「そういえばクロって、ぜんぜん進化しないよね?」
「もうちょっとで変わるような気がするんだけどなぁ・・・」
モンスターボールから出てきた二匹は、古くからの付き合いで親友になった、ジャローダとワルビルのクロ。
主人に選ばれたツタージャは、冒険をつむごとに強くなっていき、今は二回の変化を遂げた、ジャローダになっていた。
まだジャローダがツタージャのとき、出会ったのがワルビルのクロ。そのときはまだメグロコで、手持ちに一匹しかいなかったツタージャはすぐ仲良しになり、クロも同様、メグロコからワルビルに進化した。
「じゃあ、私と戦って強くなるかな?」
「うっ・・・だだって、お前と戦ったら絶対負けるんだもん・・・」
「大丈夫っ!ほら!準備して!」
「・・・しょうがないなぁ・・・」
ジャローダとは何回か戦ったことがあるのだが、自分は一回も勝ったことがない。今日もどうせ負けるんだろうな・・・と思いながらも、今日は勝てるんじゃないかと思う自分がいた。
「よっしゃ、こい!」
「じゃあ行くよ・・・」
身構えると、ジャローダはいきなり巻きついてくる。
「ふふ・・・今日も負けちゃいそうね」
「うるせぇ!」
振り払おうとするもジャローダの体はしっかりと巻き付き、締め上げてくる。
「ぐうっ…ああっ…」
だんだんと力が出なくなってくる。このままではまた負けてしまう…
「も、だ・・・・め」
「もうだめなの?」
ジャローダが開放してやると、クロは大きく息を吸って酸素を求める。
「だか、ら、いった、じゃん」
ゼーゼーと息を吸うクロにジャローダは
「まだまだね。もっとご主人様に戦わせてもらえるよう頼んだら?」
「・・・はぁ・・・」
クロはさらに自信をなくす。
いつの間にか日は暮れていて、
「帰ろう」
「うん・・・」
一緒にご主人の下へ帰った。
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ぼろぼろになったクロはご主人に回復させられ、やっと元気が戻ってきていた。
それをぼーっと見ていたジャローダは、少しクロのことが気になっていた。…この気持ちはなんだろう?
今日クロと戦っている途中の締め付けられているクロの顔。愛おしくてたまらなかった。自分が負けるとわかっているのにわざわざ戦ってくれるクロのやさしさ。そのすべてがジャローダを欲情させていた。
すると、クロがこちらに歩み寄ってきて、
「何で俺って勝てないんだろ?お前は何かしてるのか?」
「・・・いいえ?別に何も・・・」
クロと話しているときのこの胸の高揚。この前まではこんな感覚なかったのに・・・
「・・・ジャローダ?」
「・・・・あ、ごめん、聞いてなかった」
「なんかおかしいぞ?今日のお前」
「え!?い、いや、そそうかな?」
・・・クロにはわかっているのか・・・このドキドキは・・・
「あ、そういえばちょっとクロ、ついて来てくれる?」
あそこなら、クロに伝えられるかもしれない。全部を伝えて、すっきりしよう。そう考えて、ジャローダはクロと一緒に歩を進めた。
「・・・まだつかないの?」
「うん・・・もうちょっと・・・」
森の中を進むジャローダとクロは、あるところでとまった。
「ついたよ」
「すごい・・・」
そこには、イッシュ地方が全部見渡せそうな、誰も立ち入ったような跡がない草原だった。
建物が明かりを灯し、鮮やかに光っている。
「あ、あのねクロ・・・」
光景に見とれていたクロはこちらを振り返り話を聞く。
「その・・・どういったらいいのかわかんないんだけど・・・」
「なんだよはっきり言えよ〜」
「うん・・・なんか、クロを見てると、どきどきっていうか、なんかもやもやするの・・・」
「えっ・・・・?」
驚いたのか、声が裏返っている。
「私・・・そういうの感じたことなくて・・・えっと・・・」
「こういうことか?」
言い切る前に、ジャローダはクロに押し倒される。
「えっ!?なに!?」
さっきはあんなに弱かったのに、押し倒すほどの力があるなんて。
そんなことを思っていると、口に何かが当たる。
「ん・・・?」
