私はしがないサーナイト、今はマスターと一緒に公園を歩いています…  
昔の事故で超能力は使えませんが、マスターはそんな私を見捨てないでくれました。  
私はそんなマスターが大好きです…ですが…こんな事になるなんて…  
 
 
「しかし寒くなって来たな…流石に冬も本番か。」  
 
「そうですね、マスター…私も少し寒いです…」  
 
マスターは寒がる私に気を使い、優しく抱き締めてくれました。  
 
「さぁ、いつものコースも廻ったし、そろそろ帰ろうか。」  
 
「はいっ! マスター!」  
 
その時、私は頭に違和感を感じました…笑顔で喋る私達にどこぞの紳士が嫉妬したのか、突然雨が降り出してきたのです!  
 
「うわっ?! やべぇ! あんなに晴れてたのに…傘なんか持ってきてないぞ!」  
 
「マスター! あそこで雨宿りをしましょう! 走って帰るのは逆に危険です!」  
 
マスターの手を引いて慌てて入った先は…公園のトイレでした。  
正直この判断が間違っていたかどうか、今の私には知る由もありませんでした…  
 
「ちくしょう…! 聞いてないぜこんなの!」  
 
憤りを感じるマスター、誰だってあんな天気の変わりようは予想出来ません…  
「マスター、気持ちは分かりますが…此処から家までの距離を走るのは得策ではありません…私にテレポートが使えたら…」  
 
「それは言うな! そんなの無くったって何とかなる! それに、そんな力があったらきっと俺はサナに頼りっぱなしで堕落してただろう…」  
 
私は…何も言えなかった。  
マスターはそんな私を、もう一度抱き締めてくれた。  
 
「こうしてた方が暖かいだろう? こんな寒さじゃ、こうでもしないとやってられないぜ。」  
 
暖かいマスターに比例して、部屋の温度は更に下がってくる…それと同時に私にもある異変が…  
 
「あぐっ…!? ………っ」  
 
「どうした!? サナ!」  
 
色々な意味で最悪のタイミングでした、マスターと2人っきりの中で…私のお腹は寒さと暖かさの板挟みで悲鳴を上げたのです!  
 
「す…凄く言い辛いのですが…用を足したいのです…」  
 
私の顔は…おそらく恥ずかしさで真っ赤になっていたでしょう。  
 
「そんな事なら此処ですれば良いじゃないか…俺は外に出てるよ。」  
 
私は、マスターを引き止めた。  
 
「待って下さい! 一人に…しないで下さい…!」  
 
「待て…って、普段1人でしてるんだから大丈夫だろ? 俺はちょっとぐらい雨に濡れたって大丈夫だから…」  
 
「違うんです…家だから大丈夫なんです…だけど、此処は…」  
 
家じゃない…私にはこれがどうしても不安でたまらなかった。  
かつて壁越しでゴーストタイプのポケモンに襲われた事があり、それ以来自宅の以外の場所で独りきりになるのが堪らなく嫌なのです。  
 
「わかったよ…昔の事を思い出すのが嫌だったんだな…」  
 
「はい…」  
 
私にとって究極の二択…マスターに恥ずかしい所を見られるか、かつてのトラウマに耐えるか…  
だけど、臆病な私にはトラウマに耐える精神力は…なかった。  
 
「汚い所なんか嫌だと思いますが…見てて…くださいね…」  
 
「嫌なもんか、サナの方がよっぽど恥ずかしいだろう…?」  
 
顔を真っ赤にしながらの私の発言に対し、マスターはそっと答えてくれた…  
「恥ずかしいのは事実ですが…マスターだからこそ…私はこんな事をお願いできるのです…」  
 
既に限界が近かった私は覚悟を決めて、スカートをたくしあげ、便器を跨いだ。  
(マスターに…見られてる…恥ずかしい…でも…怖くは…ない…)  
 
「…んっ…!」  
私はお腹に力を込めて、全てを解放しようとした。  
 
私が力を込めた途端、寒さと暖かさで緩くなった軟便が、私の体内から排泄されてくる。  
 
「っぁ…ぅ…んっ…!」  
 
力を込めれば込める程、気持ち良さを感じる一方で、汚らしい音を立てて軟便が出てくるのだった。  
 
「はぁ…こんなに…んっ…」  
 
腹痛が一段落付いた所で、最後に尿を出して、私の羞恥と至福の一時は終わった…筈だった。  
 
「終わったみたいだな、って…マジかよ…」  
 
「え…うそ…」  
 
今更気付いたのですが…何者かのイタズラの後だったのらしく、紙が何処にも無くなっていたのです!  
 
「クソ…ポケットティッシュも無ぇ! 汚れたままにするのもアレだから、仕方ない…!」  
「サナ、最悪の命令になっちまうが黙って聞いてくれ。」  
 
マスターから出た言葉は余りにも衝撃的で…思えばこの時から…マスターは…  
 
「尻をこっちに向けろ、こうなったらやるしかない。」  
 
逆らう気にもなれず、私は黙ってその指示に従い、恥ずかしい所と汚い所をマスターに見せる状態となりました。  
 
「いくぞ…」  
 
「ひっ!?」  
 
その直後、私の汚い所に湿った何かが触れました…それが何であるかは…嫌でも理解出来てしまった。  
 
「や…止めてください! そんなの汚いですって! マスター!」  
 
結局…マスターは私の制止も聞かず、汚れが無くなるまで私を舐めるのを続けていました。  
マスターの行為が終わった頃には雨も止んでおり、私達は人目に付かない様に帰路に付いていた。  
 
「酷いですマスター…あんな事をするなんて!」  
 
「悪かったよ…だけど、気持ち悪いままじゃ嫌だろ? それに…悪くなかったぜ。」  
 
「ッ?! もう…! 口に臭いが残っちゃってます! 誰かと喋ったらすぐにバレてしまいますよ!」  
 
「………急いで帰るぞ!」  
 
「はいっ!」  
 
どんな事があれ、マスターがAN(アブノーマル)だったとしても、私はマスターに絶対付いていきます。  
 
 
 

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