『街に出てみようよ!』  
 
 そういってジュペッタと、生まれて初めて洋館の敷地外に出てみたはいいものの、人ごみにはぐれてしまったようだ。  
 人目の多いところが苦手なダークライは無意識に人気のない通りへ流されていった。  
 
 「ちょっとお姉さん」  
 「?」  
 
 私はお姉さんではない。  
 肩をたたかれて振り向くとゴーリキーとカイリキーの三人組がいた。  
 かくとうタイプか…。  
 
 「公衆トイレってどこにあるかわかるかなぁ」  
 
 すまない、私はこの街に来るのが初めてなのだ…それに、迷ってしまった。  
 そう伝えると、三人のうちカイリキーがダークライの肩と腰になれなれしく手をかけた。  
 ダークライはカイリキーのたくましい腕を退かそうとするが、その細腕ではびくともしない。  
 カイリキーは一対の腕でダークライの肩を、もう一対で腰を抱いている。  
 
 「迷っただぁ?俺たちがそこまで連れてってやるよぉ!」  
 「カイリキーさん!ほらそこにトイレありますよ」  
 
 グイッ!  
 三人組はダークライを公衆トイレに連れて行こうとしているようだ。  
 
 「…!」  
 
 なにかがおかしい。  
 トイレを探していたのはダークライではなくカイリキーたちのほうではなかったか。  
 ダークライは三人をにらみつけた。  
 
 「ウホッ」  
 「お姉さん美人っすね、ナイスバディだし」  
 「エロい腰だなぁ」  
 
 腰を撫でられてダークライは身体の毛を逆立たせた。  
 カイリキーたちの舐めるような視線を全身に感じる。  
 
 「は、なせ…!」  
 「ん?何か言ったっすか?」  
 「聞こえないっすよね、カイリキーさん」  
 「漏らしたらいけないから案内してやるってぇ」  
 
 ダークライは身を捩るが、かくとうタイプの筋肉からは逃れられなかった。  
 公衆トイレに着くと、  
 
 「じゃ、俺たちはここで待ってますんで」  
 「おぉ」  
 
 と、ゴーリキーたちは入口の両脇に立ち、ダークライはカイリキーと個室に二人きりになってしまった。  
 
 「グヘヘ…お姉ちゃんのおま○こ…」  
 
 ダークライは悲鳴を上げて逃れようとするが、カイリキーは二本の腕でダークライをトイレの壁に押し付け、後ろから怒張した雄を押し付けてくる。  
 
 「ハァハァ」  
 「…!…!」  
 
 カイリキーは一本の腕でダークライの胸をなでまわし、もう一本でスカートの中に手を差し入れ前を探りはじめた。  
 当然そこにはなにもないのだが、撫でまわされている不快感と、いつアナルに手を出されるかというレイプへの恐怖がダークライを氷のように冷たくした。  
 
 「……ッ!!」  
 
 そしてカイリキーは巨大なペニスを取り出し、ダークライの脚の間に挟み込ませた。  
 ペニスの先端からはわずかに白濁した粘液がぽとぽと滴っている。  
 
 「ブヒャヒャ〜すべすべのフトモモだぁ」  
 「…!…!…!」  
 
 ずっ!ずっ!ずっ!  
 カイリキーが腰をグラインドさせるたびに、ダークライのアナルとカイリキーのペニスが擦れ、ダークライを嫌悪感と妙な感覚でごちゃごちゃにした。  
 スンスン  
 
 「お姉ちゃんいい匂いするねぇ」  
 
 うちまたとスカートの裏側がカイリキーの粘液でべっとりになっている。  
 ぬるぬると継続的に股間を刺激されて、ダークライの心拍数は上がり、しっとりと汗ばんでくる。  
 
 「…ァ!…ン!…ア!」  
 「おっ、感じるか?ちょろいカラダしてると大変だなぁ」  
 
 グッ!  
 
 「……!!ヒィ!」  
 
 ダークライは強引にカイリキーに引き寄せられ、分厚いタラコクチビルが目の前に!  
 ダークライはジュペッタの手をはなしてしまったことを心底後悔した。  
 
 (ジュペッタ…!!)  
 
