ある真夜中、一匹のコマタナが新しいボスのキリキザンの首を狙っている。
その日の昼間、前のボスだったキリキザンが不意に現われたこいつに打ち負かされ、群れを追い出された。
このコマタナは前のボスの妹だった。兄の敵討ちにこうして闇討ちに来ているというわけだ。
ぐっすりと眠っているように見えるキリキザンの首を狙って刃を振るうコマタナ。
が、キリキザンも闇討ちを読んでいたらしい。
刃が触れる寸前、カッと目を見開いてコマタナの首根っこを押さえる。
そのまま地面に叩きつけられるコマタナ。
キリキザンが集合の呼びかけをする。夜中に寝ぼけ眼で集まり始める他のコマタナたち。
その面前でキリキザンは、闇討ちに来たコマタナに容赦ない暴行をふるいはじめた。ボスに逆らった制裁だ。
コマタナたちに二度と反抗する気を起こさせないために、見せしめとして徹底的に屈服させる。
群れのボスとして当然の行為ではあるのだが、大人と子供ほどに体格差のある
キリキザンによるコマタナへの暴力行為は、傍から見るとひどく痛々しかった。
コマタナが足腰立たなくなるほどに痛めつけられた後、ようやくキリキザンは暴行を止めた。
周りのコマタナは凄まじい制裁にすっかり怯えきっている。見せしめの成功に満足そうなキリキザン。
制裁を受けたコマタナは悔しそうに泣いていた。
力かなわず敵討ちに失敗したあげくに晒し者のように痛めつけられたのが堪らなかったのだろう。
雄のコマタナだったらこの時点で許されたかもしれない。だが雌の彼女には更なる屈辱が待ち受けていた。
キリキザンはひょいと物のようにコマタナを持ち上げると何やら自身の股間を弄りはじめた。
何をしているのかと目蓋が腫れて視界の悪いコマタナが見てみると、眼前にキリキザンの怒張した生殖器があった。
新しいボスの残酷で卑しい笑みから自分が何をされるのか悟ったコマタナは必死になって逃れようともがいたが、
元から力で劣っている上に全身バラバラになりそうなほど痛めつけられた身体で逃げられるはずもなく、
片足を掴まれ逆さの状態で宙吊りにされ、そこから腹を押さえられてキリキザンの生殖器に沿う形で性器に挿入された。
経験のなかったコマタナは身体を引き裂くような痛みに泣き叫んだがキリキザンは容赦なく、
生殖器を挿入したままコマタナの身体を両腕ごと押さえつけて上下に揺すりはじめた。
自身は立ったまま腰を動かさず、コマタナの身体をまるで性具のように扱って快楽を得ていた。
激しく身体を揺さぶられ、容量を超えたモノを突き立てられるコマタナは、
苦痛と吐き気に半分意識を失いかけながら口の中で小さく兄へ助けを求めていた。
絶頂に達したキリキザンが白濁液をコマタナの中へぶち撒け、ようやく解放する気になったらしく
生殖器を引き抜き押さえていた手を離した。そのままドサリと地面に落ちるコマタナ。
その次の日から、新しいボスは彼女に少しだけ優しかった。
どうやら、自身の精を受けたコマタナに子供を産んでくれることを期待しているらしい。
もちろん、コマタナにとってその優しさは腹立たしいだけのものだったのだけれども…。