サワムラーの足が鞭の様に撓り、対象物に接触した刹那硬化する足裏が澄んだ音をジム内部へと響き渡らせた。
格闘ポケモンのトレーニング用にと特注されたサンドバックは、微動だにせず、数秒間は静寂を保っていた。
しかし、数秒後、なめされた表面が水面に波紋を描くかのごとく波打ち、ぐぐ、ぐ、と単独の生き物の様に震える。
無数の襞が深まり、抉れた刹那大きな破裂音と共にサンドバックが跳ね上がり、衝撃に耐え切れなくなった表面から砂が噴出した。
サワムラーは伸ばしきった足を戻し、ふー、と息を吐き出す。
滑らかな肌の表面は仄かに火照り、汗の玉がふつふつと滲んでいた。
ふと、サワムラーは窓を見た。
トレーニングに集中していて気づかなかったが、窓の外はもう暗い。
頃合と見たサワムラーが、ロッカーへとむかおうとした、その時だった。
「サワムラー、お疲れー」
ビクリとサワムラーの肩が跳ね上がる。
動きを止めた彼の肩を、ジムのスタッフである男が気安気に叩く。
そのまま、生暖かく湿った掌で握りこんだ。
「ずっと見てたけど、相変わらずすごいなぁ、お前の蹴りは」
筋肉の張りを確かめるかの様に強弱をつけて揉みこみ、手が自然な動きで肩、背中を撫で回す。
数秒の静止の後、汗ばんだ肌の上を手が滑り落ち、足と胴体の付け根を指先が掠めた。
露骨に強張り、震えるサワムラーの体を、ねっとりと男は凝視していた。
「今日もマッサージしてやるからな」
笑顔を浮かべる男の顔は、仕事熱心で、人のいいスタッフのものだった。
それなのに、サワムラーの震えは止まらなかった。
…数分後。
男の指示に従い、サワムラーは他のポケモンが帰って誰もいないロッカーにいた。
何時もの様言われるがままにベンチに横たわり、長く伸びやかな下肢を垂らしている。
少し遅れて入室してきた男は小さく謝罪を繰り返しながらベンチを跨ぐ様に腰を下ろし、トレーニングの余韻を残した足を持ち上げる。
そして、丸太の様に太い腿へと置いた。
ジャージのざらりとした生地ごしに伝わる湿り気を持った熱や、ポケモンとは違う甘酸っぱい様な、饐えた男の体臭に、サワムラーは小さく眉間へと皺を寄せる。
男の、露骨に張り詰めた股間の盛り上がりからは、意図的に視線を逸らした。
最初は、何の変哲もない極普通のマッサージであった。
足裏の盛り上がりや爪の付け根、足首を絶妙な力で丁寧に揉み解される内に、強張っていたサワムラーの体が徐々に弛緩して行く。
――…もしかすると今夜は、極普通の、マッサージなのではないか…。
毎晩のことながら、サワムラーはそう期待せずにはいられなかった。
男の手が腿裏を掴み、そしてもう片手が、サワムラーの股間に置かれた。
互いに湿り気を帯びた肌はぴったりと密着し、サワムラーが意識しまいと足掻いても、繰り返される生々しい陵辱の日々が、どの器官よりもその場所を敏感な場所へと作り変えていた。
意識の抵抗に反して熱を帯び、恥かしい潤みが徐々に滲んで来るのを自覚してサワムラーは自己嫌悪に陥る。
嫌だ嫌だと思う度に、粘膜が収縮し、燻る疼きを現すかの如くじゅんじゅんと襞の合間から粘液が溢れ滲んだ。
ざらつく男の指腹や、自分よりも高い体温を感じるにつれてサワムラーの息が露骨に荒くなり、曲げられた膝が小刻みに震える。
顔を背けるサワムラーの顔を男は見下ろし、醜悪に唇を歪めた。
「……どうした、サワムラー。こっちはこんなに張ってんのに、こっちはグズグズのトロトロじゃ無いか」
男の指が盛り上がりを辿り、淵を数度ノックするだけで、境目から透明な汁がとろりと溢れる。
「…っ」
息を呑むサワムラーの羞恥に歪んだ顔を視姦しながら、男は窪へと指腹を押し当てる。
柔らかな盛り上がりが、むにぃ…と心地いい弾力を返しながら歪む。
「ほーら、締め付けないと指ちんぽがズッポリはいっちまう、ぞっ」
綻んだ淵が歪み、ぷちゅん、と言う愛らしく爆ぜる音と共に太い指が内部へと陥没する。
スリットは熱で蕩け、男の指を何の抵抗もなくずぶずぶと飲み込んで行った。
「っ…♥ ……♥ ♥ 」
幼女の縦スジよりも控え目な裂け目は柔らかく歪み、淡く内側に淵を減り込ませる様にしてくぼむ。
減り込んだ淵周りは透明な粘液によってぬめつき、溢れる粘液が尻側へと伝い落ちた。
「狭いのに、中ぐっちゅぐちゅじゃねーの。我慢出来ないで自分でほじってた?」