 ずっずっずっずっ!!  
 
 「ァ…!!、…ッ!!、…ァ!!」  
 「ムホォォォ〜すべすべフトモモとオマタでイクゥゥ〜〜〜」  
 
 カイリキーのペニスが痙攣する!  
 ビュッビュッビュッ!!!  
 
 「……!!!!!」  
 
 熱く、濃くどろりとしたカイリキーの精液がダークライの脚とスカートを汚した。  
 鼻息が顔にかかり、ダークライは瞼をギュッと閉じ身構えた。そのとき…  
 ミイイイイィィィィィィ〜〜〜〜ン!!  
 聞いたこともないいやなおとが二人を襲う!!  
 ドサッ!ドサ!   
 個室の扉の前で見張りのゴーリキー二人が倒れる音。  
 バキッ!!バン!  
 
 「<かげうち>!!」  
 
 トイレのドアが壊され、逆光から伸びる影がカイリキーをめったうちにする!  
 
 「あたしの友達に何すんじゃー!!!」  
 
 ドサッ!ズボッ…  
 カイリキーは気を失い、便器の中に顔を突っ込んだ。  
 もう押さえつける腕がないことに気付くも、ダークライも腰が抜けてしまいそのばにへなへなと崩れ落ちた。  
 
 「ダークライ!!大丈夫?!ケガない?!」  
 
 ぬいぐるみのぽてぽてという足音がダークライに駆け寄る。  
 ジュペッタだった。  
 
 「げっきたな!くっさいし!最悪!!」  
 
 ひどい…  
 カイリキーの雄汁塗れでうなだれるダークライをジュペッタはだきしめた。  
 
 「うん、まだダークライのいいにおいがする。もう大丈夫だよ…でもくっさいカイリキー汁で台無しだね」  
 「ジュペッタ…」  
 「近くに川あるから、泳ぎに行こっ。きっと気持ちイイよ!」  
 
 ざわ…ざわ…  
 トイレの周りに野次馬が集まってきたようだ。  
 このままでは出られない…  
 
 「影になればいいじゃん、最初にあった時みたいに」  
 
 あ、そうか。  
 
 ひとしきり泳いだあと、ジュペッタとダークライは岩の上で濡れたからだを乾かした。  
 
 「さっぱりしたね〜ダークライ」  
 
 二匹の背から滴った水が岩にシミを作る。  
 
 「あたし水吸っちゃうから渇きが悪くて困るな〜体の中にカビが生えたらどうしよう」  
 
 ……。  
 街での出来事に触れないジュペッタ。  
 それがかえって腫れ物に触るような扱いをされている気がして、ダークライは身を起こした。  
 ジュペッタの赤い目が追いかけてくる。  
 
 「ジュペッタ…」  
 「…なに?ダークライ」  
 
 ジュペッタの声はとても優しい。  
 
 「…私は…」  
 
 …汚れてしまったのか…?  
 
 「……」  
 
 ダークライはジュペッタの顔が見られなくて俯いた。  
 濡れた白い髪がダークライの顔を隠す。  
 
 「ダークライ」  
 
 ジュペッタはそんなダークライの正面にそっと回り込んで向かい合った。  
 
 「ダークライは汚れてなんかないよ」  
 
 ちゅっ。  
 びくっ!  
 ダークライの肩が跳ねる。  
 ジュペッタは口のジッパーをあけ、ダークライの頬を味わった。  
 それだけでとろん、と力が抜けてしまうダークライ。  
 
