ここはトクサネシティのとある家。  
「…んっ。」  
リビングのソファーに座りキスをしている青年と少女。  
青年の名はダイゴ。この家の主だ。  
そしてダイゴから与えられた深いキスに応えている少女の名は、ハルカ。  
何度も角度を変えてどんどん深くなってゆくキスに  
ハルカはこの先のことを思って体を徐々に熱くさせていた。  
 
しかし二人の甘い雰囲気をぶち壊すように突然扉が開いた。  
「ダイゴさんこんちはー!ユウキ参上!…って何してんだよ!!」  
二人は反射的に体を離したのだが、キスしている所をばっちりユウキに見られた。  
それだけなら恥ずかしいくらいで済む。  
しかしハルカはダイゴとユウキ、二人と同時に付き合っている。  
 
つまり二股。  
 
ハルカの体からさっきまで上がりっぱなしだった熱が一気に冷めていく。  
ユウキは二人の前までくるとソファーの前にある低いテーブルを叩いた。  
バンッと大きな音が部屋に響く。  
「ハルカは俺の彼女です。勝手に連れ込まないでください。」  
「連れ込んでなんかないさ。僕の彼女だよ。」  
(やばいやばいやばい〜!!)  
「俺のだ!」  
「僕だ。」  
そのまま殴り合いにでもなりそうな雰囲気に慌てるハルカ。  
 
「ごめんなさい!私…二人と付き合ってるの。」  
「それって二股ってこと?」  
ユウキが問うとハルカはこくりと頷いた。  
「やっぱりね。」  
「え?」  
 
「薄々感づいてた。俺、ハルカが思ってる程鈍感じゃない。  
まさか相手がダイゴさんだとは思わなかったけどな。」  
「ユウキ…。」  
「ダイゴさんも気付いてました…よね?」  
「まぁ…。確信はなかったし、相手がユウキ君だとは思ってなかったけど。」  
「ごめんなさい!私どっちかなんて選べなくて…」  
ハルカの正直な気持ちだった。  
 
ユウキかダイゴ。  
どちらか一人にしなくちゃ、と思っていたがどちらも選べずにいた。  
その結果悪いと思いつつ二股をかけていた。  
「とにかく帰るぞ。」  
ユウキがハルカの手を掴んでソファーから立ち上がらせようとした。  
そしてそのユウキの手を、ハルカの隣に座っていたダイゴが掴んだ。  
「離して下さい。」  
「そっちこそ。」  
ユウキとダイゴの間に走るピリピリとした緊張感。  
部屋の中の暗くて嫌な雰囲気もあり我慢できなくなったハルカは  
大きな瞳からぽろぽろと涙を流し始めた。  
「ふぇっ…ごめんなさっ…。」  
「ハルカ…。」  
「ハルカちゃん…。」  
「わたしが…悪いの…だからっ…二人がケンカしないで…ふぇっ…。」  
 
ハルカが泣き出しピリピリとした緊張感が一気になくなった。  
「泣きたいのはこっちだっつーの。」  
「同感。」  
ユウキはしゃがんで目線を合わせハルカの涙を指で掬い取り、ダイゴは頭を撫でてやる。  
「泣くなよ。ハルカに泣かれるとどうしていいかわかんなくなる。」  
「僕もだ。」  
ユウキとダイゴはお互いを見て苦笑いした。  
 
実はこの二人、兄弟のように仲がいい。  
ポケモンのバトルや育成の話をしているうちに仲良くなったのだ。  
そのうちにポケモン以外の話もするようになり、恋愛話もしていた。  
最近の話題は『彼女が浮気しているかもしれないと思った時。』だった。  
 
「あ、そうだ。ハルカちゃんは僕たち二人のものってことにするのどう?  
お互い別れず、喧嘩もせず平和に解決できる。」  
「それいいですね。俺別にダイゴさんのことは嫌いじゃないし。賛成。」  
「え?え?」  
突然のダイゴの提案に着いていけず、ハルカの頭の中にははてなが飛びまくっている。  
 
「どっちか選べないなら今まで通り両方でいいってこと。」  
「いいの?」  
「うん。僕とユウキ君両手に花。それでハルカちゃんは僕たち二人のもの。」  
ちゅっとダイゴがハルカの右の頬にキスをする。  
左の頬には、ユウキのキス。  
「じゃそういう訳でさっきの続きしようか。」  
「えっ?…んっ。」  
 
ダイゴがハルカを抱き寄せキスをした。  
突然のキスに驚いていたハルカだったがすぐにそのキスに応える。  
おいてきぼりをくらったユウキをダイゴの手がおいで、と呼んだ。  
そのままハルカの後ろを指差す。  
(あぁ、そうゆうことね。)  
ユウキはダイゴとのキスに夢中になっているハルカの後ろ側に座り  
後ろからハルカの胸に触れた。  
「!!」  
ハルカの体がびくんっと反応する。  
その反応が可愛くてユウキはハルカの耳元で囁いた。  
 