からかう様に男が囁くと、サワムラーは必死で頭を左右に振って否定する。
ぐちゅ、ねちゅ、ぐぷ。
男の指が無遠慮に狭い粘膜を抉り、長い指が緩慢に引き抜かれる都度響くいやらしい水音が、その否定すらままならなくしていた。
指に絡みつくピンク色の媚肉が捲れ上がってひくつき、それを押し込まれる様より深く内部を抉られ、担ぎ上げられたサワムラーの足が揺らぐ。
コリコリとした肉芽の根元を執拗に弄くられ、終にスリットの裂け目から肉錘が顔を覗かせた。
「こっちはカチンコチンだから、しっかりマッサージしないと…」
150cmと人と比べれば小柄なサワムラーの体に応じて、覗く肉錘も慎ましやかで可愛らしい。
格闘ポケモンであるがゆえに逞しく鍛えられた体と、まるで幼ポケモンの如く小さくぷるんとした性器のギャップが、男の興奮を否応無しに高めた。
親指と人差し指で肉錘を摘み、浮き出る裏筋を親指の腹で捏ね回す様にして扱く。
自ら滴らせる腺液がローションの代わりとなり、ぬるぬると滑る指の動きにサワムラーの眼から涙が滲み溢れた。
先端を執拗に弄り回すと、サワムラーの腰が露骨に痙攣する。
「!!!…っ…〜〜〜〜っ♥ ♥ 」
サワムラーの痴態に息を荒げた男は、ぼろりと己の逸物を取り出した。
スリットに指を宛がい、くっぱりと左右に押し開いて粘膜を覗き込む。
男の意図を察したサワムラーが眼を見開き、快楽で蕩けた腰を捩って抵抗した。
「ああ…わかってるって。サワムラーはトレーナーに操立ててんだもんなぁ」
そう言いながらも、男は血走った目で美味しそうに綻んだスリットを凝視し続ける。
「でも、トレーナーは知らないんだろ。サワムラーが、こんなエッチな格闘ポケモンだってこと…」
サワムラーのトレーナーは、極一般的な、良識のある人間だった。
手持ちであるサワムラーを信頼し、好意を持ってはいるが、男の様に歪んだものでは決して無い。
それでも頑なに最後の一線を守ろうとするサワムラーを男は哂い、担ぎ上げていた足を下ろした。
足首を握って、サワムラーの足裏で己の剛直を挟み込む様促す。
「……♥ 」
ダイレクトに伝わる勃起チンポの感触に、サワムラーの体が震えた。
くたくたに蕩けた体を起し、教え込まれた様膝を曲げ、左右の足で肉棒を圧迫する。
柔らかくプニプ二とした突起の圧で竿を抑え、足裏を器用に動かして雁の括れや裏筋の肉紐部分を揉み、上下に擦る。
しっとりと湿り仄かに冷たい極上の足裏に、男の陰茎は痛い程に張り詰め、浮いた筋がビクビクと脈動する。
「丁寧にメンテナンスしてる足裏で、こんな風に男のちんぽ奉仕してるなんてトレーナーが知ったら、どう思うかな」
男が詰ると蕩けていたサワムラーの表情が強張り、嫌々と頭を左右に動かす。
男の指で抉じ開けられたままのスリットから、いやらしい汁が再び滲み出た。
丸みを帯びた爪の先が括れを弾き、足裏の突起が舐る様柔らかくゆがみながら亀頭の丸みを撫で回す。
にゅる、にゅる、と男のちんぽ汁塗れになった足裏が滑り、敏感な足を男の指で擦られる都度、汁を湛えたスリットがひくひくと伸縮を繰り返した。
サワムラーの爪と爪の合間に、透明な粘液がにちゃぁ…と重たく糸を引く。
「おー……汗で蒸れたサワムラーの足最高…っ♥」
お返し、とばかりに男の指が狭いスリットにずぷりと減り込み、複雑に入り組んだ襞を掻き回す。
狭まり退化した奥をぐちゅぐちゅと音立てて穿り、狭い肉襞を強引に広げ熱を帯びた肉壷の内部を外気に晒した。
完全に熱で蕩けたサワムラーの視線が揺らぎ、肉棒を揉みしだく足裏の動きがおざなりになる。
男はサワムラーの足にちんぽを挟ませたまま、身を乗り出した。
指を引き抜くと、火照ったほかほかの粘膜が物欲し気にひくつく。
「……」
無意識か、サワムラーが甘えた鳴き声を零し、腰をもぞもぞと動かした。
潤んだスリットに亀頭を押し当てられ、濡れた眼を見開く。
嫌々、と頭を左右に振るも、その動きはどこか弱弱しい。
「これで、サワムラーのいい場所一杯にして、たくさんマッサージしてやるよ…♥」
膨らんだ亀頭がサワムラーのスリットを押し上げ、くり、くりゅん、と肉錘を転がす。
ぶちゅり、溢れた粘液が音を立て、生温いサワムラーの愛液が飛沫を上げた。
下半身でキスを繰り返す都度、耳を塞ぎたくなる程いやらしい音が響き渡る。