 「あたしは、ダークライがあたししか知らないから好きになったわけじゃないよ」  
 
 両手で顔を挟んで目を合わせる。  
 ジュペッタはダークライの青い目をみながら、顔を近づけて唇を合わせた。  
 
 岩の陰で二匹のポケモンが寄り添っている。  
 
 「…ん…ふあ……ふ」  
 
 座ったダークライにジュペッタはぐっと背伸びしてキスしていた。  
 
 「痛くない?ここ、下小石だらけだけど」  
 
 ふるふる。首を振るダークライ。  
 丸くて大きなジュペッタの赤い目をじっと見つめると、ドキドキしてくる。  
 
 「………ン…!」  
 
 ジュペッタはダークライの肩に回した腕で首筋を愛撫してやる。  
 ゾクゾク…密着した黒いからだが期待で総毛立った。  
 
 「ダークライのおまた、割れ目もち○こもなんにもない。…つるっとしてる」  
 
 ジュペッタが足でグイグイとダークライの脚の間を刺激している。  
 なにもないはずのそこも、刺激されるともっと触ってほしくなって、ダークライはもぞもぞと腰をうごかし、ジュペッタに押しつけた。  
 
 「おまたも…感じる?」  
 
 ジュペッタも座って、ダークライに向き合った。  
 目の前の大きな胸部を撫で、つつつ…と腰を通って脚の間へ。  
 スカートの中は、しっとりと汗ばんでいて、ダークライのにおいがする。  
 
 「さっきはここ、アイツの精液でべとべとにされてたよね」  
 「意地が悪いぞ…」  
 
 薄い手の甲で股間を撫で、返して掌をお尻のほうに差し込む。  
 びくっ!  
 
 「ア…街でのこと、…ッ気にしてる、…ッ」  
 
 ジュペッタは肉のない臀部を下からもみしだいた。  
 
 「だって嫉妬しちゃう…。ダークライの恥ずかしいところ、独り占めしたいの」  
 
 びくびくっ!  
 ジュペッタは指先でダークライのアナルの窄まりをつついた。  
 ダークライの青い目がその切ない刺激に潤む。  
 
 「…ッは!…ア…ア…、ッン」  
 
 中指を挿入してやると、体内からのダイレクトな性感にダークライの体が喜びに震えた。  
 肉壁をひっかかれる緊張に身体は強張っているのに力が入らなくて、背もたれにしていた岩からダークライはずるずると滑り落ちた。  
 
 ダークライの臀部がジュペッタに丸見えになる。  
 
 「こういうの、М字開脚っていうんだよ?ダークライってば、見せたがりの変態」  
 「違…ッ…はゥ!…ア、ア、…アァ、…!」  
 
 ジュペッタは指に唾を落としてさらにダークライの奥をこすった。  
 擦るたびにダークライは仰け反り、息を荒くして感じている。  
 
 「ア、ア…!イ、イ…ッ、…ッッ!!」  
 「イっちゃいそう?膝が笑ってる」  
 
 くちゅくちゅくちゅ…  
 
 「ヤダ…待っ…て、く、れ…!!」  
 「待たな〜い♪」  
 「ヤ…ア、…ッァァァ!!」  
 
 びくっ!びくっ!びくっ!  
 ダークライは絶頂に達し、規則的に体を痙攣させた。  
 それにあわせて内部がひく、ひくと収縮しているのをジュペッタは指で味わった。  
 