「ハルカ可愛い。」  
「…んっ。」  
ダイゴに口を塞がれているせいでハルカの声は甘い吐息と混ざって意味をなさない。  
それでも服の上から胸の突起を探すように手を動かせばハルカは体で返事をする。  
「…はぁっ。」  
深いキスからハルカを開放したダイゴは、唾液で濡れたハルカの唇を親指で拭いた。  
ダイゴが肩を押すと、力が入っていなかったハルカの体はいとも簡単に後ろへと倒れた。  
 
「きゃっ。」  
「…っと。」  
後ろ側にいたユウキがハルカを受け止める。  
ソファーに座っていたためユウキがハルカをひざ枕しているような状態だ。  
ユウキは目が潤み頬が紅潮しているハルカを見下ろした。  
 
「こうゆうのもそそるな。」  
ユウキはにかっと笑ってハルカの上着のジッパーを下げた。  
そしてブラを上にずらし今度は直接胸に触れる。  
しかしユウキはやんわりと撫でるだけで乳首には触れてこない。  
ハルカはじれったくて、でも恥ずかしくてそれが言えずに  
ユウキの上着の袖をぎゅっと掴むだけだった。  
「ユ、ユウキ…。」  
「どこ触って欲しいのか言ってみろよ。じゃなきゃダメ。」  
 
ハルカはそんなこと言えない、といやいやをするだけだった。  
そして助けを求めるようにダイゴを見つめる。  
しかしダイゴはくすくすと笑うだけだった。  
「ちゃんと言わなきゃ。それとも自分で触る?」  
ダイゴはユウキの上着の袖を握るハルカの手を取るとゆっくりと指に舌を這わせた。  
「んんっ!」  
指の腹に軽く歯をたてればそれさえも今のハルカには刺激となる。  
ハルカは真っ赤になりながら消え入りそうな声で呟いた。  
「……ち…び。」  
「何?」  
「……ちくび…さわって…。」  
「よくできました。」  
 
待ち望んだ刺激にハルカは酔いしれる。  
擦ったり、摘まんだり、押したりユウキの指がハルカの胸の突起を弄ぶ。  
「あっ…あっ…あぁんっ…んっ……あ…」  
ユウキの手がハルカの胸から離れた。  
ユウキはハルカを起こして自分の方を向かせた。  
「ユウキ?」  
「ダイゴさん、上全部脱がしてやって。」  
「了解。」  
そうダイゴに言い、ユウキはハルカの胸に吸い付いた。  
 
「あんっ!」  
ユウキが胸に吸い付いていて、ダイゴは服を脱がせている。  
そんな状態にハルカの胸は高鳴った。  
「あっ……はぁっ…あんっ…」  
ユウキは胸の突起への刺激を強くする。  
甘噛みすると、もっと、とハルカの声がした。  
 
「もっと、何?」  
「んっ…」  
「ちゃんとおねだりしないと駄目だよ。ユウキ君いじわるなんだから。」  
「…あっ。」  
服を脱がし終えたダイゴはハルカの耳に舌を入れてきた。  
そして背中や脇腹に手を這わせる。  
「あっ…ユウキ…もっと…か、んで…」  
「こう?」  
「ぁあんっ!」  
ユウキは左の胸の突起を甘噛みしながら、右の胸を揉みしだく。  
「あんっあっ……いいっ……」  
「どっちが?」  
耳元でダイゴに囁かれ耳を甘噛みされる。  
「ど、どっちも…あっ…もう…だめっ…あぁ、あんっ!!」  
一際大きな喘ぎ声を出すとハルカはダイゴに寄り掛かりぐったりとしてしまった。  
 
「おーい、大丈夫か?」  
「……うん。」  
ハルカの目はまだ焦点が合ってないのか、とろ〜んとしている。  
「ハルカちゃんしっかりして。」  
「……んー。なんか、つかれた…ねむたい…。」  
「だってさ。」  
「しょうがない。今日はここまでにしようか。」  
「マジで?」  
 
ダイゴはハルカに上着を着せて抱き上げると寝室へと歩き出した。  
「ユウキ君、ドア開けてくれるかい?」  
「はいはい。」  
寝室へ入りダイゴはハルカをそっとベットに寝かせた。  
ユウキが布団をかけてやると既にハルカは寝息を立ててぐっすり寝ていた。  
しかし先程までの行為でユウキ自身はすっかり元気になってしまい未だに元気なままだ。  
 
「どうしようコレ…。」  
「若いね。」  
「落ち着きがなくてすみません…。」  
「ハルカちゃんぐっすりだし、僕がしてあげようか?」  
「遠慮します。」  
 
 

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