感じる所に当たったようでラグラージは「ここ?」と水面を大きく揺らしながら一生懸命犯した。
一つになっていると好きなポケモンを一番側に感じられて気持ちよくなれる素晴らしい行為だと実感できる。
「くぅ・・・!」
絞り取られるかのようにギュウギュウと締め付けてくる気持ちよさに耐えられなくなり気が緩んで彼女の中に自分の熱い欲望を吐き出してしまった。
暫くご無沙汰でたくさん溜まっていたせいかいつもよりも量が多くて止められない、そして中に納まりきらなかった精子があふれ出して水を白く濁らせた。
自分から頼んだのに先にイってしまうとは男として情けない。
「ご、ごめ・・・」
「・・・いいんです」
慌てて引き抜いて謝ろうとするラグラージの口を尻尾で軽く押さえてミロカロスは熱っぽい目で優しく微笑んだ。
「いっぱい・・・いっぱい出しちゃってください・・・」
そんなことを言われると・・・・・・
「・・・・・・ミロカロスっ!!」
「きゃあっ!」
優しくされて歯止めの効かなくなったラグラージは乱暴にミロカロスの体を水から引き上げてもう一度、今度はさっきよりも勢いよく力強く差し込んだ。
もちろん突然のことでミロカロスは悲鳴を上げたがラグラージには聞こえなかった。
「あっ・・・や、やぁっ・・・はぁ・・・んんっ」
中の滑りが良くなっていて出し入れが楽になり、喘ぐミロカロスを上下に動かす。
出し入れするときに持ち上げた体を体重と腕の力でズンっと奥に当てる瞬間が気持ちよくて何回か目にまた精液を彼女の中に出してしまった。
こんなに出しても衰えず、まだ物足りなくて疲れ切ったミロカロスを背負い、今度は陸に上がり草原に置いて跨るともう一度中に挿入をした。
ラグラージも少し疲れたの今度はゆっくり、じっくりと押し込んでいく。
全部入れると腕も足もミロカロスの体にしっかりしがみ付いてゆっくり動かした。
「ら、ラグラージさん・・・っ」
「・・・・・・ん・・・」
「・・・もっと・・・・・・」
ミロカロスはラグラージに目線を合わせて物欲しそうな声で言いかけて目を伏せた。
言いたいことがわかったラグラージは足を立たせ焦らさないで疲れを吹き飛ばすかのように力強く、激しく逸物を動かす。
「ああんっ!もっと・・・もっと動いてぇ!」
手足がなくて何もできないミロカロスもせめて自分から体をくねらせてラグラージを欲しがる。
ラグラージも答えるように名前を呼びながらラストスパートをかけた。
「やぁっ・・・もう、わ、私、私・・・!」
限界に達しそうなミロカロスに合わせてラグラージも彼女の胴体をぎゅううっと抱きしめながら膣の中に大量の精子を流し込んだ。
逸物でしっかり蓋をしているのでミロカロスの中にいっぱいになっているだろう。
「ミロカロス・・・」
ラグラージは荒い息をしながらミロカロスの顔を覗き込むと力無く微笑んでくれる。
名残惜しげに逸物を抜くと精子がたくさん溢れ出てきた。
おわり