 「ハァ…ハァ…ハァ…」  
 
 大きく胸を上下させているダークライをジュペッタはにやにやしながら眺めている。  
 彼女の脚の間もすでに濡れそぼっていた。  
 
 「ジュペッタは…」  
 
 きらきら、愛液が日光を反射してひかっている。  
 
 「辛くないの…か…?」  
 「あとでダークライを思い出して一人でするよっ」  
 「…それは…いやだな…」  
 
 愛液が糸を引いているジュペッタの脚の間を見て、ダークライは生唾を飲み込んだ。  
 身を起こしてジュペッタに迫る。  
 
 「…私も…」  
 「わっ!ちょっと…なに?!」  
 
 ジュペッタにしてあげたい。  
 ダークライはジュペッタを押し倒し、両足の中心に顔を埋めて、あふれてくる粘液をすすりあげた。  
 ずるずるずる〜  
 
 「やっ、あん!ダークライ!」  
 
 ジュペッタの粘液はちょっとしょっぱくて、独特の、ドキドキするような味がする。  
 
 ダークライはジュペッタの性器を押し広げて舌を這わせる。  
 
 「これが…」  
 
 クリトリス。  
 小さいが、文献と同じように、割れ目の始まりにある、豆のようなもの。  
 
 「あんっあっあっ、ふぁ」  
 
 そして尿道、膣口。  
 …舐めても舐めても…、  
 愛液が、あふれてくる。  
 
 「あ、んっあ、ああっ」  
 
 ちゅちゅちゅちゅっ。  
 ダークライは本の中の男が女にしていたように、ジュペッタの小さなクリトリスに吸い付いてひきだし、指で膣口を刺激してみた。  
 ジュペッタは嬌声をあげて喜んだ。  
 
 「いっイイよぉ!あっ、あ!あ!」  
 
 口の中で吸いだしたクリトリスを転がし、愛液を滑らせてさらに激しく愛撫してみる。  
 ジュペッタはダークライの白い髪をつかみ、腰を突き出して口元に押しつけた。  
 
 「……む…!、…ン……」  
 
 ひく、ひく、ジュペッタの膣口が収縮しだす。  
 ダークライはその入り口に指を這わせ、指先を少し挿れてみた。  
 
 「やっ、痛!!」  
 「…!!すまない」  
 
 ハァ…ハァ…  
 ダークライが顔をあげると、ジュペッタは肩で息をしながら潤んだ赤い目で見返してきた。  
 
 「もお〜なんでやめるの?まだ足りないよ…」  
 「…だって…」  
 
 処女を私なんかが貰っていいのか?  
 
 「処女?…ってなに?」  
 
 ……。  
 
 「言ったでしょ、まだジュペッタに、肉の体を持つようになってから日が浅いんだよ?痛いこともあるって」  
 
 私は…オスでも、…メスですらない…中途半端なポケモンなんだぞ。  
 
 「それでもいい!お願い…もう…ガマンできないの…!」  
 
 そういってジュペッタはダークライの頭と手をさっきの位置に上から押さえつけて押し戻した。  
 
 「…わかった…」  
 
 ぷちぷち…  
 
 「あ…!……っ!!」  
 
 メリ!!  
 ダークライの太くて黒い指先がジュペッタの膣に飲み込まれていく。  
 
 「はぁぁぁ…いい…っっ」  
 
 柔らかくて、でこぼこしていて、ぬめっているジュペッタの中。  
 ダークライは彼女の尖ったクリトリスに吸い付きなながら指を出し入れした。  
 
 「あっ、ん!あん、あ!」  
 
 本の通りに、仄かに鉄の味がする…。  
 
 「んあっ、は!あ!あんっ」  
 「ジュペッタ…」  
 
 くちゅくちゅくちゅ…  
 
 「あっあたし、イっちゃうよおっ」  
 
 ダークライは指を二本に増やし、ジュペッタの中を激しくかき回した。  
 
 「はああっ、イ…イっっく…ぅぅ、ああああ!」  
 
***  
 
 「ダークライ、ダークライ」  
 「?」  
 
 ばっ!  
 
 「M字開脚〜♪」  
 「…ふふっ…」  
 
 ダークライは思わず吹き出してしまった。  
 M字っていうほど足の長さがない。でも…  
 
 「失礼な!!目のやり場に困るとか、言ったらどう?」  
 
 …いう前に言われてしまったのだ。  
 川に夕日が反射してオレンジ色に光っている。  
 ジュペッタは立ち上がった。  
 
 「あたしは、ダークライがあたしの初めてのポケモンだから好きになったんだよ」   
 「大好き、かわいいあたしのダークライ」  
 
 二度目の水浴びと日光浴を終え、西の空は真っ赤に燃え盛っていた。  
 初めて…か。  
 
 「そ!ダークライはあたしの初めての友達だから!なにがあってもずっと一緒だよ!」  
 
 友達…??  
 ダークライは腑に落ちないものを感じたが、ジュペッタがニコニコしてダークライの手を引くので、まあいいか、と思った。  
 

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