最初は短く、そして徐々に、密着する時間が長く、そして減り込ませる先端が深くなる。
ベンチは既にサワムラーの滴らせる愛液でべとべとに汚れ、サワムラー自身の体もねっとりと粘つく汁に犯されていた。
「サワムラー、いいよな?いくぞ、サワムラーの♥処女喪失五秒前♥五、四、三…」
男の意図を察し、サワムラーは短く悲鳴を上げる。
「そらっ!!」
残る秒数は数えられず、みちみちと狭い肉壁が強引に押し広げられ、撓る剛直がずっぽりと根元まで捩じ込まれた。
「っ!!!!!!!!」
意外な柔軟性で狭い肉穴は広がり、入り口の強いくびりに反し、内部の柔らかくトロトロになった肉壷が狭いながらに柔らかく歪んで剛直を包み込む。
ぬっとりと絡みつき吸い付く肉の襞に、男は堪らず身震いした。
「!!!♥!?♥♥!!」
サワムラーの戸惑いを他所、張り詰めた亀頭の先からどぶ、と重たい粘液が溢れる。
「っくうう…っサワムラーのぐにゅトロまんこに中出し最高…♥」
痙攣する肉輪に汚らしく黄ばんだ精液を容赦なく注ぎ込み、それだけでは飽き足らず、張り詰める肉棒でぬちぬちと粘膜全体にぬりこめる。
「〜〜〜〜っ」
ぶぽ、と汚らしい音を立てて泡立つ粘液が溢れ、その音にサワムラーの体が羞恥の色に染まる。
柔らかな肉壁を絡みつかせた侭、男は緩慢に腰を引く。
ぬこ、ぬこ、と、時に深く、浅く繰り返される男の濃密なピストンに、サワムラーは為すすべも無く身を跳ねさせた。
男の肉棒がサワムラーの内部に入った精液を掻き出し、混ぜて、火照った肉壷を押し潰し、時に捏ね回す。
男が垂れ下がった玉袋をサワムラーの股にうちつけ、体を揺らす都度、小さな肉錘がぷるん、ぷりゅん、と跳ねて先から粘液を散らす。
指と肉棒に拡張されたスリットは今や性器と見紛うばかりに厭らしく肉壁を綻ばせ、実際、退化した膣にも似たその器官で快楽を得たサワムラーは、肉錘の先から濁った粘液を滴らせていた。
「チンポ押し込む度、クリちんぽからいやらしい汁がぴゅっぴゅしてんじゃねぇの」
かさついた指先が肉錘の先を摘み、くにゅくにゅと揉みこむ都度、肉棒を銜え込んだ肉輪が小刻みに収縮して陰茎を搾りこむ。
「くはっ…まんこニュルニュルにして締め付ける程、ちんぽ美味いか?淫乱ポケモンがっ…!」
興奮した男は鼻息を荒くし、痙攣するサワムラーの足を無造作に掴む。
開いていた足を膝同士が触れ合う様に閉ざし、ぐっと腿を上げさせると同時に上体を傾いで肉筒に埋まる陰茎の角度を変えた。
「っ…!!!」
ぐぬぅう…と深く入り込んだ亀頭が、浅く狭い肉奥を押し上げる。
引き攣る肉粘膜を抉られ、肉錘の根元をコリコリと擦られる都度、弓形に撓る背中が小刻みに痙攣する。
ごり♥ごりゅん♥と肉奥を抉り回し、更に埋まろうとする肉棒の圧迫感に、サワムラーは陶酔した眼を細めた。
「ほら♥二発目出すぞ♥♥くっせぇのぶち撒けてやるから、全部飲んで孕めっ!!」
執拗に粘膜を嬲っていた亀頭がしゃくり、鈴口から二発目とは思えぬ大量かつ濃密な精液がどぶどぶと溢れ出してサワムラーの内部を汚す。
射精しても猶もしつこく擦りつけられる肉棒がようやくに熟れた肉裂から抜き出されたころには、流石のサワムラーも息が絶え絶えとなっていた。
「へばってんじゃねぇ、今度はこっちをたっぷりマッサージしてやるからな」
力なく横たわるサワムラーの体を男は反転させ、後孔へと粘液に塗れた亀頭を押し付ける。
日々入念なマッサージを施される肉孔は柔らかく、圧に負けてぐにぃ…と歪み窪んで湿った肉壷に雄を受け入れようとしていた。
訪れるであろう圧迫感に、サワムラーは涙で濡れた眼を眇める。
肩で呼吸し、深く息を吐き出し、ふと、扉の方へと視線を向けた。
細く、隙間があいていた。
その隙間からは、見開いた眼が室内を覗き込んでいた。
サワムラーの、トレーナーである。
ぎくり、と一瞬体を強張らせたサワムラーであったが、ある事に気づいて動きを止めた。
「……♥♥」
男と同様、トレーナーの股間は重たく張り詰め、荒く息を乱しながら熱心にサワムラーの痴態を見つめていた。
何よりも、誰よりも敬愛するトレーナーの視線に焼かれながら、サワムラーは浅ましい肉孔の中に男を迎え入れる。
形容しがたい快楽がサワムラーを貫き、飛び散る粘液でベンチを汚した。
おわり