目を開けると、クロの顔が目の前にあって、口と口が重なっている。
「へ・・・?はひ?」
「・・・」
クロは無言のまま舌をジャローダの口に入れる。
クロの大きな口と舌はジャローダの舌と絡め、お互いに唾液を交換する。
クロが口を離すと、銀の橋が二人をつなぎ、ジャローダのほうへ落ちる。
「な・・・に・・・?」
「俺も、お前と同じこと・・・おもってたんだ・・・」
「へ?」
「だからぁ・・・俺もジャローダが・・・好きってことだよ」
クロは赤面しながら言い終わると、
「だから・・・ちょっと我慢してくれ」
そういうと、クロの舌は口から首、胸と、ジャローダの体を濡らしながら這っていく。
「ひあっ・・・なんか・・・ぬるぬるして・・・っ」
「大丈夫」
なにが大丈夫なんだろう。もう気持ちは爆発しそうなのに。
胸の辺りでは小さな突起をちろちろと集中して舐める。
「んっ・・・あんっ」
だんだんと体が火照ってくる。なにかが自分の中でうごめいてくる。
胸から腹、そして下半身に到達する。
「そこ・・・は///」
ちゅぷっ・・・ぬちゃ・・・
秘所に舌を埋め込む。
淫らな音を立てて入ってくる舌に、少し身を震わせる。
ぐちゅっ、にちゅっ・・・
中の舌は自由自在に動き回り、さらに中へ、中へと入ってこようとする。
きもちいい、気持ちいいのだが、体はまだ求めようとする。
それは、もうひとつの秘所。蛇には二つの秘所があって、その両方を使って交尾する。
「う・・・」
もっと感じたい。クロとひとつになりたい。だけどどうすれば。
そう思っているとクロは次の作業に入っていた。自信のいきりたったモノを、ひとつの秘所に埋め込もうとしていた。
「ひいっ!?は、はいんないぃっ」
「大丈夫、すぐ気持ちよくなるから」
ずぶずぶと、入ってくる。肉が裂けていくのがわかる。
痛い。イタイけど、気持ちいい。感じる。クロを。
クロのモノは半分まで入ると、先端で中の突起を突いてくる。
「ひあっ!そこっ!うああああっ!」
何かが来る。そう感じたが、すぐにモノは外に出てしまって、”何か”は収まってしまった。
「ひう・・・ん」
「ごめん、抜いちゃった・・・もう一回入れるね・・・」
「はや・・・く・・・」
うつろな目でクロを見る。今度はキスをされながら入れられた。
モノがすべて入りきるといったん口は離れ、繋がっているところを見ると、
「動かすよ?」
といって上下運動を始めた。
「ああっ!いいっ!あうう!」
「うっ・・・すごい・・・」
クロも感じている。でもクロは、ひとつしかない。これで満足できるのはクロだけ・・・ずるい。
その思いを感じたのか、繋がりながら横になって、もうひとつの秘所を舐め始める。
「りょ、りょうほ・・・!」
これで自分も満足、・・・そう思ったとき。
ずぶうっ
「ふああああっ!」
モノより大きい何かが入った。それは尻尾だ。
とげのあって太いクロの尻尾は、こちらも自由に動き回り、はちきれんばかりに中を突いてくる。
両方入れられたジャローダはまた、何かが来るのを感じた。
「うああっ、なんか、くるっ・・・!」
「俺も・・・出る・・・!」
「ふにぃあああああ!」
びくっとジャローダの体が波打つと、秘所が締まりクロも絶頂に達する。
どくっ・・・びくんっ・・・」
「なんか・・・!熱いの来る・・・!」
クロが全部出し終わると、尻尾を引き抜いて、自信のモノも引き抜く。
ジャローダのつなぎ目からは白い液体があふれ出す。
「・・・まだ・・・」
「?」
クロはまだ出し切っていなかったらしく、モノをジャローダの口に近づける。
「舐めて・・・?」
「ふふ、気絶してもしらないよ・・・?」
ぱくっとモノを咥えると、一気に吸い込む。
「うわああああっ!?」
そして唾液を一気に吐き出し、モノを包み込む。
口の端からは収まりきらなかった唾液がぽたぽたと滴る。
もう一回吸い上げるとクロは再び絶頂がきた。
「でるっ!うんあっ!?」
びゅるっ・・・びゅっ
妖艶な笑みを見せて絶頂に浸るクロ。
クロの液体をすべて飲み込むと、
「またやろうね」
「うん」
二人は抱きしめあい、甘い夜を過ごした。
おわり